龍誠「魔法使い達の襲撃を受け、応戦し何とか撃退に成功する俺達だったが、今回は新たな問題が……」
ヴァーリ「しかし兵藤一誠だけでも厄介なのに面倒なやつらが集まってるなぁ」
匙「しかも学園を壊しやがって……許せねぇ!」
サイラオーグ「落ち着け、ここで怒っても仕方があるまい」
龍誠「と言うわけで記念すべき第100話始まるぞー」
匙「まあ厳密には途中でキャラ説何かも入ってるから100話自体は少し前に言ってたんだけどな」
「レイヴェル達が拐われた!?」
事態が一応落ち着き、魔法使い達が撤退した後、皆でオカルト研究部の部室に集まって会議していた。
その時知ったのだが、襲撃の最中レイヴェルや近くにいた小猫やギャスパーが拐われたらしい。
小猫やギャスパーにレイヴェルも腕はたつ。だが、その場に現れたのは、兵藤 一誠だった。そして手も足も出ずにやぶれ、三人とも連れていかれたらしい。さらに一誠は手紙を残しており、
「三人を返して欲しければ指定する場所に来いか……ふざけやがって」
龍誠は手紙を握りつぶしながら、そう吐き捨てた。
「だけど三人を奪われた以上、乗らない訳にいかないわ」
そんな龍誠をリアスは宥め、
「冥界等を中心に指定場所の封鎖を行っているわ。あとは私達が向かうだけよ」
そう言いつつ、リアスは説明する。
「今回はレイヴェル達の救出が第一。でも同時に兵藤 一誠に会える可能性も高い。事実レイヴェル達を拐ったのは彼だしね。そうすれば、戦兎も助けることができるかもしれない。ううん、して見せるわ」
リアスの宣言に、皆は頷く。するとソーナが、
「今回は私達シトリーチームも参加します。丁度新たな眷属も加入しましたし、初陣といきましょう」
ソーナは言いながら、まず隣の大柄な男を見せる。
「彼はルー・ガルーさん。駒王学園の大学部に在籍中で、駒はルークです。そしてこちらは……」
ソーナはもう一歩の方yに顔を向けると、床からヒュっと姿を表し、
「どーも!あっしはベンニーアです!グリムリッパーと人間のハーフで、今はソーナ様のナイトやってやす」
今回二人はバックアップに回りますが、と付け加えつつ、
「それでどうしますか?もういきますか?」
「封鎖も完了したようだしね。学園の記憶操作も終わってるし、すぐに向かいましょう」
今回の一件は、そのまま記憶させておくわけにはいかない。なので、こういった事態に遭遇したときの場合のため、アザゼルが作った記憶改竄措置だ。堕天使は割りとこう言う技術が発達してるらしい。
「龍誠君?」
「ん?あぁ、大丈夫。行こう」
祐斗はボーッとしていた龍誠に声を掛けると、龍誠は頬を叩き、気合いを入れ直すと、他の皆と共に指定場所に出発するのだった。
「ここか?」
すぐに学校出た、リアスを筆頭にしたグレモリーチーム。ソーナを筆頭にしたシトリーチーム(一部は援護に回っている)・ヴァーリを筆頭にしたルシファーチームの混成チームは、指定された場所に到着(サイラオーグの眷属はフウとライを除き、全員が後方支援に向かった)し、見回すがそこは開けた空き地だ。だが、
「霧!?」
「皆固まって!
リアスがそう叫んだ次の瞬間、皆は霧に包まれ、次の瞬間別の場所に立っていた。そしてそこには、
「兵藤 一誠……」
「これで全員集まったかな?」
バッと座っていた一誠は立ち上がりながら、笑みを浮かべる。
「拐った子達はどこ!」
「あぁ、もう終わったからな。返して欲しければ返してやるよ」
一誠はそう言ってパチンと指を鳴らすと、霧が現れそこに小猫やギャスパーにレイヴェルが転がっていた。しかし、
「小猫!ギャスパー!」
「うぅ……」
「う……」
見るのも辛くなるほど、ぼこぼこにされた二人に、皆は駆け寄るとアーシアが二人の治療に入る。
「おいおい睨むなよ。俺は別にボコす気はなかったんだぜ?そっちが戦兎を返せって言ってきてよ」
「ふざけやがって……」
ヴァーリは呟きながら、スクラッシュドライバーを装着し、他の皆もベルトを装着。
《ロボットゼリー!》
《ドラゴンゼリー!》
《デンジャー!クロコダイル!》
《ギアエンジン!》
《ギアリモコン!》
《ファンキーマッチ!》
『変身!』
『潤動!』
《潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!》
《デンジャー!クロコダイル!割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!キャー!》
《フィーバー!パーフェクト!》
全員変身を終え、一誠はやれやれと肩を竦めつつ、指をまた鳴らすと同時に、霧が現れ中から魔法使い達が飛び出して来た。
「よっしゃあ!暴れてやるぜぇ!」
魔法使い達はそう言って次々に魔法を売ってくる中、一誠もエボルドライバーを装着し、
《ラビット!ライダーシステム!エボリューション!Are you ready?》
「変身!」
《ラビット!ラビット!エボルラビット!フッハッハッハッハッハッハ!》
一誠も変身完了。すると、
『オラァ!』
魔法使い達をリアス達が対処し、変身した面々が一誠に襲い掛かる。
「はぁ!」
しかし一誠は軽々と避けると、匙を殴り飛ばし、ヴァーリに蹴りを入れ、サイラオーグとフウとライを作り出したデュランダルで纏めて切る。
「ふぅ。しっかし魔法使いの連中め。時間稼ぎにもなってないじゃねぇか」
「オラァ!」
一誠はリアス達に蹴散らされていくのを見ながら、呆れているとそこに龍誠が飛び込み、拳を握って殴り掛かってくる。
「ん?」
パシッとそれをキャッチし、
「おいおい、変身できないお前じゃ勝てる分けねぇだろうがよ!」
「がはっ!」
一誠に蹴り飛ばされ、地面を転がった龍誠は、蹴られた腹を抑えながら立ち上がる。
「勝てるかどうかじゃねぇんだよ。俺はな、変身できなくても仮面ライダーなんだ。愛と平和のために……ラブ&ピースのために戦うんだよ!」
龍誠は叫びながら一誠に再度殴りかかる。それを一誠は迎撃しようとするが、
「っ!」
匙が放った、ツインブレイカーのビームモードの一撃が一誠の腕を弾き、その隙に龍誠のボディブローが炸裂。
1・2・3と連続でパンチを叩き込み、最後にアッパーを決めると、一誠は後ずさる。ダメージは殆ど無いようで、少し顎を擦っていると、
「へへ、良いもん貰ったぜ」
「ん?」
一誠は少し間の抜けた声を出しながら腰を確認すると、ドラゴンのエボルボトルがなくなっており、龍誠の手に握られていた。
「おい、それはお前じゃ使えないぜ?返しな」
「そうはいかねぇな。俺の第六感が言うんだ。これは大事だってな」
と言っても、本当に第六感だけではない。確かに聞こえたのだ。ボトルからの声が。俺を掴めと言っていた。
(おい!掴んだぞ!どうすれば良いんだ!?)
龍誠のボトルを振りながら問うが、声が今度は聞こえない。
「やぁ!」
そこに魔法使い達を潜り抜け、イリナが光の輪を一誠に投げつけるが、
《Ready Go!エボルテックフィニッシュ!チャオ!》
すると一誠は、なんとデュランダルでエボルテックフィニッシュを放つと、リアス達と戦っていた魔法使いごと蹴散らしに掛かった。
『なっ!』
咄嗟にロスヴァイセが仲間達を守るために、防御魔方陣を張り他の皆もそれを補強。まともにそれを喰らって瀕死のダメージを魔法使い達は受けていたが、それを気にする余裕はなかった。
「仲間ごとやるなんて」
「別にメインキャラじゃないモブどもだからなぁ。気にするなよ」
リアスが嫌悪感を示すものの、一誠は特段気にした様子はない。
だが結果的に敵は減ったとは言え、今の防御だけでかなり精神的にも肉体的にも一気に消耗した。その瞬間!
「っ!」
「はっ!」
頭上から黒歌が襲い掛かり、魔力を球体にして、一誠に叩きつける。しかし一誠も拳にエネルギーを集め、それを相殺する処か、黒歌を吹き飛ばす。
「残念だったな」
「そうかしらね?」
そのまま壁に激突するが、黒歌はニィッと笑みを浮かべると、
「オラァ!」
「っ!」
ガスッ!と龍誠はドラゴンのエボルボトルを握った手で、一誠をぶん殴る。正直に言えば、対した威力はないと高を括っていた。だが、
「がっ!」
とてつもない衝撃により、一誠はそのまま後方に吹っ飛び、驚愕しながら立ち上がった。
「な、なんだ?」
一誠の呟きは、龍誠の思いでもあった。咄嗟に黒歌のフォロー目的で殴ったが、想像以上の破壊力が出ていた。
「なっ!」
すると次の瞬間、龍誠は見たことのない真っ白な空間に立っていて、目の前には赤いドラゴンや、白いドラゴンに金獅子など様々な生き物が立っていた。
「うぉ!何だ!?」
「漸く話せるな」
普通に赤いドラゴンは口を開き、首をコキリと鳴らす。
「お前には始めまして、と言うべきかな。万丈 龍誠」
「え、えぇと……誰なんだ?俺を知ってるのか?」
「当然だ。ずっと俺は……いや、俺達はお前やお前の仲間達の戦いを見ていた」
そう言いながら、赤いドラゴンは翼を広げ、
「俺はドライグ。赤龍帝・ドライグだ。とは言え、力も行使権も全て兵藤 一誠に奪われて、ここにあるのは切り離されて追いやられた意識だけだがな。こっちのは白龍皇・アルビオン。こっちは
「えぇと……全部
「いや、合っているから安心してくれ」
ドライグは龍誠を宥めていると、龍誠はふと思いだし、
「そう言えばもしかして、俺を呼んでたのはお前か?」
「あぁ、元々俺達は力と切り離され、兵藤 一誠の深層に封印されていた。だが、お前が取り込まれた際に、偶然俺たちも目覚めた。とは言え、普通に意識を戻したところでまた封印されるのがオチ。ならばということで、ボトルが精製された際に、俺たちの意識もこっちに紛れ込ませたんだ。まぁ意識だけを潜り込ませただけで何ができると言うわけじゃないが……」
「それでずっと俺に掴めって言ってたのか」
まぁ兵藤 一誠にバレないようにするには大変だったがな。ドライグは少し笑い、
「さて、随分苦戦しているようだな」
「そうだ!すぐに戻らないと!変身できなくたって戦わないわけにいかねぇんだ!」
「そうあせるな、お前をもう一度変身できるようにする方法があるんだからな」
え?とドライグの言葉に、龍誠は思わずポカンとし、
「出来るのか?」
「不可能ではない。俺達が力を合わせれば、お前をもう一度仮面ライダーにするくらいならな」
ドライグはそう言いながら、背後を振り替えると、アルビオンと
「で、でもそれお前らは大丈夫なのか」
「いや、無事じゃすまないな。恐らく俺達は今度こそ完全に消滅する。人格だけが切り離された状態だからな。
そ、そんなのダメだろ!そう龍誠は叫ぶが、ドライグは笑って、
「良いんだよ。どうせ俺達はこのままでは何もできない。ならせめてアイツに一泡吹かせてやりたい。それがお前にならできるんだ。なら頼む」
そう言って三体の
「な、何でお前達が頭を下げるんだよ」
「寧ろ頼みたいんだ。俺達を使ってでも戦ってほしいと。あの男は、俺達を使っても数えきれないほどの悲しみを産み出した。歴代にもいた。俺達の力に飲まれて世界を危険にさらすやつはな。だがそこに至るまで、様々な出来事があり、それが積み重なっていった。しかしあいつはそんなものはなく、自ら望んで世界を滅ぼそうとする。ならアイツの力の一旦になってしまった者として、責任を取らせて欲しい。頼む」
頼む、とアルビオンと
「……分かった。俺も力がいる。誰かを、いや皆を守る力が!だから、力を俺にくれ」
「あぁ、それで良い」
そうドライグが呟きながら、笑みを浮かべて龍誠を見つめ、
「お前みたいな相棒だったら、楽しかったのかもしれないな」
そう言い残しドライグは消え、それは光の粒子となると、龍誠の体に溶け込んでいき、アルビオンや
それと共に龍誠の意識は現実に戻され、龍誠はビルドドライバーを腰の装着。
「ふん。何をする気だ?お前はもう変身できないぞ?」
一誠の嘲笑を龍誠は聞き流し、飛んできたクローズドラゴンをキャッチ。そして手に持っていた、ドラゴンのエボルボトルを見てみると、青から金と赤の配色に変わっていた。
「皆……力を借りるぞ」
龍誠はそう言って、クローズドラゴンに色の変わった新たなドラゴンエボルボトル……名付けるならばそう、グレートドラゴンエボルボトルを挿す。
するとクローズドラゴンも配色が変化し、龍誠は横についているスイッチを押す。
《覚醒!》
そして龍誠は、ビルドドライバーにそれを挿し、
《グレートクローズドラゴン!》
龍誠の体に電流が走るが、龍誠は耐えながらレバーを回し、
《Are you ready?》
「変身!」
《Wake up CROSS-Z! Get GREAT DRAGON! Yeahhh!》
変身シークエンスが始まり、変身した龍誠の姿は、一誠が変身してたエボルドラゴンと、クローズを足して2で割ったような姿で、
「今の俺は……負ける気がしねぇ!」
《朗報》兵藤一誠。ドライグ達の意識は必要ないと切り捨ててたらその意識によって龍誠の変身能力は戻る。
しかし100話目が龍誠の復活とは……これ別に計算してたとかそう言うのはないんですよね。