「行くぞシャルバァアアアアア!」
フューチャービルドとなった戦兎は、高速移動でシャルバとの間合いを詰めて殴るが、シャルバはそれを受けながら反撃。
「成程、すごい力だ。だが俺には及ばない!」
「っ!」
ふっ飛ばされながらも、戦兎は大勢を立て直し、再びシャルバと肉薄する。
「私たちも行くわよ!」
『おぉ!』
リアス達も戦兎と共に戦う。その中、
「ほら、行くよ黒兎!」
「無理だ」
戦音の言葉に、黒兎は首をふる。
「俺はもう戦えない」
「あーもう!」
黒兎を戦音は無理矢理立た
「アンタこのままでいいわけ!?」
「だけど俺は……最低だ。仮面ライダーを名乗る資格だってない」
そんな黒兎を見て戦音は、
「じゃあ今まで何で戦ってたの?」
「え?」
「今まで戦ってきたのは、なんでだったの?お父さんが死んだのが自分のせいだったのを知らなかったから?違うじゃん!ディザスターに色んな人が不幸にされて、それが許せなくて、だから戦ってきたんじゃん!だから仮面ライダーになったんじゃん!」
胸倉を掴み揺らす戦音。それを見た黒兎は思い出す。焼け野原の中、泣く人がいた。
大切な人を奪われ、絶望に打ちひしがれるものがいた。
壊され、奪われ、失っていく人々を見た。
そのたびに、立ち上がり、覚悟を決めた。
「あぁくそ。ばかみたいだ」
黒兎は立ち上がると、
「がはっ!」
戦兎が吹き飛ばされ、足元にラビットフルボトルとタンクフルボトルが転がってくる。それをそれぞれ拾いながら、
「いけるよな?」
「当たり前!」
二人は頷き、ベルトにフルボトルを装填。
《オールドボトル!Are you ready?》
レバーを回し、腕を上げて構えると、
『変身!』
《ラビット!》
《タンク!》
二人は変身すると、シャルバに飛び掛かる。
「何人いようが無意味だ!私に勝つことはできない!」
「それはどうかしら?」
その声と同時に空が歪み、同時にリアスたちが飛び出す。現代と比べると、幾分大人びている。
「おいおい。大丈夫かよこの時代の俺」
「未来の俺か」
未来の龍誠が現代の自分に話しかける中、全員集まると、
「これで全員だな」
戦兎は見回しながら、そう言うと、
「よっしゃ行くぞ!」
『おぉ!』
龍誠達はそれぞれベルトを装着し、
《覚醒!グレートクローズドラゴン!》
《ボトルバーン!クローズマグマ!》
《ロボットゼリー!》
《カモン!デモンズミックス!》
《ドラゴンゼリー!》
《ドラゴンフェスティバル!》
《デンジャー!クロコダイル!》
《マキシムフィーバー!》
《コウモリ!発動機!エボルマッチ!》
《Are you ready?》
『変身!』
《Wake up CROSS-Z! Get GREAT DRAGON! Yeahhh!》
《極熱筋肉!クローズマグマ!アーチャチャチャチャチャ チャチャチャチャアチャー!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ロボットイングリス!ブラァ!》
《潰れる!流れる!溢れ出る!ドラゴンインクローズチャージ!ブラァ!》
《割れる!食われる!砕け散る!クロコダイルインローグ!オラァ!キャー!》
《最凶不滅のドラゴンヤロー!仮面ライダーデーゴン!コエー!ムッチャコエー!》
《マオウズマーチ!グリスサターン!ドカドカドカドカドカァアアアアアン!》
《灰燼不壊のムテキヤロー!エンペラーローグ!》
《バットエンジン!》
現代と未来のそれぞれも変身し、シャルバに襲い掛かる。
攻撃の合間をくぐり抜け、二人の勇斗が切り、二人のゼノヴィアが追撃。
吹き飛んだシャルバをロスヴァイセ達が砲撃。
「な、なんだこの力は!未来の奴らならともかく、現代の未熟な奴らの力まで上がっているだと!?」
「当たり前だ!」
そこに戦兎が飛び込み、シャルバを抑える。
「俺達は一人じゃない。だからこそ限界を超えられる。そんな壁も越えていける!」
「一人では何もできない雑魚共がぁあああ!」
戦兎を押し返し、殴り返すシャルバ。だが戦兎はそれに耐え、
「そうさ。だからこそ今がある。皆で今を積み重ね、それが過去になり、未来を創るんだ!」
戦兎はそう言って蹴り返し、シャルバに組み付く。
「愚かな。そんな未来に価値はない!」
「それをお前が決めるなぁ!」
戦兎は体を発光させ、シャルバに膝蹴りを叩き込む。
「ぐぉ!」
「過去が正しかったのか、良かったのかはわからない。それを決めるには未来を生きる人達だ。だがこれだけは確かだ。誰かが涙を流す過去はまちがってる!だから俺はお前を倒す!それが仮面ライダーだ!」
「ならば俺はそれを否定する。この仮面ライダーの力でなぁ!」
シャルバも体を発光させ、戦兎に頭突きを入れてひるませ、連続パンチで吹き飛ばした。
「俺のこの力。全てを破壊し、呑み込む力で貴様らの未来を破壊してやる」
「そんなことはさせない。誰もが笑える未来を……平和な明日をビルドする!それが仮面ライダーの力だ!」
戦兎の体が更に発光し、その光が仲間達を包み込む。
『オォオオオオオ!』
再び全員でシャルバに突っ込み、リアス達の滅びの魔力が飛んでいく。
シャルバはそれを避けたが、そこに雷光が降り注ぎ、シャルバを攻撃。
「ぐぅうう!」
しかしシャルバはそれに耐えつつ、魔力を爆発させて攻撃。
『がはっ!』
全員吹き飛ぶが、アーシア達が全員一気に回復させ、再び全員で行く。
過去と未来の勇斗とゼノヴィア達にイリナ達の連撃に加えて、ロスヴァイセたちの砲撃とその合間に小猫と黒歌達が追撃。
吹き飛んだシャルバに、アザゼル達の光の槍が降り注ぐ。
「オォオオオオオ!」
だがシャルバも魔法陣を展開し、飛んでくる攻撃を次々撃ち落とす。
『ハァ!』
そこにヴァーリ達が飛び込み、同時攻撃で退かせ、匙達が更に攻撃。
反撃をサイラオーグ達が受けながら間合いを詰め、攻撃をねじ込むと、後押しするようにフウ達が銃撃。
『ハアアア!』
黒兎と戦音が滑り込み、すれ違いざまに攻撃を叩き込み、崩れた所に戦兎がキック。
「がはっ!くそぉ!」
シャルバの体からエネルギーが溢れ出し巨大化していく。
「ハカイシテクレル!」
巨大な怪物となったシャルバは、巨大な腕を振り下ろす。
『させるかぁああああ!』
それをギャスパー達が黒い靄で弾き、逆に更に巨大化させた靄で作った拳で殴り飛ばす。
「グォオオオオオオ!」
口から光線を放つシャルバ。それを皆で避けると、
「決めるぞ!」
『おぉ!』
《Ready Go!》
全員が次々全力の一撃を叩き込んでいく。
《ドラゴニックフィニッシュ!》
《ボルケニックアタック!》
《スクラップブレイク!》
《デュアルデモゴニックブレイク!》
《スクラップフィニッシュ!》
《サタンブレイク!》
《クランクアップフィニッシュ!》
《エンペラークラックアップフィニッシュ!》
《エボルテックアタック!》
次々と仲間たちが攻撃を叩き込み、シャルバが苦しみの声をあげる中、戦兎と黒兎と戦音がレバーを回しながら飛び上がり、シャルバを見下ろすと、互いに顔を見合わせ、
《Ready Go!》
3人でキックの体勢に入り、一気に降下。
《ラビットフィニッシュ!》
《タンクフィニッシュ!》
《フォーエヴァーボルテックフィニッシュ!》
3人の同時キックが炸裂し、爆炎と火花を上げながらシャルバを押していく。
「グォオオ!」
その中シャルバも押し返そうとしてきた。だが、
「負け……」
「るかぁあああああああああ!」
黒兎の体が真っ黒になり、戦音の体が真っ白に変わる。それと同時に、キックのエネルギーが爆発的に高まり、
『勝利の法則は決まったぁあああああああああ!』
そのまま3人のキックはシャルバを貫き、地面に着地。それと同時に、
「バカ……ナァ!」
シャルバの体が爆発し、消滅するのだった。
仮面ライダーディザスター【怪獣体】
戦兎達に追い詰められ、巨大化した姿。巨大差を生かした圧倒的パワーを持つが、戦兎の力により強化された仲間達の猛攻に加え、最終的には戦兎・黒兎・戦音の親子トリプルライダーキックにより撃破された。
仮面ライダーラビット
パンチ力 9.9t
キック力 17.8t
ジャンプ力 ひと跳び55m
走力 100mを2.9秒
黒兎がフューチャービルドドライバーに戦兎のラビットフルボトルを装填して変身した姿。どちらかというと急造形態に近く、スペックは戦兎のラビットタンクのラビットサイド分の力しかない。しかし、元々相性が良く、更に戦兎の強化が入っているためスペック表を上回る力を発揮。
最終的には、一時的にとはいえハザードレベルが7.0に到達しており、その結果黒いカラーリングに変わった。
必殺技は、ラビットフィニッシュ。
仮面ライダータンク
パンチ力 17.0t
キック力 23.7t
ジャンプ力 ひと跳び40m
走力 100mを3.5秒
戦音がフューチャービルドドライバーにタンクフルボトルを装填して変身した姿。
ラビットタンクのタンクサイド分のパワーしかないが、戦兎の強化とボトルの相性もあり、シャルバとの戦いに貢献した。
最終的には戦兎の強化という後押しがありながらも、黒兎と同様にハザードレベルが7.0に到達しており、白い姿に変わっていた。
必殺技は、タンクフィニッシュ。