龍誠「ユーグリットの恐るべき計画を聞き、俺はユーグリットをぶちのめしたぜ!」
戦兎「グレイフィアさん量産計画……聞くだけで怖いな」
リアス「えぇ、本当に恐ろしいわね」
戦兎「なんか部長遠い目してません?」
リアス「き、気のせいじゃない?間違っても口煩いのが増えたら嫌だな何て思ってないわよ?」
グレイフィア「ほほう?どう言うことかしら?リアス」
リアス「ひぃ!」
戦兎「えー。ってな感じでこんな緩い前書きとは正反対な124話スタート」
グレイフィア「ちゃんと説明しなさいリアス!」
リアス「ごめんなさーい!」
「オラァ!」
匙はツインブレイカーをアタックモードにしてイービルローグとなったマグダランに襲い掛かるが、
「ふん!」
「あがっ!」
攻撃は通らず、逆に攻撃を当てた一瞬の隙を着いて反撃を喰らい、後退る。
「どけ!」
「あで!」
そこにサイラオーグが駆け込み、匙を突き飛ばしてマグダランに肉薄する。
「マグダラン!目を覚ませ!お前はこんなことをするやつではないだろう!」
「こんなこと?ふふ……あははは!違うよサイラオーグ・バアル。これが俺だ。バアルじゃない。ただのマグダランとしてやりたいんだ!」
そう言ってマグダランはサイラオーグを殴り飛ばすと、レバーを回す。
《Ready Go!エボルテックアタック》
右手にワニの上顎、左手に下顎のような形をオーラが形作り、サイラオーグ両腕で挟み込むと捻りながら振り回し、何度も地面に叩き付けてからぶん投げた。
「がはっ!」
その反動で変身が強制解除され、サイラオーグは血を吐く。
それにマグダランは近付こうとするが、
「潤動!」
《Engine running gear》
エンジンブロスに潤動したフウが割り込み、マグダランを攻撃するがびくともせず、
「くっ!」
それでも銃で攻撃する。しかしそれを無視して近付き、
「はぁ!」
「あがっ!」
腹部に一発喰らい、地面に倒れ伏す。そしてマグダランは進もうとするが、
「ま、て」
「ん?」
フウはマグダランの足を掴み、足止めする。
「げほっ!サイラオーグ様は……やらせない」
「……」
マグダランはフウを反対の足で思い切り踏みつけた。
「がはっ!」
「思えばお前も目障りなやつだったな。サイラオーグ・バアルに認められ、そしてお前もお前の弟もその信頼に答えた。本当に目障りな奴だったよ」
《Ready Go!》
そして踏みつけたまま、レバーを回し、必殺技を発動。
「させるか!」
《スクラップブレイク!》
そこに匙がスクラップブレイクを発動し、マグダランに狙いをつけるが、
「効かん!」
片腕で匙の一撃を弾き、
《エボルテックアタック!》
マグダランはそのままフウを蹴り上げ、大きく吹き飛ばした。
「げほっ!」
それによりフウは元に戻ってしまい、地面を転がる。
「この!」
匙は再びマグダランに肉薄し、
「
「っ!」
「ぐぅ!」
しかしそれを気にせずマグダランは匙を殴りまくり、匙も負けじと殴るが、マグダランには通じず膝を付く。
《Ready Go!エボルテックアタック!》
そしてその隙を突いて、マグダランはエボルテックアタックを発動させ、エネルギーを右手に集めてぶん殴る。
「がっ!」
変身が強制解除され、匙も地面を転がり、
「皆!」
戦兎はそれを見て助けに向かおうとするが、
「おいおい。邪魔してやるなよ!」
と一誠が邪魔をしてくる。
「そっちが邪魔だ!」
戦兎は一誠を一発殴ると、戦兎の
ダイヤモンドで覆った腕で殴り、電気や炎を纏わせた手足で更に攻撃して吹き飛ばすと、
「おぉおおおお!」
「サイラオーグさん!?」
戦兎が驚くのを余所に、サイラオーグは生身のまま突っ込み、
「サイラオーグ様!」
フウが慌てて援護射撃するものの、マグダランには効かず、サイラオーグの拳も効果はない。
「サイラオーグさん俺が!」
「桐生 戦兎!邪魔をするな!これは俺の問題だ!」
しかし戦兎の心配を無視して、サイラオーグは走り出す。そこに、
「戦兎!」
と龍誠たちが戻ってきた。
「おいサイラオーグさん変身してねぇぞ!?」
「分かってるよ!」
戦兎と龍誠は二人でマグダランを殴り、サイラオーグを助けるが、
「邪魔をするなといっている!これは俺達の問題だ!」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ!」
サイラオーグに龍誠は怒号をあげる中、
《Ready Go!ロンギヌスフィニッシュ!》
「しまっ!」
復活した一誠のロンギヌスフィニッシュから放ったエネルギー弾が戦兎達に炸裂し、戦兎達を吹き飛ばした。
「皆!」
リアスが叫ぶ中、晴れた土煙の中からダイヤモンドの壁が現れる。
咄嗟に戦兎がそれで守ったようだが、それでも負担はあったようで膝をつく。
「何とかしなければ……」
フウがそう思ったとき、リアスの手にあるエボルドライバーが目に入った。
「リアス様。そちらのベルトは……?」
「え?あぁ、ユーグリットが使ってたのを落としていったから拾ったのよ」
リアスがそう言って見せると、フウは意を決したように、
「お借りします!」
「え、ちょ!」
そう言ってリアスからエボルドライバーを奪い、戦兎に駆け寄ると腰から、
「戦兎様。失礼します!」
「あ、おい!」
と、腰からクロコダイルフルボトルとリモコンフルボトルを取って、エボルドライバーを腰に装着。しかし、
「ぐぁああああ!」
全身に電流が走り、フウの口から血が溢れた。
「やめておけ。エボルドライバーはお前みたいな
「黙れ」
一誠の嘲りを、フウはにらみで返す。
「確かに私は下級悪魔だ。駒が二つ必要ではあったが、どんどん強くなっていく戦兎様達仮面ライダーとの力の差は開いていく一方だ。だがそれでも私はライと約束したんだ。生き残った方がサイラオーグ様をお守りし、お支えすると!」
《ワニ!リモートコントローラー!エボルマッチ!》
「ぐぁあああああ!」
「止めろ!フウ!」
更に強い電流がフウの体に走り、フウは苦悶の表情を浮かべた。それを見たサイラオーグが駆け寄り、フウからエボルドライバーを引き剥がそうとするが、サイラオーグの方にも電流が走った。
「ぐぁあああ!」
「サイラオーグ様!離れていてください!」
フウはサイラオーグを突き飛ばし、電流が体を痛め付ける中、マグダランに殴り掛かる。
「貴方は何も分かってない!」
「なに?」
しかしフウの拳は止められ、二人は睨み合う。
「サイラオーグ様はずっと悩んでおられた。貴方とどう接すれば良いのかと。自分の夢のため、貴方を蹴落とした事をずっと考えていた。サイラオーグ様は一度たりとも貴方の存在を居ないと思ったことなどない!」
「……だからどうした」
マグダランのフウの手を握る力が強くなり、フウの表情が歪む。
「それが真実か偽りか等わからない。だがもう私は決めたんだ。私はもうマグダラン・バアルじゃない。ただのマグダランだ!」
そう言ってマグダランはレバーを回し、
《Ready Go!エボルテックアタック!》
レバーを話した手を握ると、それでフウに殴り掛かった。
「フウ!」
サイラオーグが叫ぶ。変身できていない状態で、あの一撃を喰らったら命が危ない。
だが距離がある。幾らサイラオーグでも、これは間に合わない。
「クソ!どけ!」
戦兎も一誠を押し退けようとするが、戦兎や龍誠と着かず離れずの距離を取って邪魔をしてくる。
「やめろおおおおおおお!」
サイラオーグは手を伸ばし再び叫ぶ。脳裏に浮かぶのはライを失ったときの光景だ。
何もできず、ただ奪われた。今度はフウを失うのか?そう過った次の瞬間、
『え?』
突如電流が走っていたエボルドライバーに装填されていたクロコダイルフルボトルとリモコンフルボトルが砕け、光が溢れ出す。
そして砕けて溢れた光が集まると、二つのポーンの
《ったく。アニキは俺がいねぇとダメだな!》
「……ライ?」
そこに立っていたのはライだ。フウは自分の目が可笑しくなったのかと疑うが、目の前のマグダランの驚き方を見る限り、幻ではないらしい。
《おらぁ!》
ライはマグダランを押し返すと、フウの隣に立つ。
「っ!」
それを見た戦兎は、直感的に二つのフルボトルを取ると、
「フウ!これを使え!」
フウは戦兎が投げたフルボトル受け取った。
「そっちの方がお前は相性が良い筈だ!」
「……」
戦兎から受け取ったフルボトルを見てからフウは、
「そうだなライ。俺達は何時だって一緒だったな」
《あぁ》
フウとライは笑みを浮かべ、フウがベルトにフルボトルを振ってから装填した。
「行くぞ。ライ!」
《行こうぜ!アニキ!》
《コウモリ!発動機!エボルマッチ!》
一瞬フウの体に電流が走るが、レバーを回し、
《Are you ready?》
フウとライは走りだし、ライの体が透けていくと胸の辺りに
それがフウの体に溶け込んでいき、二人の体が重なる。
そして、二人は叫ぶ。サイラオーグや戦兎達と同じ、あの言葉を。
『変!身!』
《バットエンジン!》
そして完全に二人は一人になると、フウの体が紫基調にした禍々しい姿に変わり、マグダランを殴り飛ばした。
《フッハッハッハ!》
「我が主の為に……貴様を倒す!」
ずっと言われてたマッドローグどうするんだの件。漸く出せました。変身者はフウです。そして闇落ち裏切りもありません(断言)