戦兎「ウルトラマングランドという戦士が戦う世界に連れてこられた俺達」
龍誠「しかしそのグランドがなんと兵藤一誠に乗っ取られちまった!」
戦兎「どうなるんだこの世界……って感じの160話スタートだ!」
「これで良しと」
戦兎はジーニアスボトルを手に言うと、龍誠は肩を回す。
先程の戦闘で、多少の怪我を負ったものもいたため、戦兎のジーニアスボトルアーシアの力で治療を行っていた。
しかし、
「それでは戦兎さんの治療ですね」
「あぁ」
戦兎自身は治療できないため、小猫に治療してもらい、
「後は一応仙術の氣を当てておきますが、アーシア先輩のと違ってすぐ治るわけじゃないので、無理はしないでくださいね。かすり傷ですが大きな怪我につながることもありますから」
「あぁ」
などとやり取りをしている。
さて現在戦兎達は、陸人の連れられ、彼の自宅にやってきていた。
「あのー。つかぬことをお聞きするんですが……」
そこに、お盆の上にお茶を淹れた湯呑みを載せた陸人がやってきて、
「あのお二人って恋人なんですか?」
「えぇそうよ。先輩と後輩だけどね」
ほぉおおお。と陸人は感心し、
「これで良いですね」
小猫は治療を終え、救急箱を片付けると、陸人が小猫の元にやってきて、
「あの」
「はい?」
陸人は真面目な顔で小猫を見ると、
「師匠って呼んでもいいですか?」
「はいぃ?」
小猫はポカンとすると、玄関の方でガチャっと音がして、
「ヤッホー陸人ー!」
玄関の方から聞こえてきた声に、思わず一番近くにいたストラーダが顔をのぞかせた。
玄関に立っていたのは、制服を着た身長が170センチほどのスタイルのいいボーイッシュな少女。そして彼女はストラーダと目が合うと、
「あれ?あー、すいません部屋を間違えました!」
その少女は慌てて部屋を飛び出し、2、3歩部屋を出て歩いて表札を確認。
「いややっぱこの部屋だよね?鍵空いたわけだし」
むむむ、と思案し、
「まさか強盗!?」
少女は学生鞄を手にし、部屋に再度乗り込む。
「陸人を離しなさい!筋肉ハゲだるま爺妖怪いいいいい!」
玄関を勢いよく開けながら飛び込む少女。しかし玄関を開けたそこにいたのは陸人が立っており、
「何してんの?
「申し訳御座いませんでした」
「いや気にするな。寧ろ乗り込んでも彼を助けようとしたその気概は素晴らしいと思う」
とストラーダは快く許しているが、
「筋肉ハゲだるま爺妖怪……プフ!」
その場の誰もが笑いそうなのを必死に堪えていた。龍誠に至っては堪えられず、隅で声を殺して笑っていた。
「っていうか今日早かったね。部活は?」
「顧問の先生が休みでね。だから早くなったんだ」
そう言って、真海は袋を見せると、
「今夜はカレーにしよう。陸人の好きなお肉が沢山入ったやつ」
「よっしゃ!」
「ただし人参はちゃんと食べるんだぞ」
「……」
スッと陸人は視線を逸らした。
「好き嫌いしてると大きくなれないぞー」
「ま、毎日牛乳飲んでるし、これから成長期くるから!」
「私は中二の頃にはもう165センチはあったぞ」
「うぐ!」
「因みに今はこの間測ったら172センチあった」
「うぐぐ……」
悔しそうに真海を見上げる陸人と、それを見て笑う真海。そんな光景を見ながら、
「仲が良いのね」
「えぇ、陸人がこっちに越してきてからの付き合いなので、もう7年になりますね。弟みたいなもんですよ」
「ゴフッ!」
あ、と皆が陸人を見た。勿論比喩だが、血を吐いていた。
(ファイト)
と皆陸人にガッツを送りつついると、
「あれ?そういえば今日随分グランドさん静かじゃない?」
「あ、それは……」
と陸人は真海にも説明していくと、
「ちょっとそれ大丈夫なの?」
「グランドさんなら大丈夫だよ」
と言うが、陸人は不安そうだ。しかし、
「あの兵藤 一誠のことだ。一筋縄じゃ行かないと思うぞ」
戦兎はそういう。すると、
《その兵藤 一誠というのが何者かはわからないが、不安要素が多いのが事実だな》
『え?』
皆がびっくりしながら、陸人がテーブルの上に置いていたグランフォンを覗き込むと、その画面には青いウルトラマンが写っていた。
「ヒカリ君さん!」
誰?という目で皆は陸人を見ると、
「グランフォンを作った光の国の科学者です!」
「ウルトラマンにも科学者がいるのか……」
科学者という単語に戦兎が反応しつつ、陸人はヒカリを見る。
「どういうことですか?」
《グランドを助けるなら、一つ手はある》
何?と全員が目を見合わせた。
《戦いはグランフォンを通して見させてもらった。まさかグランドが乗っ取られるとはな》
「それでヒカリ君さん!どうやってグランドさんを助けるんですか?」
陸人の問い掛けに、ヒカリは頷くと、
《陸人とグランドは今融合を引き剥がされた状態にある。だが無理やり引き剥がした状態のため、完全に繋がりが断たれたわけじゃない。これならばグランフォンを使って再融合することが可能だ。但しこれには欠点もある》
「兵藤 一誠とウルトラマングランドの中でかち合うってことだろ?」
戦兎の答えに、ヒカリは頷く。
《陸人はウルトラマングランドにならなければ普通の地球人だ。その兵藤 一誠というのが何者かはわからないが、グランドを容易く洗脳した手腕。そしてお前達が警戒する様子を見ても、タダモノではないのだろう》
「なら論外だ。アイツと陸人を二人になんてしたら殺されちまう」
うんうん。と戦兎側の面子はに頷く。ただの人間にどうこう出来る相手ではないのだ。しかし陸人は、
「でもそれしかないんですよね?」
《今のところは……な》
ならやります!と陸人は言う。それを戦兎は止めて、
「馬鹿言うな。アイツの強さを知らないから言えるんだ。あれはただの人間のお前がどうこうできる相手じゃない。俺達がなんとかするから隠れておけ」
「グランドさんを放っておいて隠れてるなんてできません!」
戦兎と陸人が睨み合う。すると、
「はいそこまで」
真海がお盆を二人の間に差し込んでストップを掛けた。
「陸人。悪いんだけどオカズ買ってきてよ。買い忘れちゃった」
「え?」
ほらいったいった。と真海に背中を押され、お金を渡されると家を追い出される。
そして戻ってくると、
「すいません。アイツ結構頑固なところもあるんで」
「いやすまない。俺も大人気なかった」
そう言い合うと、真海は少し視線をそらす。
「陸人にとって、グランドさんは実の父親以上に父親みたいな存在なんです」
「実の父親以上に?」
どういうことだ?とストラーダが問うと、
「陸人がこっちに越してきたのは、アイツが7歳の時でした。母親と一緒に来てて、あの頃は一言も喋らない子だったんです」
「父親は?」
リアスの言葉に、真海は少し悩んだあと、
「陸人のお父さんは、酒浸りでギャンブル狂いの最低のクズです。陸人のお母さんが稼いだお金をギャンブルで使い込み、二人に酔った勢いで暴力を振るったりもする。ただある時、ギャンブルで相当ひどい負け方をしたらしく、酔って二人に暴力を振るったらしいんです。その時に、陸人の中で何かが壊れて、家にあった子供用のハサミを父親を刺して、それを見たお母さんは咄嗟に陸人を抱えて逃げ出したんだそうです。そしてこの街に来て、今は離婚して接近禁止命令が出てますけどね。でも結構最近まで陸人はハサミ以外の刃物全般を見るとその時のトラウマが蘇ったりしてて、大変でした。今は落ち着きましたけどね」
だから多分、と真海は続け、
「陸人にとっては、グランドさんは理想の父親なんです。優しくて強くて大きい。年上の自分より大きな男性に恐怖心を覚える陸人が、唯一気にならず話して接することができる相手。だから熱くなっちゃうんです」
そうだったのか。と皆が話を聞いて頷く中、
《成程な。それはグランドが可愛がるわけだ》
『ん?』
今度はグランフォンから聞こえてきたのだが、ウルトラマンヒカリの声とは違い、再び覗き込むと、ひげと角が生えた姿をしたウルトラマン。
《失礼。私はウルトラマンケン。と言っても、その名で呼ぶのは最早グランド位だ。今はウルトラの父と呼ばれることが多い。まぁ彼とは古い友人だ》
すると真海はハッとし、
「あぁ!グランドさんから聞いたことある!なんだかんだ孫に甘い奴って!」
「そんなことはないと思うが……」
ケンはうぅむと唸りながら否定しつつ、
「でもグランドさんが陸人を可愛がってるのは気づいてましたけど、そう言えば理由は知らないかも」
《あぁ、アイツにとっては思い出したくない過去だろうからな》
そう切り出したケンは、語りだす。
《アイツは元々私ともう一人のウルトラマン。ウルトラマンベリアルと共に様々な死線をくぐり抜けてきた勇士だ。多くの戦いを乗り越え、絆を深めていった。と私は思っていた》
その言葉に、皆は思わずつばを飲み込む。
《ある時ベリアルが力を求め、罪を犯した。それと時を同じくして、グランドも何かに迫られるようになっていった。それからだ。私達の仲に溝が生まれたのはな。そしてグランドは宇宙警備隊の候補生達の教官として動き出した。アイツは教えるのが上手くてな。教官という立場は天職でもあった。そして特にその中でも目を見張る才能を持った者がいた。名はユダ。両親共に宇宙警備隊に所属していたが、任務の過程で命を落としている。それを両親に代わって育てたのがグランドだ。ユダの才能は群を抜いていた。グランドの数多くの技を全て受け継ぎ、更に昇華させるほどにな。強さも才能も若くしながらグランドを超えていた。だが内心に私は影を見ていたんだ。どうしようもない黒いものをな。一度それをグランドに指摘したが、放っておいてくれと言われてしまった》
「何かあったんですか?」
戦兎がそう問うと、ケンは少し考え、
《私は過去の戦いを乗り越え、強大な力を得た。その力を私は正義のために、そして友のために使うと決めた。だがそれは友の心に影を落とさせた。一人は自身の力を求め、もう一人は自分を、そして私を超える次世代のウルトラマンを作り上げる事にしたんだ。当時の私はそれに気付けなかった》
その後力を求めた友人は自らの子に討たれ、グランドは、
《ある日そのユダを含めた、複数名の候補生達と、グランドは別の惑星で訓練を行うことになった。そしてそれが悲劇を起こすことになる。訓練を終え、皆が休憩していたとき、ユダが牙を剥いた。候補生たちを殺し、グランドの力を奪い去ったのだ》
「そんな事が可能なんですか?その……力を奪うなんて」
《不可能ではない。力を与える術を私達ウルトラマンは持っている。ならばその逆もな。だがそれは両者の奪う側が奪われる側よりも実力が上の場合のみだが、ユダはその時既にグランドを上回っていた》
「だけど何でそんなことを?」
リアスからの続けての問いに、ケンは深く息を吐くと、
《ユダはグランドを尊敬していた。いや、信仰していた言うレベルだ。だがその余りにも強すぎる思いが、ヤツを狂わせた。グランドは前線を退き、表立って活躍することがなくなっていた。それをユダは嫌った。もっとグランドの活躍を見たい。とな。ならばどうするか。簡単だ。グランドが戦うべき悪を用意すれば良い》
「それが自分だった……ってわけか?」
龍誠にケンは頷き、
《だが、ただ戦っても面白くない。ユダが見たかったのは、数多くの危機を乗り越え、戦う姿。そう、物語上のヒーローのようにな。しかし多くの戦いを乗り越えた、歴戦の勇士である当時のグランドならば、並の怪獣ではまず相手にもなるまい。だから力を奪い、姿を消した。グランドが活躍する舞台。それがユダが用意したこの地球だ。あの事件以来、教官という地位を捨て、ウルトラマンと名乗る資格もないと言いながら、ユダを探していたグランドはそのユダに導かれ、この地球にやってきた。ただ陸人に会ってからのグランドは楽しそうだ。きっとグランドにとって、陸人は地球で活動するための仮の姿だけではなく、我が子同然なのだろうな。本来であれば、グランド一人ではなく、他のウルトラマンを派遣するのだが、ユダがバリアを張っているせいで侵入ができなくてな。出来ることといえば、こうしてグランフォン越しに通信したりするくらいだ》
だからこそ、とケンは続け、
《もし今の操られているグランドが、陸人を傷つけるなんて言う事態を引き起こす訳にはいかない》
《だがウルトラの父よ。グランドの救出はどうする?》
何か他に方法は?とケンはヒカリに聞くが、現段階では、と返すヒカリ。
すると、
「あらほんとに沢山の客さんが」
玄関が開けられ、中に入ってきたのは陸人とおっとりとした女性。
「あ、皆さん母です」
「ど~も~」
先程までの張り詰めた空気も霧散する程、穏やかなオーラに、皆の緊張も解け、
「一先ず、ご飯にしますか」
と真海が言うと、一旦話し合いは終わるのだった。
「ふぁぁ……ん?」
夜中にトイレに起きた陸人は、箱詰めで寝ている戦兎達を躱しながらトイレを済ませると、ドアが少し空いているのに気づく。
「あ、テオドロ君」
「ん?」
外に出ると、夜空を見ていたテオドロがおり、
「朝早いね。まだ夜明け前だよ?」
「私はいつもこの時間に起きている」
「へぇ~。凄いなぁ。僕朝起きるの苦手で」
そうか。とテオドロに返され、陸人は頬を掻く。
元々陸人は人付き合いがうまいほうじゃない。グランドと出会い、改善はされたが、それでも初対面のテオドロを会話を弾ませるのは難題だった。と思っていると、
「君は苦労されていたんだな」
「え?何が?」
「父親の話を聞いた」
それを言われ、陸人は成程と頷くと、
「まぁもう過ぎた過去ですから」
少し遠くを見ながら、そう呟いた。
「まぁ今は母も真海姉もグランドさんもいるし、あんまり気にしてないよ。まぁどこかで今も生きてるでしょ」
「羨ましいな。君には周りに人がいて、自由で」
テオドロの言葉に、陸人は首を傾げる。
「テオドロ君は友達がいないの?」
「昔から教会の中で生きてきた。両親は殺され、恨みだけを糧に生きてきた」
だが今はそれで良かったのか分からなくなってる。とテオドロが言うと、
「うぅん。別に恨んだりしたって良いんじゃないかな?」
「なに?」
「あぁいや、だって辛いものは辛いし、悲しいものは悲しいもんだよ。恨むな〜って言われたってどうしようもないから、僕はしょうがないんじゃないかなって思うんだけど」
陸人は困ったような顔をしながら言うと、テオドロは、
「ならお前は復讐しないのか?」
「え?」
「父親に、恨みをはらさないのか?ウルトラマンの力で」
その言葉に、陸人はパチクリと瞬きしつつ、
「しないよ。復讐は」
「恨んでないのか?」
「恨んでないわけじゃないかな。今だって嫌いだし。あの人は」
凄いな、とテオドロが言うと、
「私には、そんな高潔な心は持てなかったよ」
「え?僕そんな凄い人間じゃないですよ」
「だがそれほどの力を持って尚、他者の為に戦うことを選んだから今があるのだろう?素晴らしい心だよ」
テオドロにそう言われ、陸人はウーンと唸った。
「そんなもんじゃないんですけどねぇ」
「なら何故君は戦うんだ?」
テオドロの問い掛けに陸人は、
「僕が戦うのは……」
とそこまで言ったとき、
『っ!』
ドンっと地面が揺れ、爆音が響くと、二人がその方向を見た。その視線の先にいたのは、グランエボルターだ。
「出やがった!」
その音を聞き、戦兎達も外に飛び出してくる。
「どうしますか?部長」
「一先ず止めるわよ!」
リアスの言葉に、皆は頷くと走り出す。
「陸人とテオドロはそこで待ってろ!」
戦兎はそう叫びながら、皆の後を追っていった。
「大丈夫かな……」
「そうねぇ」
すると、部屋の中から真海と母も顔を出すが、
「っ!」
『あっ!』
陸人も突如走り出し、
「陸人!」
「自分が行きます!」
それを追い、テオドロも走り出すのだった。
水沢 真海
身長・174センチ
体重・65キロ
年齢・17歳
陸人の家の近所に住む幼馴染であり、陸人の初恋であり現在の想い人。
ボーイッシュな見た目で男女ともに人気が高く、バレー部に所属する高校2年生。
陸人がこちらに越してきてからの付き合いで、弟のように可愛がっており、陸人からの好意には全く気づいていない。
しかし部活帰りに陸人の様子を見に顔を出すなど、面倒見は良く、陸人がウルトラマングランドとして戦うのを知った当初は、余り良く思っていなかったが、戦う中でたくましく成長していく姿を見て、見守っている。
好みの男性は、背が自分より高くて、大人な年上の男性。と言っているが、成長する陸人の言動にドキドキさせられることもあるものの、自覚していない。
青空
身長・160センチ
体重・50キロ
年齢・ヒ・ミ・ツ
陸人の母。のんびりとした性格で、殆ど怒ることはない。
夫からのDVに怯える日々を過ごしていたが、陸人が夫を刺した際に、陸人を抱えて逃げ出して現在に至る。
今は働きながら陸人を育てており、過保護な一面もあるため、当初はウルトラマングランドとして戦う事に大反対していた。
その為、それを知った際は、グランフォンを取り上げてそれを捨てようとしたりし、陸人と大喧嘩することに。(今まで自分に反抗しなかった陸人が初めて反抗したため、驚いていた)
その際にグランドから陸人の力がないとダメだということ。陸人がいるから自分は戦えること。そして陸人は必ず無事に返すことを誓われ、戦うことを許した。
現在も戦いに巻き込むグランドには思うところもあるものの、陸人が寝たあとに、グランフォン越しに話してたりするなど、仲は悪くない模様。
のんびりとしているが、陸人が遅刻しかけた際にグランドになって飛んでいった際には、かなり怒ったらしい。
陸人の過去
陸人は幼少時に父から虐待を受けており、ある時母を守るために父親を家にあったハサミで突き刺し、母と逃げ出して今に至る。
物語初期はトラウマから刃物を見たり持ったりするだけでパニックを起こすほどで、グランセブウス初変身時も、取り乱して怪獣に敗北してしまったほど。
しかし、その後ギランガマンでは対抗できず苦戦するが、真海が怪獣に襲われて危険に晒さた際に、トラウマを乗り越える形で変身した。
作中では父親も登場しており、母と会わせろと詰め寄られるが何とか逃げ、その後宇宙人に乗り移られ、怪獣に変貌した父と戦い撃破。再度父は陸人に詰め寄るが、陸人は過去を振り払って会わせない、二度と来るなと叫び、父親は激昂するが、グランフォンから現れたグランドが一喝し、びびって逃げ出している。
その一件から、陸人はグランドになつき、父親のような目を向けるようになった。
ウルトラマンユダ
グランド元弟子にして、今作のボス。
元々は宇宙警備隊の両親を持つ光の国の住人だったが、両親を失い、グランドに引き取られた。
若くしてグランドを超えるほどの天才で、グランドの数々の技を受け継ぎ、グランドの後継者として、戦っていくはずだった。
しかし、その本質グランドの崇拝者であり、彼が戦うところを見たい。と常々思っていた。更にグランドの技や技術を他のものが使うのを嫌い、他の訓練生達に厳しく当たるなどと言った面もあった模様。
そしてそれがある日ついに爆発し、当時の訓練生達を殺害し、グランドから力を奪い逃亡。
目的は、グランドが戦う物語を見たいからで、そのために自分が悪役となり、グランドが戦う舞台を整えた。力を奪ったのも、そのままではグランドが強すぎるからで、ただ戦うだけではなく、苦戦したりしつつも、それでも勝つ劇的な展開を見たいから。
現在は陸人が住む宇宙の地球にて暗躍し、グランドと戦わせる為に怪獣を暴走させたり、宇宙から外星人を呼び寄せるなどをしている。
陸人のことは、本来グランドが戦うところみたいのに、グランドに他のウルトラマンの力をベタベタと付ける邪魔者であり、異物だと思っている。その為、いずれは排除する予定。