ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

180 / 212
前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……


戦兎「サーゼクスさんの死から、魔王3人と戦うことになった俺と龍誠」
龍誠「皆は今は少し休んでるだけだ、その間は俺達が戦う!」
戦兎「そうだな。必ず皆もまた立ち上がるはずだ。そう信じてる!」
龍誠「そんな感じの170話スタートだぜ!」


続く者

「さて行くか」

「あぁ」

 

ジーニアスとクローズマグマに変身した戦兎と龍誠は、会場に入る。

 

広い荒野に放り出され、眼の前にはアジュカ、セラフォルー、ファルビムの3人が立っている。

 

「今からでも遅くはない。大人しく言うことを聞きなさい」

『断る!』

 

戦兎と龍誠は、アジュカにそう返しつつ、走り出すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「貴方達……?」

 

リアスが扉を開けると、リビングには眷属の皆だけじゃない。ソーナ達やヴァーリ、サイラオーグたち全員が集まっていた。

 

「何してるの?」

「部長こそ」

 

アザゼルに呼ばれたのよ。そうリアスが言うと、他の皆も同じ理由のようだ。

 

すると、そこにアザゼルが来て、

 

「ようお前ら集まったな。丁度始まったところだ」

 

そう言ってリビングのテレビを付け、何やら機械を弄ると、画面に戦兎たちが映った。

 

「一部の奴らは視聴ができるようになっててな。繋いどいたぞ」

「やめて頂戴」

 

リアスがリモコンを取ろうとすると、それをアザゼルが奪い取る。

 

「だめだ見るんだ」

「嫌よ!」

 

そう言って、リアスはその場を去ろうとするが、

 

「逃げるな!リアス・グレモリー!」

 

空気が震える怒声に、全員の体まで震えた。

 

「兵藤一誠から逃げるのは良い。だがな、あの二人からまで逃げるな!ここで逃げたら、お前はあいつ等と二度と会う権利はない!」

「……」

 

リアスは振り返って画面を見る。3人の魔王の攻撃に晒され、吹き飛び、転がるがそれでも立ち上がる姿。

 

「なんであの二人が戦うかわかるか?仮面ライダーだからだけじゃない。あの二人は背負ってるんだ。全員の明日を!」

『……』

「サーゼクスに託された冥界の未来も、お前達の明日も、この世界中の人々の明日も、全部守るために戦ってるんだ!それを諦めきれないから戦ってるんだ!どうするかはお前らが決めれば良い。だがな、アイツらが戦うのから目を背け、逃げ出すのだけは絶対許さん!」

 

画面の向こう側では、戦兎達の攻撃はファルビムに弾かれ、セラフォルーとアジュカの同時攻撃で吹き飛ぶ二人が映る。

 

そんな光景を見ていると、

 

「あぁクソ!」

 

机を叩き、立ち上がったのは匙だ。

 

「アイツらはほんとによぉ」

「匙?」

 

ソーナは、止めるかのように匙の手を掴む。しかし匙はそれを振り払うと、

 

「すいません会長。俺、やっぱこのままは納得いかない!」

「良いんです匙!誰もあなたを責めたりしない!」

 

このまま逃げても、誰も文句なんて言わない。そう口にするソーナに、

 

「責めるやつならいます」

「誰がっ!」

 

俺自身です。匙はそう口にした。

 

「俺が俺を許せなくなる。ここで逃げたら、俺はきっともう前を向けなくなる。そんなの、死んでるのと同じだ!」

「なんで……」

 

ソーナはなぜそこまで、と口にする。それに対して、

 

「俺はソーナ・シトリーのポーン。そして、仮面ライダークローズチャージです!」

 

そう宣言し、匙は部屋を飛び出す。

 

「……ったく」

 

それを見たヴァーリも立ち上がると、

 

「どいつもこいつも馬鹿ばっかだ」

 

そう言いながら、ヴァーリも出口に向かうと、

 

「ま、俺も大概だな」

 

そのまま部屋を出ていく。

 

「お前達」

 

サイラオーグは、自分の眷属達を見ると、

 

「好きにしろ。俺もそうする」

「ならば勿論お供します」

 

フウの言葉に笑みを浮かべ、サイラオーグも部屋を出た。

 

「……」

 

リアスは、静かに画面を見つめる。何度も吹き飛ばされ、それでも戦い続ける二人。

 

「なんでこの二人は強いのかしら」

 

気づけば、涙が止まらない。そんなリアスを見ながらアザゼルは、

 

「強くなんかないさ。あの二人はいつだって必死だ。足掻いて足掻いて足搔きまくって、泥臭く頑張ってる。それが出来るのは、守るものがあるからだ。仮面ライダーとして、託されたものとして、お前らと自分自身の魂のために戦う」

 

黙ってそれを聞き、リアスは深呼吸すると、自分の頬を力一杯叩いた。

 

「皆!」

 

リアスは自身の眷属を見て叫ぶ。

 

「私はね。このまま引き下がるのはもう沢山。なんであんな男のためにこの世界を諦めるのかしら?そう思ったら段々腹が立ってきたわ。だから……私は戦う!貴方達には何も命令しない。自分の未来は自分で選びなさい!」

 

そう言い残し、リアスは部屋を出た。残された皆は、

 

「全く。うちのキングは無茶を言うね」

 

裕斗がそう行って立ち上がると同時に、他の皆も立ち上がった。

 

「行きましょうか」

『はい!』

 

そして朱乃につづき、全員で部屋を出ると、

 

「嫌になりますね」

 

ソーナはそう口にすると、立ち上がる。

 

「確率で言えば0。勝率なんてないのに」

 

奇跡を信じたくなる。ソーナはそう言って部屋を飛び出すと、他の皆もそれに続くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『がはっ!』

 

地面を転がり、変身が解除された二人は、口に溜まった血を吐き出す。

 

「もう諦めろ」

「まだ……」

「だぁ!」

 

二人は歯を食いしばりつつ、再びボトルを握った。その時、

 

『え?』

 

眼の前に降り立った面々に、戦兎と龍誠は呆然とする。

 

「待たせたわね」

 

リアスがそう言い、他の皆も振り返った。

 

「今治します」

 

アーシアの回復を受けつつ立ち上がり、戦兎と龍誠は皆を見て笑う。更に、

 

「龍誠様ー!」

『ん?』

 

空からやってきたのは、レイヴェルとライザーにその眷属たち。そしてタンニーンを筆頭に、多数のドラゴンたちがやってきたのだ。

 

「ライザー殿」

 

アジュカがライザーを非難するように見る。

 

「フェニックス家は我らの意思に同意してくれていたはずですが?」

「えぇ、アジュカ様。ですのでこれはフェニックス家は関係ない。私個人の行動です。この二人の戦いを見てたら、胸に炎が燃え上がっちゃいましてね」

 

アジュカは続いてタンニーンを見る。

 

「タンニーン殿」

「申し訳ない、アジュカ殿。ですが、私にはこの二人が足掻く中、逃げ出すことはできなかった。ドラゴンの誇りだけなら、幾らでも捨てられる。それによってドラゴンという種を守れるなら。だが、この二人の姿を見たら、共に進みたくなってしまった。私個人でも共に行こうとね。そしたら一族全員ついてきてしまった」

 

そんな皆の様子を見て、戦兎と龍誠は笑いながら立ち上がった。

 

「全く。皆遅いんだよ」

「悪かったな」

 

龍誠の言葉に、匙は答えると戦兎が、

 

「全く。さいっこうだな!」

《グレート!オールイエイ!ジーニアス!イエイ!イエイ!イエイ!イエイ!》

《ボトルバーン!クローズマグマ!》

《ロボットゼリー!》

《ドラゴンゼリー!》

《デンジャー!クロコダイル!》

《コウモリ!発動機!エボルマッチ!》

 

全員ベルトを付け、ポーズを決めた。

 

《Are you ready?》

 

もう迷わない。もうためらわない。そう覚悟を決め、叫ぶ。

 

『変身!』

《完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!スゲーイ!モノスゲーイ!》

《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!》

《潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!》

《潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!》

《デンジャー!クロコダイル!割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!キャー!》

《バットエンジン!フッハッハッハッハ!》

 

全員で並び立ち、構える。しかし戦兎と龍誠の姿がいつもと違った。

 

戦兎のジーニアスは、白い部分が金色に代わり、龍誠クローズマグマは黒い部分が銀色になる。

 

「勝利の法則は……決まった!」




ゴールデンジーニアス(仮名)

駆けつけた仲間達に後押しされる形で、ハザードレベル7.0に到達した戦兎がジーニアスに変身した姿。

あらゆるスペックが、ゴールデンラビットを上回っている。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。