ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……


戦兎「智宏達との共闘からしばらく経ち、俺たちは新年を迎えていた!」
龍誠「いやぁ、流石にあいつらも新年から騒ぎは起こさないみたいだな」
戦兎「って言ってると、どうせまたなにか起きるんだぜ?」
龍誠「だよなぁ……」
戦兎「まぁヒーローには休みはないってなわけで!154話スタートだ!」


第二十一章 総選挙のデュランダル
新年と反旗


「戦兎!!」

 

新年となり、皆であけましておめでとうの挨拶を済ませた朝、戦兎達はテレポートで京都に来ていた。

 

そして社につくと、九重が戦兎の足に飛びついてくる。

 

「九重、元気そうだな」

 

戦兎はしゃがんで相手をしつつ、九重の頭を撫でると、彼女は気持ちよさそうに目を細める。

 

「あら九重、そんなに、はしゃいでははしたないですよ」

 

その後ろからやってきたのは、九重の母親の八坂だ。

 

先日の京都襲撃で、肉体の殆どを化け物に変えられたが、戦兎のジーニアスボトルによって治されており、現在は後遺症もなく元気に暮らしている。

 

「ふふ、戦兎殿。息災だったか?」

「あ、はい。八坂さんもお元気そうで何よりです」

 

汝のお陰でな。と八坂さんはコロコロと笑い、妖艶な笑みを浮かべる。

 

「戦兎殿の活躍はこの京の都にも届いておる。これなら妾としても安心じゃよ」

 

というのも、来年から九重を駒王学園の初等部に編入する予定で、九重は今から指折り数えている。因みにこっちに来たら龍誠達の屋敷から通う予定だ。

 

なんて思っていると、

 

「戦兎!母上とばかり話していないで妾とも遊ぶのじゃ!」

「はいはい。何して遊ぶんだ?」

「まずはお参りに行くのじゃ!それとおせち!今年の煮豆は母上に習って妾が作ったのじゃ!」

 

九重に手を引かれ、戦兎が行くと、それを他の面々は笑ってみていた。

 

「微笑ましいわね」

 

ライバル登場かしら?とリアスは冗談交じりに小猫に言うと、

 

「戦兎さんは優しいので、あれくらい目くじらたてることもないですよ」

 

と小猫は余裕綽々といった風情だ。すると、

 

「おやおや、どうかのう?」

 

と八坂はこちらに来た。

 

「我が娘、九重は妾の血を引いている。つまりこうなるということだ」

 

と自分の豊満な胸を寄せて持ち上げてみせる。

 

スタイル抜群の彼女がやると中々の光景だ。

 

「と、突然変異ってありますよね?」

「まぁ、ないとは言わんが将来有望じゃ」

 

ニンマリ笑う八坂を見て、小猫も戦兎の後を追う。

 

「意地の悪い女だなアンタも」

「いやはや、ああいうのを見るとついな」

 

オホホ、とアザゼルに黒い笑みを浮かべる彼女。しかし、

 

「じゃが実際、これから戦兎殿にすり寄る輩は多かろう」

「だろうな」

 

現在起きている禍の団(カオス・ブリゲード)との戦い。そしてそれに伴う兵藤 一誠との戦いは、激しさを増すばかりだ。そしてその中、戦兎は兵藤 一誠に対して優位を取っている存在。

 

それだけに政治的にもすり寄る輩は多くなっていくはずだ。何より、

 

「それに禍の団(カオス・ブリゲード)には彼の父上もおる。未だにそれを言う輩も居るのではないか?」

「あぁ」

 

実際、父の忍の件は未だに言われる。戦兎はスパイなのでは?と。すると八坂は表情を引き締め、

 

「ならば戦兎殿の後ろ盾に妾を筆頭にした京の者がなろう」

「本気か?」

 

あぁ、と八坂は袖で口を隠すような仕草をする。

 

「彼には図りしれぬ恩義がある。そんな彼の力になれるなら、お安い御用だ」

 

兵藤一誠及び、戦兎の父である忍に地獄を見せられた彼女が主導となって、戦兎の後盾になる。これ以上に戦兎の汚名を濯ぐ事ができるものはないだろう。

 

「して、兵藤一誠の行方は?」

「まだ掴めていない。今度は一体何を企んでいるのやら……」

 

苦虫を噛み潰すような表情をアザゼルは浮かべながら、そんなことを呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「準備完了しました!」

 

男が駆け寄り、声をかけた先にいたのは、皺くちゃの顔をした老人。だが首から下の体が異様な程鍛えられており、肉体から見られる年齢は非常に若々しい。

 

そんな男は、報告を聞きながら別の少年に顔を向け、

 

「宜しいのですね?」

「あぁ」

 

その返答にうなずき、男は立ち上がる。

 

「これより我等は天界と世界に反旗を翻す!このヴァスコ・ストラーダに続けぇ!」

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