あほくさ
さてと、これからどうしようか
あの会談、正直流れと気分だったからなぁ...
寝れないよなぁ
別にもう手を下さんでも人が勝手に進むだろうしもうどうでもいいんだけどなぁ
もう上に立つ必要ないのにまだこの足場があって邪魔だよほんと
だからといって土台を全部蹴っ飛ばせるかと言うとなぁ
「何故居る....」
く「書類審査とか面倒だから全部部下に丸投げで逃げてきた」
白「....お茶いる?」
く「相変わらずその切り替わりの早さどうにかしたら?あ、緑茶頂戴」
白「で?何をすっぽかしてきた...ほい緑茶」つ且
く「いやー、横須賀派の提督や軍人、議員の上層部がねこっちににげたがってんのよ」
白「...理由は何となくわかる物資の需要と供給がつぶれたろ」
く「そりゃあんな独裁してたら反感買うし前線も広すぎて追い付かないし、結局私が裏で糸を引いてたからなんとかなってのよね、誰も彼も私たちがグルとは知らなかったからこそ...ね、あの男は警戒こそしていたけど所詮警戒程度、危険視じゃない時点で詰んでたわ.....わさび....」
白「正直お前とよりはあいつとの方がまともな関係だったよ、オメーが話聞かず約束無視した回数覚えてるか....」
く「指じゃ数えられないからノーカンってことで」
白「まぁ、すんだからいいよ......でだ、あいつら、どうやって俺の警備を抜けて来る気だ...俺はこの戦いの時はオメーの敵だからな」
く「さぁ、あいつらが北極までこれる可能性はないし闇夜に隠れてじゃない?」
白「.....さぁ、案外一戦交えるかもな.....」
く「....日が全てを焼くか、それよりも先に星に全てを照されるか」
白「急に....いや、その飴玉の味はきっと何もないでしょう」
く「どう転んでも良いのね」
「俺は人の願いを叶えるだけだ、それ以外もう何も残っちゃいねえ」
空「飽きました?」
「飽きたな、戦争ばっかりしていても残るのは...な」
空「まったく」
騒ぎってのはさ、起こるべくして起こるもんなのよ
だからね
全てに決着をつけたいならそれ相応の覚悟が居るのさ
長門「提督....三分前に双方の陣営が動き出した」
「そうか、なら....これまでだな」
長門「.....」
「各艦に通達、『自分に従って行動しろ』とな」
空「....?」
...あれ
そういえば加賀さんどこ
長門「.....舞台には邪魔...ということか」
「そうだ、さっさとどっか行け、正義をねじ曲げるつもりならなにも言わん」
酷いもんだ
こうまでした殺りたいか
いや、それだけの価値があるな
彼奴と喧嘩してるときだけしょうもない理由で本気になれる
戦場に立ち戦士としてではなく
人の望んだ狂帝としての演技でもなく
個人として本気になれる
空「いいんですか?」
「もういいよ、ずいぶん長く短い生活だったけどよ」
空「...まだ、話し合ったりしたいでしょうに」
「知るか...」
空「誤算でしたね....」
「なにがさ」
空「あなたは私たちを敬っている、そして一人の少女としても可愛がっている」
「...なるほど」
空「でもまぁ、それは人としてのあなたじゃないですか」
「いつから....いや、最初からか空母棲姫」
空「そんなのだから、敵である存在の私とかとしか話さない」
「うっさい」
空「たぶんこれ、また言われますよ」
「知ってる、だからうっさい」
空「人の上に立ち、その願いを叶える狂帝としてはずいぶん情けない」
「そういやいってたな、堕ちるべきだって....確かに全てを捨て堕落しきり、人としていれば別だったかもな、だがな、そんなの俺が許さない」
空「...わかりましたよ....狂帝として戦い、ここでその仮面を捨てなきゃ後にやってられないんでしょ」
「.....」
空「子供みたいな人ですね、ただ戦場にたち戦士としてでなく、だからといって人々が望んだラスボスとしてでもなく、人として、素で殺りたいだけなんて...まったく」
「この一瞬だけでもさ...いいじゃねえか、ただただ下らん大義だの理由だのを捨てて『ただ殺したいから殺した、なにか問題あるか?あるなら死んでくれ』って自分らしくできる一瞬があってもさ、意外と難しいのだぜ、全てを捨てて素で居るのって」
空「あなただけですよそれ」
「気休めはいらん」
空「そうだ...さっちゃん、随分と大量のデータがありましたね...今最終段階です」
「....そうか」
空「...とりあえず今あなたはこの決戦の舞台一つだけですから、存分に楽しんでください」
「全機甲師団を配備済ませておけよ」
空「わかってますよ、まさか、百万両のマウスができあがるとはおもいませんでした....本当にアルマゲドン起こすのが好きですね」
「やるならド派手にな....」
もし、ここに立っているのが俺ではなく、別の誰かならどうなのだろうか
人が皆何も持っていないわけでなければ心を失ったわけでもない
恐怖....あの蛆虫共はそんな下らないものを抱き立っている
愚かだよ
力がないのに力を求めず
まずは群れで行動を起こそうとする
下らん。
優しさは弱者が持つものではない。
圧倒的強者が最後に手にするものだ
それを知らずただただ手を合わせて進む?
あほくさい
今のやつらは弱いだけ
分かってるよ
言いたいことぐらい
知ってるよ
自分なのだから
だがそれがどうした
結局は下らない事なんだよ
あぁもうやだやだ
「人類の勝利....そんなものはもう無いのに...」
何故こんなに楽しいのだろうか
やっぱり違うか
そうだな
己の為に全てを捨てる
これさえ覚えてりゃなんとかなるさ
さてどうだろうか
まぁええか
次回七これ
開戦