巨万の富
不老不死
それらはあまりの下らなく小さい
あぁ、そういうものだったな
我ながら下らないと思ったよ
飽きてしまった
面白味がない
人の死や不幸程度で満たされるものか
本当に下らないなぁ。
何もない真っ白なキャンパス
そこに殺意だけも込められたそれぞれ赤いペンキと黒いペンキの入ったバケツを雑にぶっかけただけの絵
くだらないなぁ。
命なんてどうだっていいんだよ
価値観なんて無意味なんだよ
結局は己の信念で動けばいいだけさ
総大将のいない戦いなんてやってられないだろうしな、潮時か。
「長門ぉ、扉の向かいに居るのはわかってんだ、さっさとあの居候どもに帰るところへ帰るように促してくれ、こっちも全面降伏する準備があるんだ」
・・・戦いは終わったよ
誰もショーが終わったといってないけどさ
「でだ、おめーらさっきからくだらんことをするな、盗聴器程度無駄だって分かれ」
念入りに壊すか
核兵器
光学兵器
実弾兵器
まだ数はあるんだ、ショーをするだけなら十分さ
完全に勝ち逃げみたいなものだけど構わないか。
とはいえ、ねぇ
流石に無責任すぎるか
いや、そんなこと考えるだけ無駄か。
誰の願いでもない
誰からの依頼でもない
己の決めた答えだ
それが俺の答えであってオレの答えではないのだけは断言できる
難しいけどよ
いい加減力も自由も呪いもあるんだ
下らない日常を騙すための仮面なんざ捨てないとな
そうだな、とりあえずこの戦いにかって次の手を打つか
人の願望器である狂帝とはここでお別れだ、こっからぐらい己の覚悟で生きなきゃ損だよな
ただもし、人が望むなら
人が騎士ではなく衛兵でもなく、狂帝を望んだらどうしようか
その時は・・・・
また精一杯演じてみるだけか
この空っぽの人間の脱け殻で良ければいくらでもやるさ
何もないから人の喜ぶことをする・・・は、おかしいか
わらうなよ
そうだ、ちょっと今日は気分がいいふざけるか
人の命?知るかそんなもの
家族?下らない
護りたいのなら命を捨てろ
なんか話が長くなってきたな、何がしたいのだっけか
あぁそうだ、ちょっと核をぶっぱなしたくなったんだな
深淵を覗き手をいれ身を引き抜く
力ってのは案外軽いものだ
人間は神にはなれんよ
だが神を覗くことはできるし、真似をすることはできる
まだ見ぬ深淵
この世の真理
星の最果て
命が惜しいよ
たかだか80年なんて短すぎる
もっとだもっと
知るために俺は人であることすらやめよう
終演だ
もう誰の願いも聞かない
誰の声も
もう知らん
ついてきたいやつはついてこい
止めたきゃ止めろ全力で潰す
この星は俺のもだ
いや、もっと欲しいものだ
知識、発明品、生命
いやいや
やっぱ男ならもっと大きなものを取らないとな
そうだな、銀河だなやっぱ
この世界は実に良い
人体の限界が見えない
あぁすばらしいよ
艦娘や深海棲艦の細胞
あれは結局ブラックボックスだけどさ
何もかもを暴いたらとても面白そうだ
俺だってロマンは好きさ
男として生きているならやってみないとなぁ
究極の生命体なってみることを
いや、これは不味いな、きっと慢心して火山の岩盤で吹っ飛ばされて地球から星外追放を受けそうだ
よし、そのためにまず反抗的な全人類を間引くどころか皆殺しにしてまおう
とりあえず石仮面と赤石作るか
いや、もっとばかでかい物を作ろう
だがまずはこの戦いに終止符を打たなければな
後はあの花畑が勝手にやってくれるさ
「提督 各艦隊整備完了、後は号令ひとつです」
あぁ、やっぱりばかだよおまえら
でもそういうところも良いよね
「もう知らないぞ、ここまで本気させたのはお前らだ、このあとどうなろうと俺は一切の責任を背負わない」
じゃあ生か死か
最大で最後の狂帝の仕事でもしましょうか
「加賀。各艦隊に通達これより敵連合艦隊を要塞内部で心中に巻き込む、思い残すことを無いようにとな」
「・・・」
俺は見えないからわからないが笑っているのか?
随分と雰囲気を変えたじゃないか
悪いな、最後まで下らないことに付き合わせて
お互い五体満足で会えたらどっかに連れてってやるか。
次回豪華二本立て
それはきっと偽りの物語
「あなたの命を私にください」
終演を呼ぶ者
「やぁ、ここがゴールだよ、じゃあ死ぬがいい」
これは狂帝ではなく十字将軍のちょっとしたお遊び
「笑うしかねえなこれ」
次回七これ
「閉幕」
これは全ての終わりであり始まりだ