こんな感じの仮面ライダー×ハイスクールD×Dも考えてはいたって言う話
「うん?」
フッと眼を開けた戦兎は、何故か荒野に立っていた。
「あれ?確か俺はビルドの強化アイテムの製作に勤しんでた筈なんだけど……」
なんか頭がぼんやりするな、そう思いながら周りを見渡すと、
「これは!」
突如自分の周りに魔獣が現れ、取り囲まれた。そして戦兎は咄嗟にビルドドライバーを取り出そうとするが、
「あ、あれ?ビルドドライバーがない!?なんでだ!?」
正確にはフルボトルもないのだがともかく、ビルドにこのままでは変身できないと言うことだ。
勿論その間も魔獣はこちらに詰め寄ってくる。そこに、
「よっと!」
「え?」
そこに誰かが後ろから跳んで着地してきた。その存在に戦兎は見覚えがある。
「龍誠?」
「りゅうせい?誰だそれ。俺は兵藤 一誠だぜ?」
兵藤 一誠!?と戦兎は驚愕しながら身構える。だが同時に、何時もあいつとは少し雰囲気が違う気がした。すると兵藤 一誠と名乗った少年は前を向き、
「まぁ、取り敢えずあいつらを片付けますか!」
そう言い、兵藤 一誠?は懐からバックル?のようなものを取り出して腰に着けると、ベルトが延びて彼の腰に固定された。
《ジクウドライバー!》
すると更に彼はアナログのストップウォッチに似た物を取り出して表面にあるリングを回転させてからスイッチを押す。
《ジオウ!》
それから兵藤 一誠?から見て右側に装着。そしてベルトのバックルにあるスイッチを押して構えると、
「変身!」
《ライダータイム!仮面ライダージオウ!》
ベルトのバックルを回転。それと共に姿が変わり、銀と黒を基調とした姿となり、オデコにカメンと言う文字と目の辺りにライダーの文字が入る。そして、
「さぁて……いきますか!」
兵藤 一誠?は疾走。魔獣を次々と殴って蹴って吹っ飛ばしながら剣を取り出した。
《ジカンギレード!ケン!》
「はぁ!」
飛び掛かってくる魔獣を斬りながら、兵藤 一誠は頭を掻く。
「流石にこのままじゃ不利かな」
そう言った兵藤 一誠?は別のウォッチを出してリングを回す。すると戦兎はそのウォッチに描かれている顔を見て、
「ん?部長?」
と呟くがそんな戦兎を尻目にスイッチを押し、
《リアス!》
それからさっきのウォッチとは反対側に着けてバックル上のスイッチ押してバックルを回転。
《アーマータイム!リーアースー!》
すると兵藤 一誠?の前にリアスを模した深紅の機械の鎧が現れ、兵藤 一誠?がそれを押すと分解。分解したパーツはそれぞれ彼の体に装着され、先程の銀と黒を基調とした姿から深紅を基調とした姿になる。
「さぁて、こいつはどうかな!」
そう言った兵藤 一誠?は、何と滅びの魔力を拳や足に纏わせながら敵を殲滅しながら走り抜け、飛び上がると滅びの魔力の球体を作ってそれを地面に落として爆発。その間に着地する間に兵藤 一誠?は別のウォッチを出してスイッチを押した。
《ゼノヴィア!》
そしてさっきリアスの顔が描かれていたウォッチをゼノヴィアのウォッチを入れ換えてバックルを回転。
《アーマータイム!ゼ!ノ!ヴィ!アァ!》
そうして今度は蒼と黒を基調とした鎧を身に纏い、その手にデュランダルに似た大剣を持つと、地面に着地すると同時に大剣で凪ぎ払って吹き飛ばすと、ウォッチのスイッチを押し、
《フィニッシュタイム!ゼノヴィア!》
バックルを回転。それと共にデュランダル型の大剣が光り輝き、巨大な刀身へと変貌した。
《デュランダルタイムブレーク!》
「真っ二つにしてやるぜぇ!」
ドン!とそのまま振り下ろし、最後に残っていた魔獣を全て消し飛ばしたが、
「真っ二つって言うか押し潰したって感じじゃねぇか……」
と戦兎は突っ込みながら兵藤 一誠?に駆け寄り、
「おい、お前何者なんだ?」
「俺?俺は何者かぁ……」
そうだなぁと兵藤 一誠は呟きつつ、
「俺は兵藤 一誠。またの名を仮面ライダージオウ。昔三大勢力やそれ以外のあらゆる神話体型が手を組んでどうにか瀕死なりながら倒した最低最悪の王様の生まれ変わりだってさ」
「んぁ!?」
ガバッ!と身を起こした戦兎は、周りをキョロキョロ見渡すと、
「おはようございます」
「あ、あぁ……」
そこには既に勝手知ったる様子で戦兎の研究室にある冷蔵庫からジュースとお菓子を取って休んでいた小猫がいた。
見てみれば肩に布団が被せてある。
「ぐっすり寝てましたが徹夜でもしてたんですか?」
「んまぁ……ちょっとな」
と言いながら戦兎が設計図の紙を拡げると、
「これがビルドの強化アイテムですか?」
「あぁ」
すると小猫は、もう一つの設計図に気づいた。
「こっちは……剣ですか?」
「ん?こっちか?こっちはビルドの強化アイテムを活かせる武器だよ。どっちもサイラオーグさんとのレーティングゲームまでに完成させないとさ……」
そういう戦兎に小猫は、
「そう言って気絶するみたいに寝るまでやるのはどうかと思いますけど?」
「う……」
戦兎はそっと視線を逸らす。悪魔だからこそ多少の無茶が効いてしまう。それが不味いのは戦兎も分かっているのだが、ついやってしまうのだ。だが小猫は戦兎の頭を両手で包むように掴んで振り向かせると、
「ちゃんと寝ましょう。良いですね?」
「あ、はい」
なんか最近こいつに頭が上がらなくなってきた気がする……何て戦兎は思ったのは、まぁ秘密である。
兵藤 一誠(17才)
今作のと言うかハイスクールD×Dの主人公。
原作と違いエロさ人並み。
将来の夢はなく、毎日平穏に生きていければ良いと口では言うものの、困ってる人を見過ごせず走り出してしまうタイプ。
何故か
本来
《ジクウドライバー》
昔、一度だけ三大勢力だけではなくその他数多くの神話体型が手を組んだときがあった。
それはある高名な錬金術師が作り、それを使い自らをあらゆる次元・時空・事象を凌駕する王を名乗った男、オーマジオウを倒すため。
自分の国を滅ぼし、世界にも手を出した男の強さに全ての勢力が多大な被害を被りつつもオーマジオウは撃破され消滅した。因みに三大勢力は長い戦いの末に戦争を続けられなくなるほど勢力が減ったために戦争を中断したと伝えられているが、オーマジオウとの戦いが実は大きな原因(実際疲弊していたのも本当)
だが何故か一誠はそのジオウがつけていたベルトを所持(理由は後述)しており、レイナーレとの戦いでそれを出現させた。
因みにオーマジオウの力を味わっている勢力の面子からは勝手に警戒されてしまう。
《ジオウ》
前述の通り世界中を敵に回した王の力。なのだが、アザゼル曰く明らかに弱いしちょっと姿が違うらしい。
必殺技は【タイムブレーク】
並の人外程度なら歯牙にもかけない強さを持つが、上級クラスだと厳しい。だが後述の力を使うと……
《ジカンギレード》
ジオウの姿の時のメイン武器。剣と銃の二つの側面を持つ。
《オーマジオウ》
世界中の勢力により滅ぼされたジオウ。しかし現在はその魂は一誠に生まれ変わっており、ジクウドライバー等もそれが影響している。
時折一誠の夢に現れては助言したり、力を与える描写が見られる。
《ライドウォッチ》
特定の人物の力を宿したアイテム。ジクウドライバーにこれをつけることで一誠はその人物所縁の力を使ったり、ジオウに変身する。
他者の力を持ったライドウォッチは、その人物と絆を深めることで生成可能(その気になれば力が宿ってないウォッチを使って強引に力を宿すことも可能だが一誠は極力やらない)なのだが、先代は力付くでライドウォッチを生成していた上に、生成されると元となった人物は力を使えなくなっていたらしい(一誠にはそう言う描写がない)
因みに一部のウォッチは起動させるだけである程度能力を使うことも出来る。
《ジオウライドウォッチ》
一誠がジオウの変身するために使うもので、ジクウドライバーにつけて使う。
《アーマータイム》
ジクウドライバーにジオウライドウォッチと別のライドウォッチを合わせてつけて使う状態。ジオウの力に他者の力を上乗せして使うことが出来る。因みに他者のライドウォッチは、その力の元となった人物がパワーアップすると合わせて強くなる。
《リアスライドウォッチ》
リアス・グレモリーの力を宿したライドウォッチ。使用することで滅びの魔力を用いた戦い方は遠近両方で便利で、一誠が良く使う。
必殺技は【ルインタイムブレーク】
2章のライザー戦で手に入れたが、少し変わった形状とのこと。
《アケノライドウォッチ》
姫島 朱乃の力を宿したライドウォッチ。雷光を使った中距離戦が得意な力で、強力な反面一誠はやたらめったら撃つため周りの被害が大きい。
必殺技は【ライコウタイムブレーク】
《コネコライドウォッチ》
塔城 小猫の力を宿したライドウォッチ。パワーと頑丈さが売りの近距離仕様。単純なためかリアスライドウォッチに並んで良く使う。
必殺技は【シロネコタイムブレーク】
《ユウトライドウォッチ》
木場 祐斗の力を宿したライドウォッチ。多数の剣を作り出して戦うスピードタイプ。
必殺技は【セイマケンタイムブレーク】
《ゼノヴィアライドウォッチ》
ゼノヴィアの力を宿したライドウォッチ。木場よりも威力重視な姿で、朱乃の力同様周りへの被害が大きい。
デュランダルを模した武器で戦う。
必殺技は【デュランダルタイムブレーク】
《アーシアライドウォッチ》
アーシア・アルジェントの力を宿したライドウォッチ。戦闘能力は皆無だが、回復能力を持つ。
必殺技は【トワイライトタイムブレーク】
《ギャスパーライドウォッチ》
ギャスパー・ウラディの力を宿したライドウォッチ。相手の時を止めたりコウモリを使ったりと強力な反面、テクニカルな戦いが求められるため扱いが難しいらしい。
必殺技は【バロールタイムブレーク】
《ロスヴァイセライドウォッチ》
ロスヴァイセの力を宿したライドウォッチ。遠距離特化型で北欧魔術を用いた砲撃は強力。アケノライドウォッチ、ゼノヴィアライドウォッチのならんで周りへの被害がでかい。
必殺技は【ワルキューレタイムブレーク】
《イリナライドウォッチ》
紫藤 イリナの力を宿したライドウォッチ。光の力を使えるため悪魔に対して有利に戦える。
必殺技は【エンジェルタイムブレーク】
《クロカライドウォッチ》
クロこと黒歌の力を宿したライドウォッチ。小猫のアーマータイムとは違い、仙術や妖術を用いたトリッキーな戦いを得意とする。
必殺技は【クロネコタイムブレーク】
因みにジオウライドウォッチを除けば一番最初に手に入れたライドウォッチなためちょいちょい使われる。
《ヴァーリライドウォッチ》
ヴァーリ・ルシファーの力を宿したライドウォッチ。白龍皇の半減なども使え、ヴァーリ由来の魔力もある。
必殺技は【ルシファータイムブレーク】
《サジライドウォッチ》
匙 元士郎の力を宿したライドウォッチ。ヴリトラの力を使った呪いを得意とし、破壊力より相手を弱らせて叩き潰す戦法を取る。
必殺技は【ジャリュウタイムブレーク】
《サイラオーグライドウォッチ》
必殺技は【レグルスタイムブレーク】
《ソウソウライドウォッチ》
曹操の力を宿したライドウォッチ。
必殺技は【ロンギヌスタイムブレーク】
《レイヴェルライドウォッチ》
レイヴェルフェニックスの力を宿したライドウォッチ。炎を操り、アーマーのダメージや損傷を自動で直す。
必殺技は【フェニックスタイムブレーク】
《デュリオライドウォッチ》
デュリオ・ジェズアルドの力を宿したライドウォッチ。天候を操り、イリナと同様に光も操れる。
必殺技は【ジョーカータイムブレーク】
《アザゼルライドウォッチ》
アザゼルが最後に一誠に託した彼の力を宿したライドウォッチ。圧倒的な力を宿しているだけではなく、アザゼルの機転や計算能力を持つため非常に頼りになる。
必殺技は【ダウンフォールタイムブレーク】
《ミナライドウォッチ》
兵藤 実奈(後述)の力を宿したライドウォッチ。彼女自身のと言うよりは、メインは彼女に宿っている赤龍帝の力を使う。
必殺技は【ブーステッドタイムブレーク】
《オーフィスライドウォッチ》
無限の龍神・オーフィスの力を宿したライドウォッチ。絶大なパワーを持つものの、強すぎて出力の調整が難しい上に体への負担が大きく、余程のことがない限り使わないと一誠は発言している。
必殺技は【インフィニティタイムブレーク】
《ジオウライドウォッチⅡ》
6章にて、このままではこれから現れるであろう敵に勝てないと判断したオーマジオウが、一誠の夢の中に現れて渡した銀のジオウライドウォッチと、オーマジオウの存在を受け入れながらも同じ道には進まないと決意した一誠が生み出した金のジオウライドウォッチの二つで変身する。
一部のアーマータイムにはスペック的に劣る面があるものの、時間逆行や未来視を用いた戦いを行える上に、一誠曰く一番体に馴染むらしい。
必殺技は【トゥワイズタイムブレーク】
《ジオウトリニティライドウォッチ》
ミナライドウォッチとリアスライドウォッチにジオウⅡライドウォッチが共鳴して生まれたライドウォッチ。
変身するとミナとリアスの姿が変わり一誠と融合するため、三人の息をある程度合わせる必要がある。
滅びの魔力と倍加が同時に使え、単純な強さなら後述のグランドジオウとオーフィスライドウォッチを除けば最強を誇る。
変身音は【トリニティタイム!三つの力~仮面ライダージオウ!リアス!ミナ!トーリーニーティー!トリニティ!!】
必殺技は【トリニティタイムルインブーステッドブレーク】
《グランドジオウライドウォッチ》
オーフィスライドウォッチにより全てのライドウォッチが活性化し誕生したライドウォッチ。全てのアーマータイムの能力をノーモーションで使える上に、通常のアーマータイム以上にそれを使うことができる。
単純なスペックも今までの力を遥かに凌駕しているものの、その真価はライドウォッチの力の元となった仲間達を召喚したり、その仲間達の武器を召喚して使うことができる。因みに本人達とは無関係なため、分身を召喚するに近いらしい。
変身音は【グランドタイム!リアス・アケノ・アーシア・ユウト・コネコ・ゼノヴィア・ギャスパー・イリナ・ロスヴァイセ・クロカ・サジ・ヴァーリ・サイラオーグ・ミナ・ソウソウ・レイヴェル・デュリオ・アザゼル・オー・フィ・ス~祝え!仮面ライダー!グ・ラ・ン・ド!ジオーウ!】
必殺技は【オールトゥエンティタイムブレーク】
【兵藤 実奈】
兵藤 一誠の妹であり、今代の赤龍帝。本来であれば存在しないキャラなのだが、その正体は転生者。
元々はただのハイスクールD×Dオタクの女性。本人曰くパーッと通ったトラックが私を引きずって泣き叫んだ結果らしい。
その際に神様に転生させて貰ったのだが、一誠をそばで見たい的なことをいったら妹に転生させられてしまった挙げ句、オマケと言われて
基本的に原作の流れは忠実にタイプで、理由としては好き勝手改編するとこの時点ではヤバイ連中が早々に出てくるかもしれないと言うのが理由の一つ。あともう一つは一誠とその仲間達のイチャイチャや活躍が見たいのであって、自分が無双する気はないから。
と言うかそもそも痛いのとか苦しいは嫌いだし、
だが物語が進んでいく中で、自分も皆の力になりたいと思うようになっていく……
ドライグとは転生者の影響か物心ついた時から会話が可能。だが
一誠が新しいアーマータイムを使うごとに祝いの口上を述べるのはお約束。実奈曰く、赤龍帝じゃない分せめて新しい力では豪華にしたいから。と言いつつ本人はノリノリ。
【黒歌】
原作でも登場する小猫の姉。主の元から逃げ出したあと、リアスの元に身を寄せていると言う情報をつかんだ黒歌が、様子を見に行った際に追っ手に見つかって重症を負い、 逃げ延びたところに一誠がそれを見つけて家に連れて帰ったのが出会い。普段は黒猫に化けているため一誠の両親はただの猫だと思っているが、一誠と実奈の前では本来の姿になっている。
現在は上下ジャージでゲーマーニート状態になっており、小猫が幸せそうだったので彼女に関わらず一誠達との生活を満喫していたのだが……
とまぁこんな感じでした。これを最初に考えたときはまだディケイドアーマーも出てなかった頃だった気がします。ですが今回書き起こすに当たって少し設定を煮詰めてみました。まぁ書く予定は全くないんですけどねwこんなのも考えてたんだぁって言う感じでいてくだされば良いです。
それにしてもジオウは明日が最終回……気になりますなぁ……明日はリアタイで見れるので明日は早起きして見なければ!