狂った黒い月と私   作:(´・ω・)

54 / 59
ねっむ
ねっむ
ねっむ
眠いお(*´・ω・)


??? 力と代償そして得るもの

空は落ちてきた

いや、違うな。

 

落としたのか、私は。

 

そうだ、落としたのだったんだ

 

 

頭がいたい。

体が急に軽くなった。

何かを忘れている。

 

何か進むごとに忘れている。

それを捨ててまで何が欲しかったのだ。

誰に望まれた?

思い出せない。

 

 

何故だ。

なぜこうも

笑っていられるんだ?

 

・・・・そっか。

 

そっかそっか

まぁ、いいか。

わからなくても、いつかわかるさ。

 

 

「正義は必要ない、この選択は間違いじゃない、俺は・・・・まだ見つからなくていいか」

 

鈍い光から目を背け、そっと世界を閉じる。

先に見えているものになぜか暖かさを感じた。

 

・・・・いや、ただ暑いだけか。

 

 

いつもそうだ

答えなんてものはない

結果なんて無い

 

あるのは『無駄』

 

 

違うか?

知るか

わかるわけがないな。

 

 

わからない?

わからないか

わからんよな

 

 

もう全てが終わる。

いや、終わっていたのだ。

 

まだ終わっちゃいねえ

そういう下らないのは嫌いなんだ。

 

 

まぁよいか。

そういうのもひとつの娯楽だ

さぁ、そんな下らないことはほっておこうか

 

諸君

戦争の時間だ

 

 

「・・・各艦隊の連絡は?」

「今来ました! ・・・被害軽微で完勝です・・・」

 

部隊は壊滅か、まぁ別にいいか

 

「主力艦隊は後退、加賀以下主力打撃部隊は予定通り計画を進行、それと第二艦隊は行動を少し早めとけ」

「了解しました」

 

伝令を飛ばしているこの一瞬も戦場は変わり、戦局もいつ引っくり返るかわからない状況。

 

でもなぜだろうか

このなんともいえない虚無感

なにかが違う

 

気にすることはないか。

 

あぁ、下らない。

 

 

 

 

 

 

 

 

燃える海域

無数の屍

血で染まる海

 

ここに神も悪魔もなく

あるのはただの命

 

全ての悲劇の始まりで全ての悲劇の終末

空っぽの殻は何も感じはしない

通信から微かに聞こえたその声は何もない

安堵

歓喜

慢心

殺意

 

何でもない

ただ、潰した

殺すことも面倒くさがった

ただ潰しただけ

だから感情はこもっていない

 

そういう人だった。

どれだけ変わろうと根は変わらない。

 

 

きっと世界が違いすぎたのだろう。

命の価値を知っているからこそ

ここまで非情になりきり、冷酷になれる

 

この力は

代償にしては小さすぎた。

そして私達に得られたものは全くだった。

 

壊れれば壊れるほど

真理に近付き

あの人は別の何かになる

 

そんな怪物は上っ面だけだった。

 

 

不気味ね。

私もあの人も

 

 

 

 

 

 

開戦から三時間

空が荒れ

少しずつ激しくなる雨。

 

 

・・・・・ぶっちゃけるとさ。

俺は誰だ

ずっとそうだ。

 

記憶が曖昧すぎる。

私は確かに数ヵ月前にあそこにいた。

なぜだ

なぜ空白の時間が

 

たった一瞬のはずなのになぜ『十数年以上』の時間を感じてしまう?

俺にはさっぱりだ

私にはさっぱりだ

我には理解できん

僕は誰だろうか

 

おかしいな

変な笑いが込み上げてきた

 

・・・ただ、まあいいか。

いや、やっぱだめだなんかこう足りないのがわかった気がする。

 

誰もいないからだ。

横に誰もいない、それが違和感だ。

 

そしてなんだ。

 

「下らん来客よなぁ・・・敵がこんなど真ん中で何のようだ・・・この俺を誰だと知ってここへ来た『姫』」

「ッ!?」

 

 

ん?なんだ。

こいつもか

加賀と同じような反応だ。

何を知っている

・・・・探ってみるか。

 

 

記憶を探せ

何かあるはずだ

断片でいい

なにか

 

 

あぁ、これかな

 

「・・・・あぁ、うん・・・あ?思い出した」

「えっ、まだ」

 

まだ?

なにかトリガーでもあるのか。

 

「・・あぁ、そ「提督!?」っ長門か」

 

なんてタイミングだよ、あと一歩じゃねえか。

 

「一時退散ですね・・・」

 

黒いマントの裏側から飛び出た小さな飛翔体が部屋中に散らばり爆発する。

煙が晴れる頃にはもう壁に大きな穴が開いて奴は居なかった。

 

「小型のミサイルか?明らかに軌道がおかしいぞ」

 

ん?

あ、長門が埋まっとる。

 

腕を突っ込んでとりあえず二の腕辺りを雑に引っ張る

 

 

「・・・重いな・・・」

 

あっこらつねるな。

いってええ

 

 

 

 

 

 

 

作戦は成功

戦略的には大敗ね

 

 

皆、浮かれているけど本当に。

 

『あの人』の勝利は『殲滅』であって。

『敵』の『壊滅』じゃない・・・海底に居る素体も全て・・・。

 

私は知った。

あの人は絶望した

彼は願った

私は叶えようとした

でも、私は女であってしまった

たった一つの拠り所だった。

それを自らの手で潰してしまった

 

だからこうなった。

運命は残酷ね

そして、こんな蜘蛛の糸よりも細い希望・・・。

 

 

「・・・」

 

・・・・

音?

 

何かしらこれ

反応?

・・誰も気づいていない・・・。

まさか・・・。

 

「はいハーイ第45番前線鎮守府のみなさ~ん、空母棲姫ちゃん☆で~す♪」

 

不愉快極まりない存在感

ふざけたような声としゃべり方から感じるあの人に近いタイプのプレッシャー

瞳は何も捕らえては居ない

 

だけどなに。

反応がも一個

あの人にしては小さく

だけど似ている

 

 

「皆。落ち着いて・・・相手は姫でも一人・・・」

「ですが加賀さん!!あの敵はなにか違いますよ」

「あれが姫?どう見たってその程度の実力じゃないよ・・・あんなの・・・・」

 

流石に無理ね。

実力があるということは相手の実力も自然とはかれてしまう。

 

とはいえ。

何故

 

「うーん、加賀ちゃんは良いとして、他が赤城や大井、夕立とかですか、う~ん。よし、あ~、面白いものだしたいなぁ」

 

目の鋭さが変わった。

 

 

彼女が指をならすと同時に海底からなにか巨大なものが飛び上がった。

それは気配にしては小さく。

そして、一瞬でわかった。

あれは艦娘だ

彼女はおそらく先の海戦で轟沈した五十鈴。

でもあれはあの人そのものの気配。

答えはひとつ

 

「んぁ?ありゃりゃ~恋敵は気づいちゃいましたか~、いや~察し良いですねぇ~、えぇこのどこかの鎮守府の雑な命令で沈められた五十鈴ちゃんを回収して修復してちょっと洗脳して、面白いシステム埋め込んでやっちゃいました☆」

 

「what!?いったいどういうことになってるネー」

「簡単に解析しますと、『直した艦娘を弄くった』といいたいのでしょう」

「そ、そんなの・・・・あ、提督ならやっちゃいそう」

 

この姉妹は察したのかしら。

いえ、無いわね。

 

「どっかの人は言ってました、「うっさい黙れくたばれ小娘!!」っっっぶねっ」

「加賀さん!?」

 

流石にクラスター爆弾の矢をこの距離で射ってもだめね。

 

「いやっぶねぇ。なに貴女急にそんな国際法ガン無視の危険兵器乱射するんですか、死にかけたじゃないですか」

 

「知らないわ、あの人ならきっとそんな長話キレて殺しにかかるでしょうからそれを真似ただけです、えぇ、決して、時間の問題じゃあないですよ」

 

弓を構え、じっと見つめる。

 

「あー、なんかも死にそうなので要件纏めて帰ります」

「えぇ」

 

「私思っちゃんです、あの人が世界が進めば自分はようなし言うので世界をあの人にしてしまえばあの人はもう、何もしなくていい、そう思って面白いのを作っちゃったんですよ、えぇ愛ゆえにですかね、果てを目指せば見てもらえると思ったせいかはたまたなんでしょう。ってなわけでぇ、この五十鈴ちゃん、NTーDでダミーなエグザムでアリスなファティったゼロいシステム通称『ホワイトナイトシステム』略して『HNS』を搭載した試作品です。えぇ、もちろん普通の艦娘にあの人の真似なんて不可能なので数分でこの娘は自壊しますが、まぁ」

 

「貴 女 方 が 死 体 に 成 れ ば ノー問題ネー☆っじゃあでゅー↑」

 

そういって海底に消えた瞬間。

全身から血を吹き出しながら

 

この世ならざる怪物が襲いかかってきた。

 

 

 

 

 

 

( ・ω・)

 

「・・・・うん、盗撮だね♪」

「えと・・・その」

「別にいいんじゃない、俺にはこういうの良く解んないし」

「えっ・・・・」

 

以外と綺麗に撮れてるけど、盗撮だよなこれ、技術ってすごいな。

 

「勝手に売り買いすれば良いって言ったんだ」

「あの・・・どこまで「全部」・・・・その、軽蔑します?」

 

なぜそこまでいくのだろうか。

やっぱ人の心はわからんな。

 

「いいや、別に気にしていない。興味ないし、うん」

「じゃ、じゃあ一緒に寝ても「子供か」・・・駄目でしょうか」

「? 何故そうなる、別にその程度良いだろ、まぁ、執務室修復までソファで寝るから・・・」

 

そういやあのときはずっとソファだったな。

パソコンに目を通しておく必要多いからしょうがないか。

 

 

(-ω-)Zzz




????????????????

終わりは始まり
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。