ハイスクールD×D Be The One   作:ユウジン

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本当にざっくりとしたあらすじです。細かい所はね……無理です。


ジオウ×ハイスクールD×Dあらすじ
ジオウ×ハイスクールD×Dはこんな話だった。前編


《第一章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。ですが残念なことにそれは少し変わってしまいます。これはそんな少しばかり変わってしまった物語。その変化がどんな結末を迎えるのか……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイナーレ「好きです付き合ってください!」

 

とレイナーレの告白から始まり、告白された一誠と一緒に帰っていた皆驚愕。

 

と言うのも、赤龍帝の力は転生者である実奈が持っているため、レイナーレの告白イベントはないはずのため。

 

更に原作とは違ってスケベじゃなくなっている一誠はその告白をまだ君を知らないからといって断り、なら友達からと食い下がられ承諾。だがレイナーレの正体を知っている実奈は警戒心MAXに。

 

基本的に原作通りになって欲しいものの、一誠が死ぬのは助かるのが分かっていても嫌な皆を連れて帰ると、すっかり廃人ゲーマーとなった黒歌がいて、三人で駄弁っていると母帰宅。慌てて黒歌は黒猫に化けて部屋に来たやり過ごし、次の日から連日レイナーレがやって来て実奈は胃を痛める日々に。

 

その間実奈がこっそりドライグと会話する中、レイナーレは一誠ではなく実奈を見ていると言われ、やはり狙いは自分かと気づく。

 

そしてある日、実奈は一人でお使いに出た際、レイナーレに襲撃を受ける。狙いはやはり自分で、神器(セイクリットギア)を持っていたため。だが実奈は才能がないため神器(セイクリットギア)というか赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を使えないため、持ち前の逃げ足で逃亡。その早さにレイナーレは驚愕しつつも、徐々に追い詰めるが、そこに一誠が割って入りギリギリ救出。と言うのも、レイナーレが怪しいことに一誠は気づいていた上に、実奈が襲われる夢(ジオウの力の一端)を見て嫌な予感が拭えず追ってきたらしい。

 

だがこの世界ではただの人間である一誠が来たところで猶予が出来ただけにすぎず、また絶体絶命に追い詰められ、レイナーレの光の槍が飛んできた瞬間、一誠の体が光り槍を弾くと、その手にはジオウライドウォッチが現れ、見たことのない力に嫌な予感を覚えたレイナーレは一度撤退。

 

二人は何があったのか分からず困惑するが(ドライグは薄々勘づいた模様)、取り敢えず仲良く帰宅。

 

明くる日、学校が休みのため外を一誠が実奈と歩いていると、困ったことがあったらこれに願ってください。助けます。と言う魔方陣付きのチラシを貰い、実奈があれ?このチラシって貰うのこのタイミングだっけ?となっている中、アーシアと出会い道に迷っているらしいアーシアの一誠が話しかけるものの、言語が理解できず困惑。実奈も名前はアーシアっていってるっぽいけどと言いつつ、確かこれレイナーレの所に行くイベントだよね?ストーリーに矛盾起こさないためなら行かせるべき何だろうけど……と困っていると、ドライグが気づき実奈に指示を出して二人を突き飛ばし自分も避けると、そこに光の槍が突き刺さり、空を見るとそこにはレイナーレと行動を共にしていた三人の堕天使がおり、アーシアを奪おうと一誠たちに襲いかかる。

 

三人掛かりの猛攻に一誠達はアーシアを庇いながら逃げるが、逃げられない一撃を喰らい欠けた瞬間、ジオウライドウォッチが再度光って光の槍を弾くと、一誠は一人荒野に立っており、目の前には金と黒の派手な装飾をされた姿の男?が座っており(オーマジオウのこと)。

 

オーマジオウ「我が名はオーマジオウ。最高にして最善の王なり。私よ、時は満ちた。持っていくが良い。王のベルトをな。使い方は手取り足取り教えずとも分かるだろう?」

 

そう言ってオーマジオウは手を翳すと、一誠の手にジクウドライバーが現れ、困惑する一誠はまた気づくと堕天使たちの前に立っており、何かに導かれるようにジクウドライバーを装着し、ジオウライドウォッチを使って変身。その場の皆が突然の変化に驚く中、ドライグが唯一やはりそうかと納得し、実奈がこっそり聞くと、あの姿は過去にいや王の力だと言い、なぜ持っているのか分からないがあの姿は少し違うが間違いないと言い、凄い王さまだったのかと聞く実奈に、最低最悪と言われてたとは言えずに、まぁ全ての時空・事象・次元を支配出来る力を持った最強の王だったとドライグが答え、じゃあ祝おう!実奈が提案。と言うのも、王さまなら口上が必要じゃん?というのが持論で、そもそも赤龍帝の力を自分が持ってしまっているのだからせめて派手に行こうと言い、実奈はドライグが止めるのも聞かずに一誠の前に立つと、

 

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ!ここに、王の物語が新たに紡がれ始めた瞬間である!」

一誠「お前……急にどうした?」

実奈「いやぁ、やっておきたくてね。つうわけでお兄ちゃんあとよろしく」

 

そう言って戦闘能力皆無の実奈は後ろに下がり、一誠は堕天使に飛び掛かる。

 

最初は慣れない戦闘に苦戦を強いられるものの、直ぐに順応して三人を相手にしても引かなくなるどころか逆に押し返し始め、ジカンギレードを取り出し応戦。ギリギリ斬りとジオウスレスレ撃ちで二人倒し、最後にタイムブレークで三人を撃破したが、そこにレイナーレが不意討ちし、アーシアを奪取。その際に実奈も攻撃を喰らって大怪我を負い(ドライグも一誠に気を取られていて気づかなかった)、そのまま逃亡。一誠は慌てて変身を解除して実奈に近寄るが、致命傷なのは明白でどうしようもなかった所に、先程貰った魔方陣が点灯。そこにリアスが現れ、彼女に驚かれながらも見て貰うと、何故かポーン駒が8個も必要なのに気づき、一誠に人間じゃなくなっても良いかと許可を貰ってから悪魔に転生。

 

その後傷がなくなって無事なのを確認してから、リアスに暫くは目を覚まさない実奈を任せて、一度帰宅すると黒歌に人探すから手伝えと言い、ソシャゲの課金を条件に黒歌は了承。一誠に付着していたアーシアの匂いで追う最中、黒歌にクロカライドウォッチを渡される。

 

何故持っていたのかは分からず、気づいたら手に持っていたと言われて首を傾げつつも、分からないけどこれは一誠が持っているべき物の気がすると言う彼女に渡されたクロカライドウォッチを手に更に追うと、古びた廃教会にたどり着き、乗り込むとそこには敵が大勢おり、襲い掛かられるが素早く一誠は変身し応戦。

 

黒歌に下がってろと言うものの、心配ご無用と黒歌も応戦。そこにフリードが襲いかかる(この時点では名前分からず)が、一誠と黒歌の連携に押し返され、クロカスレスレシューティングで吹っ飛ばされ、その先に地下への道が見つかり、意識は失っているものの無事なアーシアと、何やら怪しげなレイナーレがおり、間一髪で間に合った一誠はレイナーレに切りかかるが避けられてしまう。

 

何しに来たんだと叫ぶレイナーレに対し、アーシアを助けに来たと言う一誠。それにレイナーレは、会ったばかりの素性の知らない小娘を助けるなんて正気じゃないと言い、一誠はそうかもなと言いつつクロカライドウォッチを手に、

 

一誠「確かに俺はこいつの名前も知らない。でもな、それでもテメェらと一緒にいるべき存在じゃないのはわかる」

レイナーレ「何を根拠に……」

一誠「何となくかな。でも実際俺たちを行きなり襲ってくるやつには任せられないだろ?と言うか結局まだアーシアの行きたい先も分かってないしな。だから力付くでも渡してもらう。理屈や通りじゃない。俺がそう決めたんだ」

《クロカ!》

一誠「変身!」

《アーマータイム!クーロカー!》

 

とクロカライドウォッチを使ってアーマータイムした一誠はレイナーレの前に行くと、

 

実奈「うぉおおおお!何か急がなくてはいけない気がする!」

 

そこに駆け込んできたのは実奈で、

 

一誠「何でお前がここに……」

実奈「いやぁ、お兄ちゃんがジャージ着た女の子と何処かに向かっているのをリアス先輩の使い魔?が追っかけてたらしくてさ。それで連れられてここに向かってたらなんか私の第六感が囁いて全速力でやって来たの。何か道中神父服を着た奴等に襲われて死ぬかと思ったけどリアス先輩達に助けてもらってここに着たの。でもなんで黒歌まで居るの?」

黒歌「ちょっとね。て言うか上の奴等め……折角死なない程度に痛め付けてやったと言うのに」

実奈「まあ良いか。と言うかお兄ちゃん何かまた姿変わってない?」

一誠「なんか黒歌の力が使えるようになった感じかな?」

実奈「成程成程……それじゃ改めましてゲフンゲフン。祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・クロカアーマー!まずは一つ。仙術を用いし黒猫の力を手に入れた瞬間である!」

一誠「それ必要か?」

実奈「何か楽しくない?」

 

まぁ良いかと実奈みたく納得した一誠はレイナーレに突進。レイナーレは光の槍で応戦するが、最上級悪魔に匹敵する黒歌の力(実際には一誠達と出会ってからずっと引きこもりしていたため大分黒歌自身は勘が鈍っている)では相手にならず、仙術による幻や氣を乱されて動きを取れなくされたところに必殺の、

 

《フィニッシュタイム!クロカ!クロネコタイムブレーク!》

一誠「喰らえネコパーンチ!」

 

オーラで猫の手を作ってフルスイングでぶっ叩くクロカタイムブレークでレイナーレを撃破し、

 

一誠「一丁上がり」

黒歌「猫パンチって言うよりただの右フックよね」

 

そんな突っ込みを入れつつ、黒歌は鼻をフンフン動かすと、

 

黒歌「やば!」

 

と言って一誠の着けていたクロカライドウォッチを勝手に外しながら、一誠に絶対にこれはこれから来るやつらに見せちゃいけないと言って、自分は地下に置いてあった布を適当に裂いて顔に巻いて顔を隠す。それを二人が見ているとリアスたちが入って来て、勝手にものすごい速度で実奈が行ったため驚いたと言いつつ、ジオウに変身している一誠を見て、誰だとなりながら一誠が変身を解除するとリアスは誰なのか気づき、 そう言えばもう一人一緒に入っていったはずと見回すと、そこには布で顔を隠した黒歌が居て、何者かと問われると、

 

黒歌「私?私は謎のお助けキャラ黒猫仮面よ!」

一誠「いや黒kいっで!足踏むな!」

実奈(そっか……いま小猫ちゃんもいるし特に正体を隠したいのか)

 

そんなやり取りに皆は怪しみ(特に小猫は何処か懐かしい匂いのため)ながら居たところにアーシアが目覚め、一体何事かと慌てる中、実奈がアーシアに説明し(と言っても、強ち間違っては居ないとは言え一誠が以下に頑張ったか、一誠が以下に凄かったかを語りまくって、いつの間にか凄い恩人にしたて上げていた)、その間にリアスも一誠の自身の説明や、悪魔についての説明等々を行い、一誠や黒歌を勧誘するが黒歌は断り、一誠は実奈がいるしと了承。しかし何故か一誠は転生できず、皆で困惑する中じゃあ彼女は以下がです?と実奈がアーシアをオススメし、堕天使たちがあれだけ必要としてたのできっと何かありますと言って後押し(実際は原作知識)してアーシアにリアスは良いか聞くと、堕天使達に着いてきたものの、行く先がなかったのが大きいため、特に拒否する理由はないとのことでアーシアが転生。

 

その後エンドロール的なものを挟みつつ、本来物語に関わらずに第三者視点でいたかった実奈がなんてこったと落ち込むのを背景に一章終了。

 

《第二章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。とは言え大まかな流れに変わりはないようです。そしてもちろん第二章はあの人物も登場。この物語の鍵は滅びの力……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠「実奈、何はなしてんだ?」

実奈「え!?あ、ううん!なんでないよ!」

 

レイナーレとの一件から暫し経ち、実奈も原作には大きく関わらずに、第三者視点で居たかったのにと言う悩みも一誠がオカルト研究部に実奈の付き添いで顔を出すようになったので、まぁ良いかと納得していた日。

 

事件の次の日に、アーシアが渡してきたアーシアライドウォッチを(寝て起きたら合ったらしく、見たときからこれは一誠に渡すべきものだと思ったらしい)ポケットで遊ばせながら、オカルト研究部に行くと、どうもリアスの様子がおかしいことに気づき、どうしたのかと問いただすが何も答えず、そうこうしている間に突如魔方陣が出現。原作知識がある実奈は混乱し、

 

実奈(嘘!何でライザーが来るの!?まだその時じゃない!だってその前にお兄ちゃんを誘惑して……ってそうか!お兄ちゃんこっちだと眷属じゃないからか!確かにちょっと遠慮って言うか壁あるもんなぁ……これリアス部長に限らず他のメンバーともだけど!)

 

そう実奈が自問自答している間にライザーがグレイフィアと共に出現し、そこでリアスの婚約について発覚。

 

更にリアスにベタベタしようとするが、呆気なく避けられてしまう上に結婚はしないと言われ、悪魔の現状を引き合いにリアスと口論になりかけたとき、

 

一誠「あ、リアス部長。今日お菓子持ってきたんですよ」

リアス「え?」

 

そう言いながら一誠はリアスにお菓子を渡していると、

 

ライザー「何だ?お前人間か?何故人間がこんなところにいるんだ?と言うか今大事な話をしてるんだ。失せろ!」

一誠「妹が悪魔になっちゃったんでね。その関係ですよ。更に妹の命の恩人でもある。そう言う人への嫌がらせは止めて貰いたいですね」

 

そう言って割って入った一誠とライザーはにらみ合いになり、

 

ライザー「人間風情が粋がるな。お前程度その気になれば簡単に消し炭に出来るんだぞ?」

一誠「やってみろよ。焼き鳥野郎」

 

そう言うが早いかライザーが足元から炎を出し、一誠は離れるとジクウドライバーを装着。

 

《ジオウ!》

グレイフィア(あれは……まさか!?)

一誠「変身!」

《ライダータイム!仮面ライダージオウ!》

ライザー「何だ?神器(セイクリットギア)……か?」

 

少し驚くライザーを前に、折角だし新しいライドウォッチを使ってみよう(黒歌に自分のライドウォッチは絶対リアスたちの前で使うなと言われている)と、アーシアライドウォッチを出して、

 

《アーシア!アーマータイム!アーシアー!》

実奈「わぁ!これは祝わなくちゃ!」

 

新たなライドウォッチでアーマータイムした一誠を見た実奈は一誠の前に立つと、

 

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・アーシアアーマー!また一つ、全てを癒すシスターの力を手に入れた瞬間である!」

ライザー「……は?」

実奈「ささ!お兄ちゃんファイト!」

 

と実奈に押されて戦い始める一誠だが、ライザーを殴ってもびくともせず、困惑する中ライザーの炎が一誠に直撃。吹っ飛ばされ、一誠は何でだと驚きながらも立ち上がり、

 

一誠「なら喰らえ!キラキラビーム!」

ライザー「何だ?気持ちいいじゃないか」

 

再度攻撃するも効かず、驚いていると実奈がアーシアの力は基本的に癒しの力だから戦闘能力がないことに気づき、一誠は慌ててアーマータイムを解除。素の状態で戦おうとしたところに、グレイフィアが割って入って二人を止め、

 

グレイフィア「ここでお止めください。これ以上は危険です」

 

突然止められ、一誠とライザーは不完全燃焼状態で不貞腐れつついると、グレイフィアはこうなった場合レーティングゲームで決着を着けさせると言われていたのをリアスに伝えると、リアスもそれに了承。するとライザーは一誠を見て、これは非公式のレーティングゲームなのだから、人間のこいつが出ても良い筈。だから出ろと言ってくるものの、グレイフィアはそれを拒否し、

 

グレイフィア「更にライザー様。この方についてはこちらからフェニックス家に連絡を取るまでは、一切の口外を禁止させていただきます」

ライザー「なに!?」

 

どう言うことだと詰め寄るライザーに、グレイフィアは一誠に視線を向けながら、

 

グレイフィア「申し訳ありませんがリアスお嬢様には後で少しばかりお話を伺うことにかもしれないと思いますが、その際はよろしくお願いします」

 

とだけ言ってライザーを連れて魔方陣で帰ろうとするグレイフィアをリアスは止め、どうしたのかと問うと、

 

グレイフィア「申し訳ございませんが、今はまだ話すわけにはいきません」

 

とだけ言って消えてしまったグレイフィアを見送り、皆で顔を見合わせると、場面が変わってグレイフィアとサーゼクスとの会話のシーンに変わり、

 

サーゼクス「オーマジオウが甦った!?」

グレイフィア「いえ……見たところリアスお嬢様に対して好意的な対応をしていましたし、敵意はありませんでした。それに姿も少し違ってましたし、ライザー様に遅れを取っていました」

サーゼクス「ふむ、確かにライザー君は才能豊かではあるが、オーマジオウに勝てるかと言われると……」

グレイフィア「はい。あの者の強さは尋常ではありませんでした。あれは……どのような言葉を使っても現せない強さを持っていたかと」

 

二人はやり取りをする中で、サーゼクスは一誠とオーマジオウは同一人物なのか?という考えに至り、

 

サーゼクス「もしかしたら力は持っていてもオーマジオウ本人ではないのかもしれない」

グレイフィア「ですがまたあのような事件が起これば……」

サーゼクス「あぁ、だが意識するあまり彼を遠ざければ第二のオーマジオウを生みかねない。遠ざけるより、親しくする方がいいだろう」

 

そう言いながらサーゼクスは、一誠が良いのならレーティングゲームにも参加させようと言い、流石にグレイフィアは慌てるが、

 

サーゼクス「どちらにせよ彼を見定めたい。勿論何かある前に、危険があると判断すれば私が止める。ライザー君に遅れを取る程度ならば、私でも十分対処できるだろう」

 

というやり取りの果てに、一誠のレーティングゲーム参加まで決定し、皆で特訓に行くというため実奈の願いもあって付き添いとして一誠も同行することに。

 

実奈「ぐぇ……おぅ……」

一誠「大丈夫か?」

 

レーティングゲームに向けて修行を行うものの、才能が全くない実奈はついていけずにグロッキー状態。皆は思わず苦笑いを浮かべるも、リアスは何故ポーンの駒8個も使ったのかが分からず首をかしげてしまう。

 

そんなこんなで特訓が進み、一誠はリアスに眷属でもないのにレーティングゲームに巻き込んでしまったことを謝ったり、思いを聞いて一誠がフラグを建て、遂にレーティングゲーム本番。

 

実奈の唯一?の武器である逃げ足でライザーの眷属を連れて逃げ、朱乃で纏めて倒したり、祐斗と相手のナイトの戦いがあったり、お互いに倒し倒されを繰り返しながら、ライザーのクイーンを一誠のジオウギリギリスラッシュで倒し、唯一生き残った一誠と実奈がライザーと戦うリアスの赴く中、レイヴェルとやり取りがあったりしつつ到着。

 

押されていたリアスを下がらせて一緒にいたアーシアに回復を任せ、一誠がライザーと戦うが、ライザーの不死性に苦戦。ジオウスレスレシューティングも効かず、

 

ライザー「諦めろ!お前では俺には勝てやしない」

一誠「悪いけど……俺は諦めが悪いんでね!」

 

そんなやり取りをしながらぶつかり合う二人。

 

ライザー「しつこい!お前が何度立ち上がろうとも俺には勝てやしない!リアスを守れやしないんだよ!」

一誠「しつこくて結構!それに俺はな、今結構怒ってるんだよ!」

ライザー「なに?」

一誠「自分の意思も関係なく、願いも聞き届けられない。何が純血。何が上級悪魔だ。聞いてるだけで息が詰まりそうだ。そんな風習……俺が否定して、俺が部長を自由にする!好きな人と結婚できるように、自分の本当にしたいことをして、未来を作れるように!自分の道ってのはな、自分で決めるもんなんだよ!」

 

すると一誠の言葉に息を呑んだリアスの手にオーラが集まり、それがリアスライドウォッチへと形を変え、リアスは咄嗟にそれを投げ渡すと、一誠は他のライドウォッチと形状が違うのを不思議に思いながらそれを使い、

 

《リアス!アーマータイム!リーアースー!》

 

新たなライドウォッチで変身した一誠を見て、実奈もテンションMAXになると、

 

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・リアスアーマー!また一つ、万物を消滅させる悪魔の力を手に入れた瞬間である!」

一誠「それまだやるのか?」

 

そう言いながらも一誠はライザーと戦い、先程とは違って一転優勢に。

 

リアスアーマーの滅びの魔力を一誠は振るい、ライザーを圧倒。再生が追い付かないほどの怒涛の攻撃でライザーを追い詰めると、

 

《フィニッシュタイム!リアス!ルインタイムブレーク!》

 

必殺のルインタイムブレークを発動し、巨大な滅びの魔力の壁を二つ作り、それでライザーを挟みながら一誠は、

 

一誠「サンドイッチ完成」

リアス「レーティングゲームじゃなかったら具が消滅するわよ……」

 

と同時にレーティングゲームは終了し、リアス達が勝利に湧く中、実奈はここで勝ってしまったことに驚きつつも、まぁ良いかと言うところで締める。

 

《第三章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。とは言え大まかな流れに変わりはないようです。そして第三章から新キャラも多数登場。そうですね。この物語の鍵は聖剣……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライザーとのレーティングゲームから暫くして、何故かリアスが一誠の自宅に越してくるなど色々あったものの、平穏な日々を過ごしつつ匙とであったりとイベントを消化。

 

その中イリナ&ゼノヴィアと出会い、一誠は人間だったが、実奈が悪魔になっていることに気付かれつつ、部室での教会組とのやり取りや、アーシアがここで聖女と呼ばれていたということが発覚し、なぜシスターが堕天使といたのかも判明。ここで殺そうかというゼノヴィアに一誠は止めに入ると、祐斗も加わって戦うことに。

 

一誠はイリナと戦うのに乗り気じゃないものの、まぁしょうがないかと言いながら変身し、リアスアーマーを使用しながら圧倒。慌てるイリナに対して一誠は何の迷いもなくルインタイムブレークまで叩き込み戦闘不能に追い込むと、ゼノヴィアの方は祐斗に勝利。それを見て一誠は変身を解除すると、イリナを連れてってくれと言ってゼノヴィアはイリナを連れて行き、リアスには幼馴染に容赦ないわね(この辺りで、一誠は例え幼馴染であっても敵対するやつには容赦を全くしないという表現にする)と言われる。

 

因みにこの辺は色々やってゼノヴィア達と戦わず、祐斗を止めて祐斗と戦いボコす案もある。

 

そして聖剣の話を聞いたり、ゼノヴィア達と匙を巻き込みながら協力しあって(一誠が人間なので割りとスムーズにいく)物語を進め、大体原作通りに行きつつ(但しジオウを見たコカビエルは警戒を通り越して恐怖していた)、コカビエルとの戦いに入り、ケルベロスを一誠はリアスアーマーになって倒していくと、祐斗の聖魔剣覚醒イベントと共にフリードを撃破。そしてコカビエルとの決戦では、リアスアーマーの力ではコカビエルの速さに追い付けず、苦戦を強いられる中祐斗の思いから、ユウトライドウォッチを作り出し、一誠に渡されると一誠は早速それを使用し、

 

《ユウト!アーマータイム!ユーウトー!》

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ユウトアーマー!また一つ。最速の剣士の力を手に入れた瞬間である!」

 

そうして一撃ではリアスの力に及ばないものの手数と速さでコカビエルを追い詰め、

 

《フィニッシュタイム!ユウト!セイマケンタイムブレーク!》

一誠「みじん切りにしてやる!」

 

そう言いながら高速で走りだすと、聖魔剣型の武器を交差させ、×印にコカビエルを斬って決着。

 

祐斗「それみじん切りじゃなくて交差斬りだよね?」

 

その後、ヴァーリが登場しコカビエルとフリードを連れていく中、実奈を見て実奈にドライグがいることを察して退却。それに実奈も薄々気づき、三章終了。

 

 

《第四章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。とは言え大まかな流れに変わりはないようです。そしてもちろん第四章は様々な人物も登場し、赤龍帝のライバルも登場。ですがこの世界の赤龍帝は私ですからねぇ。正直あれは困るんですよねぇ。そんなこの物語の鍵は勿論ドラゴン……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コカビエルとの戦いから暫くたちほぼ原作通りに進めつついくと、アザゼルが現れ一誠に接触。コカビエルから聞いた(その前に内々にサーゼクスからミカエルと共に聞かされてはいた)らしく一誠を最初からジオウだと知っており、一誠にオーマジオウとはなんなのかと聞かれ、三大勢力やその他の神話体型全てを敵に回した最低最悪の王の名前と、ジオウの力はそいつの力だと教え、気を付けろと言って去る。

 

更に実奈にはアスカロンを譲渡されたり(但し実奈は赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)を出せないため、実奈にはダメージがないように特別な調整がされたものを実奈の意思で出し入れが出来る特別な異空間に入れている)、ミカエルから警戒されたりしつつ朱乃のフラグを建てて、水着回ではリアスと朱乃に迫られながら、朱乃からアケノライドウォッチを受け取りつつ二人が喧嘩し出すと逃げ、その先で眷属入りしたゼノヴィアに会うと、彼女にまでゼノヴィアライドウォッチを受け取り、迫られるはめに。

 

その後はドタバタして実奈と一緒に校門にいくと、そこでヴァーリと出会い、ヴァーリから実奈には赤龍帝・ドライグの力があること、だが実奈では弱すぎるため、実奈を殺せば次の人間に所有者が移るのでは?と言い、一誠がぶちきれてヴァーリと戦闘に。

 

禁手化(バランスブレイク)したヴァーリと一誠は昼間の人目があるかもしれないのに気にせず戦い、一誠はアケノライドウォッチを使用。

 

《アケノ!アーマータイム!アーケーノー!》

実奈「あぁ誰も見てませんように!祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・アケノアーマー!また一つ。雷鳴を轟かせる巫女の力を手に入れた瞬間である!」

ヴァーリ「何だ?あいつは」

 

ヴァーリが思わず実奈の口上に気を取られた瞬間、一誠は雷をヴァーリに浴びせ、動きを鈍らせたところに出力を上げて雷を更に浴びせるが、ヴァーリは振り払って一誠を襲撃。それに吹っ飛ばされ、更に半減まで喰らうが、一誠はヴァーリに密着すると、

 

《フィニッシュタイム!アケノ!ライコウタイムブレーク!》

「雷落としてやる!」

 

そう言って一誠は全身から雷を出してヴァーリを抱き抱えるとそのままジャンプ。そのまま放電したままひっくり返ると、脳天を叩きつけるようにヴァーリと一誠は地面に落ちる。

 

実奈「落ちたのどちらかって言うと雷じゃなくてお兄ちゃんだよね!?」

 

だがヴァーリは咄嗟に魔力で体を覆って防御しており、無傷ではないが致命傷ではなかった。更にその間にも半減の力があるためじり貧だと悟ると、

 

《ゼノヴィア!アーマータイム。ゼ!ノ!ヴィ!ア!》

実奈「またまた祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ゼノヴィアアーマー!また一つ。聖剣の力を手に入れた瞬間である!」

 

一誠は残った体力を全てつぎ込むと言ってそのまま、

 

《フィニッシュタイム!ゼノヴィア!デュランダルタイムブレーク!》

 

ヴァーリも受けて立つと言って魔力をためる。だがそこにアザゼルが乱入し、ヴァーリをぶん殴って止めると、ここまでにしろと言って勝負を終わらせ、元々オーマジオウについて知っていたヴァーリは、コカビエルの時に実奈だけではなく一誠についても気づいており、戦ってみたくなったというのが主な原因で、そこにリアスたちも駆けつけるとアザゼルは謝罪。

 

そして一誠がぶっ倒れたりしつつ、新キャラのギャスパーも登場し、ギャスパーとの交流を行い、三大勢力の会談に。

 

大体原作通りに進むと、ミカエルから一誠に話が振られ、何が目的かと問われるが、一誠は平穏に毎日を過ごせれば良いと答える。

 

別に世界をどうこうする気もないし皆と一緒ならそれで良いと言い、ミカエルからはオーマジオウとは違うのかと問われ、俺はそんな最低最悪の王何かとは違うと全力で否定。そこに禍の団(カオス・ブリゲード)の襲撃が起き、ジオウの力の影響か一部の面々と同様に時間が止まらず、禍の団(カオス・ブリゲード)の名前を聞きながら、ギャスパーが利用されたことに気づいたリアス(一誠の近くにいた影響で無事)と、一誠と実奈(赤龍帝の力のお陰で無事)が共に着いていき、救出作戦を決行。

 

何かが乗り込んでくるのを見ながら一誠たちはギャスパーの救出に向かい、リアスと一誠に勇気付けられたギャスパーが覚醒。禍の団(カオス・ブリゲード)の構成員を惑わし、その間に生まれたギャスパーライドウォッチを一誠に投げ渡す。そして、

 

《ギャスパー!アーマータイム!ギャースーパー!》

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ギャスパーアーマー!また一つ。心優しきハーフヴァンパイアの力を手に入れた瞬間である!」

ギャスパー「はひぃ!?」

 

新たなギャスパーアーマーの力で禍の団(カオス・ブリゲード)の構成員達を倒しつつ、

 

《フィニッシュタイム!ギャスパー!バロールタイムブレーク!》

一誠「コウモリキィック!!」

 

一誠のバロールタイムブレークにより多数のコウモリを召喚し、一斉に襲い掛からせて倒す。

 

ギャスパー「キック要素は何処に……」

リアス「気にしたら負けよ」

 

それから四人は外に出ると、カトレアを倒したアザゼルに、ヴァーリは襲いかかり吹っ飛ばしたところで、

 

ヴァーリは一誠にこの間の決着をつけようと言われ、一誠は後ろの三人に被害が及ばないようにするため変身して応戦。

 

だが前回と違って油断がないヴァーリに、一誠はアーマータイムを変えながら応戦するが、威力重視では速度が追い付かず、速度重視だと今度は威力不足という状態で、半減と魔王の血筋から来る魔力の高さで徐々に追い込まれていく。

 

ヴァーリ「助かったよ。今代の赤龍帝はあんなに弱いからね。退屈するんじゃないかと思ったが、こんな強いやつがいたとは思わなかった」

一誠「ちっ!バトルジャンキーが!」

 

そんなやり取りを見ていた実奈は、一誠を助けることができない自分に情けなさを感じていた。原作を第三者視点でみれれば良い。そう思いながらいた彼女だが、皆と交流する中で小説の世界どうこうではなく、この世界を生きている仲間として、そして家族として共に居たいと思うように変わっていた。

 

ドライグもその思いを感じ、

 

ドライグ「相棒。お前の才能では禁手(バランスブレイカー)に至るのすら不可能かもしれない。それどころか俺を表に出すことすら至難だろう。それはお前が戦いを望まなかったからじゃない。お前の才能ではそれが限界だ」

実奈「うん」

ドライグ「だが俺とお前が共に望めば、お前の兄に力を貸すくらいなら出来るはずだ」

実奈「分かった。力を貸して。ドライグ」

ドライグ「あぁ、任せろ」

実奈「でも意外とお人好しだよね」

ドライグ「お前が泣いてると調子が狂うからな。お前のことは気に入ってるんだ。俺を持ち、俺の存在を知りながらも俺を使わず、俺との会話を大事にしてくれるやつだからな。変なやつだが」

実奈「ほっといてよ」

 

そう二人が精神世界でやり取りし、ドライグと実奈が二人の意識を同調させ、ミナライドウォッチを産み出すと、一誠にそれを投げて渡す。

 

リアス同様形状が違うことに驚きつつ(同じ形状ではない)も、それを使うと、

 

《ミナ!アーマータイム!ブースト!ミナ!ミナ!ミーナー!》

実奈「やったぁ!よぉし、祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー!また一つ。赤き龍帝の力を手に入れた瞬間である!」

 

新たなミナライドウォッチを使って変身した一誠は、ヴァーリに突進して戦うが、実奈のと言うかドライグの倍加の力で半減を無効化(と言うか、一誠の意思に関係なく力が倍増していく)し、ヴァーリを追い詰めるが力が勝手に再現なく倍増していく都合上、変身し続ければ体への負担が大きすぎると判断(今はヴァーリの半減のお陰で大分楽ではある)し、どうするか考えると、実奈のライドウォッチにはもう一つライドウォッチを付けれることに気づき、

 

一誠「ならこれで!」

《リアス!ブーストタイム!リリリリアス!》

実奈「更に祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー・リアスフォーム!ここに、万物を消滅させる悪魔の力が新たな次元に到達した瞬間である!」

 

実奈の口上を聞いてから、一誠は滅びの魔力をヴァーリに放ち、ヴァーリはそれを避けるが、

 

《リリリリアス!ブーストタイムブレーク!》

一誠「はぁあああああ!」

 

滅びの魔力を纏わせたライダーキックを放ち、ヴァーリを吹き飛ばすが、ヴァーリも咄嗟に魔力の砲撃で反撃し、

 

ヴァーリ「成程……厄介な力だな」

一誠「あぁ、因みにこんなことも出来るぜ?」

 

一誠はゆっくり手に持ったライドウォッチを見せると、そこに描かれている人物はヴァーリ。

 

流石に何故ヴァーリが自分のライドウォッチを持っていたのに驚いていると、

 

一誠「何か行けそうな気がしたんだ。触ればね。ただあんまいい気分じゃないな。うん。人の力を無理矢理奪って使うわけだからな。胸くそ悪いやり方だ。もうこんな手は使わねぇ」

《ヴァーリ!ブーストタイム!ヴァヴァヴァヴァーリ!》

 

一誠が無理矢理ヴァーリから作り出したヴァーリライドウォッチのブーストタイムで変身。

 

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー・ヴァーリフォーム!赤と白。敵対してきた二つの龍の力が今!一つになった瞬間である!」

 

全身に走る痛みに耐え、一誠はヴァーリと間合いを詰めて戦い、ヴァーリの力である半減と実奈の倍加を同時に行使する事で強引にヴァーリを上回り、

 

《ヴァヴァヴァヴァーリ!ブーストタイムブレーク!》

 

最後の力を振り絞って必殺の一撃を叩き込み、ヴァーリを撃破。

 

その後は美猴に連れられてヴァーリは撤退し、精根使い果たした一誠がぶっ倒れて4章終了。

 

 

《第五章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。とは言え大まかな流れに変わりはないようです。と言いたいところですが、少し変わってきているようです。そしてこの物語の鍵は猫魈……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルが教師になったりしつつ、原作通りに進む中、夏休みになりグレモリー眷属の修行を行うことに。

 

しかし一誠は人間であるため行かない予定だったが、前回の戦いでジオウの復活が広まっており、オーマジオウ存在を恐れる者は今も多く、今一誠を一人にするとどんな刺客が送られるか分からないと言うことで、冥界も絶対安全とは言えないが、少なくとも俺が眼に届く範囲でなら守れるという理由で、一誠も冥界に行くことに。

 

その中小猫が悩むのを見て、一誠が実奈に同じ女で同級生なんだから何か分からないかと聞き、実奈もどうすべきか考えた結果、黒歌にそれとなく同級生の小猫が悩んでてさと相談(分かった上で)すると、黒歌も後ろめたさがあり黒猫仮面の格好で着いていくと言い出し、冥界への待ち合わせ場所に出向き、リアス達に怪しまれながらも同行。香水で匂いを誤魔化して小猫の不信そうな視線から逃げ(アザゼルは薄々正体には感づいてる模様)、冥界に着くとリアスの屋敷へ。ミリキャスと出会ったり、周りに警戒されつつも両親との食事会を済ませ、案内されていた部屋に戻る途中リアスの父に呼び止められ、共にお茶を飲むことになり、 様々な話をしつつ何故自分がオーマジオウの力を使えるのかよくわかっていないこと等を話しながらもリアス達に敵対する意思はないと伝えると、リアスの父はそれを信じる。

 

そして修行に移り、実奈はタンニーンに連れていかれ、それぞれ修行に。一誠は城に籠りながらアザゼルにオーマジオウについて聞いたりしていると、黒猫仮面と小猫が言い合いをしているのを聞き、入ると小猫が出ていき、一誠が聞くと黒歌から小猫との本当の関係を聞き、一誠がちょっと話してくると言うと、正体を明かさないで欲しいと黒歌に言われて了承。

 

それから一誠は小猫を追い、小猫に追い付くと会話。本当の力を恐れる小猫に、一誠は黒歌のことを隠しつつも一誠は自分も、アザゼルから恐らく自分はオーマジオウの生まれ変わりなんだろうと言われており、それでもオーマジオウとは違うこと。自分は自分として戦うことを決意していること等を伝え、小猫ともフラグを立てつつ更に時は進み、冥界のパーティー編へ。一誠は黒歌と会場近くで待機していると、美猴とアーサーが登場し、ヴァーリを倒した一誠と戦ってみたくてこっそり見ていたと言う二人に、一誠と黒歌も二人で戦い一誠はアーサーと、黒歌は美猴と戦うことに。

 

《ブーストタイム!ユユユユウト!》

 

一誠はユウトアーマーで応戦し、善戦するものの、黒歌は勘が鈍った分だけ美猴に押され気味に。それを見た一誠は黒歌の援護もしようとするが、アーサーの攻撃を前に行くことが出来ない。そこに、

 

小猫「先輩!」

一誠「小猫ちゃん!?」

 

横から小猫が飛び込みアーサーを殴って吹っ飛ばし、 その隙をついて実奈が黒歌を引っ張って備考から距離を取らせるとリアスの滅びの魔力が美猴を襲う。

 

一誠「何で……」

小猫「実奈ちゃんが祝わなきゃいけない予感がするって言って走り出したので部長と追いかけてきたんです」

実奈「と言うわけで祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー・ユウトフォーム!最速の魔剣士の力が新たな次元に到達した瞬間である!」

 

これで数はこっちが上だな。と一誠は美猴達に言うが、美猴達は慌てずアーサーが剣の力を解放。それによりアーサーの剣が聖王剣・コールブランドということに気づき、リアス達は回避行動に出るが、小猫が避け損ねる。それを咄嗟に黒歌が自分自身を盾にすることで防ぎ、致命傷を負ってしまう。その際に仮面が取れ、小猫達にも黒猫仮面の正体がバレ、小猫は混乱。何故ここにいるのか、それに何故今まで隠してたのか、今更なんでと。だが黒歌は小猫に、

 

黒歌「白音……言えなかったことがあるけど……力の暴走ね、恐れることなんてないわ。あんたなら大丈夫だから……絶対に」

小猫「っ!」

 

そこに更なる追撃をアーサーが入れようとするが、それを一誠が妨害。その戦いに美猴が割り込もうとしたところに、 美猴を小猫が殴り飛ばす。但し猫耳と尻尾を出した仙術使用状態となって。更に小猫の手には新たなライドウォッチが握られており、

 

小猫「先輩!これを!」

一誠「よっしゃ!」

 

一誠は受け取り新たなライドウォッチである、コネコライドウォッチを起動。

 

《コネコ!アーマータイム!コーネーコー!》

実奈「祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・コネコアーマー!また一つ。怪力無双の白猫の力を手に入れた瞬間である!」

 

新たな力でアーサーを吹き飛ばし、美猴が攻撃をいれるがノーダメージの一誠は、美猴を振り払うと、

 

《ブーストタイム!ククククロカ!》

実奈「更に祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー・クロカフォーム!仙術を極めし黒猫の力が新たな次元に到達した瞬間である!」

 

仙術を発動させ、地面を隆起させたりして二人を相手取り、

 

《ブーストタイム!ココココネコ!》

実奈「もういっちょ祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー・コネコフォーム!怪力無双の白猫の力が新たな次元に到達した瞬間である!」

 

更に新たな力も混ぜて追い込んでいく一誠に、二人は徐々に劣性に追い込まれ、一誠はクロカライドウォッチをジカンギレードに装填。

 

《フィニッシュタイム!クロカギリギリスラッシュ!》

《ココココネコ!ブーストタイムブレーク!》

 

同時に必殺技を発動し、遂に二人を倒すことに成功。しかしヴァーリの横やりで二人とも回収され、黒歌の致命傷もあり黒歌は冥界側に拘束されてしまう。

 

だがサーゼクスの取り計らいもあり(黒歌の元主の悪行はある程度は発覚しており、秘密裏に捜査中だったが、確定はしてなかったため小猫達には話してなかったという設定)、意識が戻ってから話を聞くという形で一旦解放されることに。

 

そして未だに小猫が真相を受け入れるのに苦労する中、リアスとソーナのレーティングゲームが決まり、何と冥界の上層部から一誠ことオーマジオウもリアス眷属として参加するようにと言う指示が来る。訳がわからないと困惑する中、一方匙のところに冥界の上層部が接触し、一誠にはレーティングゲーム中の致命傷による自動リタイアが起こらないようにしておくため、それに乗じて殺せという命令を下す。勿論それを匙は断るが、暗に拒否すればソーナとの夢を妨害すると言われ、思い悩んでしまう。だがそれを偶然通りかかり、こっそり聞いていた一誠は突然のレーティングゲームの参加要請に、サーゼクスは嫌な予感を感じていたが、一誠は了承してレーティングゲームに参加。

 

そしてレーティングゲーム戦では序盤から匙と出会い戦うが、迷う匙に一誠は徹底的に叩きのめして追い詰め、他のシトリー眷属が止めに入るも、それすら蹴散らして匙と接敵するも、匙は今だ悩んでおり、それに対して一誠は、お前を倒してソーナ会長もぶっ殺すと匙を挑発。それにこれた匙は立ち上がり、一誠と密着状態からの殴り合いに発展。そのまま、

 

《ブーストタイム!アアアアケノ!》

実奈「うわわ! 祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最高の王者。その名も仮面ライダージオウ・ミナアーマー・アケノフォーム!雷鳴轟かす巫女の力が新たな次元に到達した瞬間である!」

 

実奈の祝いの最中も殴り合い、匙の黒い龍脈(アブソブーション・ライン)に腕を捕まれ力を奪われ掛けるも、ミナライドウォッチの力である譲渡を使って、一気に力を送り込むことで匙に逆にダメージを与えつつアケノライドウォッチの電撃を流してダメージを与えていく。そして、

 

《アアアアケノ!ブーストタイムブレーク!》

一誠「はぁあああああ!」

 

電撃を爆発させ、周囲を巻き込みながら行ったそれは、ステージを崩壊させ、シトリー眷属とグレモリー眷属が瓦礫の下から這い出る中、一誠は変身が解除されて地面に倒れ、匙もへたり込んでいた。その時放送が流れ、ステージの崩壊によりグレモリーチームの反則負けになったこと、更に一誠の生命反応が検知できず、リタイア機能がきちんと動かないためそちらで確認してほしいと言われ、両チームが急いで駆け寄り、祐斗が脈を確認すると一誠の脈が止まっており、皆が困惑した瞬間アケノライドウォッチが起動し、一誠に電流が流れると、一誠の脈が戻って復活。

 

一誠「あっぶねぇ……一回死んだわ」

他の皆『えぇええええ!?』

 

と言うのも、敢えてレーティングゲームを滅茶苦茶にして更に一時的に死ぬことで向こうを混乱させちまおうと殴り合いをしている間に一誠が匙に提案し、それに匙も乗ってレーティングゲームを滅茶苦茶に。

 

そのまま皆で集まって作戦会議し、帰還すると匙が一人の時に上層部の悪魔が来て、良くやったと言いながら来ると、

 

匙「いやぁ、それがですね」

 

匙が申し訳なさそうに言うと、後ろから皆が登場し、勿論生きていた一誠も登場し明らかに狼狽する上層部の悪魔に、背後から声を掛けられ振り替えると、そこに立っていたのはサーゼクスで、最初に一誠はサーゼクスにも相談しており、上層部の悪魔はサーゼクスに強制連行され、ソーナ達に不当な扱いは絶対させないと誓い、その場を後にすると、ソーナに匙は激怒され、一誠もリアス達に心配させるなと怒られる羽目に。

 

そしてその後、匙に改めて一誠は謝罪と感謝をされると、匙の手にライドウォッチが生まれ、これだけじゃ謝罪にならないかもしれないけどと言いつつサジライドウォッチを一誠に渡す。

 

それから数日経ち、人間界に戻る日になると見送られながら冥界にやって来たときの列車に揺られていると、小猫から甘えられたりした後、ちゃっかり黒歌も搭乗しており、一誠達の元にいることを条件に一時的に釈放され、戻ってきたとのこと。そのまま皆で人間界に帰る中、サーゼクスは上層部の悪魔と共に一誠の抹殺を試みた悪魔達と話し、何やら秘密があるような事を仄めかす。

 

一方その頃ディオドラの告白イベントも進行し、五章は終了。

 

《第六章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。その変化は徐々に大きくなってきています。そしてもちろん第六章はあの人物も登場。この物語の鍵は、王の進化は止まらない……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

冥界から帰還し、夏休み明けの学校に通う一誠達。家は魔改造され、眷属の大勢が越して来たりする中、アーシアはディオドラからの告白に浮かぬ顔。と言うのも、

 

アーシア「一誠さん。私どうしたら良いでしょう……?」

一誠「それはアーシアが決めることだからなぁ……告白の返事なんてさ」

 

というやり取りがあったのも大きく、アーシア自身気づいていないが、一誠への思いは確実に大きくなっていた。だが一誠はそれに気づかず、周りもモヤモヤする毎日。しかもその中ディオドラがまたやって来たり、アーシアを強引に誘おうとする始末(流石に一誠はそれを止めた)。

 

だがそんな中、一誠は荒野の中に意識だけ飛ばされ、オーマジオウを再会。

 

一誠「随分嫌われてるみたいだな。お陰で苦労させられるぜ」

オーマジオウ「仕方ないだろう。大望を叶える道には敵も多い。とは言え着実に力を手にいれてるとは言え、このままでは敵わぬ相手が現れるだろう。そこでだ」

 

そうオーマジオウが指をパチンと鳴らすと、一誠の手に銀色のジオウライドウォッチが現れ、

 

オーマジオウ「我が力を少しだけ使えるようにしよう。それを使えば、私に近づける」

一誠「要らねぇよ!俺はな、お前とは違う!お前の力なんて無くたって皆の力だけで十分だ!」

オーマジオウ「ふふ、その若さ故の現実を知らぬこともまた良し。良いから持っていくが良い。何れ必要になる」

 

それだけ言うと、一誠は目を覚まし新しいライドウォッチが握られていたが、無視してポケットに突っ込むとそのまま登校。

 

その後ディオドラとのレーティングゲームが近づく中、実奈は一人悩む。

 

ディオドラのレーティングゲームで起きることを知っているものの、余り変えれば自分達では対処しきれない事態になる可能性もある。

 

しかし今回のレーティングゲームでは、そもそもまず一誠が参加する流れになっておらず、その時点で変化しているものの、その代わり実奈が出るためそこで差し引きゼロなのだとしたら……というかそもそも今の状態じゃシャルバの前にディオドラ倒せるのか?と実奈は悩むが、結局はっきりとした答えは出せないまま当日を迎えてしまうが、取り敢えずアーシアから目を離さず居ようと決意。そんな中、皆が転移魔方陣に乗り、一誠と黒歌が見送ると、突如魔方陣が暴走し、一誠と黒歌以外転移。転移した皆はステージではない開けた場所に出てしまい、どう言うことかと困惑しているが、実奈だけは咄嗟にアーシアの方をみて、背後から襲い掛かるディオドラに気づき、無我夢中でアスカロンを出してディオドラに反撃。それが偶然ディオドラの顔を斜めに深々と斬って、ディオドラは悲鳴をあげながら下がる。

 

ドライグ「良かったのか?」

実奈(もう原作なんて言ってる場合じゃないもん!)

ディオドラ「きさまぁ……僕の顔に良くもぉ!」

 

ディオドラはそう叫んで合図すると、眷属達だけではなく、禍の団(カオス・ブリゲード)の連中まで出てきてリアス達を襲撃。

 

一方その頃一誠と黒歌も何かしらの異常事態には気づいており、アザゼルから事情を聴く。それを聞いた一誠はどうにか入る方法はないのか聞くが、禍の団(カオス・ブリゲード)を閉じ込めておくため、最低限しか開かないようになっており、その最低限の入り口も三大勢力や北欧の人員を投入するためのため、一誠達をいれることは出来ないと言われ(オーマジオウ関係もある)、一誠は頭を抱えるが、ふと脳裏にオーマジオウから貰ったライドウォッチを思いだし、取り出すが起動せず、

 

一誠「ふざけんなよ……なんで使えないんだよ!」

アザゼル「お前……まさかそのライドウォッチは」

 

アザゼルが一誠に聞こうとするが、それを無視して一誠は叫ぶ。

 

一誠「今力がいるんだよ……皆を守るための力がいるんだよ!その為なら俺最低最悪でも最高最善でもなんでもなってやる!オーマジオウだろうがなんだろうが全部使って守りたいんだぁ!」

 

そう叫ぶ一誠の想いに応えるように、銀色のジオウライドウォッチから黄金の輝きが溢れだし、銀色のジオウライドウォッチの後ろに金色のジオウライドウォッチが出現。それと同時にアザゼルや黒歌ごとリアス達のいるステージへ強引に侵入。

 

禍の団(カオス・ブリゲード)「アイツはオーマジオウとアザゼルだ!殺せ!」

 

ただ戦場のど真ん中に出てしまい禍の団(カオス・ブリゲード)構成員達が一斉に攻撃を開始しようとし、アザゼルと黒歌は身構えるが、一誠は黙って新たなジオウライドウォッチを起動。すると次の瞬間、禍の団(カオス・ブリゲード)の構成員達は一誠達に意識を向ける前の状態になっており、敵味方問わず困惑。その中一誠は、

 

一誠「悪いが、それはもう俺が見た未来だ」

《ジオウⅡ!》

一誠「変身!」

《ライダータイム!仮面ライダー!ライダー!ジオウ・ジオウ・ジオウ! Ⅱ!》

 

新たなジオウライドウォッチこと、ジオウⅡライドウォッチにて変身した一誠は眼前の敵を見る。

 

実奈「王の凱旋である!祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最善の王者。その名も仮面ライダージオウⅡ。ここに、新たな物語の幕が開きし瞬間である」

一誠「ありがとな、実奈。あとお兄ちゃんに任せな」

 

そう言って一誠はゆっくりと歩き出すと、禍の団(カオス・ブリゲード)から攻撃が開始される。しかし、一誠はその全てを読み、避けながら突進。掠りもせずに飛び上がると、禍の団(カオス・ブリゲード)の構成員達を次々倒していく。

 

それをリアス達は見ながら、

 

リアス「なんなのあれ……強い」

オーディン「ふむ、実際見てみるまで信じられんかったがまさかオーマジオウが本当に復活してるとわの。儂の知るオーマジオウの姿ではないが」

アザゼル「いや、あれはオーマジオウだよ」

 

アザゼルのそんな意味深な言い回しにリアス達が違和感を覚えていると、

 

《ライダー!》

一誠「はぁ!」

《ライダー斬り!》

 

サイキョーギレードを振り抜き、更に撃破。そこにディオドラの眷属達が襲い掛かるが、

 

《ジオウサイキョー!覇王斬り!》

 

纏めて撃破。だがその隙をついて隠れていたフリードが強襲を掛けてくる。しかし既にその未来を見ていた一誠はジカンギレードで防ぎ、押し返すとサイキョーギレードとジカンギレードを合体し、サイキョージカンギレードにすると、

 

《ジオウサイキョーフィニッシュタイム!キングギリギリスラッシュ!》

 

であっさりフリードだけではなく、その余波で回りにいた禍の団(カオス・ブリゲード)の構成員たちまで纏めて消し飛ばし、ディオドラにゆっくりと歩みを進める。

 

ディオドラ「ま、待ってくれ!どうか命だけは!」

 

そうディオドラは懇願しながら、一誠の背後に魔方陣をだし、不意打ちをしようとする。それを見たリアスが叫ぼうとするがアザゼルは心配ないと言い、

 

ディオドラ「しね……え?」

 

魔方陣からの不意打ちを一誠は首を傾けるだけで避け、ディオドラは呆然。そんなディオドラに、

 

一誠「俺は未来を見ている。お前が何をしようとしているのかも手に取るようにわかる。そう、次にお前は……」

ディオドラ「ひぃいいい!」

 

逃げ出すんだよな。一誠はそう言いながらベルトを回し、

 

《ライダーフィニッシュタイム!トゥワイズタイムブレーク!》

 

必殺技を逃げるディオドラに容赦なく叩き込み、戦いを終わらせる。

 

アザゼル「お前らあれはオーマジオウの力の一端だ」

 

アザゼルの言葉に、皆は驚愕する。あれほどの力ですら、まだ一端でしかないのだと。

 

アザゼル「だがお前ら。アイツはお前達を助けるために来た。それだけは忘れないでやってくれ」

 

影を見せながらそう言うアザゼルに、皆はなにも言わないが、一誠と改めて共にいることを決め、6章は終了。

 

因みにそう言えばシャルバは?と実奈はなったりしている。

 

《第七章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。その変化は徐々に大きくなってきています。そしてもちろん第七章はあの人物も登場。この物語の鍵は神……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ディオドラの騒動から暫く経ち、一誠達は平穏を味わっていたが、ジオウⅡの一件で皆(特に女性陣)がより積極的になったりはしたものの、のんびり過ごしていると、イリナが転向してきて、皆に天使になった紹介やアーシアへの謝罪に、一誠へライドウォッチの受け渡し等が行われていると、朱乃が一誠をデートに誘う。と言うのも、互いを牽制し合うのに気をとられて誰もその辺を考えるのを忘れており、完全に不意打ちを喰らいつつも、一誠は押し切られる形で了承し、禍の団(カオス・ブリゲード)の英雄派の構成員達との戦いを挟みつつデート回。

 

原作通りに朱乃とデートし、バラキエル達と鉢合わせ。

 

そのあとロスヴァイセやオーディンと出会い、朱乃と娘が一誠にたぶらかされてるのでは心配なバラキエル(敢えてオーマジオウへの警戒は描かない)の言い合いもありつつストーリーは進み、オーディンの護衛に着くことに。

 

その際ロキの襲撃を受けつつも、ジオウⅡの能力もあり善戦。しかしフェンリルまで登場し、流石に苦戦を強いられそうになるが、ヴァーリの援護もあってロキを退かせ、ヴァーリからの共闘の提案を受けて、それを受け入れることに。その後は原作通りにミドガルズオルムからミョルニルを使えという教えを受けたりしつつ進み、ヴァーリと実奈が二人で話すタイミングがあったため、アルビオンが声だけ出してドライグに話し掛けてくる。

 

アルビオン「随分丸くなったようだな」

ドライグ「ふん。今の相棒は少々今までにないタイプでな。貧弱で弱いが話してて面白い。たまには戦いをせず話すだけの日々というのも悪くない」

実奈「ちょっとドライグさん?私をバカにしてない?」

ドライグ「まさか。これでもお前のことは大事にしてるぞ?」

実奈「うっそだぁ!」

 

ワキャワキャと話し合う二人のアルビオンは不思議な感覚を覚えつつ、朱乃の夜這いイベントがあり、ロキとの決戦。

 

バラキエルの大怪我や朱乃の本心などが明かされつつ、匙の龍王化やヴァーリの覇龍などがあり、更にジオウⅡでロキを押し、他の皆との連携でロキを苦しめていき、

 

《ジオウサイキョー!覇王斬り!》

 

でロキに傷を負わせるが、ロキが最後の意地で突進。すると実奈が実は受け取っていたミョルニルの一撃を見舞い、更に一誠がキングギリギリスラッシュでだめ押し。ロキを撃破に成功。

 

そうしてオーディンに置いていかれたロスヴァイセが悪魔になったり、一誠達と行動を共にすることで一誠を信頼した彼女からロスヴァイセライドウォッチを受け取りながら、七章終了。

 

《第八章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。その変化は徐々に大きくなってきています。そしてもちろん第八章はあの人物も登場。この物語の鍵は英雄……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ついに修学旅行が近づき、実奈はまたもや悩んでいた。原作通りで行くのなら、禍の団(カオス・ブリゲード)の英雄派が襲ってくるはずなのだから。しかし、同時に今の一誠にはジオウⅡがあり、曹操が幾ら厄介な存在とは言え原作のようなパワー重視じゃないし大丈夫なんでは?と。しかし油断できない相手でもあるしなぁ。だが実奈が着いていくわけにもいかず(行っても力になれる訳じゃないが)一誠に油断だけはするなと言い含めることと、黒歌にこっそり動向してもらうことしかできない。

 

そして修学旅行編。

 

初めての京都を堪能しつつ、一誠達は居たのだが、突如襲撃を受けることに。それを一誠達はなんなく撤退させ、その日の夜に京都の妖怪だったことが判明。そしてそこに住む九重に母親が誘拐されたことを伝えられ、共同戦線を張ることに。しかし取り敢えずは修学旅行を楽しめと言うアザゼルの言葉で、九重に案内を頼みつつ満喫するが、曹操が遂に襲撃。魔獣創造(アナイアレイション・メーカー)絶霧(ディメンションロスト)などを持つやつらも現れ、戦闘になるものの一誠のジオウの力や他の皆の善戦により膠着状態に。そんな中曹操はオーマジオウの生まれ変わりの強さを測りたいと言って、一誠に襲い掛かる。最初通常のアーマータイムで戦うが押され、ジオウⅡに変身して戦う。曹操の動きを未来予知で見て対処しようとするが、何と未来予知にはない動きでモロに攻撃を受けてしまう。

 

今までにない出来事に一誠は驚きつつ、再度未来予知し曹操の動きを先読みするが、再度予知にはない動きで攻撃を受けてしまい、何故だと一誠は悩むが、曹操は構わず攻撃……しかしそれをアザゼルが弾き、アザゼルがトリックを説明。

 

と言うのも、曹操は一誠の予知を読んで行動しているとのこと。

 

詳しく説明すると、

 

《曹操が動き出す》

《一誠が未来を読んで防御なりカウンターへの行動開始》

《曹操はその予備動作を見て一誠がどこまで自分の行動を読んだのかを推理(未来予知と行動同時に行う事は出来ないため)》

《逆に予測した動きをフェイクに一誠を攻撃》

 

と言うのが流れ。しかしそんな一瞬のやり取りで、それだけの事を瞬時の行う曹操に一誠は背筋を凍らせつついると、曹操は大体分かったと言って一度撤退。その際に九重の母で八坂を使った実験を行うと教えられ、何としても阻止すると言うことに。

 

そうして一誠達はその日の夜に実験が行われる二条城に向かい、道中禍の団(カオス・ブリゲード)の英雄派の構成員たちの妨害を受けつつも一誠達は進み、遂に曹操達と決戦。

 

暴走する八坂を匙が龍王化して止め、一誠達は曹操と戦うが、やはりジオウⅡでも曹操には勝てず、苦戦を強いられる事に。

 

その中、他の仲間達も禍の団(カオス・ブリゲード)の幹部達に倒れていき、一誠はピンチに陥る。だが一誠もこうなったらと土壇場で新たな戦法で、ジオウⅡに変身する際に使う金と銀のライドウォッチのうち、金のライドウォッチを外してその代わりに黒歌のライドウォッチを着けて再変身。

 

ジオウⅡのままアーマータイムすることで、今まで以上のパワーで戦うことができ、その状態で曹操に突進。想定はしていたのだが、彼の予想を超えるスペックを叩き出した一誠の攻撃が曹操に遂に届く。

 

更にただの人間である曹操にとってその一撃は致命的で、大きく体力を奪われた曹操は一誠の未来予知を予測する戦法に支障をきたし、他の英雄派の幹部も一誠に飛び掛かるが、次々相手との相性が良いライドウォッチに切り替えながら倒していき、その間に横流しのフェニックスの涙で復活した曹操と最終決戦に入り、

 

曹操「それだけの力があるなら自分がどこまで行けるのか試したくはないのかい!?」

一誠「考えたこともねぇな!この力は俺一人じゃ手に出来なかった力だ!だから俺のためじゃなくて皆のために使うんだ!」

 

と言って一誠はジオウⅡのままリアスライドウォッチを使用し、リアスアーマーを装着。そのまま曹操と激突。最終的に一誠のキングギリギリスラッシュと曹操の黄昏の聖槍(トゥルー・ロンギヌス)の聖なる光がぶつかり合い、お互いが吹っ飛ばされるとそれに乗じて曹操達は撤退。その中曹操は一誠に、君はまだ真実を知らない。とだけ言い残すが、八坂の暴走は止まらず、どうすれば良いかと悩んでいると、初代孫悟空が来て、八坂の洗脳を解いて一件落着。

 

八坂がオーマジオウに助けられたことに驚かれたり、孫悟空から本当にオーマジオウかと言われつつ駒王町に帰ると、実奈が祝えなかったと嘆きながら、九章は終了。

 

《第十章》

 

実奈「本来であれば普通の高校生兵藤 一誠は赤き龍の帝王にして乳の無限の可能性を切り開くおっぱいドラゴンになる未来が待っていた……筈でした。しかし、それは成されず全く違う流れに。その変化は徐々に大きくなってきています。そしてもちろん第十章ではあの人物も登場。この物語の鍵は獅子……っと、少し先まで話してしまいましたね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

修学旅行も終わり、学園祭が近づくと同時にレイヴェルが転校してくる。と言うのも、ライザーがあのレーティングゲーム以降引きこもりになったのを、一誠が立ち直らせて以降気がある模様。

 

更にリアス達はサイラオーグとのレーティングゲームが決まり、バタバタと忙しい日が続くが、その中でもリアスと一誠は仲を深めたり、他の仲間も追随しつついると、ある日サーゼクスに呼ばれ、何と次のレーティングゲームに一誠も出てほしいとサイラオーグから要請。

 

理由を問うと、サイラオーグの支援者からそれに乗じて一誠を殺せと言うのが来たからとあっさり白状しつつも、サイラオーグ自身オーマジオウについてある程度は聞いており、生まれ変わりである一誠が信用するべきか、冥界にとって危険な存在になる前に殺すべき何じゃないかと。

 

それにリアスは反論するが、サイラオーグは自身で見なければ信じることはできないと言い、一誠もそこまで言うならとレーティングゲームへの参戦を了承。

 

サイラオーグとのレーティングゲームに向けて準備を進めつつ、学園祭の準備を行う中、曹操の言い残した自分の知らない真実とはなんなのか思いを馳せつつ過ごし、サイラオーグとのレーティングゲームの日に。

 

ハーデスとすれ違ったりしつつ、サイラオーグとのレーティングゲームが始まり、基本的に原作通りに進み一誠はまずクイーンとの戦いに。(ホール)の能力は厄介ながらも、一誠のジオウⅡには敵わず、そのまま勝利、そのままリアス・実奈・アーシア・一誠の面々以外が参加したサイラオーグ戦ではサイラオーグが勝ち、残りの全員がサイラオーグと彼が連れている謎のポーンとの決戦に。

 

一誠はジオウⅡにてサイラオーグと戦うが、一誠の攻撃はなんとサイラオーグのオーラで、傷ひとつ負わせられず大苦戦。追い詰められた一誠は、ジオウⅡのままアーマータイムを発動。

 

実奈「王の凱旋である!祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最善の王者。その名も仮面ライダージオウⅡ・ゼノヴィアアーマー!聖剣と共に、新たな物語の幕が開きし瞬間である」

 

そしてデュランダル型の剣とサイキョーギレードの二刀流でサイラオーグへ反撃するが、サイラオーグは奥の手の獅子王の戦斧(レグルス・ネメア)禁手化(バランスブレイク)を発動。再度劣勢に追いやられ、一誠は追い詰められていく中、サイラオーグにお前の目的は何だと問われる。そしてそれに一誠は、ただ仲間と一緒にいたいこと、そしてそれを邪魔するなら誰であろうと滅ぼしてやると言いながら、ミナライドウォッチとリアスライドウォッチを起動させ、ジオウⅡのままブーストタイム。

 

実奈「王の凱旋である!祝え!全ての時空・事象・次元を支配する最善の王者。その名も仮面ライダージオウⅡ・ミナアーマー・リアスフォーム!紅と赤の二人と共に、新たな物語の幕が開きし瞬間である」

 

新たな姿はサイラオーグと互角の戦いを繰り広げ、両者傷つきつつも少しずつ一誠が押していき、とどめにキングギリギリスラッシュとブーストタイムブレークを同時に発動。滅びの魔力を纏わせた刀身を倍加させた渾身のキングギリギリスラッシュを叩き込み、サイラオーグは閃光の中、黒と金で彩られ、両肩と胸に仮面を着けた戦士の像を見ながら敗北。そのままリアス側の勝利に終わり、その後はサイラオーグに今までの非礼を謝罪され、更に一誠は過去の最低最悪の王・オーマジオウとは違うと信じてくれるようになり、オマケにサイラオーグは自身のサイラオーグライドウォッチを一誠に託す。

 

その後サイラオーグはリアスと二人だけで話し、冥界は何かを恐れていると。オーマジオウの力ではなく、別の何かを恐れている。そう言いながら、十章終了。




取り敢えずは十章まで。次回の後編で最終回まで書きます。このストーリーは全二十章構成なのでね。この後から色々分かってきます。あと前かいてたキャラ説的なやつでは描いてなかったのですが(忘れてたとも言う)実奈のライドウォッチはディケイドライドウォッチ的な扱いです。

さてさて、オーマジオウとはなんなのか、更にアザゼルの不振な態度。オマケに冥界が恐れるオーマジオウの力じゃない何かとは……それは次回に!

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