戦兎「突如現れたザウスにビルドドライバーを奪われ、それを追う俺だったが、そこに謎の人物たちが登場。さらに無人と名乗る男が現れて……」
或人「それにしてもゼロワンに変身するなんてなぁ」
戦兎「厳密にはビルドドライバーとフルボトルを使ってるんで、仮面ライダービルド ゼロワンフォームですけどね」
或人「まぁまぁ。そんなのどっちでも良いじゃない」
戦兎「よくないですよ!そういうのはちゃんとカクカクシカジカ」
龍誠「そんな感じで112話やってくぞ~」
「嘘だろ……何でゼロワンに!?」
「言った筈だ。このボトルにはお前の全てが入っているとな」
と無人は或人に言って疾走。一瞬で滅と距離を詰めると、飛び蹴りを放って滅を吹き飛ばし、その反動を利用して迅にも蹴りを入れる。
「ぐっ!」
「がはっ!」
「これが仮面ライダーゼロワンの力か……素晴らしい」
無人が掌を見ながら感激。しかしそこにビートクローザーを持った龍誠が突っ込む。
「おらぁ!」
「っ!」
しかし無人はアタッシュカリバーを出現させ、龍誠のビートクローザーを受け止めると、弾いて蹴り飛ばす。
「この!」
「ん?」
すると迅は立ち上がり、全身に炎を纏って飛び上がると、こっちに突撃してくる。それを無人は避け、
「ふん!」
その場で大きく跳躍。すると無人の姿が変わっていき、
《Fly to the sky!フライングファルコン!Spread your wings and prepare for a force.》
「他の形態にもなれるのか!?」
と地面で驚愕する或人を他所に、迅と無人は空中戦を繰り広げる。
(こいつ!何時ものフライングファルコンよりも強い!)
「はぁ!」
だがいつもとは比べ物になら無い程の出力を出す、無人のフライングファルコンを相手に、防戦を強いられる迅。その隙をついて上から迅を叩き落とした。
「がはっ!」
「迅!」
或人は勢いよく飛び上がり、無人に蹴りを放つが、横からザウスが妨害し、或人は地面に落ちる。
「くっ!」
「なら俺達が!」
「あぁ!」
龍誠と匙が地面に降りてきた無人に駆け寄り、拳を振るうが、
「チェンジだ」
《Attention Freeze!フリージングベアー!Fierce Breath as cold as arctic winds.》
今度が水色のゼロワンに変わり、両腕から冷気を噴出。
『さっむ!』
身を縮ませながら、二人が悲鳴をあげると、
「次はこれだ」
《Gigant flare!フレイミングタイガーExplosive power of 100 bombs.》
今度は赤いゼロワンに変わり、炎を出して攻撃してくる。
『あちちちちちち!』
炎に巻かれ、二人は地面を転がって体についた炎を消す。
《Giant Waking!ブレイキングマンモス!Larger than life to crush like a machine.》
『でかい!?』
今度は巨大になって、二人に襲い掛かかってきた。
《ポイズン!》
「はぁ!」
《スコーピオンズアビリティ!スティングカバンシュート!》
背後から蠍の尻尾のようなものが無人を刺すべく飛んでいくが、
「はっ!」
それを無人は片手で弾き、それを掴むと振り回す。
「くっ!」
その先にいた滅は空中に投げ上げられ、
「はぁ!」
その巨大な拳で殴り飛ばす。
「がはっ!」
近くの木に叩きつけられ、滅は息を吐いた。
「なんだ、この強さは」
「厄介すぎんだろ!」
と龍誠と匙は言いながら、無人と睨み合う。
「ゆっくりしてる場合じゃないぞ」
《The rider kick increases the power by adding to brightness!シャイニングホッパー!When I shine,darkness fades.》
また別の形態に変化した無人は、跳躍すると一瞬で龍誠の背後に降り立ち、飛び蹴り。更に瞬き程の間に、匙の背後から蹴り、
「この!」
「はぁ!」
龍誠と匙は強引に反撃。しかしそれを読んだように別方向から蹴り。
「なんだ!?まるでこっちの動きが読まれているような!?」
「反撃した瞬間に別のところから攻撃が来る!?」
地面に転がされ、二人が必死に防御行動をとるが、防御されていない所から攻撃。
「くそっ!」
或人はザウスを突き飛ばすと、走り出して横から無人を蹴り飛ばそうとするが、それを避けられて逆に蹴りで倒される。
「ぐっ!」
「行くぞ」
無人はそう言いながら、レバーを回し、
《Ready Go!ボルテックフィニッシュ!》
「はあぁあああああ!」
《シャイニングインパクト!》
エネルギーを高めると、無人は或人に向けてジャンプし、蹴りの体勢に。
「あぶない!」
だがその間に匙が割って入り、
《スクラップブレイク!》
レバーを下ろして迎撃。匙の拳と無人の蹴りがぶつかるが、
「ぐぁあああああ!」
「匙!」
匙は吹っ飛ばされ、無防備になった所に、再度無人は追い付くと蹴りを叩き込む。
それにより変身が強制解除されながら、地面を転がっていき、戦兎が駆け寄る。
「う……ぐ……」
(くそ!変身さえできれば俺も……)
戦兎は歯を噛み締めながら、ふと匙の腰についているスクラッシュドライバーを見る。
(やってみるしかねぇか!)
すると戦兎は匙腰からスクラッシュドライバーを外し、自分の腰に装着。
(あとはこれだ!)
と戦兎はドラゴンスクラッシュゼリーを取り出す。
「さぁ、実験を始めようか!」
《ドラゴンゼリー!》
戦兎がドラゴンスクラッシュゼリーを挿すと、全身に電流が走り、
「ぐ……あ……あぁあああああああ!」
戦兎は苦しみながらレバーを無理矢理下ろす。すると、戦兎の懐にいれてあるラビットフルボトルが服の中からも分かるほど輝き、その光がドラゴンスクラッシュゼリーに降り注ぐ。そして、
《ラビットゼリー!》
「へん……しん!」
ラァ!と気合いをいれて、戦兎が腕を払うと、戦兎の回りにひび割れたビーカーが出現し、赤い液体が中を満たす。そしてそのビーカーがガラガラと崩れていき、そこには体の右半分だけ赤く、もう半分がヒビだらけで灰色と言うか、スクラッシュドライバー系ライダーの下地が見えているライダーが出現した。
《駆ける!跳ねる!蹴り上げる!ラビットインスクラッシュビルド!》
「はぁ……はぁ……」
戦兎は荒い息を落ち着け、自分の全身を確認。
「変身できた……けどなんか変だな」
何か姿が歪な上に、左手に装着されているはずのツインブレイカーがない。とは言え、変身できないよりは良い。と戦兎は走り出すと無人に殴り掛かる。
しかし無人は一瞬で姿を消すと、戦兎の背後に出現し、蹴りを叩き来む。
「ぐっ!」
だが戦兎はそれを喰らいながらも、強引に無人を掴み、拳を無人の腹に叩き込む。
「ごふっ!」
「はぁ!」
そこに或人も参戦し、横面に飛び蹴りを決め、無人がよろめいた所に戦兎と或人が同時に蹴りを放ち、無人を吹き飛ばした。
「どうだ!」
「いや……まだだ!」
或人が言うように、無人は平然と立ち上がると、真っ直ぐこちらを見てきた。
「流石にやるか。まぁこれくらいじゃないと面白くない」
そう言って無人の体が一瞬光り輝くが、それを一誠が止める。
「おいおい待てよ。ここであっさり終わらせるのがあんたの望みだったのか?」
「……すまない。その通りだ」
無人は変身を解除し、その回りを
「飛電 或人!いずれまた私達の世界で会おう。なに、すぐに会える」
「お前はいったい何が望みなんだ!」
消えていく無人に向け、或人が叫ぶと無人は、
「お前を……いや、飛電インテリジェンスの全てを否定する。それだけだよ」
仮面ライダービルド ゼロワンフォーム
無人がビルドドライバーとホッパーフルボトルとAIフルボトルを使って変身する姿。ベルトがビルドドライバーなこと以外は殆ど仮面ライダーゼロワンと同じ。
基本形態のライジングホッパー以外にも、ゼロワンの全ての形態になることが可能。これはフルボトルに込められているのが飛電 或人の戦いの歴史そのものだから。ゼロワンに変身できなかったのも、戦いの歴史そのもの奪われているため。その為プログライズキー自体は影響を受けなかった。
飛電 或人の全てが込められているため、強化フォームだけではなく、001やアークワンになることも理論上は可能。更に、今まで戦ったことが無かったとしても、或人の経験値もフィードバックされているため、最初から最終回直後の或人と同じ実力を持つ。
仮面ライダースクラッシュビルド
パンチ力 20t
キック力 27.7t
ジャンプ力 70m(ひと跳び)
走力 2秒(100m)
ビルドドライバーを奪われた戦兎が、匙から借りたスクラッシュドライバーとドラゴンスクラッシュゼリーが変化したラビットスクラッシュゼリーで変身した姿。
無理矢理変身した影響か、スクラッシュ系ライダーとしてはスペックは抑えめで、見た目が中途半端。スクラッシュ系ライダーの下地に半分だけ赤いアーマーがついている状態に。更にツインブレイカーも無いなど、かなり不便な姿だが、高いジャンプ力と走力を用いたヒット&アウェイ戦法を得意とする。