龍誠「始まった兵藤 一誠との激戦。そして遂に俺はグレートクローズに変身!マジ最強でマジ最高だぜ!」
匙「良いなぁ、俺も強化欲しいぜ」
ヴァーリ「全くだ」
サイラオーグ「いやお前はまだ希望があるし、匙 元士郎は途中でクローズチャージに変化が起きてるじゃないか。俺だけだぞ?まだなんの変化もないのは」
龍誠「サイラオーグさん最近出たもんなぁ……って言う感じの101話スタート!」
「ウォオオオオオオオ!」
空気を震わせるほどの龍誠の叫びが、辺りに木霊する。
「っ!」
それが収まると同時に、龍誠は走りだし一誠と激突。一誠は龍誠の拳を受け止めるが、その瞬間に反対側の拳が一誠の頬に炸裂した。
「くっ!ハザードレベル6.2だと?ありえない、お前は自力では6.0の壁を越えられないはずだ!」
「自力じゃねぇ。色んな奴の思いが俺に力をくれたんだ!俺一人じゃできないことでも、色んなやつに頼まれて、それを背負って戦う限り、俺に限界はねぇ!」
そう叫ぶ龍誠は、更に拳の連打を一誠に叩き込み、渾身のアッパーを叩き込む。
「くっ……舐めるなよ!」
一誠は後ずさると、高速移動で視界から消えるが、
「
クイーンに
「がはっ!」
壁に叩き付けられた一誠は、肺から空気を吐き出すと、龍誠はクローズマグマナックルを持ち、
《ボトルバーン!クローズマグマ!》
ビルドドライバーにクローズマグマナックルをセットし、レバーを回すと、
「変身!」
《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャチャチャチャチャアチャー!》
クローズマグマに変身。したものの、突如クローズマグマの体の黒い部分にヒビが入り始め、
「はぁ!」
龍誠が気合いを入れるとひび割れた部分が弾け飛び、中が銀色に輝きだした。
「銀色の……クローズマグマ?」
ヴァーリの呟きを合図に、龍誠は走り出すと一誠を殴り飛ばす。
「は、ハザードレベル7.0だと?バカな!理論上存在するだけで、通常至ることの出来ないんだぞ!?」
「俺は一人じゃねぇ。この力もそうだ。戦兎が俺に道を示してくれた。誰かのために戦うことを、ラブ&ピースのために戦う事を教えてくれたからある!てめぇとは違う。俺はこの皆がくれた力で、俺はこの世界を守る!」
一人では、龍誠は何もできないのかもしれない。だが絆が龍誠を輝かせる。皆の思いと言う光が、龍誠を強くする。まるでそう、それだけでは輝けずとも、太陽の光によってその姿を見せる、月のような存在。それが万丈 龍誠だった。
「ちぃ!もう原作主人公じゃないくせに……俺の邪魔をするんじゃねぇ!」
「本物も偽物もねぇ!」
龍誠はレバーを何回も回しながら叫ぶ。
《Ready Go!》
「仮面ライダーであるかぎり、俺はお前を止める!誰かを悲しませない!それに原作は関係ないんだよ!」
《ボルケニックフィニッシュ!》
飛び掛かってきた一誠に、カウンターでボディブローを決めると、両腕にマグマを纏わせて連続パンチを叩き込む。
「がはっ……」
再度吹っ飛ばされ、血を吐いた次の瞬間。突如空間が歪み、空中に無数の悪魔や天使に堕天使。更に妖怪や北欧の戦士達が出現する。
「なに?」
「残念だったな兵藤一誠。俺達がいつまでもお前にやられっぱなしだと思うか?」
アザゼルはそう言いながら、笑みを浮かべる。
「とは言え、流石に
見てみれば、その空中にいたのはサーゼクス筆頭にした四大魔王や、アザゼル率いる堕天使の幹部。ミカエルが率いる天使等々の見たことのある人達もいる。
「ぞろぞろと……」
「当たりめぇだ。お前がどれだけ敵に回したと思ってやがる。その報いを受けやがれ!」
アザゼルがそういうと、連合それぞれの力を集め、
「私達ももいくわよ!」
『はい!』
それに合わせ、リアス達も力を溜め、龍誠達仮面ライダーも必殺技の準備をする。
《Ready Go!》
龍誠はレバーを一回回し、ヴァーリ達もレバーを下ろす。
《ボルケニックアタック!》
《スクラップブレイク!》
《スクラップフィニッシュ!》
《クラックアップフィニッシュ!》
『はぁああああああ!』
四人は飛び上がり、同時にキックを放つ。更に、
《ギアエンジン!ギアリモコン!ファンキードライブ!》
二丁銃を構え、フウとライは巨大な歯車を発射。その歯車は他の皆の力を絡めとり、悪魔も天使も堕天使も関係なく、全てを一つに変えて龍誠達と共に、一誠を狙う。
「くっ!」
「これで終わりだ!兵藤 一誠!」
全ての力と思いを乗せた、一斉攻撃が一誠に目掛けて飛んでいく中、
「そうだ……これだ!」
一誠はそう言ってハザードトリガー型のアイテムを取り出すと、総攻撃をそれで受けながら、スイッチを起動。するとそのアイテムの中心のメーターが高速回転し、
『はぁ!』
爆発と爆炎が上がり、その衝撃は龍誠達を吹き飛ばす。
「龍誠!」
何時もの色のクローズマグマに戻った龍誠にリアスは駆け寄ると、大丈夫と言いながら龍誠は立ち上がる。
「戦兎先輩!」
その間に、小猫は走り出すと、地面に倒れていた戦兎に駆け寄り、肩を揺する。すると少し呻き、戦兎はゆっくり目を開けると、
「塔城?あれ?俺はたしか……」
「先輩……よかった」
ギュウっと小猫は戦兎を抱き締め、戦兎はまだ記憶が混濁してるのか困惑ぎみ。
「やったんだな……」
そんな光景を見ながら、ヴァーリが呟くと、匙もあぁとうなずく。他の皆も同じような反応をしていたその時!
「くくく……ハーハッハッハッハッハッハ!」
『っ!』
皆は突如聞こえた声に、頭上を見上げた。連合達より遥か上空には、コブラフォームに戻った一誠が立っていて、
「あれを受けて生きていたのか……?」
サーゼクスが思わず呟き、
「あぁ、流石にもう無理かと思ったよ。だが、お陰で完成した。礼を言うよ」
一誠はそう言ってハザードトリガー型のアイテムを見せつけ、
「これはロンギヌストリガー。俺の強化アイテムさ、ただ欠点としてバカみたいなエネルギー取り込まないと起動しない」
「だから今まで……」
「そうだよアザゼル。無限と夢幻。更に世界各地の霊脈。そして今の総攻撃。これだけ取り込んで漸く完成した!見せてやるよ、俺の最強の姿をなぁ!」
《オーバー・ザ・エボリューション!》
ロンギヌストリガーを起動させ、一誠はそれをベルトの上部に合体。そしてレバーを回して構えると、
《Are you ready?》
「変身」
《ロンギヌス!ロンギヌス!ロンギヌス!レボリューション!フハハハハハハハハ!》
変身シークエンスが起動し、天体に包まれた一誠は一瞬光に包まれて消え、莫大なエネルギーを撒き散らしながら白と黒を基調にしながらも、禍々しいフォルムの姿へと変貌する。
「フェーズ4……またの名を、仮面ライダーエボル、ロンギヌスフォームの誕生だぁ!」
ちょっと今回登場したオリジナル形態の紹介。
仮面ライダー シルバークローズマグマ(仮名)
龍誠がハザードレベル7.0に一時的に到達した際に至った姿。
一誠が言うように本来であればハザードレベル7.0はありえない(戦兎のように自爆覚悟の無茶な強化を行えば不可能ではない)が、ドライグ達を取り込んで、更に皆の思いを背負うことで到達した姿。
一誠のエボルラビットを、
《スペック》
パンチ力・90t
キック力・85t
ジャンプ力・95m
走力・0.7秒(100m)
仮面ライダーエボル ロンギヌスフォーム
まぁぶっちゃけ今作版ブラックホールフォーム。元々ブラックホールフォームにしようかと思っていたものの、この世界でブラックホールは合わねぇか?そもそもこいつ宇宙から来てないしな、と思い至ったため作られたフォーム。
詳しい説明は次回でもするが、一誠が持つ
《スペック》
パンチ力・120t
キック力・200t
ジャンプ力・230m
走力・0.2秒
パンチ力以外は流石に我が魔王を下回る上に、勝ってるパンチ力もあの人は自分の方が相手より強くなる能力があるからまぁねぇ?
という感じでした。まぁスペックは基本的に飾りみたいなものだからね。余り気にしないでね。つうわけで次回にまた!