戦兎「さぁ、遂に目覚めてしまったビジター」
智宏「今まで見たことのない存在に、俺達は困惑するが……」
戦兎「だが俺達も美空たちを助けるために諦める訳にはいかない!」
妃愛「そんな感じの〜」
美空「152話スタート!」
智宏「あれ?」
「あれがビジター」
戦兎は天を突くほど巨大な人型のそれに目を奪われる。
そしてそれはこちらを見下ろすと、
「ビジター。そう呼ばれているのはわかっている。だが本来、我に名はない」
「じゃあ何者だ!」
意思疎通はできるのか?と戦兎は思い質問した所、
「我は救済者。兵藤 一誠により歪められた世界を消し去り、安寧をもたらす者として、この世界の意思が作り出した存在だ」
『はぁ!?』
突然の告白に、戦兎達だけではなく、知らなかったらしい一誠も驚く。
「おいおい待てよそりゃ聞いてねぇぜ」
「っ!」
そう言って油断した一誠に、リアスは滅びの魔力を撃つ。だが、
『なっ!』
それをビジターは片手で軽く払ってしまった。
「おいこら!なんで兵藤 一誠を守ってんだよ!」
「我が使命は兵藤 一誠に歪められた世界の救済である。その遂行を妨げることは認めない」
何を言ってるんだ?と?皆が首を傾げる中、詩桜が成程と口を開く。
「アレは言うなら機械だ」
「ど、どういうことです?」
常磐が聞き返すと、
「言っただろう?兵藤一誠に歪められた世界の救済のために作られたと。世界の意思というものがどういった物を指すのかは分からないが、そこに何者かの意思が介入し、作り上げたのだとしたら、機械と同じさ。そして機械ってのは万能じゃない。プログラムし、それを忠実にこなす。そしてアイツのプログラムは、兵藤一誠が歪めた世界を消し去ること」
そこまで言われ、戦兎もそうかと理解する。
「兵藤一誠が歪めた世界を消すには、兵藤一誠がいないといけないってことですか」
「あぁ、兵藤一誠がいることで、兵藤一誠に歪められた世界が作られる。そしてその世界をビジターが消す。その一連の遂行のためには、兵藤一誠という存在そのものが、必要不可欠なんだ」
あくまでも、ビジターは兵藤一誠を倒す存在ではなく、兵藤一誠の関わった世界を壊す存在だとしたら、兵藤一誠を守るのも仕事のうちか、
「どちらにせよ、妃愛と美空さんを助けないと!」
「だなっ!」
《ブライトネスチャージ!ブライトネスバースト!》
《フルフルマッチデース!フルフルマッチブレイク!》
智宏と戦兎の二人は頷くと、最大火力をビジターに放つ。しかし、
「なっ!」
それを軽く腕をふるだけで払い飛ばし、逆に口から光線を放つ。
『っ!』
次の瞬間爆発と閃光が轟き、皆をふっとばす。
「く、くそ……」
変身が強制解除された戦兎は悪態をつきながら立ち上がり、智宏も変身が解除されながらも立つ。
「皆!大丈夫か!」
皆も立ち上がり、大丈夫と返す。
「咄嗟に結界を皆で張ったけど殆ど意味がなかったわ」
リアスが頭から垂れてきた血を掌で拭い、背後を確認する。
常磐達のような人間組に怪我はないようだ。
「兵藤 一誠よ。この世界を立ち去るのだ」
「はぁ?」
なんでだよ!と怒る一誠に、ビジターは告げる。
「我が使命は、汝が関わった世界を滅ぼし、救済すること。汝との戦闘行為は命じられていない。汝がいては、破壊できない」
『っ!』
その場の空気が凍りつく。つまりそれは、今の一撃も本気じゃなかったということだ。
「アハハハ!なるほどね!そりゃ俺がいちゃ出来ないか!おいお前ら〜!どうする?俺帰った方がいい?」
ゲラゲラ笑う一誠だが、智宏は首を横に振ると、
「そこにいろ」
はっきりと、そう口にする。
「だよなぁ!帰ったらまずいよな!」
「あぁ。またどっかに行かれると、追いかけるのが大変だからな」
は?と一誠がポカンとすると、
「お前は一発ぶん殴ったあと、泣くほどボコす。じゃないと俺の腹の虫が収まらん!」
「それは違いねぇな」
戦兎もそう言って一誠を睨みつける。
「美空に怖い思いをさせたんだ。俺達にぶっ飛ばされる覚悟くらいしてんだろ?」
「おいおいお前ら現実が見えてるのか?その前にこいつぶっ倒さないとこの世界がぶっ壊れるんだぜ?」
わかってる!と戦兎と智宏はベルトを装着するが、
『っ!』
突然、ビジターの目が怪しく発光し、目が眩む。そして、
「なっ!」
突然他の皆が戦兎や智宏の腕を掴んだり、足に絡みついて邪魔をしてきたのだ。
「おいみんな!何してんだ!」
「わ、分からないの!」
それにリアスは答え、
「でも急に、ビジターに殺されるのはすごく幸せなことなのって思ってしまうの!それを邪魔したり抗うことは、絶対許されないことって思ってしまうの!」
そう思ったら体が!と他の皆も口々に言う。となれば答えは、
「お前か!ビジター!」
「その通り。我に身を預けよ。汝らを苦しませぬ。絶望させぬ。兵藤一誠には誰も勝てぬ。そんな絶望の未来を生きる必要はない。幸福なまま全てを終わらせよう」
ビジターはそう言って、頭上に巨大な光の塊を作り出し、
「まずは汝達を救い、その後この世界を救済する!そう。我は救世主なのだ!」
『ふざけるな!』
そう声を荒げたのは、戦兎と智宏だ。
「誰もそんな事望んじゃいない!」
先に戦兎が叫び、そして智宏が、
「勝手に諦めて、勝手に逃げ出しておいて、勝手に皆を巻き込むんじゃねぇ!」
二人が怒り、声を上げた時、二人の体から光が放たれ、二人を邪魔するように掴みかかってきていた仲間たちが吹っ飛んだ。
そして、戦兎のラビットフルボトルが金色になり、智宏のブレイブクラウンも、今までのものとは違う、豪華で派手な物に変化した。
「あ、何だあれ?」
一誠は眉を寄せつつ、まあ良いか、と一旦ビジターから離れた。
更に、
「ん?」
龍誠も懐の輝きに気づき、その光るものを取り出すと、それは銀色に変化したドラゴンフルボトルだ。
「なんだコレ……いや、それよりも!」
驚きながらも、龍誠は意を決し、
「戦兎!これ使え!」
龍誠はドラゴンフルボトルを戦兎に投げ渡し、戦兎は少し驚きつつも、その意味を理解して、
「さぁ、実験を始めようか!」
《ラビット!ドラゴン!》
本来なら生物同士は組み合わせられない。反発しあい、爆発してしまう。だが、龍誠は使えと言って渡してきた。
理由なんてものはない。ただ、
そう確信し、戦兎はレバーを回していく。
《エンドレスブレイブクラウン!》
一方、智宏もクラウンのスイッチを押し、天高く拳を掲げた。
この力を、智宏は知っている。一度だけ使えた、全てを超える力。敵のボスとの戦いに終止符を打った力だ。
だが強力すぎるほどの力。間違った使い方をすれば、間違いなく守りたい者まで傷つける。だから改めて、その力の使い道を考えた。守りたいものを。そして倒すべき相手を。
そして二人は叫ぶ。
『変身!』
《ベストマッチ!》
《無限の勇気の力が!最後の奇跡を起こす!奮い立て!エンドレスブレイブキング!》
戦兎は左右が金と銀でできた姿になり、智宏はブレイブフォームの姿に変わる。だがその体から溢れるエネルギーは、ブレイブフォームとは比べ物にならない。
「っ!」
すると、一度弾き飛ばした皆が立ち上がり、再度戦兎たちに襲いかかる。だが、
『変身!』
ビジターの能力に対して効果がなかったのか、詩桜達や、龍誠にフウなどは、それぞれ変身したり、生身のままリアス達を止めに入る。
「いけ!ふたりとも!」
『あぁ!』
龍誠の檄に、二人は頷くと、
《ビルドチェンジ!》
《ストライカークラウン!》
戦兎はビルドフォンをバイクに変形させ、智宏もクラウンのスイッチを押して上に投げると、巨大化し、バイクの形に変形した。
「行くぞ!」
「おう!」
二人はエンジンを蒸かし、ビジターに向かって爆走を開始、
「哀れな。だがそれも救ってみせよう!」
ビジターはそう言って、巨大な光の塊からいくつもの光弾を発射。
『はぁ!』
それを二人はギリギリで回避し、更にスピードをあげる。
次々飛んでくる光弾を全て避け、ビジターとの距離を詰めると、
二人はバイクから飛び上がり、ビジターの体を駆け上がる。
「ぬん!」
『がはっ!』
それを拳で殴り落とされ、地面に叩きつけられる二人。
「潰れよ!」
そこに向かって踏みつけ攻撃をするビジター。
「お兄ちゃん!」
「おにい!」
悲痛の叫びを揚げる美空と妃愛。だが、
『おぉおおおおお!』
自分たちより遥かに巨大な、ビジターの足を持ち上げ、押し返した。
「ぬぅ!」
少しバランスを崩しそうになったが、直ぐに立ち直る。しかし、
『おぉおおお!』
二人は再度飛び上がり、ビジターの腹を殴る。
「ゴフッ!」
初めてダメージらしいダメージを受け、ビジターが困惑する中、更にビジターの体を駆け上がっていく。
「美空ああああ!」
「妃愛いいいい!」
駆け上がっていく中でも、ビジターの攻撃は来る。それを避け、時には落とされそうになっても、もう一方が援護して時間を稼ぎ、その間に体勢を取り戻す。
「おぉおおお!」
「らああああ!」
そして、頭近くまでやってきた二人は、強力なアッパーをビジターに叩き込んだ。
ビジターの体が浮き上がるほど強力な同時攻撃に、ビジターの頭にまだ縛られたままだった二人の体が空中に投げ出される。
だが、
『大丈夫か!?』
二人は、それぞれの妹をキャッチし、ビジターを見る。
ビジターは既に拳を振りかぶり、こちらを攻撃する構え。ならば、
《Ready Go!》
戦兎はレバーを回し、智宏もクラウンのスイッチを押す。
《ボルテックアタック!》
《エンドレスブレイブストライク!》
二人の体が発光し、同時にライダーキックの体勢に入ると、一気に降下。ビジターの拳とぶつかり合うが、
『はぁ!』
ビジターの拳を粉砕し、そのままビジターの胸を貫いて大穴を空けた。
「これで」
「どうだ!」
と二人が着地しながら振り返ったが、
「まてまて。折角の新しいおもちゃをそんな簡単に壊されたんじゃ敵わん」
「なっ!」
そこに現れた一誠が手をかざすと、ビジターは小さくなっていき、そのまま小さな球体に姿を変えた。
「お前それが何なのか分かってるのか!?」
「勿論。だからこそ、まだまだこれで遊ばせてもらわないとなぁ」
ふざけるな!と戦兎と智宏は、一誠の元に向かおうとするが、
『ぐっ!』
二人の変身が強制解除され、元に戻ってしまった。
「成程、やはり一時的なブーストか」
まあいいさ、と一誠は笑い、
「そろそろ本命を完遂させてもらうぜ」
『っ!』
と言って、戦兎達を煙が包んでいく。
「まずい!智宏!」
戦兎は慌てて智宏達のもとに行こうとするが、そのまま姿を消してしまうのだった。
「ここは……」
気づけば、智宏は一人だった。いや、一人ではなく、
「よう。智宏」
「お前!」
眼の前に現れた一誠に、智宏怒りを露わにするが、
「おいおい待て待て。俺はお前と仲良くなりにきたんだよ」
意味がわからない!という智宏の背後に突然現れた一誠は、
「調べさせてもらったよ。お前の過去をな」
「っ!」
智宏が振り返ると、そこには一誠はいない。
ヌルリと心入り込んでくるような感覚。それがたまらなく心地よく感じた。
「幼い頃から天才子役と持て囃される妹に比べられ、両親が死んだ際には親戚からは邪魔者扱い。誰もお前を引き取りたいなんて思うやつはいなかった。その後の人生だってそうさ。妹に縛られ、自由に生きることもできない。妹以外から必要とされず、その妹も別にたまたまお前が兄だったからと言うだけ」
声の方を振り向くが、やはり一誠はいない。
「挙げ句にやりたくもない生徒会長という役職を、妹の出席日数の補填もためにやらされ、それすらも本当は別の狙いがあった。そうやってどいつもこいつもお前を利用するばかりだ。そんなのあんまりじゃないか?」
そう言って、一誠は眼の前に現れる。
「他の奴らだってそうさ。誰もお前がいなくたって生きていける奴らだ。偶々お前が生徒会長にさせられて、行動を共にしてただけ。お前がいないといけないわけじゃない」
そうかもしれない。そう思わせてくる、不思議な声音。
「だが俺は違う。俺は前が必要だ。他の誰でもない。お前自身が必要なんだよ。智宏」
だから俺とともに来い。そう言って、手を伸ばしてくる。俯いて動かない智宏に、一誠は近づく。
一誠の洗脳は、僅かでも思っていることであれば、それを引き出し、まるで心の底からからそう思っていたことかのようにさせる。
そして一度ハマれば、抜け出すことは難しい。
「……な」
「どうした?智宏?」
ブツブツと何かを呟いた智宏に、一誠は顔を近づけて聞く。そして聞こえたのは、
「あいつらを、馬鹿にするな!!!」
「っ!」
一誠の頬に、智宏の拳が炸裂する。
変身していなければ貧弱な体の、智宏のガムシャラに叩きつけられた拳は、大した威力はないが、予想外の一撃だったためか、驚きで一誠に尻もちをつかせた。そして、
「わかってるよそんな事」
拳から血を垂らし、智宏は叫ぶ。
「アイツらの凄さは、俺が一番知ってるんだ!皆すげぇ!常磐の描いた絵が一枚で何百万も動かすのを知ってる!錦さんの歌が、何十万人もの人を感動させるのを知ってる!詩桜先輩の本が、ベストセラーとなってドラマ化も映画化もしてる!アメリの写真一枚で大勢の女の子がこぞって同じコーディネートを真似しようとする!妃愛の言葉一つで、沢山の人達がそれに耳を傾ける。でも俺には何もないんだ」
「そうだ。でも俺は」
「違う!」
智宏は一誠の言葉を遮ってまた叫ぶ。
「それでも俺には皆が必要なんだよ!皆には俺が必要なくても、俺には皆が必要なんだ!誰一人として欠けちゃいけないんだよ!」
「そうやってずっと良いように使われて良いのか!?お前はこれからも和泉妃愛の兄でしかいれないんだぞ!?お前だって何者かになりたいはずだろ!?」
「だからもうなってるじゃねぇか。妃愛のお兄ちゃんってやつによ」
それがあれば充分だった。でも今は、生徒会長っていうものにもなれた。そこで出会った、かけがえのない仲間たち。仮面ライダーというものにもなれた。そこで知った、戦うことの怖さ。だがそれを振り切ってでも、戦うことの覚悟を。
「もう俺には充分すぎるほど皆からもらってるんだ。これ以上は、貰いすぎだ」
そう言って、智宏がブライトネスクラウンを掲げると、強い光を放ち、空間にヒビが入っていく。
すると空間が崩壊し、他の仲間たちも姿を現した。
「お兄!」
妃愛が智宏の姿を確認すると、駆け寄ってきた。それを抱きとめ、
「おかえり。妃愛」
「うん。ただいま」
他の皆もそれを見守り、
「私も抱きつけばよかった?」
「アホか」
美空に言われて、戦兎は受け流す。そして一誠が、
「このシスコン野郎が!」
「シスコンか。いいね」
智宏は一誠に笑みを浮かべ、
「俺にとっちゃ世界一の褒め言葉さ。妹が大事だ。大切だ。何よりも愛おしい!俺はそれを恥ずかしいと思ったことはない!」
「クソが」
一誠はそう言って、転移しようとするが、
「させないわよ!」
それを邪魔するように滅びの魔力と雷光が降り注ぎ、転移を妨害。
「成程。そんなに死にたいわけか」
《オーバー・オーバー・ザ・レボリューション!Ready go!フィーバーフロー!フハッハッハッハハハハ!フハッハッハッハッハハハハハ!!》
一誠は仮面ライダーエボルとなり、それと同時に多数の魔獣を出現させる。
「んで?どうする?」
戦兎が智宏に聞くと、
「言ったでしょ?しこたまボコって泣かすってね」
「だな」
戦兎と智宏の二人が並ぶと、他のライダー達も共に立つ。
「部長!魔獣は任せます!」
「えぇ!全力で叩きのめしなさい!」
戦兎の頼みに、リアスたちは頷き、全員でベルトを装着。
「あ、美空さん達はこっちへ」
とアーシアは美空や常磐たちを連れて行こうとし、
「あれ?妃愛さん?」
「あ、私は大丈夫なので」
と言って、智宏についていく。
その中戦兎はジーニアスボトルを出し、智宏は妃愛を見て、
「行けるか?」
「うん!」
智宏と妃愛は手を繋ぐと、ブライトネスクラウンが一瞬発光し、別の形状へと変化した。
「それじゃあ、行くぞ!」
『あぁ!』
《グレイト!オールイェイ!ジーニアス!》
《レジェンドクラウン!》
《ボトルバーン!クローズマグマ!》
《オールスターキングダム!》
《ロボットゼリー!》
《ドラゴンゼリー!》
《ヘルシャフトクラウン!》
《デンジャー!クロコダイル!》
《コウモリ!発動機!》
《アモーレクラウン!》
全員が一気に変身を開始し、それぞれ構える。そして一誠を見据え、
《Are you ready?》
『変身!』
《完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!スゲーイ!モノスゲーイ!》
《伝説の王の力が!今再び目覚める!刮目せよ!レジェンドキング!》
《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!》
《今!全ての王が集結する!愛し!支配し!歌い!描き!綴り!射抜き!守護し!立ち上がれ!オールスターキングダム!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!》
《支配の力が未来を治める!跪け!ヘルシャフトキング!》
《デンジャー!クロコダイル!割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!キャー!》
《バットエンジン!フッハッハッハッハ》
《愛の力が未来を救う!想え!アモーレキング!》
そして変身が完了し、全員で一誠に向けて歩き出した。
「さぁ、ここからは俺たちのお通りだ!」
仮面ライダービルド ラビットドラゴンフォーム
パンチ力・47.8t(右腕)/55.8t(左腕)
キック力・61.3t(右足)/54.5t(左足)
ジャンプ力・ひと跳び79.8m
走力・100mを1.1秒
ビジターへの怒りで、感情が高ぶり再びハザードレベル7.0に到達した戦兎が、変化したラビットフルボトルと、その余波で共鳴して同じく変化した、龍誠のドラゴンフルボトルを使用することで変身した姿。トライアルフォームでありながら、破格のスペックを誇っているが、この姿の本当の力は、あらゆる法則を超える力を持っており、その為実際は、スペック表以上の力を発揮できる。但し、その力を完全に使いこなせるわけではなく、あくまでもその力の一端を使える程度。更に長時間の変身はできず、短時間の変身となった。
仮面ライダーキング エンドレスブレイブフォーム
パンチ力・∞
キック力・∞
ジャンプ力・∞
走力・∞
智宏がエンドレスブレイブクラウンを使用して変身した姿。
智宏の世界の最終決戦にて、敵のボスの策略により異次元空間に閉じこめられた智宏が、絶望仕掛けながらも、それでも立ち上がり、皆のもとに帰りたいと願い、智宏の感情の高ぶりが最高潮になった時に生まれた力。
スペックが全て∞というのも、智宏の感情が常に高ぶっているため、ほぼ無限に上昇しているから。
謂わば最終回限定フォームであり、こちらも長時間変身はできないが、ビジターに有効打を与えている。
仮面ライダーキング レジェンドキングフォーム
パンチ力・120t
キック力・150t
ジャンプ力・100m
走力(100m辺り)・0.5秒
智宏が、妃愛の力を借りてブライトネスクラウンを変化させた、レジェンドクラウンによって変身した姿。
仮面ライダーキング最強フォームであるが、この姿になるには妃愛が常にそばにいなければならず、離れてしまうとブライトネスフォームに戻ってしまう。
というのも、この姿は智宏自身の力と言うよりは、妃愛の力が重要なため。
元々仮面ライダーキング自体が、智宏ではなく、妃愛に与えられただったのを、智宏が変身しており、ライダーの素質自体も、智宏は妃愛に大きく劣っていた。
それから紆余曲折あって生まれたのがこの形態であり、妃愛がいないと変身も、変身形態の維持もできない。
その為常に妃愛を守りながら戦わねばならないものの、結界を張ったり、テレポートも可能だったり、基礎スペック自体もかなり高い。
見た目は純白の装甲で、この形態になっている間は、妃愛の服もドレスのような物に変わる。これ自体にも多少は防御力はあるものの、ないよりはマシ程度らしい。
ビジター
現代に蘇った、世界の自殺装置。
智宏と戦兎に破れはしたものの、これは一誠が世界にいるため本気の攻撃ができなかったのが大きい。
3大勢力に封印されたのも、実はまだ兵藤一誠が生まれるより前だったため、この世界自体はまだ兵藤一誠が関わった世界じゃなく、誤動作していたから。
逆に言えば、誤動作でも3大勢力がどうにか封印するのが限界で、ルールを無視する力とスペック∞の同時攻撃でなければ傷を負わせることができない存在。
そもそも、一誠がこの世界に残ってなければ、初手で世界を消し飛ばされてしまっていた。
ジオウの一誠が見た様々な時間軸の戦兎達は、このビジターに勝ったものはなかったらしい。
因みにビジターが今回のような歪んだ行動方針になったのは、世界そのもの意思だけではなく、兵藤一誠のご都合主義により、自分に有利な状況が生まれやすいことも要因。世界の意思とはいえ、物語の中の世界より、外の世界から転生してきた一誠の力のほうが、優先されてしまうかららしい。