狂った黒い月と私   作:(´・ω・)

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誰も救えない
選択は常に時間が決まっている

正義を選ぶことが絶対の救済ではない
時には人を殺すことも救済になる
それだけは覚えておいてくれ

ほんへ?
あるよ


第25話 審判

そうだなぁ

次は真面目に何をしようか

別にどうでもいいのよ

人も世界も秩序も悪も法も意思も

 

もう見る価値もない有象無象に興味はない

だからどうでもいい

 

それよりは無色の紙に色をつける方が楽しいのさ

悪であれ正義であれ

 

結局は命ひとつ

 

人は紙に善人であることを望む

紙は悪を己で触れなければ分からないから基本は正義に染まり善人になる

紙にも材質がある特徴がある

だがどんな紙も何度も何度も染め上げれば最終的にはその色になる

 

くだらん

 

だがどうだ?

善人も所詮は人

人を知り悪を知り悦を知る

 

だがコーティング済みの紙にインクが染めれる場所はない

故に紙は否定しそれを滅ぼそうとする

これは人だ

 

異端を嫌い拒み

怖いのだよ

自分のわからないもの

自分に制御できないもの

自分ではなにもできないものが

 

例をあげるならそうだなぁ

 

宗教戦争だろうか

奴らは実に下らなくそして美しい

何故かって?当然だろう

 

端的に言えば「こいつ異端者だから殺そう」

なんと素晴らしい発想なのだろうか

愚かすぎてそれすらも美である

 

神は幸福を与える?

神は全てを平等に見る?

ばからしい

 

世界の主導権を握るのは人だ

神などという存在にすがる弱者なぞ所詮長生きはできんさ

そいつが幸せなら良いではないか?

それは本当にそうか?

 

正直に言おう

人なんて奪い合ってなんぼ

殺しあってなんぼ

裏切ってなんぼの生物だ

 

その汚さは忌むべきものではない

本来持つべきものを捨ててまでいるのだろうか

 

そんな答えは俺は持ってない

お前は「自分が好きなものは何ですか?」と質問して

相手が全部答えれるエスパーとでも思ってんのか

アホらしい

 

 

まぁなんだ

ほしけりゃ奪え

いらなきゃ捨てろ

殺りたけりゃやっちまえ

救いたきゃ救え

 

目の錯覚ってあるだろ

例えば俺は今特殊な加工を施した「丸い蝋の物体」を持っている

じゃあ角度を回してみろ

あら不思議

丸い蝋が四角くなりました

 

...だからなんだって?

 

さぁ、俺でもなぜこんなくだらんことを話しているのかわからない

べつにええやろめんどうやし

 

正義の基準悪の基準それは人によって異なる

それを上の奴らはあーだこーだ言うけどさ

別にどうでもいいんだよ

だって正義の反対はもう一方の正義でしかない

正義という主張だろ?

なら主張が二つあれば論争は起こりそれは争いに繋がる

簡単なこった

 

まぁ、なに。

その、あれだ。あれ

 

別に社会が絶対的正義じゃないからな

「自分の決定」が正義だから

まぁ、その決定を第三者視点から見てあーだこーだいうのは実に愚かだから

だってそうでしょ

第三者とはいえそれは結局

「自分のやっていること」を「もし自分が見ていたら」でしかねえ

共感しか普通は湧かんよ

それ以外が湧いたのならそれは自分が弱いからだ

 

決定すらできんやつは進むこともできないさ

 

あぁ、決定できないからな

 

白「.....なんでさ」

 

あぁ~^ 無になりたい

そして今度はなんか白い淫獣にでもなっていろんな子と契約して絶望のどん底にでも落としてみたい

 

要塞建設も一段落ついたし、戦況は進まねえし

やる気も急に失せたのが悪かったのかなぁ

 

 

あの子どこ行ったんだろうか....こういうときに助けてよ

 

 

....(´・ω・)

まあいっか

 

 

白「戦艦3空母1...上出来だよ」

空「奪い合いもここまで来るとひどげふっ....」

白「....こまったよくうえもん人類が殺しあいをしないんだ。何回い道具出してぇ」

空「しょうがないなぁ、しろた君は...」

白「?」

空つ四者会議

 

なるほど

 

白「じゃあ今すぐオメーらトップ四人で話してこい」

空「....すまんなしろた。この会議八人用なんだ」

白「!?」

 

な、なんだって

 

空「面子と流れはこうだ、まず私、脳筋、元帥、横須賀の四人が来る、そしてそれぞれもっとも信頼のある奴を置いておくのも許可されているだから八人」

「ほぉ、そうか。それはまた随分なことだ」

空「でまぁ、表向きは最後通牒、これ以上の戦争は双方が悲惨なことになるからやめようという事さ、だが実際は別さ」

「だろうな」

空「....実際はただの降伏勧告....そこでね」

「俺がそっちで立てと」

空「ぴんぽーん、現状戦力比だけならほか三勢力が一斉に殴れば負ける可能性もあるわ、だけどね」

「この会議は全人類、深海棲艦のお茶の間に出しちゃうからいっそ俺がオメーとぐるなのを示してしまえばいいってか」

空「そう、あいつらは気づけるわ、これからお互いが潰しあっても所詮それはただの茶番劇、本当の敵には勝てないってね」

「だがな、それ欠点でかすぎだぞ」

空「.....耐えなさい、代わりにこの世すべての快と悦を賜わすから」

「嫌に決まってんだろ、俺は戦争がしたいこれは譲れん」

空「....わかったわよ、わかったわよ....」

 

おや物分かりが良いではないか

 

空「あの三人誘導して貴方をフルぼっこにして死体だけ貰うわ、死体なら抵抗できないし改造手術を施して一生私から逃げれないように....いえ、足りないわそれじゃあ私だけの存在にはならいないもの」

「こえーよ」

空「でもこれ昔言ってたじゃないですか」

「さぁ~。どこのヤンデレ嫁の台詞だったかなぁ」

空「うわ、とぼけ始めた中の人貴方な癖に」

「うっさい、取り敢えず日程」

空「今日」

「わかったいこう」

空「...冷酷...ですね、誰かが望んでいないのにそこまで徹しますか」

 

「望んだ?望んでない?あほらしい。ただの気まぐれだ」

空「一つの駒には見えませんね、いいんですか棋士になって」

「......なぁ、もしお前がチェスでキング以外の駒を全部奪われたらどうする、ちなみにこれは待ったできず負ければ死ぬぞ」

 

服どこだっけか

 

空「簡単な質問ですね」

 

コートまた減ってるよ

 

空「対戦相手を殺す、簡単ですね」

総「正解、別に代理戦争ごときにむきになるな、目的さえ達成できれば勝ちさ、別に駒を取り合って勝った負けたはいみねえよ」

 

 

 

空「....名前のない怪物、はっきり言ってそれはただの未知の存在」

独「聞こえてんぞ」

空「(´・ω・)」

 

 

 

一夜を越え海をわたればろーま

 

ここで全部決めるのか

いや無理か

 

空「やぁやぁ諸君集まってくれてご苦労」(・ω・)ノ

 

面子もずいぶんなこった

 

ま、寝てよ

 

 

 

そういや例の件やってくれたかな

...ん?

なんか痛い

 

あ、なんかフード吹っ飛ばされてる

 

独「....( ´・ω⊂ヽ゛」

元「.....まいったなぁ」

戦「うわぁ~まじか(棒)」

横「!?」

空「....」ニヤァ

独(悪い顔してんな)

 

仏(深海棲艦より人の上に立てよ)パチパチ

独(やだ、めんどくさい、お前が立てよ)フリフリ

 

 

独「....さて、寝てて何も聞いてなかった」

戦「ただそこの花畑がイキってただけだ」

独「そうか、真面目に答えなくてもいいぞ」

 

寝よ

 

横「いやまて中将...なぜ君がそいつに」

独「....ただのお茶友達ですよ、こいつボッチだったんで」

空「うぐ」

 

仏「...白けたわ、いやまぁそいつの下らん降伏勧告を何度も聞いているのもだるいけどさ」

元「確かに、君の言う通りであったな、じゃあ会談はただの舞台装置でしかなくなったな」

戦「なぁ、横須賀殿、貴殿の最終兵器がまさか自分のバックにいた奴の懐刀とは思わなかったなぁ...ふふ」

空「じゃあ先の約束通り私は相互不干渉で降りるから。帰るわよ白夜「中将」さん♪」

仏「こいついっつも異世界では女作ってるなそれも癖もんばっか」

独「作ってねえよ、勝手に来た」

仏「もう本気で白けたわ、もうちょいすれば全土を瑞鶴で爆撃したのにさ、元帥さん俺は先に帰るわその狂人との会話はもういらね」

 

横「.....おい」

 

うわ、黒塗りの高級車かよ、車種は詳しくねえんだよなぁ俺

てかずいずいww

グラサンに黒スーツはないわーww

 

独「おいおいwwずいずいww流石にそれはねえよwwどこのSPだww」

 

仏「それな( ・д・)」

 

元「...これは危なそうだ..では例の技術の提供ありがとう」

独「...頭をあげてください元帥殿...私はただあなた方が苦しんで殺し会うのを期待しているだけです」

元「....人に絶望したからかい?」

独「...答えは戦後にでも」

 

仏「いやああああ、閣下パス」

?

なんだこの....あ

 

独「爆弾やんけ、くーちゃん死ねぇ...あ、じゃあここ危ないんでどうぞ帰路にお着きください」

空「ちょっ死ぬっ、あいつのはアカン...えーとはい脳筋」

戦「えぇ私関係ない」

 

横「おいこら.....」

 

あ、やっべ、一番の被害者忘れてた

 

てかあんにゃろもう逃げやがった

俺も帰ろ

 

独「さてと、爆弾も押し着けたことやし」

 

帰れないよねー

 

横「貴様....数日前までは我々に協力的ではなかったか」

独「えぇ、貴方が人の上に立てる人と予想したので、いや~、そういえば前にあったパーティーもずいぶんまぁ信頼してくれたようで...えぇ」

横「分かっているよな」

 

戦「えーと....よし白。一応命の恩人だが私たちは形式上は敵同士だ、だからやるぞ....えいっ」

 

横「!?」

空「やべっ爆発五秒前と見た さっちゃんキャッチ任せた」ぴょーん

 

独「テメエェェェ!!俺.....今....艤装....」ぴょーん

横「まずいっ」

 

運任せ

それしか俺にはできん

 

だから爆弾を横須賀にぶん投げて俺は海岸の警備兵を吹き飛ばし飛び降りるのみ

 

独「あるんだよなぁこれがよぉ」

 

そして艤装展開

 

直後全身を焼くような熱に炙られながらまっ逆さまに

あ、やヴぁいお

全身の機能が死んでるお

 

おっ(^ω^)

 

独「おっ( ・`ω・´)おっ( ・ω・)おっ(ゝω・´★)」

 

加賀「そのままゆっくり落ちてくださッ」

長門「別に踏み台にしてしまっても構わないのだろ」100

 

なにやっとんねんあいつら..あ、白

 

ん?おや

 

長門「ふっ、所詮空母か...このまま痛っ」

アイオワ「ノンノン 貴方も落ちなさいナガト」グキッ

 

....おめーら....あ、黒

 

独「おそすぎだ、俺はもう入水三秒前だ」

アイ「....アウチ」

 

空「よいしょっと」

独「おいまて流石に杭はアカンしぬぅ」

 

ピトッ

 

 

戦「.....えと」

(・∀・)

 

戦「もう良い帰る!!」

独「....そうか、助かった、離してくれ....」

空「あ、やべ」

 

?

 

戦「なぁ、白....このまま持ち帰って生体ユニットにでもしていいか」

アカンこれ

 

独「死体でよけりゃ」

戦「そ、そうかなら今は返す、絶対に死んだら取りに来るからな」

 

えぇ(困惑)

 

独「何でこんな奴らと話し合いなんて考えたんだろ」

さ「...さぁ、マスターが先を見ないでやったバカだからじゃないですか」

独「まぁ、なんだ、もう、ね、うん。寝る、次の手を考えよ」




次回七これぇ

人類の戦争は最終局面へ
この争いにあるのは一体



てかさ、まだここまでなんだよ
このあとの流れであと二回は世界大戦あんのにさ
本格介入めんどくさい

ラスボスってさ、最後の一瞬だけで良いじゃん
そう思うじゃん
泥沼化してまさかの長期出演だよ
ほら、JOJO的なあれ

次回第26話 勝者と正義

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