ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×DBe The Oneは……

戦兎「兵藤一誠の新たな力に苦戦しつつも、何とか退けた俺達だったが……」
龍誠「しかし別の世界の力までってズルくねぇ!?」
戦兎「確かに滅茶苦茶強かったな。正直ジーニアスの新能力がなかったらやられてたよ」
龍誠「ちくしょー!どうやったらアイツに勝てるんだよ」
戦兎「まぁ、まだ難しいかもなぁって感じの126話スタートだ」


違う世界

「んで?新しい世界はどうだ?」

「あぁ、あれならアイツが上手くやってるよ」

 

根城に帰った一誠が聞くと、リゼヴィムは肩を竦めながら答えた。

 

「そうか。なら問題はなさそうだな」

 

その答えに満足そうに頷いた一誠は空を見る。

 

(今度こそ。今度こそ殺してやるよ戦兎)

 

ニヤリと笑みを浮かべ、一誠はそんなことを思うのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃、

 

「別の世界の力……ねぇ」

 

アザゼルはやってくれるぜ、と嘆息する。

 

さて無事学校を守った戦兎達は、屋敷に帰ってくるなり集まって会議を開いていた。

 

サイラオーグとフウだけはマグダランの一件の話があるらしく、冥界に戻っていったが。

 

「つまりアイツはこうしている間にも、違う世界から力を奪い続けて強くなってるって事なのか?」

「恐らくな」

 

龍誠のボヤきに戦兎は頷き、アザゼルを見る。

 

「正直一誠の力は今までとは比べ物にならなかった。先読みで何とか互角には持ち込んだけど、正直言って正面からの殴り合いになったら手も足もでない」

「戦兎先輩でも……」

 

ギャスパーがそんなことを呟きつつも、ふと何か思い付いた顔をし、

 

「じゃ、じゃあ僕達も違う世界に行って力を探しましょう!ゼロワンさんの世界みたく、迷惑を掛けない範囲で貰えば戦兎先輩も強くなりますし!」

「嫌だめだな」

 

ギャスパーの案に、確かに良いかもと思った面々だったが、アザゼルはそれを却下した。

 

「理由はいくつかあるが、一番はその世界にどんな影響があるかわからんってことだ」

『?』

 

どういうことか分からず皆が首をかしげると、

 

「例えばだ。その世界に行ったとして、その世界には仮面ライダーという概念がない世界だとする。だが戦兎がいけばそれは仮面ライダーがいた世界に変わるんだ。世界の概念って奴は強

いが同時に脆い。今までになかった概念を持ち込むだけでも、世界が崩壊するような衝撃かもしれないんだ。そうなればその世界に住む世界の人間も無事じゃすまない」

『成程……』

 

アザゼルの言葉に皆は頷き、

 

「え?じゃあアイツは力取り放題だけど俺達はどうしようもないってことか!?」

「まぁそう言うことだな」

 

龍誠の言葉に戦兎は頷くと、龍誠はあんぐり口を開けて、

 

「アイツ!ズルすぎだろ!」

「兵藤 一誠は世界を気にする必要もないからな」

 

そう言いつつも戦兎はアザゼルの方を向き、

 

「そして逆に言えば、こっちの世界にも影響があるかも……だろ?」

「あぁ、こっちにも力を持ち込めば何が起きるかわからない。今この瞬間にも何か起きるかもだしな」

 

その場を重い空気が支配する。だがそんな中戦兎は、

 

「どちらにせよ次に勝てば良い。これ以上アイツにこの世界も、他の世界も好きにさせないために」

 

と言い、拳を強く握った。他の皆もそれに同意するように頷く。すると龍誠が、

 

「あ、そう言えばヴァーリ」

「ん?」

 

あることを思い出した龍誠がヴァーリに声をかけた。

 

「お前さ、リゼヴィムって名前の知り合い居ないか?」

「っ!なぜお前がその名前を……」

「ユーグリットと戦ったときに出会ってよ。ヴァーリに言えば分かるって言われたんだ」

 

そうか、とヴァーリは殺気を滲ませながら、答えて来たため、龍誠がどういう関係なんだ?と聞こうとした次の瞬間!

 

『っ!』

 

ゾクッと全員の背筋に冷たいものが走り、その方角を見ると皆で振り向きながら立ち上がり、飛び出すように家を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれがこの世界の皆か」

「そうみたいだね。お兄ちゃん」

 

戦兎達が気づく少し前、屋敷を見ながら話す二人の男女がいた。

 

どちらも駒王学園の制服に身を包んでおり、高校生くらいだろう。暗闇の中で顔は見えない。

 

「んじゃ、行ってくるわ」

「りょーかい」

 

そんな中少年は歩き出し、気配を滲ませるとすぐに中から戦兎達が飛び出してくる。

 

「ごきげんよう。元気そうだな」

「なにもんだ?お前」

 

戦兎が絞り出すように声を出した。余りにも圧倒的な存在感。いるだけで何かを感じるオーラを持っている。だが不思議なほど人間にも見えた。

 

「人間か?あれは」

 

アザゼルも思わず呟く。すると少年の顔が街灯に照らされ、

 

「そうか。アザゼル先生も元気なんだな」

『っ!兵藤 一誠!?』

 

そう。その顔は兵藤 一誠だ。だが何時ものアイツとは少し違う気もする。と戦兎は違和感を感じつついると、

 

「そう。俺は兵藤 一誠だ。でも皆が思う兵藤 一誠じゃない。何せ俺は……」

 

と自称・兵藤 一誠は言いながら、何かを取り出すとそれを腰に当て、それが巻き付いて装着された。

 

《ジクウドライバー!》

『なっ!』

 

皆が目を見張り驚愕する中、一誠は更にストップウォッチのようなものを取り出す。しかしそれには、なにやら絵が書いてあり、それを回してスイッチを押す。

 

《ジオウ!》

 

そしてそのストップウォッチをベルトに装着し、バックルのスイッチを押してから構え、

 

「変身!」

《ライダータイム!仮面ライダー!ジオウ!》

 

バックルを回転させると、姿が変わっていき、黒を基調とし顔にライダー書かれた姿に変わった。

 

「お、おい戦兎!アイツ仮面ライダーだぞ!」

「いやなんでそう言いきれるんだよ」

「だって今仮面ライダーって音鳴ったし、額にカメンで顔にライダーって書いてあるぞ!」

「んなあんちょくな」

「いや、合ってるぜ」

 

いや合ってるんかい!っと戦兎は思わず叫ぶと、

 

「俺は仮面ライダージオウこと、兵藤 一誠。まぁ、最低最悪の王様の生まれ代わりさ」

 

まぁでも今そんなことは関係ない。と一誠は言うと、

 

「悪いけどお前を倒させて貰うぜ。桐生 戦兎……いや、仮面ライダービルド」




次回。最高最善のサイキョーキング編。
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