ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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前回までのハイスクールD×D Be The Oneは……

龍誠「毒に蝕まれ、苦しむ戦兎に俺の怒りが爆発!そして遂に俺の強化フォォオオオオオム!」
戦兎「おいこら!出だし取るんじゃないよ!」
匙「しかし強化フォームって言っても昨今のは活躍少なかったりするしなぁ」
ヴァーリ「そうそう。どっかの仏像フォームなんか登場した次の回から結構散々だったしな」
サイラオーグ「確かにな」
龍誠「おっとぉ?強化フォームの予定がないやつらがなにか言ってるなぁ」
匙&ヴァーリ&サイラオーグ『あぁん!?』
戦兎「という訳でクローズマグマは無事活躍できるのか。そんな感じの92話スタート。」


迸れドラゴン

「おやおや、これは凄まじいオーラだ」

「プルートか。丁度良い。折角だし戦ってみたらどうだ?」

 

新たなクローズ、クローズマグマへ変身した龍誠を前に、一誠は言うと降りてきたプルートは少し驚きながら、

 

「よろしいのですか?」

「あぁ、アンタも部下をやられて御立腹だろう?」

 

ではお言葉に甘えて……とプルートは言いながら、大鎌を構えると龍誠に襲い掛かる。だが、

 

「ごふっ!」

 

先に大鎌を振り下ろし始めた筈のプルートの胸に、龍誠の拳がベキベキと音を立てながらめり込む。

 

「ほごぅ!」

 

胸を抑えて後ずさるプルートを追い、龍誠は炎を纏わせて右フック。

 

「はごぶ!」

 

続けざまに左フックを叩き込み、吹き飛ばしながら、龍誠はクローズマグマナックルをベルトから外して、右手に装着。それを見てプルートは大鎌を振り抜くが、龍誠はクローズマグマナックルを握っている手で迎撃し、二つがぶつかり合う。すると、

 

「なっ!」

 

プルートの大鎌が砕け、そのまま龍誠の一撃は真っ直ぐプルートの顎を撃ち抜いた。

 

「あ、がご!」

 

ふらついてプルートは飛んで離れようとするが、

 

「ハァアアアアア!」

 

自身を中心に溶岩を精製し、その溶岩が一匹のドラゴンに変わると、プルートを飲み込み、地面に激突するとそのまま崩れる。

 

「あぎぁああああ!」

 

ジュウジュウとプルートは体から煙と音を発しながら、ドラゴンの体を掻き分けて脱出……しようとしたが、表面が固まると、そのままプルートを拘束。因みにマグマは表面が冷えても、中はすぐには冷えないため、中は今だ高温だ。

 

そして龍誠はクローズマグマナックルから、ドラゴンマグマフルボトルを一度外して挿し直すと、炎が集まり力が高まった。そして!

 

《ボルケニックナックル!アチャー!》

「どりゃああああああああ!」

 

渾身の右ストレートがプルートに炸裂し、マグマの塊ごとプルートを粉々に砕く。それから一誠を見て、

 

「あとはお前だけだ!」

 

と龍誠は突進。一誠の顔を殴ると、後退りながら顔を手の甲で拭う。

 

「ハザードレベル4.6か……良いぞ一気に上がったなぁ!」

「うるせぇ!」

 

続けざまに2・3発と叩き込み、一誠は大きく後ずさった。

 

「凄い……圧倒的じゃない」

 

と言うリアスにヴァーリは当たり前だと言いながら、

 

「アイツはオーフィスの力も取り込んだ状態だぞ。元々パワーなら上級……下手すれば最上級クラスだ。そんなあいつなら……魔王クラスに片足は突っ込んでるだろう」

 

そんなやり取りの中、龍誠は更に一誠を殴り付け、

 

「ハハハ!ハザードレベル4.8!どんどん上がるなぁ!」

「何を楽しんでやがる!」

 

龍誠はクローズマグマナックルで一誠を殴り、それを一誠はキャッチして止めるが、炎を纏わせた蹴りで追撃。

 

「ハザードレベル……4.9」

「これで終わりだぁ!」

 

そう龍誠は叫び、ビルドドライバーのレバーを一回回して、

 

《Ready Go!》

 

そのまま龍誠は飛び上がると八匹のドラゴンがそれを追い、そのドラゴンが龍誠と融合してそれと共に蹴りを放ち、

 

《ボルケニックアタック!》

「ハァアアアアア!」

 

爆炎を纏わせた飛び蹴りは、一誠に炸裂しせめぎ合う。そして、

 

「ハザードレベル!5.0だぁあああああああああああああ!」

 

爆発と共に爆風が襲い、皆は目を細め、

 

「っ!」

 

次の瞬間戦兎がガバッと体を起こした。

 

「先輩!」

 

小猫が駆け寄る中、戦兎は手をグーパーしたりして確認し、

 

「毒が……消えた?」

「そのようね」

 

そこに黒歌も復活したらしく、グルグルと肩を回している。

 

「と言うことは……兵藤一誠を倒せたってこと!?」

 

リアスはそう言いながら炎の方を見ると、その中心に龍誠が立っていた。

 

「りゅうせ……」

「くく、くはは!」

 

リアスが龍誠に声をかけようとした瞬間、龍誠は彼らしくない笑いをし、

 

「違う」

 

戦兎が呟く。同じ顔だ。服だって同じだ。だが戦兎には分かる。オーラが違う。そしてそのオーラは……

 

「兵藤 一誠……」

『え?』

 

皆はポカンと戦兎を見た。だって一誠は倒したはずだと。だが龍誠?は……

 

「流石戦兎。すぐに分かったようだな。そうだよ俺だよ。兵藤一誠だよぉ!」

『っ!』

 

嘘よ……と朱乃は震えながら呟いた。龍誠は勝った。勝っていた筈だと。

 

「そもそもなんで俺が龍誠のハザードレベルを気にしてたのか……それはコイツの赤龍帝の力の欠片が欲しかったからさ」

「欠片だと?」

 

戦兎の言葉に、一誠は頷き、

 

「コイツの中には赤龍帝の力の欠片があった。欠片と言っても分かりやすく言えばミクロン単位の小さな欠片。だがそれが意外と大切でな。例えるなら幾つも連結して稼動する歯車が一個だけ欠けてる状態で、なーんで龍誠にそんなのが残ってたかずっと謎だ。他の本来の所有者には見られない現象だしな。一応やはり原作主人公だからかもだが、とは言えお陰でどうも力が噛み合わずちゃんと出ない。だから回収することにした。あぁ、これは相手の体を乗っ取る事が出来る神器(セイクリットギア)を使ってな?だが欠片が小さすぎて普通に回収もできない。そしたらな、ハザードレベルと神器(セイクリットギア)は密接に関係していることが分かった。ほら、匙だって変身時の姿が変わっただろ?あれもハザードレベルが上がって神器(セイクリットギア)に影響を与えたからさ。なのでコイツを精神的に追い詰めることで上げようと思った。まぁそれは無理となって敢えてある程度ストーリーを進ませることにしたけどな。そうすれば成長するし、それに合わせてハザードレベルも上がるはずだと思ってよ。お陰でハザードレベルも予定値に達して、俺は晴れてコイツの体ごと欠片をいただいたのさ。これで俺は更なる高みに至れる」

 

一誠はそう言いながらビルドドライバーやクローズマグマナックル等のアイテムを捨て、代わりにエボルドライバーを装着し、手をかざすとそこにオーラが集まり、青いドラゴンを模した造形のフルボトルが現れた。

 

「さて、俺の新たな……いや、完全となった力を見せてやるよ」

《ドラゴン!ライダーシステム!エボリューション!》

 

一誠はレバーを回し、笑みを浮かべながら構えて、

 

《Are you ready?》

「変身!」

《ドラゴン!ドラゴン!エボルドラゴン!フッハッハッハッハッハッハ!》

 

変身を完了した一誠は、顔が少しクローズに似て、それ以外は今までのをエボルに似た姿に変わり、

 

「仮面ライダーエボル。フェーズ2……完了だ」

「そんな……」

 

アーシアはいやいやと首を横に振る中、

 

「させるかよ!」

 

戦兎はビルドドライバーを着けてハザードトリガーを起動。

 

《マックスハザードオン!》

「変身!」

《鋼鉄のブルーウォーリア!タンクタンク!ヤベーイ!ツエーイ!》

「戦兎待ちなさい!」

 

リアスが制止するのも聞かずに戦兎は突進し、一誠を殴る。だが、

 

「なっ!?」

 

一誠はそれを軽々とキャッチして止めてしまう。

 

「くそっ!」

 

戦兎は両手で押そうとするが、一誠はびくともしない所か、片手で軽々と押し返してくる。

 

「バカな……あれはルークの力も上乗せされてるんだぞ!?」

「サイラオーグ・バアル!そんなこと言ってる場合じゃねぇ!俺達もいくぞ!」

 

ヴァーリの声に、唯一この場でまともにタンクタンクフォームの力を味わっていたサイラオーグは、慌てて続いて走り出す。

 

『ハァ!』

 

ヴァーリとサイラオーグが同時に殴りかかるが、

 

「ふん!」

 

一誠は戦兎を突き飛ばし、2人の拳をキャッチして止め、蹴りを放って反撃したが、

 

黒い龍脈(アブソブーション・ライン)!」

「ん?」

 

匙の黒い龍脈(アブソブーション・ライン)が一誠の体を絡めとる。だが、

 

《Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!》

赤龍帝からの贈り物(ブーステッド・ギア・ギフト)!」

《Transfer!》

「がはっ!」

 

増幅された力を一気に流し込まれ、匙は黒い龍脈(アブソブーション・ライン)と変身を解除されてしまい、そのまま血を吐きながら倒れた。

 

「えぃ」

「ん?」

 

そこに飛びかかったのはオーフィス。しかしオーフィスの拳を一誠は軽々と避けてカウンター。

 

「ごほっ」

 

オーフィスは後ろに吹っ飛び、口から血を吐きながら首をかしげていた。

 

「痛みを味わうのは初めてかな?」

『今よ!』

 

するとリアスが滅びの魔力を放ち、それの続いて皆も合わせて攻撃。更に、

 

《フルフルマッチデース!フルフルマッチブレイク!》

《シングル!ツイン!ツインフィニッシュ!》

 

戦兎と匙にヴァーリがそれらに合わせる。だが、

 

《Ready Go!エボルテックフィニッシュ!》

 

一誠はレバーを回し、 龍誠のより巨大な蒼いドラゴンを作り出すと、皆の総攻撃を呑み込み戦兎たちに襲い掛かった!

 

《チャオ!》

『きゃあああ!』

『ぐぁあああ!』

 

爆発と共に皆は吹き飛び、戦兎達は変身が解除されて地面を転がる。

 

「ふぅ、凄いな。今までとは比べ物にならないが……」

 

一誠はそう言いながらハザードトリガー?を起動しようとするが、

 

「ダメか」

 

カチカチとスイッチを押しても、ウンともスンとも言わない。

 

「まだエネルギーが足りないのか。オーフィスの力もチャージしたんだぞ全く……。まぁこの力があれば相手には事欠かないから良いとするか」

「う、ぐ……待て」

 

ブツブツ言っている一誠を前に、戦兎は腕に力を込めるが、体が上がる気配はない。それを見ながら一誠は、

 

「という訳でだ。この龍誠の体は俺が有効活用してやるよ。なぁに、すぐにまた会えるさ戦兎。精々強くなっててくれよ?お前ならもっともっと強くなれる。そしたら俺が使ってやるからな。お前みたいなバグキャラを使ってやるんだ。感謝しろよ?無駄なあがきはしなくて良いからな?どうせ全部俺の手のひらの上さ」

 

そう言って指をパチンと鳴らすと、戦兎たちを霧が包む。

 

「それじゃ、チャオ」

 

遠退く意識の中、背を向け去っていく一誠に、戦兎は手を握ることしか出来ず、悔しげに歯を噛み締めながら意識を手放し、どこか遠くにアザゼルの呼び掛けが聞こえたような気がしたが、戦兎達は誰も答える事が出来なかったのだった。




えぇというわけでクローズマグマ。プルートを倒し一誠を追い詰めるも逆に吸収されました。負けもしてないけど勝てもしていない。まぁ一誠には余裕があるので本気のぶつかり合いになってたらどうなってたかは分かりませんが……

ってなわけで12章はここまで。次回からは13章。原作で言うと12巻の部分に当たります。と言いたいのですが、ちょっと番外編と言うか、前にジオウ×ハイスクールD×Dのも考えたと言うのを投稿しましたが、感想を見たりよくよく考えたら、このままだとあの世界でのオーマジオウがただの悪いやつで終わってしまう上に書く予定ないから誤解を解くこともできないと思い至りならば大まかなお話のあらすじ的なのを出そうと考えたので、一章ではどんな話だったか~とかから始まり最終話までのあらすじを出させてもらいます。続きが気になる人はごめんなさい。出来るだけさっさと出して続き書きますので。
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