戦兎「最後の平和な日々を過ごす俺達」
龍誠「そして遂に最後の戦いが幕を開けるぜ」
戦兎「この戦いがすべてを決める。そのために俺達は絶対勝つ!」
龍誠「最後までみんな応援してくれよな!」
戦兎「ってな感じの172話スタート!」
それぞれの戦い
「私達は、この学び舎を巣立ち、明日を生きます!」
駒王学園の卒業式。代表のソーナがそういう中、戦兎達は屋上から街を見ていた。
「そろそろ終わるな」
「あぁ」
既に
聞こえてくる声から察するに、卒業式は終わり、皆が出てくる。そしてそれを待っていたかのように、
「来たぞ!」
遠くから、
「行くぞ!」
『おう!』
戦兎がそう言って屋上から飛び降り、他の皆も続く。
『変身!』
《完全無欠のボトルヤロー!ビルドジーニアス!スゲーイ!モノスゲーイ!》
《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!》
《割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!キャー!》
《バッドエンジン!フッハッハッハッハ!》
「な、何だあの化け物は!」
町中で、普通の生活を営んでいた男性の前に、化け物が現れる。それを見た男性は腰を抜かすが、
「逃げてください!」
空から降ってきた光に化け物は消し飛ばされ、その間に逃される。
「ガブリエル様」
「えぇ、始まりましたわ」
街の人々は、駒王学園に避難される。駒王学園は、内部に幾つもの魔法陣や魔術が施され、見た目は変わらないが、一時的に街の人々全員を入れても、余裕なほどの広さに変わった。
だが、
『はぁ!』
戦兎達の一撃が、化け物達をなぎ倒す。
「避難は!?」
「殆ど完了だ!」
匙がそう叫び、ヴァーリが答えたその時、
『っ!』
爆発が起き、戦兎達は転がって避ける。
「おやおや。まだ足掻くのですか」
変身した状態で現れた、ユーグリット。それを見た匙が、
「皆、行け」
「え?」
本来の作戦は、避難が完了次第、仮面ライダー組は兵藤一誠討伐に当たるはずだが、
「まだ避難は済んでない。それになにより、これ以上コイツに大事なものを壊されるわけにいかない!」
「……わかった」
戦兎がそう言い、良いのか?という目で龍誠は見るが、良いんだとうなずき、走り出す。
「行くぞおおおおお!」
それを見届けた匙は、ユーグリットに向かって走り出すのだった。
「うぉ!」
走る戦兎達の元に、炎が降り注ぐ。
「リゼヴィム!」
「おいおい俺を無視するなよ。寂しいだろ?」
そしてその前に立つのは、ヴァーリだ。
「行けお前ら。こいつは俺がぶっ倒す」
「……分かった」
戦兎達はヴァーリを残し、走り出す。
「死んでもお前はぶっ倒してやる」
「やってみなよ」
「マグダラン……」
匙とヴァーリを残し、走る戦兎質の前に降り立ったのは、マグダラン。そしてその前に立ちふさがったのは、
「すまない戦兎。任してもらいたい」
「私もです」
サイラオーグとフウが残るという。
「気をつけろよ」
言葉少なく、戦兎と龍誠は二人を置いて走り出す。
「行くぞ。マグダラン」
サイラオーグは静かにそう呟き、飛び掛かるのだった。
「来たか」
そして、一誠が陣取っている場所に、戦兎と龍誠がやってくる。
「一番はお前たちのような気がしたよ」
そう言いながら、一誠は笑うと、
「さぁ、最終決戦だ」
「行くぞ龍誠」
「あぁ、戦兎!」
こうして未来をビルドするため、最後の戦いの幕が、上がるのだった。