戦兎「俺達の戦いを見て、駆けつける仲間達」
龍誠「仲間達がいれば、誰にも負ける気がしねぇ!」
戦兎「さぁ、勝って未来作ろうぜ!」
龍誠「そんな感じの171話スタートだ!」
「行くぞおおおおお!」
全員で走り出し、それに対してアジュカたちが迎撃を開始。
飛んでくる攻撃を皆は避け、タンニーン達ドラゴンが、口から炎を吐く。
「っ!」
それをファルビムの防御術で止めると、続け様にライザー達が攻撃をして視界を奪う。
「はぁあ!」
ソーナが操る水を、セラフォルーが凍らせた。
「ソーちゃん!やめなさい!」
「やめません!」
ソーナと眷属たちが更に攻撃を加え、
「行くわよ!」
『はいっ!』
リアス達もそれに加勢。セラフォルーの操る氷を破壊し、道を作った。
「行くぞおおおおお!」
そこにサイラオーグを筆頭に、開いた道を更にこじ開けるように突入。そのまま魔王たちに肉薄していく。
「甘い!」
それをアジュカが攻撃するが、
「おぉ!」
《クラックアップフィニッシュ!》
《Ready Go!エボルテックアタック!》
二人の必殺技でアジュカの攻撃を止めると、
「そこ!」
セラフォルーとファルビムがアジュカの攻撃に上乗せして押し返そうとする。
《スクラップフィニッシュ!》
《スクラップブレイク!》
『させるかぁ!』
しかし、そこにヴァーリと匙が同時に攻撃を叩き込み、押し返そうとする力を押し止める。他の皆も押し返そうと、援護するが、魔王3人のパワーは凄まじい。
「もう諦めろ!」
『諦めるかぁああああああ!』
アジュカの言葉に、全員が叫んだ。最後の一滴まで力を振り絞ろうと、必死に抵抗。その時、
「え?」
リアスが思わずポカンとしながら横を見た時、そこに立っていたのは、
「お義姉様?」
「待たせたわね。リアス」
グレイフィア。彼女もまた、サーゼクスの死を受け、心を壊していたはずだ。そんな彼女がなぜ、そう思ったのは魔王達も同じだ。
「戦兎さん達の戦いを見ました。だから来たのです。サーゼクスが託した未来。彼らはそれを守ろうとしていました。だから……私も戦う!」
未だ立ち直ったわけじゃない。寧ろ無理をしてここに来ているのが分かる。だがそれでも、無理をしてここに彼女は来たのだ。愛する男が託した、未来のために。
『ハァアアアアアアア!』
グレイフィアの参戦で、拮抗した力が弾け爆発。それにより思わずアジュカが目を細めた時、
《ワンサイド!逆サイド!オールサイド!》
爆風の向こう側から、戦兎と龍誠が走りながら、レバーを回して飛び上がる。
《Ready Go!》
二人でライダーキックの体勢に入り、魔王達に向かって飛ぶ。
《ジーニアスフィニッシュ!》
《ボルケニックフィニッシュ!》
二人のキックを迎え撃つように、ファルビムが結界を貼ると、ぶつかり合う。
『オォオオオオオオオ!!!!!』
冥界の最強硬度のファルビムの結界。それをバチバチ音を立てながら、押し込もうとしていく。
「くっ!」
「はぁ!」
アジュカとセラフォルーも、援護するように戦兎と龍誠に攻撃を放つが、それも二人は耐え、結界を震わせる。その次の瞬間、
『っ!』
魔王たち3人は見た。戦兎と龍誠の体が輝き、一つとなる。
今まで見たことのない、金と銀の瞳を持つ姿に。
『ハァ!』
二人で結界を破り、そのまま魔王達にキックが炸裂。そのまま爆発した。
「戦兎!龍誠!」
爆炎が上がり、リアスが心配そうに見ると、その中から戦兎と龍誠が戻って来る。
「いっちょ上がり!」
『っ!』
皆で戦兎と龍誠の元に駆け寄り、皆でワイワイ騒ぐ中、二人のライダーキックで吹き飛んでボロボロになった、魔王達が地面に転がっていると、
「よう」
「アザゼル殿」
アジュカが絞るような声を出すと、アザゼルは笑う。
「見事なくらいボロ雑巾だな」
そう言いながらアザゼルは、
「お前らは強い。単純な実力だけなら俺より上だ。だが、俺にあってお前らにはないものがある」
「え?」
セラフォルーは、それはなんだという目で見ると、
「アイツ等と過ごした時間さ」
ニッと笑みを浮かべ、アザゼルは言葉を続けた。
「アイツ等は、今まで様々な苦境に立たされた。勝利の確率0%。そんな戦いばっかりだった。だがな、アイツらはそれでも抗い、戦い、立ち上がった。そして立ち上がる度に強くなり、奇跡を起こしていった。0%の勝率を、1%にして、その1%を掴んで今に至っている。俺はそんなアイツ等を見てきた。誰よりも近くでな。だからかもな。アイツ等ならきっとまた奇跡を起こすって信じちまう。だから、俺はアイツ等に賭ける」
アザゼルはそう言い、戦兎と龍誠達の元に歩き出す。
「よーしお前ら!作戦会議するぞ〜!」
『おぉー!』
こうして皆の声が、空に響くのだった。