ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

202 / 212
古き者と新しき者

「メザードか、知ってるぜ。戦いになると敵味方関係なしに魔力をぶっ放してくるアブねぇ奴だ」

 

どうにか逃げることに成功したサイラオーグは、龍誠達の住む屋敷に転がり込み、フウの治療をアーシアに頼んでいた。

 

その際に、アザゼルが口を開き、

 

「力が至上主義、何ていうのは昔からの悪魔には良く見られる傾向だがな、アイツは力のみが全てを決めれると思ってる。力があれば、全てが許される。ともな。結局他の悪魔たちの反感を買いすぎて、討伐対象になったが、それも返り討ちにして、封印されたって話だ」

「成程」

 

サイラオーグは頷き、少し遠くを見る。その時だ。

 

「ん?」

 

サイラオーグに連絡が入り、それを取ると、

 

「なに?」

「何かあったんですか?」

「メザードが現在バアル領で暴れているらしい。すまないがフウを頼む」

 

サイラオーグはそう言って飛び出してしまう。

 

「あ!俺も行く!」

 

魔法陣兄さんだけじゃ出せないし。とマグダランも飛び出していった。

 

「メザードってやつやばいみたいだし俺達も行こうぜ」

 

そうね。と龍誠の言葉にリアスたちも頷く中、

 

「俺はこれを完成させていくよ」

「あ!前に言ってたローグのさらなる強化アイテムってやつか」

「あぁ」

 

もうちょっとで完成するんだ。と戦兎は言うと、研究室に向かうのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全く愚かな悪魔達だ」

 

メザードは手当たり次第に滅びの魔力を放つ。

 

「天使や堕天使と手を取り合う世界か。俺がいない間に随分腐った世界になっちまった。仕方ない滅ぼすか」

「させん!」

 

プライムローグとなったサイラオーグは、メザードに飛びかかる。

 

「やっときたか!」

 

メザードはサイラオーグをいなしながら、弾き飛ばす。

 

「はああああ!」

「っ!」

 

イービルローグにマグダランも変身し、加勢するが、

 

「ふん!」

「ぐぁ!」

 

吹き飛ばされ、地面を転がるマグダランにサイラオーグが駆け寄る。

 

「大丈夫か?」

「えぇ。ですが流石に強い」

 

二人でメザードを見ると、背後から滅びの魔力がメザードに放たれる。

 

「大丈夫ふたりとも」

「リアスか。すまない」

 

しかし煙の中から現れたメザードに傷はない。

 

「お前もバアル家か?」

「私がグレモリー家よ。母がバアル家の者なだけ」

 

グレモリー?とメザードは考え、

 

「そういえばいたなぁ。そんなやつも」

 

ピクっとリアスの眉が上がる。

 

「良かったなぁ。バアル家の血を取り込むことが出来て。これで家も安泰だ」

「なんですって?」

 

ザワッと、リアスの全身を滅びの魔力が包んだ。

 

「弱い悪魔に価値はない。ならば強き悪魔の血を取り込み、強くなる。当たり前じゃないか」

「成程。サイラオーグが言っていた通り、ロクな悪魔じゃなさそうね!」

 

滅びの魔力をリアスは放つと、メザードも迎撃。それに合わせて他の眷属達も動き出した。

 

「っ!」

「おぉ!」

 

龍誠のマグマを纏わせた拳が、メザードを殴り飛ばす。

 

「かはは!いい拳だ!」

 

だがメザードは全員を捌きながら、合間合間に反撃。

 

「これでは……」

 

ジリ貧だと、サイラオーグが歯軋りした時、

 

「苦戦してるっぽいな」

「戦兎!」

 

魔法陣でやってきた戦兎に、サイラオーグは驚いていると、アイテムを投げられる。

 

「これは?」

「エンペラーローグフルボトル。プライムローグが、対イービルローグ用の強化アイテムとするなら、これはローグの完成系。サイラオーグさん専用の強化アイテムだ」

「成程。これは助かる」

 

サイラオーグは、プライムローグの変身を解除し、エンペラーローグフルボトルを見る。

 

「因みにデメリットは?」

「匙やヴァーリのときと違って、今回はきっちり完成させたからな。強いて言えば、本人で実験してないくらいだけど……」

「それくらいなら出たとこ勝負で十分だ」

 

サイラオーグはそう言って前に出ると、

 

「皆!後は良い」

 

サイラオーグの言葉に、皆は距離を取ってから止まり、

 

「バアル家の負の遺産は、バアル家次期当主の俺が片付ける!」

《マキシムフィーバー!》

 

スイッチを入れると、サイラオーグはベルトにフルボトルを装填し、レバーを回すと、

 

「変身!」

《灰燼不壊のムテキヤロー!エンペラーローグ!》

「なんだぁ?また姿変えたか」

 

メザードはサイラオーグに向けて、滅びの魔力を放つが、サイラオーグも滅びの魔力を放ち相殺。

 

「何?」

「さぁ、大義のための、犠牲となれ!」




仮面ライダーエンペラーローグ

パンチ力120t
キック力140t
ジャンプ力90m
走力1秒(100m)


ローグの強化形態。

ローグだけではなく、マッドローグとイービルローグの戦闘データも組み込んでおり、プライムローグを超える防御力とパワーを持っている。

更に、ジーニアスの力で滅びの魔力も使えるようになっており、イービルローグの戦闘データと組み合わせることで、高い能力を発揮する。

単純な殴り合いだけではなく、プライムローグでの欠点であった、中遠距離での戦いも行えるようになっており、隙がなくなっている。

必殺技は、エンペラークランクアップフィニッシュ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。