ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……

戦兎「それぞれの戦いを乗り越えた仲間たち」
龍誠「そして最後の相手は兵藤一誠」
戦兎「全てに決着をつけるため、俺達も戦うぜ!」
龍誠「そんな感じの175話スタートだ!」


ヒーロー集結

「どいつもこいつも役に立たねぇなぁ」

 

一誠はふんぞり返りながら、しみじみと呟く。

 

「まぁ良いさ。俺一人がいればどうとでもなる」

「がは……」

 

地面に転がる戦兎と龍誠は、変身が強制解除された状態だ。

 

「さて、クライマックスといこうか」

 

一誠は立ち上がると、空に手をかざす。すると、空にプロジェクターのように映像が投影され、それに一誠が映る。

 

「あ、あれは……?」

 

地上で見ていた人間が、そう呟くと、

 

「俺は兵藤 一誠。この世界の中心人物だ。いや、そうだった。だが俺は色々あって、世界を滅ぼすことにした」

 

ふざけるな!誰かがそう叫んだ瞬間。駒王町の一部が爆発。

 

「なっ!」

 

戦兎が目を見開きが、一誠は気にせず、

 

「さて、この世界はお前たち人間以外にもたくさんの種族がある」

 

一誠がそう言って指を鳴らすと、空に映されたのは、悪魔のいる冥界や天界、堕天使にその他多くの人外達だ。

 

現在、戦いに参加していない。もしくはできない者たちにも、戦いの映像が写されていたのだが、それをジャックしたらどう。皆、突然自分の姿が映されたことに驚いている。

 

「見えるか?コイツ等はお前らが悪魔、天使……まぁ何でも良いや。そう言われる奴らだ。俺はコイツらとじっと戦ってきたんだが、そろそろ飽きた。全部終わらせてしまおうと思う。だが、流石にこのままあっさりじゃつまらない。折角だ。まだ戦う意志があるやつはこい」

 

そう言い、指をまた鳴らすと、各地に魔法陣が現れた。

 

「戦いたいやつはこれに乗れ。俺が相手してやる」

『そうかよ!』

 

次の瞬間、一誠の背後に人影。

 

《スクラップブレイク!》

《プライムスクラップブレイク!》

《グレイシャルフィニッシュ!》

《エボルテックアタック!》

 

四人の仮面ライダー達が、同時攻撃するが、一誠はそれを払いのける。

 

『はぁあああ!』

 

そこに、リアスたちも乗り込み攻撃し、それに合わせて全勢力がなだれ込んだ。

 

だが、

 

「弱いなぁ」

 

汎ゆる攻撃が無力化され、一誠は一方的にやり返す。ただそれだけだ。

 

「弱い弱い弱い!お前ら弱すぎんだよぉ!」

 

殴り、蹴り、叩きつける。光線を放ち、衝撃波を撃つ。それを繰り返すだけで、軽々と跳ね返す。

 

「で?まだやるやつはいるのか?」

 

一誠を中心に、皆が倒された。

 

「これを見てる奴ら!まだ戦えるやつはいないのか?ほらほらこのままだと俺が滅ぼしちゃうぞ〜?」

 

しかし、誰もが二の足を踏む。当然だ。あの力を見て、戦いを挑むものなど、もうこの世界にはいない。

 

「待てぇ!」

「ん?」

 

筈だった。誰もが諦めたその時、唯一人だけ、立ち上がった者がいた。この世界で唯一、兵藤一誠に立ち向かおうとする者。その顔を見た一誠は、

 

「誰だ?お前」

 

そう。見覚えがなかった。原作知識と、戦いの中で得た情報。その全てを動員しても、眼の前の少年の顔に見覚えがない。

 

だが戦兎は、その顔を見て、

 

「リレンクス!?」

 

そう。仮面ライダービルドのファンであり、ショーにも足繁く通ってくれた。匙達の作った学校でも会い、魔法を覚えて両親達を喜ばせた少年だ。

 

「リレンクス〜?あぁ、そう言えば原作でたまに出てきてたなぁ。挿絵のないキャラだったから分かんなかったぜ」

 

一誠はやれやれと言いながら、

 

「おいモブ。そんなんで俺と戦おうってのかい?」

 

リレンクスが持っているのは、ドリルクラッシャー。但し、冥界で大人気の玩具である。本物ではない。腰にもビルドドライバーとラビットフルボトルとタンクフルボトルを挿しているが、それも玩具だ。頭にはビルドのお面もつけているが、それに至っては手書きで、手作り感満載の物だ。

 

「約束したんだ……」

 

リレンクスの足は震えていた。歯もガチガチ音を立てていた。だが、それでもまっすぐ一誠を見ていた。

 

「誰かが困ってるときに、前に出れるようにならなきゃいけないって。今、皆困ってる。だ、だから」

 

玩具のドリルクラッシャーの刀身を回転させ、リレンクスは叫ぶ。

 

「ぼ、僕が相手だ!」

「ぶふ!」

 

それを見た一誠は、ゲラゲラ笑う。

 

「おいおいまじかよ。本気で俺と戦うのか!全く。しょうがねぇなぁ」

「お、おいやめろ兵藤一誠!相手は子供!」

 

戦兎は立ち上がろうとするが、痛みで顔を歪める。

 

「見てろよ戦兎。お前の正義が、このガキを死なせるんだからなぁ!」

 

次の瞬間、リレンクスに向けて光弾が放たれ、リレンクスの前で爆発。光と爆炎が上がり、リレンクスを消し飛ばす。

 

「あ……あぁ」

「アハハハ!どうだ戦兎。これがお前の正義の末路だぁああああ!」

 

一誠の笑い声は、天高く何処までも、響き渡るのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時、人々は見た。風が吹き、それが炎を吹き飛ばす。

 

「は?」

 

一誠だけじゃない。他の人々もポカンとした。

 

「だれ?」

 

リレンクスは、眼の前の人物に問う。

 

緑の体とバッタのような顔。そして赤いマント。その人物は、人の姿に戻ると、

 

「私は本郷猛。仮面ライダービルドには恩があってね。だが少年。君は強いな。誰もが諦めたあの中で、ただひとり立ち向かった。お陰で、ここに間に合えたよ」

「お前がなぜここに」

 

一誠は驚きつつも、それでも笑い、

 

「だがお前一人じゃどうしようもないだろう?」

「私一人じゃないさ」

 

はぁ?と一誠が眉を寄せた時、土煙の中から他にも多くの人影が写った。

 

「あれはっ!」

 

戦兎が驚くのも無理はない。そこに居たのは、

 

「間に合ったみたいだな」

 

炎磨率いるエレメンジャー。

 

「さて、行きますか」

 

或人率いるゼロワン世界の皆。

 

「この未来は初めてだな」

 

ジオウに変身する一誠が率いる皆。

 

「ギリギリセーフ、かな?」

 

智宏率いる皆。

 

「いやぁ。すごい数だ〜」

 

そして最後に、陸人もいる。

 

「なぜお前らがここに……」

 

一誠が絶句していると、ジオウの一誠が、

 

「お前はやりすぎたんだよ。色んな世界にちょっかい掛けて、その結果世界同士の境界線が緩んでしまった。そして、悪魔は人の願いに応え、召喚されることもある。だがそれは逆も然り。願い、それに応えるものを呼び寄せることも……」

「あーもう!お兄ちゃん小難しい話いらない!」

 

実奈がベシっと突っ込むと、

 

「声が聞こえたから。これで十分でしょ」

「たしかにな」

 

実奈と一誠が笑い合う。

 

「まぁたしかに、声が聞こえたから飛び出したらここに居たって感じだしね」

「あ、そちらもそんな感じで?」

 

そんなやり取りをするのは、或人と智宏。

 

「皆お優しいこったねぇ」

「でも流れ的に貴方も同じでは?」

 

炎磨は陸人に突っ込まれ、他の皆も笑う。

 

「では、皆。準備はいいか!」

『おう!』

 

全員並び、本郷はジャケットを脱ぎ捨てた。

 

「少年!」

「は、はい!」

「名前は?」

「り、リレンクス!」

 

本郷に問われ、リレンクスは答えると、

 

「そうかリレンクス。私達も、一緒に戦わせてくれるか?」

「……うん!」

 

リレンクスの頷きと同時に、皆は構える。

 

「ライダー……」

『精霊!』

「ウルトラマン!」

《ジャンプ!オーソライズ!》

《バレット!オーソライズ!カメンライダー!カメンライダー!》

《ダッシュ!オーソライズ!カメンライダー!カメンライダー!》

《ゼツメツ!Evolution!ブレイクホーン!》

《ポイズン!》

《インフェルノウィング!バーンライズ!カメンライダー!カメンライダー!》

《ジオウ!》

《ブレイブクラウン!》

《ロマンクラウン!》

《アモーレクラウン!》

《ヘルシャフトクラウン!》

《サラマンダー!》

《サンダーバード!》

《ウンディーネ!》

《ドリアード!》

《シルフ!》

《ノーム!》

《ウルトラマンアース!》

 

全員意識を集中し叫ぶ。

 

『変身!』

『チェンジ!』

「アース!」

《プログライズ!飛び上がライズ!ライジングホッパー!A jump to the sky turns to a rider kick.》

《ショットライズ!シューティングウルフ!The elevation increases as the bullet is fired.》

《ショットライズ!ラッシングチーター!Try to outrun this demon to get left in the dust.》

《パーフェクトライズ!When the five horns cross,the golden soldier THOUSER is born.Presented by ZAIA.》

《フォースライズ!スティングスコーピオン!Break down.》

《スラッシュライズ!バーニングファルコン!The strongest wings bearing the fire of hell.》

《ライダータイム!仮面ライダー!ジオウ!》

《勇気の力が未来を切り開く!立ち上がれ!ブレイブキング!》

《物語の力が未来を紡ぐ!綴れ!ロマンキング!》

《愛の力が未来を救う!想え!アモーレキング!》

《支配の力が未来を治める!跪け!ヘルシャフトキング!》

 

全戦士は変身を終え、前を見る。その背後に実奈は立ち、

 

「よーし。ここは盛大に!」

 

飛び上がり、両手を広げて高らかに宣言。

 

「祝え!ここに、ヒーローが集結した。世界も違い、信念も違い、生きた時間も違う。ただ、同じものが一つ。それは、明日を願う誰かのために戦うこと。さぁ!刮目せよ!遠からのものは音に聞け!我ら!スーパーヒーローなり!」




この全員再登場はずっとやりたかった。
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