ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……

戦兎「遂に兵藤一誠のアジトにたどり着く俺たちだったが…」
智宏「そこに立ちふさがるのはディハウザー・ベリアル!ちょうどいい!今こそ約束を果たさせてもらうぜ!」
戦兎「きっちり勝ってこいよ!」
智宏「当たり前だ!」
広夢「そんな感じの151話スタートだよ〜」
戦兎&智宏「こらー!」




「おぉおおおお!」

 

智宏はキングブレイドをディハウザーに振り落とすが、ディハウザーは腕に付いた刃で受け止め、逆に智宏を斬る。

 

「ぐっ!」

 

後退った智宏だが、

 

《ロイヤリティクラウン!》

「変身!」

《忠義の力が未来を守る盾となる!守護せよ!ロイヤリティキング!》

 

盾を構え、再びディハウザーと距離を詰めるが、ディハウザーは高速移動で翻弄し、連続攻撃を瞬時に叩き込む。

 

「なら!」

《カームクラウン!》

「変身!」

 

高速移動を転がって避けながら、再び別の姿にチェンジ。

 

《平静の力が未来を見据える!射抜け!カームキング!》

 

弓を振り回し、ディハウザーの速さに着いていくが、

 

「軽い!」

 

智宏の攻撃を受け止め、強引に押し返して反撃。

 

「がはっ!」

 

ふっ飛ばされ、地面に叩き付けられる智宏。

 

「和泉!」

 

そこに他の皆が丁度来て、駆け寄ろうとするが、

 

「来るな!」

 

智宏が叫び、皆が足を止める。

 

「大丈夫だから。そこで少し待っててくれ」

 

息を整え、再び立ち上がると、智宏とディハウザーの視線が交差する。

 

「もう辞めろよディハウザーさん。こんな事して、一体何になるってんだ」

「クレーリアのためだ」

 

智宏の問い掛けに、ディハウザーは答える。

 

「私のせいであの子は死んだ。愛する人と過ごす時間も失った。だから私があの子とあの子を愛するものを蘇らせる!だから邪魔をするなぁ!」

 

ディハウザーが腕のブレードを使って智宏に斬り掛かり、弓でそれを受ける。

 

「それをその人が望むとでも!?」

「あぁ望むさ!」

 

ディハウザーに押し切られ、連続で切られて蹴り飛ばされた。

 

「がはっ!」

 

地面を転がりながら、智宏は体を起こす。

 

「だから叶えてみせる。あの子の幸せのために!」

 

ディハウザーはそう言って、両手に魔力の塊を作り、智宏に発射。

 

「くそ!」

 

それを智宏は飛んで避けながら、ブレイブクラウンをベルトにセットし、フォームチェンジ。

 

「まだまだ!」

 

智宏は拳を握りしめ、ディハウザーとの間合いを詰めると同時に、殴り飛ばしたが、

 

「ぐっ!」

「どんな手を使おうとも、どれだけの不幸を生み出そうとも、俺はあの子の幸福のためならどれだけの犠牲でも払って見せる!」

 

ディハウザーは瞬時に間合いを詰めて殴り飛ばす。

 

「そうか」

 

しかし後退るものの、智宏はしっかりとした足取りで立ち、相手を見据えた。

 

「貴方の気持ち。少し分かるんだよ」

「ふざけるな!」

 

智宏の言葉に激昂したディハウザーは、腕のブレードで斬り掛かるが、それを剣で弾く。

 

「お前に何が分かる!妹に頼り切り、甘えるだけのクズに!何が理解できるんだ!?」

 

猛攻に智宏は耐えきれず、ブレードを喰らうが、智宏はそれを強引に耐え、ブレードを掴んで止める。

 

「分かるよ。俺だって妃愛が死んだらきっと狂っちまう。もうどうでも良くなって、どんな犠牲払っても取り戻せるならそうしようとするさ。まぁきっと出来ないだろうけどな」

「ならば所詮その程度の思いというだけだ!」

「そんな訳あるか!」

 

声を荒げ、ディハウザーを睨みつける智宏。

 

「アイツはな。俺の全てだ。両親を失っても、他人を信じれなくなっても、それでもこの世界に繋ぎ止めてくれた存在だ。俺が一人だったら今はない。今があるのは、妃愛がいたからだ!」

 

両親が残してくれた、たった一人の家族。それが妃愛だ。何もない自分に、和泉 妃愛の兄という居場所を作ってくれた、かけがえのない妹だ。何よりも尊く、大切で愛おしい存在だ。

 

「でもな。馬鹿なことをやろうとすると、錦さんやアメリは泣くし、詩桜先輩は命懸けて止めようとするし、常磐にはぶん殴られるんだよ!何やってんだバカって言われるんだよ!」

 

智宏は、そう言って優しい声で、ディハウザーに語り掛ける。

 

「アンタは凄いもんな。誰よりも凄いんだ。俺なんかじゃ足元にも及ばない。だから誰も止められなかったんだ。だが俺の周りには止めてくれる掛け替えのない仲間もいたんだ!い」

「っ!」

 

ディハウザーは体を震わせ、2、3歩後退ると、

 

「だから俺がアンタを止める。そうじゃなきゃ、皆不幸になる」

「黙れ……」

「アンタだって分かってんだろ?アンタみたいに凄い人が、そんなに狂っちまう位大事な人なんだろ?誰かの犠牲の上で幸せになれるような人じゃないことくらい分かってるんだろ?」

「黙れぇええええ!」

 

再び魔力弾を形成し、ディハウザーは発射。しかし智宏はブレイブクラウンをベルトから外し、剣に装填。

 

《ブレイブチャージ!ブレイブスラッシュ!》

 

それを切って捨てると、

 

「アンタも、そしてクレーリアさんも、このまま不幸にさせない!」

 

そう言って、智宏は巨大なブライトネスクラウンを取り出し、バックルの台座を外して、クラウンのスイッチを押す。

 

《ブライトネスクラウン!》

 

それと共に、智宏の背後に黄金の甲冑が出現し、智宏は構える。そして、

 

「変身」

《光の力が未来を照らす!輝け!ブライトネスキング!》

 

黄金の甲冑が智宏を包み、そして現れたのは、光り輝く黄金の王の姿。

 

《キングカリバーン!》

 

それと同時に、もっていた剣も輝き、二回り程巨大な剣になった。

 

「っ!」

 

次の瞬間、体を発光させ、智宏はディハウザーとの間合いを詰めて一瞬で詰め、キングカリバーンで斬る。

 

「がっ!」

 

文字通り光速移動で立ち位置を変え、次々と斬撃を繰り出す智宏に、ディハウザーは防御しか出来ない。しかし、

 

「うぉおおお!」

 

全身から魔力を放出させ、辺り一帯を爆発で吹き飛ばす。だが、

 

「ハァ!」

 

爆発が届くよりも早く、仲間達の前まで移動し、キングカリバーンにブライトネスクラウンをセット。

 

《ブライトネスチャージ!ブライトネスバースト!》

 

必殺の斬撃で、爆発を相殺するどころか、そのまま余波でディハウザーを吹き飛ばした。

 

「ぐっ!」

 

しかしディハウザーは空中で態勢を戻し、再び智宏に突っ込む。

 

「はぁあああ!」

 

智宏もそれに合わせて突っ込み、互いの武器をぶつけ合わせる。

 

「うぉおおお!どけぇえええ!」

「どかねぇ、絶対にどいてたまるかぁああああ!」

 

智宏は全身を発光させ、ディハウザーは押して行き、そのまま殴り飛ばした。そしてキングカリバーンを地面に突き刺すと、

 

「これはお父さんの分!」

「っ!」

 

再び距離を詰め、顔面を殴る。

 

「これはお母さんの分!」

 

今度は腹を殴り、ディハウザーは苦悶の声を漏らす。

 

「そしてクレーリアさんの分!」

 

回し蹴りがディハウザーを吹き飛ばし、智宏はベルトのバックルに指をかける。

 

「がはっ……クソっ」

「最後は俺からだ」

 

《ブライトネスクラッシュ!》

 

ベルトのスイッチを押し、智宏は腰を落とす。

 

「どんなに辛くてもさ。それでもカッコつけなきゃいけない時もあんだろ。俺もアンタもお兄ちゃんなんだからさ。だからよ……」

 

智宏は飛び上がると、まるで太陽の如く輝き、ディハウザーを見据え、

 

「妹泣かせるようなことしてんじゃねぇよ!ばかやろぉおおおおお!」

「っ!」

 

そのままライダーキックの大勢に入り、一気に急降下。

 

それを咄嗟に防御しようとしたが、

 

「……」

 

ディハウザーはそのまま両腕を下ろし、まるで智宏のトドメを受け入れるように、そのまま智宏のライダーキックを受けるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそ。思ったより広いな」

 

戦兎は智宏と別れ、建物を探っていたが、思っていたよりも大きく、困っていたが、

 

「成程。侵入者はお前だったか」

「っ!父さん!」

 

暗闇の中から現れた父の姿に、戦兎は驚きつつ、ベルトを装着。

 

「美空はどこだ!」

「さて、どこだろうな」

 

なら力づくで聞き出す!と戦兎はハザードトリガーを取り出し、

 

《鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!ヤベーイ!ツエーイ!》

 

タンクタンクフォームになった戦兎は忍と距離を詰め、

 

「変身!」

 

忍もニンニンコミックに変身し、切り結ぶ。

 

「俺だけじゃなく、娘も利用する気か!」

「正義のためだ!」

 

ふざけるな!と戦兎は力で押していくが、忍はそれを受け流し、そのまま四コマ忍法刀の柄でハザードトリガーを叩く。

 

「何だっ!?」

 

すると突然全身に電流が走ったようになり、体が動かなくなる。

 

「悪いがお前には退場してもらう」

「っ!」

 

そして忍は四コマ忍法刀から煙を出し、それは戦兎を包んで、戦兎は姿を消してしまった。

 

「……」

 

その場に残った忍は変身を解除し、姿をまた消すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いでぇ!」

「戦兎!?」

 

煙に包まれ、気づけば空に放り出されていた戦兎は、そのまま地面に落下したが、周りを見ると、龍誠や仲間たちに、智宏達までいた。

 

「すまん妨害にあった。だけどすぐまた向かえば」

「その必要はない」

 

突然聞こえた声に、皆はその声の方向を見ると、

 

「美空!」

「妃愛!」

 

建物の屋上には、兵藤一誠の他に、美空と妃愛が縛られていた。

 

「大丈夫か!?」

 

戦兎が叫ぶが、美空は首を横に振って答えない。

 

「おい!どうしたんだ!」

「戦兎や智宏からも言ってやってくれ。いい加減声を出せってな」

 

何だと?と智宏が言うと、

 

「俺はある封印を解きたいんだが、それにはこの二人の声がハモった時に生まれる音が必要なのさ」

「音だと?」

「そう。お前たちは知らないかもしれないが、封印というのは解除が単純であるほど強く、そして簡単に封印できるんだ。声のハモった時に生まれる音なんて凄く単純だろ?だがただハモっただけじゃだめなんだ。特定の特別な声。聞いただけで誰もが聞き入り、歌えば誰もが聞き惚れる生まれ持った特別な声を持つもの。それが美空だった。この若さでドームでライブができるほど特別な声。だがハモらなきゃいけない以上、もう一人必要だ」

「それが妃愛だったのか!?」

 

正解!っと智宏に一誠は指をさし、

 

「同じ声を録音してもだめだ。生の声を同時に聞かせる。それで封印はとけるんだが、強情でねぇ。中々声を出さないんだこいつら」

 

「ひよりん!?」

 

妃愛の髪を掴み、頭を振り回す一誠を見て、あすみが悲鳴を上げた。

 

『……』

 

すると戦兎と智宏は一歩前に出て、そして、

 

「美空!」

「妃愛!」

 

二人の声には、怒りと何より、兄として、妹を思う優しさが含まれていた。

 

『声を出せ!何があってもお兄ちゃん達(俺達)がなんとかする!』

 

その言葉を聞き、美空と妃愛は口をグッと噛み締めると、

 

『助けて、お兄ちゃん!』

 

次の瞬間、建物が揺れ、亀裂が入るとともに巨大な人形の物体が立ち上がる。

 

「ビジター」

「え?」

 

アザゼルの呟きに、皆が振り返ると、

 

「思い出した。クソっ!封印が解けたのか!」

「思い出したって……記憶消したんじゃ!?」

「いや、万が一封印が解けたときのこと考えて俺はコッソリ記憶を封印される程度に留めといたと言うか」

 

遠い目をするアザゼルにおいおいと思うものの、今はそれどころじゃない。

 

ビジターの頭部には、まだ美空と妃愛が引っ掛かっている。

 

三大勢力が集結し、封印するのがやっとだった存在。ビジター。

 

それが今、現代に蘇った瞬間だった。




智宏と妃愛の関係

前回では妃愛にとって智宏がどれだけ大事かを語りましたが、智宏にとっても妃愛は両親を失っても一人ぼっちにならずにすんだ、かけがえのない家族であり、切っても切り離せない。そのため、この兄妹は互いが絶対に必要だと思ってるので、お互い兄離れも妹離れも出来ないと言うか、するつもりもない感じです。

【仮面ライダーキング・ブライトネスフォーム】
《光の力が未来を照らす!輝け!ブライトネスキング!》

パンチ力・70t
キック力・85t
ジャンプ力・55m
走力(100m辺り)・3秒

智宏が変身する仮面ライダーキングの準最強フォーム。体を光に変えて、文字通り光速移動するなど、能力も高いが、単純スペックも高水準。レーティングゲームチャンピオンである、ディハウザーを圧倒するなど、戦闘能力も非常に高いフォーム。
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