狂った黒い月と私   作:(´・ω・)

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そのパレードはどこまで続くのだろうか


第34話 三年間

無数に並ぶ鉄の水槽

黒色の鋼は海を埋めつくし

世界はこんなにも紅いのか

 

 

溢れ出すこの衝動はなんだ?

前々から思っていた

この■■■■■■■■はなんだ?

 

たまに走るノイズが煩わしい

こいつもあいつもどこか底が見えない

わからない

 

恐いのだろうか

 

「以上がこの三年間の出来事よ」

 

「そうか、連中もいい加減追加艤装に手を入れ始めたか」

「えぇ、あなたの要塞の破損データを執念に集めて作り上げているわ」

 

「で?気が付けば連中はその生産量と艦娘の数で押してきたと」

 

「えぇ、練度や数は圧倒的に不利だったのを無理矢理圧倒的に技術力で覆していたのにそれすら追い付かれ始めたわ、まぁそれももう終わりでしょうけど」

 

 

そういってスクリーンに移された計画

 

「ほぉ、ついにこの合金の再現まで可能になったか」

「えぇ、これであなたの望みを・・・・私の理想を叶えられるわ」

 

 

『播磨計画』

 

随分とまあおぞましいものを取り出したなぁこの女

 

「月面や隕石の希少金属を含んだ特殊合金なんてよく考えたわよ、人類じゃあこれは不可能だわ」

「まあこれは完全に理論上可能なだけで実現不能だからな」

「えぇ、これなら対艦娘の核兵器も効かなかったわ」

 

ん?

「効かなかった?なんだもう作ってたのか」

「えぇ、私と貴方はこの金属を使ったもの、まぁ、そんなものはどうでもいいわ、本題はこっちよ」

 

やっぱりか

 

「懐かしいな、このプロトタイプ計画案」

「自己再生、自己増殖、自己進化最悪の兵器ねこれ」

「世界に産み出した私が言うのもなんだけど、本当にひどいわ」

 

「周辺の物質に侵食なんて馬鹿げてるな、それどころか自己増殖を繰り返して無限に兵器を生み出すとかひでえもんだ」

「コアさえあれば動き続ける・・・から」

「泣くな、お前が弱いからといって泣いてもなにも変わらん」

 

 

「その弱さが貴方を起こしたのでしょうね」

 

参ったな、答え方が思い付かん。

 

「まぁいいさ、クローン艦娘は便利よな、心がないから逃げもせず、艦娘らしく学習をする、クローンだから作成は簡単、人道?しるかそんなもん」

「全てを総統さん一人に背負わせるところさえ除けば勝てますよ」

「・・・・・自分の未熟さを嘆くな、俺だって弱いときはあった、だがな」

 

 

 

「捨てるものを全て捨てて俺は力を得た、たったの十年かそこらでさ、結局精神論なのさ、やれると思ったからできたそれだけの話、だから進め、進んで成長しろ、背中や小道の石くらい俺が取り払ってやる、全力で走れ、走って倒れてまた走れ」

 

 

「わかっていますよ」

 

おもしろいな

「泣いてるか?」

「泣いてません」

「やっぱ「泣いてません」そうか、なら戦争のやり直しだ、地図出せ地図」

 

うわ真っ赤

太平洋と北米だけかよ

 

「戦線に対して部隊数が十分回っているな、要塞線も出来てるし上出来だ」

「もう覆せるでしょうけどね」

「それだけ条件が揃いすぎたからな、じゃあ先についての手を打とう、とりあえず無理に日本列島を落とす意味はない」

 

「え?ですが」

「逆だ逆」

「逆?・・・・・逆ですか」

 

まあちょっと意地悪だったかな

 

「よーく考えろ、王手打てば勝ちだってことだ」

「王手・・・・王手・・・・周りを固めてからですか?」

「普通はそうだな、俺もそう思う、あんなガチガチの要塞に全面戦争なんて賭けやるわけねえよ、まず補給線を絶ってやるだろうな俺のいった逆はそうじゃねえよ、なにも王手の打ち方が一つじゃあねえもってド派手にやるんだよ」

「まさか・・・・」

読めたなこれ

「「別に日本列島を落とす必要はないつまり沈める」正解っ」

「いやどこが逆ですか」

「王手」

 

「王手の逆って・・・・何もない・・・・何もない・・・えぇ」

「別に王手がチェック何て言ってねえよ、王手だもん」

「酷い」

 

別にこれだけの資材があれば人工的に津波を引き起こして沈めるぐらいできるだろうな

別にこっちは人道とか知らん、ただ殺すそれだけのシンプルな答えだ

 

計算上射程範囲内だしこれが最高なんだよな。

「だからまあ、爆薬の準備でもしておいてくれ、開始は来週だ」

「・・・・それはいいですけど・・・いえ、そういう人でした貴方は」




終焉へ至る
それはいったいいつなのだろうか

次回 蘇る恐怖
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