ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……

戦兎「全員集合し、ディオドラとの最終決戦」
龍誠「というか良いなぁ!お前の新しいフォーム!ゴールデンラビットだっけ?」
戦兎「そうそう。俺も最終決戦仕様となって大暴れするぜ!」
龍誠「俺も新フォーム欲しいいいいいい!」
戦兎「駄々こねるんじゃないよ!全く。お前だってシルバークローズマグマがあるでしょうが」
龍誠「そういう問題じゃねぇ!」
戦兎「ったく。ジオウの一誠も俺のジーニアスで作った力で新しい姿に変身してるし、この章ももう終盤!」
龍誠「つうわけでどんどん行くぜ!」
戦兎「ってな感じの133話スタートだ!」


黄金の兎

『ハァアアアアアアアア!』

 

龍誠達は魔獣達に飛び掛かると、まずはクローズマグマナックルを持った龍誠が、前にいた魔獣を殴り飛ばすと、続いてグリスのヴァーリが龍誠の肩を台に飛び上がり、ツインブレイカーのビームモードで撃ち抜き、白龍皇のヴァーリの魔力砲が追い詰め、

 

『はぁ!』

 

二人のサイラオーグの拳が魔獣達を蹴散らす。

 

『この!』

 

続け様に二人の匙が黒い炎を出して囲むと、そのまま包み込んで空中に浮かし、

 

「私が!」

《Ready Go!エボルテックアタック!》

 

フウがレバーを回し、銃を構えてエネルギーを溜めると発射すると、そのまま黒い炎の球体は爆発した。

 

「まだまだ!」

「行くわよ!」

 

そこに続くリアス達は、それぞれ滅びの魔力を撃ち、雷光を降らし、斬って蹴散らしていく。

 

すると、

 

「グォオオオオオオオ!」

『はぁ!?』

 

空間が歪み、そこには巨大な魔獣が出現。

 

「俺がやる!」

 

そこに割り込んだのはドライグで、巨大な魔獣に掴み掛かると、

 

「オラァ!」

 

ドゴン!っと空気が震えるほど強烈な拳が魔獣に刺さり、魔獣が苦悶の表情を浮かべ、

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!」

 

連続パンチで魔獣を滅多打ちにし、

 

「オラアアアアアアア!」

 

アッパーで空中に打ち上げた。

 

「オォオオオオオオオ!」

 

そしてドライグは咆哮と共に力を上げると、

 

「ロンギヌス……」

 

口からエネルギーを迸らせ、ドライグは空の魔獣を見て、

 

「スマッシャァアアアアアアアアアア!」

 

強力な一撃を放ち、魔獣を消し飛ばすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「相変わらずスゲェなぁ」

 

ヒューっと口笛を拭きながら様子を見ていた一誠は、フランを見据えると、

 

「さて、さっさと終わらせようか」

「ギャアアアアアアア!」

 

悲鳴にも似た咆哮で突っ込んできたフランに、一誠は右手のドリルクラッシャーを模した武器で止め、

 

「はぁ!」

 

左手にダイヤモンドを纏わせて殴り飛ばし、炎を出して怯ませ、続け様に電撃を当てる。

 

「凄いなこれ」

 

思わず感心していると、フランは再び突っ込んできた。

 

「おっと!」

 

一誠はソレを転がって避けながら、すれ違いざまに右手の武器で斬り、背中に蹴りを入れ、

 

「はぁ!」

 

更に背中に右手の武器をぶつける。

 

「グゥウウウウウウ!」

「一誠!そっちは大丈夫!?」

 

えぇ!と叫ぶリアスに答えながら、一誠はフランを蹴り飛ばす。

 

「アイツ……ジーニアスの力を使ってんのか?」

「あぁ、見た目はラビットタンクだけどな」

 

龍誠とヴァーリはそんなやり取りをしている中、一誠はベルトを操作し、

 

「そんじゃま。もう終わらせるか」

《フィニッシュタイム!ビルド!》

 

一誠は腰を落とし、フランに狙いを定めると、周りに文字が浮かび上がる。だが、

 

《中学でやったやつ》

《教科書でみた気がする》

《何か英語がいっぱい》

《将来絶対使わないやつ》

 

等の戦兎のものとは異なる文字が浮かび上がっていた。

 

「何か……ちがくね?」

「うむ」

「ですね」

 

それを見ていた匙とサイラオーグとフウが頷き合う中、一誠は走り出して跳び上がると、真っ直ぐな線グラフが現れ、それに乗ってフランに突撃。そして右手の武器を振り上げると、

 

《ボルテック!タイムブレーク!》

「ハァ!」

 

一誠の一撃が炸裂し、フランは爆発。するとフランの体がバラバラに崩れ、それがそれぞれディオドラの眷属だった女性達に変わった。

 

「いやー。この能力ホント凄いな」

 

パンパンと体についた埃を落とし、一誠は戦兎の方を見た。

 

「ま、これは前哨戦。メインはアッチだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何で上手く行かないかなぁ」

 

ディオドラはイライラした様子で、周りの光景を見ていた。

 

「でもまぁいいか。君を殺して、またやり直せばいい。魔獣は幾らでもこっちの世界の兵藤 一誠が貸してくれるしね」

「またはねぇよ」

 

戦兎は拳を握り、ディオドラを睨みつけると、

 

「もうここで終わりにする」

「終わらせないよ。僕の夢は始まったばかりなんだ!」

 

そう言ってディオドラは戦兎に飛び掛かると、戦兎は横に跳んで避けたが、

 

「くっ!」

 

思った以上に跳んでしまい、ディオドラとの距離を開けすぎたが、

 

「ハァ!」

「グェ!」

 

再びディオドラに向かって走り出し、一瞬で間合いを詰めるとディオドラを殴り飛ばした。

 

「オォオオオオオオオ!」

 

吹っ飛んだディオドラを先回りして、再び殴り飛ばし、瓦礫の山にぶつけると、

 

「うがぁ!」

 

瓦礫を吹き飛ばし、ディオドラは立ち上がった。

 

「ムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつくムカつく!ムカつくんだよぉおおおおおお!」

 

ディオドラは多数の魔力弾を出し、辺りに向かって無差別に放つ。

 

「させるか!」

 

しかしそれを見た戦兎は走り出すと、魔力弾をパンチや蹴りで次々と消し飛ばした。

 

その余りの速さに、まるで全ての魔力弾を同時に消し飛ばしたのかと錯覚するほどで、

 

「無駄だディオドラ。お前がどれだけ壊そうとしても、俺が全部守って見せる」

「上等だぁあああああ!」

 

ディオドラが走り出し、戦兎に向かって殴りかかるが、それを避けて戦兎はディオドラの腹部にパンチを叩き込み吹き飛ばす。それを追って戦兎は走り出すが、ディオドラは体制を戻し、パンチを放つが、戦兎はそれをダッシュの大勢から一歩だけ下がって避け、瞬時にまた走り出すとディオドラに蹴りを叩き込む。

 

「がはっ!」

 

本体を殴ったと錯覚したディオドラだったが、それは残像なことに気づき、地面を転がりつつドリルクラッシャーを出し、

 

《Ready Go!ボルテックブレイク!》

 

クラプションタンクフルボトルをセットし、ディオドラは砲撃を模した攻撃を発射。だが、

 

《ゴールデンマッチデース!》

 

フルボトルバスターにゴールデンラビットフルボトルをセットし、エネルギー弾を戦兎も発射。

 

《ゴールデンマッチブレイク!》

「ハァ!」

 

そのエネルギー弾は、ディオドラのボルテックブレイクの一撃を軽々と押し返し、そのままディオドラに直撃して爆発した。

 

「あ、が……」

 

地面に膝を付き、声を漏らすディオドラは、戦兎を睨みつける。

 

「僕の邪魔をしやがってぇ!僕は悪魔だ。自由にやって何が悪い!愛だの平和だのと語って好きにする君が良くてなんで僕がだめなんだ!」

「そうだな」

 

戦兎はレバーを手に掛け、ディオドラを見つめ返した。

 

「でも俺は笑ってる顔が好きなんだ。誰かが笑ってるのを見ると、俺もクシャって笑っちまうんだ。だから俺は戦う。愛と平和のため……ラブ&ピースのため、理不尽に誰かの笑顔を奪おうとするものと戦い続ける。俺が出会ったヒーロー達のように、お前から見たら俺の身勝手でも、俺は俺を信じて前に進む!」

 

戦兎はそう叫び、レバーを勢いよく回すと、

 

《Ready Go!》

 

腰を落として意識を集中させると、その場で大きく飛び上がった。

 

「そう言うのがウザいんだよぉおおおおおおお!」

《Ready Go!》

 

それを見たディオドラもレバーを回して、戦兎を追って飛び上がる。

 

そして二人は空中で睨み合うと、

 

『ハァアアアアアアア!』

 

同時にライダーキックの大勢を取り、二人はぶつかる。

 

《ゴールデンラビットフィニッシュ!》

《クラプションボルテックフィニッシュ!》

 

二人のぶつかり合ったライダーキックは火花を散らし、辺りに爆音と衝撃波をもたらす。

 

お互い押し合い、互角の勝負に見えたが、

 

「勝利の法則は……」

 

戦兎は全身を発光させ、太陽の如く輝くと同時に、ディオドラの蹴りを打ち破ると、高速の連続蹴りをディオドラに叩き込んでいく。

 

「ぐぁああああああ!」

 

ディオドラのベルトやフルボトルがヒビ割れていき、そのまま蹴り飛ばすと、近くの崩れた建物に叩きつけ、

 

「決まったぁああああああ!」

 

そしてダメ押しのライダーキックを決めると、辺りを爆発が包むのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ」

 

地面に膝を付き、戦兎の変身が解除されると、変化していたフルフルラビットタンクボトルが元に戻った。

 

「ぐ、う」

 

ディオドラはボロボロになったまま砕け散ったフルボトルの残骸を集め、

 

「ぼくの……ちから」

「お前のじゃねぇだろ」

 

と、ジオウの一誠は突っ込みつつ、自分に力が戻ったことを確認。

 

(とりあえず戻ったか)

 

一息入れて戦兎を見る。そこには既に戦兎の世界の皆が集まって、健闘を称えている。

 

するとジオウの一誠の世界の皆が来て、

 

「一誠。どういうことなのか説明があるんでしょうね?」

「えぇまぁ。ただその前に……」

 

一誠は頭を掻きつつ、ディオドラを見ると、突如ディオドラが爆発。厳密にはその場所に攻撃が加えられたからで、消し飛んだディオドラの代わりに、その場に立っていたのは、

 

「全く。折角新アイテム与えたってのに役に立たないやつだなぁ」

『兵藤 一誠!?』

 

戦兎達は身構え、逆に別世界のリアス達はポカンとしてしまう。

 

「あぁ、あれが今回の主犯ですよ。別の世界の兵藤 一誠。中々厄介なやつでしてね」

 

と、ジオウの一誠は説明していると相手はこちらを見て、

 

「ようこっちの世界の兵藤 一誠。ご機嫌如何かな?」

「あぁ、お陰で力も返してもらえたしな。絶好調だぜ」

 

そんなやり取りをしているとジオウの一誠の世界のリアスが、

 

「貴方が今回の一件の主犯だそうね。一体どういうつもりでこんなことをしたの!?」

 

その問いにエボルの一誠は、

 

「なぁに。そちらの仮面ライダージオウ。いや、オーマジオウだったか?その力が欲しかったのと、序でに新しい道具の試運転がしたくてね」

「そんなことのために?」

 

リアスが信じられないといった表情を浮かべる中、エボルの一誠は実奈を見て、

 

「そっちも元気そうだなぁ?」

「そうだね」

 

実奈の素気ない態度に、エボルの一誠は肩を竦める。

 

「おいおい。折角同じ転生者同士なんだ。仲良くやろうじゃないか」

「冗談言わないでよ。あんたみたいなやつと同じだなんて思われたくないんだから」

「冷たいやつだなぁ。お前なら分かるだろ?俺は兵藤 一誠に……主人公になったんだ。なのに物語に関われず、1から作り直そうとしたら邪魔するものがいる。なら俺の目的を達成するために努力するだけさ。何か問題でも?」

 

エボルの一誠の言葉に、実奈はため息をつくと、

 

「私もさ。この世界に転生して最初浮かれたよ。ずっと好きな作品の登場人物に会えるってさ。でもこの世界で生きてて分かったんだ。この世界にいるのは、物語の登場人物じゃないって」

「何?」

 

実奈の言葉に、エボルの一誠は眉を寄せる。

 

「この世界にいるのはの、普通に生きてる人たちなんだって。普通に笑って、普通に泣いて普通に怒る。何も特別なんかじゃない。普通の物だった。お父さんはちょっとエッチだけどお仕事と家族サービス両立に一生懸命で、新しい洋服を見せると似合うって褒めてくれて、テストの点数がいい時は頑張ったなって言って頭撫でてくれて、こっそりお小遣いくれる。お母さんは専業主婦で毎日おいしいご飯作ってくれて、一緒にご飯作ったりショッピングしたり、髪を結ってくれたり、しんどくなったとき抱きしめてくれる。隣の佐藤さんは笑顔が素敵な夫婦で、近所の山本さんは庭で作った野菜を分けてくれる。普通の生活を営んでる普通の世界。だから私はアンタが大嫌いだ。そんな素敵な普通の世界だったこの世界を滅茶苦茶にしたんだから。それに力が幾らあったってアンタは主人公じゃない。力があるだけで主人公なら苦労しないんだよ。痛くて苦しくて、それでも立ち上がれる者を、人が呼ぶんだから」

 

その点赤龍帝宿してても痛いの嫌だし苦しいのから逃げたいタイプの私は主人公にはなれないよねー。と実奈は笑い、エボルの一誠は鼻を鳴らし、

 

「ふん。解釈違いだな」

 

と言って、オーラ弾を実奈に向けて発射。しかし、

 

「ヨッと」

 

その前にジオウの一誠が割って入り、オーラ弾を手を前に出して弾く。

 

「お前の相手は俺がしてやるよ。折角イイ感じに来たんだ。さっさとアンタにはお帰り願おうか」

 

ジオウの一誠は、そう言うとジオウトリニティの時にも使っていたストップウォッチと、金色で豪華な見た目で、更にジオウだけではなく他の皆の顔も描かれたストップウォッチを手に持つ。

 

「おいおい。俺が負けると思ってるのか?まぁいいさ。せっかくだ遊んでやるよ!変身!」

《オーバー・オーバー・ザ・レボリューション!Ready go!フィーバーフロー!フハッハッハッハハハハ!フハッハッハッハッハハハハハ!》

 

笑いながらエボルの一誠は変身し、ジオウの一誠も同じく笑みを浮かべる。

 

「思ってるさ。なにせ……」

《ジオウ!グランドジオウ!》

 

2つのストップウォッチを同時に起動し、ベルトに装着。そしてバックルを操作し、

 

「うぉ!?皆の銅像!?」

 

突然地面から出現した仲間たちの銅像に、疲労からまだ立てなかった戦兎と仲間達がギョッとし、

 

「今のお前より、俺の方が100倍は強いからな。変身!」

《グランドタイム!リアス・アケノ・アーシア・ユウト・コネコ・ゼノヴィア・ギャスパー・イリナ・ロスヴァイセ・クロカ・サジ・ヴァーリ・サイラオーグ・ミナ・ソウソウ・レイヴェル・デュリオ・アザゼル・オー・フィ・ス~。祝え!仮面ライダー!グ・ラ・ン・ド!ジオーウ!》

 

その銅像達は突如彫像に姿を変え、ジオウの一誠にくっつき、黄金の姿に変えた。

 

「そ、そこで貼りつくのな」

『うんうん』

 

思わず戦兎が突っ込むと、周りの仲間達も頷きを返す。

 

そんな戦兎達を見たジオウの一誠の世界のリアス達は、

 

(もう見慣れた光景だったから気にしてなかったけど、やっぱり凄い絵面なのね)

(うんうん)

 

と、頷き合うのだった。

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