龍誠「戦兎の命を懸けた秘策により、俺は兵藤 一誠から解放されるものの、今度は戦兎が兵藤 一誠取り込まれる事態に!」
ヴァーリ「つうかアイツどんどん新フォーム出やがるな……」
匙「だよな!俺達未だに初期フォームだぜ!?」
龍誠「んまぁお前たちの場合出ても番外編でとかそうなるんじゃね?」
ヴァーリ&匙『ふざけんなー!認めねーぞ!』
龍誠「つうわけでそんな感じの97話スタートだ!」
フェーズ3
「仮面ライダーエボル。フェーズ3。完了」
「嘘だろ……」
ヴァーリが呟く間に、一誠は新たな姿である、仮面ライダーエボル・ラビットフォームへと変身。しかしサイラオーグが、
「とにかくやるしかあるまい」
「ですね!」
サイラオーグが走りだし、フウとライが続く。だが、
「なっ!?」
突如二人の前から姿を消し、一瞬で後ろに回り込むと、二人を吹き飛ばす。
「は、速い!?」
後ろの方で驚愕したリアスの前に、また一誠は現れると、
「部長!」
佑斗とゼノヴィアを筆頭に、ソーナの眷属のナイトが一気に飛びかかるが、
『なっ!?』
一瞬で移動され、全員を瞬き程の瞬間で、全員を返り討ちにした。
「はぁ!」
「おらぁ!」
そこに匙とヴァーリがツインブレイカーで二人に襲いかかるが、一誠はドリルクラッシャーを取り出し受けると、軽々と押し返してドリルクラッシャーで二人纏めて斬る。
「くそっ!」
龍誠は拳を叩いて、一誠の元に行こうとするが、
「龍誠さん!」
「ん?」
アーシアが、龍誠にビルドドライバーとクローズマグマナックルに、クローズマグマフルボトルを投げて渡す。
「サンキュー!アーシア!」
龍誠はそう言ってビルドドライバーを装着すると、クローズマグマナックルにフルボトルを挿す。だが、
「あれ?何にも鳴らねぇぞ?」
前に聞いた音声は鳴らず、何度か挿し直したり叩いてみたが、特に変化はない。
「おっかしいな……」
首を捻りつつも、龍誠はクローズマグマナックルをビルドドライバーに挿し、レバーを回す。
「あ、あれ?」
だが何度レバーを回しても、変身が出来ず龍誠だけではなく、周りの皆もどう言うことかと困惑する。
「当然だ。お前がハザードレベルを得て、仮面ライダーに変身できたのは、赤龍帝・ドライグの因子を持っていたためだ。だがその因子は全て俺に返して貰った。つまり今のお前は、ハザードレベルを持たず、仮面ライダーに変身できないただの悪魔って訳だ」
「だったらこの拳があんだよ!」
龍誠はそう言って素手で一誠に襲いかかるが、龍誠の拳をキャッチして腕を捻り上げ、
「ばぁか。仮面ライダーに変身できないお前なんぞ、足手まとい以外の何者でもないんだよ!」
「がはっ!」
龍誠に回し蹴りを入れて吹き飛ばすと、デュランダルとドリルクラッシャーを出して、一度ドリルクラッシャーを地面に刺してから、空いた方の手でレバーを回す。
《Ready Go!エボルテックフィニッシュ!チャオ!》
「はぁ!」
そしてドリルクラッシャーを持ち直し、デュランダルとドリルクラッシャーの二刀流になると、高めたエネルギーを刀身に纏わせて撃ち出す。
『っ!』
辺りを衝撃と爆発が襲い、砂塵が舞い上がり、一誠の視界も塞いだ。次の瞬間!
「ん?」
《スクラップブレイク!》
《スクラップフィニッシュ!》
《クラックアップフィニッシュ!》
『はぁあああああああ!』
匙とヴァーリ、そしてサイラオーグのトリプルキックが一誠に炸裂。
「ぐっ!」
『おぉおおおおおおお!』
三人は力を合わせ、少しずつ押し込もうとするものの、片手で三人の攻撃を抑えながらレバーを回し、
《Ready Go!エボルテックフィニッシュ!チャオ!》
三人を少し押し返して隙を作ると同時に、回し蹴りで纏めて吹き飛ばした。
『がはっ!』
吹き飛ばされ、変身が解除された三人は地面を転がり、そのまま倒れて意識を失ってしまう。
他の皆も地面に倒れ、何人かは意識を保っているようだが、全員立ち上がれ無いほどのダメージを受けていた。
「かえせ……」
「ん?」
突然足を掴まれ、一誠は足元を見ると、そこには小猫が這ったまま一誠の足を掴んでいる。
「せんぱいを……かえせ」
「ふん」
一誠は足を振って小猫の拘束から逃れると、強烈な踏みつけで小猫の意識を奪った。
「そうだな。折角戦兎が頑張って、俺の邪魔をしてくれたんだ。ここでお前たちを消してもいいが、このままよりアイツの居場所も何もかも全て破壊してやるよ」
それじゃチャオ。そう言い残し、一誠は姿を消して行く。
「くそ……仮面ライダーに変身さえできれば」
それを遠くで見つめながら、龍誠は悔しげに歯を噛み締めるのだった。