ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……

戦兎「遂に俺の世界の仲間達もやってきて、物語は佳境に!」
龍誠「そんな中、ジオウの一誠は何と部長と妹の実奈と合体してジオウトリニティに!」
戦兎「しかし合体かぁ」
龍誠「やるんだとしたら俺と戦兎か?」
戦兎「えぇ、お前と合体とか嫌だなぁ」
龍誠「俺だって嫌だよ。まぁそんなのはないだろうけどな」
戦兎「だな!って感じの132話スタート!」


トリニティ

『ハァアアアアアアアア!』

 

ユーグリットとマグダランは同時に飛び掛かる。しかしジオウトリニティとなった一誠達は、二人の拳をそれぞれキャッチし、強引に押し返した。

 

「くっ!」

 

マグダランは滅びの魔力を撃ち出し、一誠達を狙うが、

 

「部長!」

「任せて!」

《リアス!》

 

一誠達も滅びの魔力を発射し、マグダランの魔力弾を打ち消しつつ、そのままマグダランを吹き飛ばす。

 

「ハァ!」

《Boost!》

 

そこに飛び込んだのはユーグリットで、ユーグリットは自身に倍加を掛けながら、ビートクローザーを手に飛び掛かるが、

 

「実奈!」

「OK!ドライグ!」

《あぁ!Boost!》

 

サイキョーギレードを構え、身体能力を底上げして迎え撃ち、剣をぶつけ合わせていく。

 

「オォ!」

《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》

 

ユーグリットは倍加を重ねながら一誠達にビートクローザーを振っていくが、

 

「ならこっちも!」

《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》

 

同じく倍加を重ね、サイキョーギレードで弾くと、ジカンギレードを出して斬る。

 

「ぐっ!」

 

斬って後ずらせた後、ジカンギレードとサイキョーギレードを合体させ、

 

《ジオウサイキョーフィニッシュタイム!》

「部長!」

「えぇ!」

 

刀身から伸びた巨大なエネルギーの刃に滅びの魔力を纏わせ、

 

「そして実奈!」

「あいよー!」

《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》

赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)!」

《Transfer!》

 

倍加の力を刀身に譲渡すると、巨大なエネルギーの刀身が更に巨大化し、

 

《キングギリギリスラッシュ!》

「何か凄くなったヴァージョン!」

 

その巨大な刀身を振り下ろした。

 

『ぐぁああああああ!』

 

その衝撃により、二人は吹き飛びながら地面を転がる。

 

「ガハッ!」

「ゴホッ!」

 

そして咳き込みながら立ち上がろうとする二人を見下ろすと、

 

「そんじゃあ」

《フィニッシュタイム!》

 

一誠達はベルトのストップウォッチのスイッチを3回押し、

 

《ジオウ!リアス!ミナ!》

 

それからベルトのバックルを回転させてから飛び上がった。

 

《トリニティ!タイム!ルイン!ブーステッド!ブレーク!》

『ハァアアアアアアアア!』

 

ジオウトリニティの左右に、リアスと実奈のアーマータイムに出るアーマーがオーラとなって現れ、それぞれが一つとなるとライダーキックの大勢になり射出。

 

「ならば!」

 

ユーグリットは腕を払うと、そのあたりの空間が歪みそこから魔獣が現れ、

 

「ここは撤退です!」

「あぁ!」

 

代わりにその歪みにユーグリットとマグダランが飛び込む。

 

『ハァ!』

 

その直後に一誠達のキックが直撃して爆発。

 

盾代わりに出された魔獣は消し飛ぶものの、ギリギリで逃げられたようだった。すると、

 

「逃げられたようね」

「ちぇ!」

「ふぅ」

 

リアスと実奈が残念がる中、一誠が息を吐く。

 

「すっげぇ」

 

そんな光景を見ていた龍誠が呟くと、

 

「お前らは合体しないのか」

「するわけねぇだろ」

 

ジオウの世界のヴァーリにそう尋ねられ、龍誠は首を横に振って否定していると、

 

「ハァ、ハァ」

 

全身を震わせ、ディオドラが瓦礫の中から立ち上がる。

 

「ありえない。僕のフルボトルジャマーをすり抜けて来るなんて……。そうだ。今のは偶々だ。偶々能力を使い損ねてたんだ」

「何だアイツ」

 

戦兎の世界のヴァーリが眉を寄せて見ると、

 

「ディオドラだよ。俺達の世界のな」

『っ!』

 

そう言えば会うのは初めてかと戦兎は思っていると、

 

「まぁいいさ。さぁ行くんだ魔獣達!せっかく皆いるんだ!全部壊しちゃえ!」

「来るわよ!」

 

戦兎の世界のリアスが言うと、他の皆も身構え、

 

『うわ!』

 

突然目の前が爆発し、魔獣達を一度足止めする。

 

「お前あぶねぇだろうが!」

「これくらい避ければいいだろう」

 

戦兎の世界のヴァーリが講義した相手は、ジオウの世界のヴァーリ。そしてしばらく睨み合ったあと、

 

「自分の顔が目の前にあるって不気味だな」

「それに関しては同感だ」

 

確かに……と皆はお互い同じ顔をした相手を見て頷く。実際は同じ顔というか、同一人物なのだが。

 

そんな中龍誠は一人、

 

「そうか?」

 

と首を傾げていた。龍誠の場合、もう慣れっこである。

 

すると一誠は戦兎に歩み寄り、

 

「あれ?戻ってる!?」

 

戦兎の手元を覗き込むと仰天。戦兎は訳が分からず困惑する。

 

そんな戦兎を他所に一誠は頭を抱え込み、

 

「マジかぁ。やっぱ早めの覚醒だと維持が出来ないんだな」

「おい。何いってんだ?」

 

傷が治ったのを確認し、戦兎は一誠の肩を掴むと、

 

「これ以上の介入はまずい……いやでももうちょいは行けるか?」

「だから何の話だ!?」

 

一誠は一人で勝手に納得し、戦兎を見ると、

 

「実奈!倍加と譲渡だ」

「え?う、うん」

《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》

「つうわけで赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)!」

 

戦兎の胸に手を当て、いきなり力の譲渡が行われ、戦兎の体にとてつもないエネルギーが流し込まれ、

 

「あがっ!」

 

戦兎は全身を満たす高密度のエネルギーに、戦兎は戸惑いつつも手に持っていたラビットフルボトルが再び輝き出し、

 

「あら?」

 

すぐにまた収まってしまった。

 

「お、おいおい嘘だろ!?マジかこれでも駄目なのか!?」

 

と、今までの態度と違い明らかに狼狽している。しかし、

 

「ん?」

 

戦兎はふと懐に熱が籠もっている事に気づき、見てみるとフルフルラビットタンクボトルが仕舞っている場所で見てみると、

 

「これは……っ!」

 

それは普段のフルフルラビットタンクボトルとは違い、黄金の装飾が付き、更にラビットの絵柄で固定されている。

 

「あ、成程。こういう感じなのか。いやー、焦った」

 

良かった良かった。と一誠は言いつつ、ベルトのストップウォッチを外すと、ジオウトリニティが解除され、3人にそれぞれ分離する。

 

「つうわけで、ディオドラは頼んだぞ」

「……は?」

 

いきなりディオドラを任せられ、戦兎はポカンとしているが、一誠は気にせずフランの方を見る。

 

「あっちは俺が何とかするからさ」

 

そう言って取り出したストップウォッチは、ビルドの絵が書かれたもので、

 

「あぁ!一誠!あなたそれ無くしたんじゃなかったの!?」

「実は持ってたりして」

 

プルプルと怒りでリアスは全身を震わせつついるが、一誠は涼しい顔だ。それを見た戦兎は、

 

「おい」

「ん?」

「お前、結局何がしたいんだ?俺から力を奪ってみたり、かと思えば力をくれたり。一体何を考えてんだよ」

 

その問いかけに一誠は少し黙ると、

 

「さて、どうかな」

 

とだけ言って、一誠はフランの方に向かって歩き出し、戦兎はため息をつくとディオドラを見た。

 

「んじゃ俺たちはあれかなぁ」

 

そんな光景を見つつ、龍誠の視線の先には、魔獣を群れが待機している。

 

「ったく。よくもまぁこんだけ作ったぜ」

「数が多けりゃいいってもんでもないさ」

 

と龍誠が言うとヴァーリは言い、

 

「いつも通り蹴散らす。それだけだろう」

「いつも通りってのが悲しいですけどね……」

 

サイラオーグとフウもそう言って笑う。

 

「んじゃあ行きますか!」

 

そして匙が叫ぶと、龍誠達はベルトを装着。するとその隣に実奈を筆頭にそっちの世界のヴァーリ達も立つ。

 

「そちらばかりに任せるわけにも行かないからな」

「ふん。足引っ張んなよ」

 

そっちこそな。と二人のヴァーリは言い合い、それに続くようにそれぞれの世界の皆が集まった。

 

「まぁいいだろ。夢のこらぼれーしょん!ってやつだ!」

「お、龍誠の奴が難しそうな言葉を間違えずに使ったぞ」

「ハッハッハ!って匙うるせぇぞ!」

《ボトルバーン!クローズマグマ!》

《ロボットゼリー!》

《ドラゴンゼリー!》

《デンジャー!クロコダイル!》

《コウモリ!発動機!エボルマッチ!》

 

なんてやり取りをしつつ、龍誠達は待機状態になると、ジオウの一誠の世界のヴァーリ達も構え、

 

《Are you ready?》

『バランス……』

 

ベルトを操作し、龍誠達は叫んだ。

 

『変身!』

『ブレイク!』

《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!》

《潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!》

《潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!》

《割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!キャー!》

《バットエンジン!フッハッハッハッハ!》

《VanishingDragonBalanceBreaker!》

 

それぞれの変身が完了し、魔獣たちを見据える中、

 

《ならば開幕の挨拶は任せてもらおうか》

「ん?」

 

龍誠が振り返ると、そこに立っていたのは実奈だが、声音から察するにドライグだろう。

 

《行くぞ相棒!》

「OK!ドライグチェーンジ!」

 

実奈はそう言って飛び上がると、全身が発光し巨大化。そしてあっという間に見上げるほど大きな赤い龍に姿を変えた。

 

「さぁ、行くぞぉおおおお!」

 

ドライグの咆哮と共に、巨大な火球が放たれ、地面に着弾すると同時に、皆は飛び出す。

 

「さて」

 

そんな光景を背景に、一誠は両手にそれぞれジオウの顔が書かれたストップウォッチと、ビルドの顔が書かれたストップウォッチを持つと構え、

 

「悪いがさっさと終わらせてもらう。まだやることが山積みなんでね」

《ジオウ!ビルド!》

 

そしてストップウォッチを同時に起動させ、一誠がベルトに装着。そして、

 

「変身!」

《ライダータイム!仮面ライダージオウ!アーマータイム!》

 

目の前に出現したのはラビットタンクをイメージしたと思われるアーマーで、一誠はそれを殴って分解させると、全身に纏う。

 

《ベストマッチ!ビールドー!》

《お!あれは!》

 

その光景をドライグの中で見ていた実奈は、

 

《ドライグ!あれやるよ》

「別にやらなくても……」

 

文句言わない!と実奈に怒られ、ドライグは渋々一誠の頭上を飛ぶと、人格だけ一時的に実奈と入れ替え、

 

「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ビルドアーマー!ここに、異世界の仮面ライダーの力を手にした瞬間である!」

「久々に聞いたなぁそれ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……』

 

そして戦兎は、静かにディオドラを睨み合っていた。

 

「やはり、君のことは僕自身で殺さなければならないようだね」

「悪いが俺は殺されるつもりはねぇよ」

《マックスハザードオン!》

 

戦兎はビルドドライバーを装着し、ハザードトリガーを装填。そして変化したフルフルラビットタンクボトルを持ち、

 

「お前を倒して、全部終わらせる!」

 

その宣言と共に、戦兎はボトルを振り半分に折る。その形は、まるで黄金の兎で、そのままベルトに装填。

 

《ゴールデンラビット!》

 

そしてレバーを回し、ディオドラを見据えてからゆっくりと構える。

 

それと同時に頭上から金色の兎が降ってきて、戦兎の周りを飛び回ってからバラバラになって戦兎の周りでパーツが浮かび、

 

「変身!」

 

戦兎の叫びと同時に、浮かんでいたパーツが一斉に戦兎に集まると、装着されていった。

 

《黄金のライトニングストライカー!ゴールデンラビット!ヤベーイ!トーマーラーネー!》

 

「さぁ、実験を始めようか」




仮面ライダージオウ ビルドアーマー

ジオウの一誠がビルドライドウォッチを使って変身した姿。

見た目は原作通りのビルドアーマーだが、原作とは違いジーニアスから力を奪って作ったビルドライドウォッチを使ってるため、ジーニアス由来の力も使用可能。



仮面ライダービルド ゴールデンラビットフォーム

パンチ力75t
キック力80t
ジャンプ力300m
走力100m0.05秒

戦兎が一誠に力を譲渡してもらい(厳密には実奈とドライグだが)、一時的にハザードレベルが7.0に至ったことでフルフルラビットタンクボトルが変化したゴールデンラビットフルボトルで変身した姿。

基本スペックが大幅に上昇。特に機動力関係は驚異的なレベルにまで引き上げられており、それに応じてアーマーも最適化されていて、今までの物より頑丈かつ軽量化に成功。そして高速移動した際の空気抵抗をほぼ0にしている。

更にアンチビルドのフルボトルジャマーを無視したりするなど、既存のライダーシステムの枠を超えているらしく、ジオウの一誠も少しばかり予想外のフォームだったようで、驚いていた。
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