狂った黒い月と私   作:(´・ω・)

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( ;´・ω・`)


破 空虚

8月14日 

戦争を始めよう。

 

といってもまぁ、まずは戦力の比較だね。

 

まぁこれは要らないか

比べるだけ馬鹿馬鹿しい。

キルレ1:2000でもしなきゃ話にならんよ。

 

とりあえず物資問題だよなぁ。

 

別に後方からの補給で現状維持『は』できるけど、侵攻は無理だ。

てゆーか人道とか気にしてる時点で正直人類とかもう興味ないわ。

まぁ人類なんて玩具壊れてもいいか。

艦娘と深海棲艦なんて新しい玩具と戦争と言うゲームがあるし。

うん。

 

とりあえず近場の基地からプチプチ潰してみるとして。

 

「いやぁ、なにこれ、基地まみれやんけ、無理やん、百はあるぞおい」

 

無理ゲー臭い

核兵器まだ手にはいってないんですけど(´・ω・)

ほーんとこれひっで。

人員足りない基地足りない、地盤無いとかクソゲーだわー

 

「やってらんね、いくら個々の質が高くても土台なけりゃむりやん」

「いやあの提督、本来は複数の「あんなカス共使えるわけねえだろ、ブラックボックスに触れるのを恐れる弱者なんて粛清だよ粛清」・・・はぁ」

 

加賀の言うことがもっともだけどさ。

無理だよ、連中足とろいし、自分の絶対に管理おける範囲でしか拡張しないし。

ミサイル待ちだよなぁこれ。

 

「ねぇ、資材ぶちまけて作った兵器工場の稼働率って知ってる、12%だよ、何故かって?人員の妖精さんが居ないからだよ、糞みたいだよね、自動車工場みたく自動化してる部分を足しても43%、アホかいね、ねえ加賀、人的資源ないの」

「ありません」

 

 

あ~あ。

艦娘量産できたらなぁ。

 

・・・・あれ。

なんか引っ掛かるな。

 

「よし、今俺の直感が名案を出した」

「何ですか、絶対ろくなことではないですよね」

「艦娘量産しよう、プルクローンならぬ艦娘クローン計画」

「・・・・・良い案ではありますが」

 

?

まぁ、わかるよ。

でも知らん。

 

「それ、要は深海棲艦擬きの量産ですよね」

「・・・うん」

「まだやめときましょう」

 

「でもさぁ、戦力差ひどすぎてもう勝ち筋ないよ」

「いえ、今は待っていた方が」

 

・・・・待っても無駄な気がするんだけどなぁ。

あーあ、打って出れば勝てるよ、でも資源持ち逃げが関の山だよ、てか今までもそうだった。

 

・・・・数が数だしなぁ。

相手が人間なら流言でもぶちまけて内部崩壊も狙えるけど相手は兵器だしなぁ。

 

「対艦クラスター爆弾の量産まで待つしかないか」

「ですねぇ、提督の技術は普通にどれもこれも使えますし、資源強奪を繰り返しつつ武器を揃えるしかありませんね」

「にしても不思議なもんだよ、何故か体がこうすればいいって覚えてる感じだしな、ま、今は待つしかないか」

 

棚からクッキーを取りだし、紅茶を淹れる準備をし始めるとき、何か変な気配がここにいた。

いつからだろうか。

 

「紅茶とクッキーは三人分でいいかい?」

「良いのでは?帰るつもりは無さそうですし」

 

黒いマントと帽子

その瞳の奥は闇と焔。

明らかに、別格だな。

 

「数日ぶりだなぁ、お 姫 様」

「いやぁ、今日は面白い話を持ってきただけですよ、ほらテレビつけてくださいよ」

 

?

特に気にせず適当にチャンネルをつけてみる。

そしたらどの放送もなんか玉音放送してた。

 

え?

いやその

 

「えっ」

「いやー、前線の屈強な提督たちをすっぽかして背後の政治家国民連中は己の命欲しさに無条件降伏、いやー、ばっかみたい、このあと戦後の裁判で全員死刑なのに」

「・・・・」

 

言葉がでない。

感情が沸き上がる

感覚がさえ始めた。

 

「まぁ、これを皮切りに欧州の戦力も立ち上がれないでしょうね」

「・・・・で?降伏勧告かい?」

 

別に気にせず紅茶を淹れて差し出す。

「まぁ、そんなところですね、一応こちらとしては一般人は全員再教育、艦娘は全員汚染装置で深海棲艦に提督は捕虜ですはい、まぁいいじゃないでか毎朝毎晩美少女に拷問されるんですから」

 

「まぁ、あなたはそういうの興味ないですよね・・・」

「・・・」

「加賀さんストップ、今ちょっと堪えているんだ、本気にさせないでくれ」

 

いやうん、最高だよ。

 

「アハハハあっっははっはあっは・・・・っふっふふふ・・・はぁ」

「うわぁ、相変わらずどす黒いですねぇ、貴方、正直深海棲艦の私でもドン引きですよ」

「・・・・答えなさい、空母棲姫あなたは「やめとけ、どうせ手引きしたやつがいるんだ」・・・」

 

クッキーにレモンをこっそりとかけ、テーブルに置く。

 

「相変わらず勘のよさは健在ですね、えぇ、ちょーと提督と政治家を本拠地に招待してなにもせず返したんですよ、そしたら無条件開城いやー、すっばらしいですね・・・・・うえっ」

「・・・なーるほどまぁ、こんな糞みたいな物量見せられたらそうもなるよ」

「・・ふふっ」

 

加賀さん嬉しそうだなぁ・・・・そんなにこんないたずらにはまるのが楽しいのか。

てか、なにも言わず扉にたってるのいいね。

 

「・・もう少し、遅かったら面白いことになったんじゃがなぁ」

「いやぁ、もう少し遅かったらあの数万は軽く越える対艦用のクラスター爆弾に潰されると思うとほんと助かりましたよ、あれちょっと超兵器すぎませんか、何ですかあの自動誘導機能」

「なんだ、見てきたんだ、他にもあったろ」

「えぇ、拡張艤装に携帯兵器にジェット機対応の新型飛行甲板、艦娘の歩兵運用と機能向上を目指していましたね」

 

・・・ずいぶんと、知られているけどほんといつから居たんだ。

 

「で、本気で何しに来た、徹底抗戦するかしないかは貴様次第だぞ、空母棲姫」

 

・・・なんか違うな、うん。

 

「・・・そうですねぇ、今ここで『狂帝』の再来望んでもいいのですがねぇ」

 

・・・不思議だな、無性にイラついてきた。

同時に感じるこのほのぼのとした暖かい感じ・・・不思議だな。

 

「加賀さん・・・足音たてないの」

「あらぁ、怖い人ね」

 

しゃあねえ、このまま平行線を進めても無駄か。

 

「答えは出たよ」

「えっ」

「提督!?」

 

・・・気が変わった。

よし、やろう。

 

「なぁ、くーちゃん、別に君、人類とか艦娘とか興味ないでしょ」

「・・・・えぇ」

 

絶対的な王は一人だ

もう、引き際は無いな。

 

「・・・俺は降りるよ」

 

?

なんだ、まるでわかっていたような感じだな。

 

「では・・・しばらく盤上の外よりお楽しみください」

 

そういうとまた溶けた影のように消えるくーちゃん、相変わらずまどろっこしい。

 

「加賀さん、全ての兵器を隠しといて、俺はこの糞つまらん戦場に興味はないから面白くなったら起こして」

「わかりました、場所は」

 

場所かぁ

ええこと思いついたわ

 

「全ての始まりって意味で・・・真珠湾だな」

 

 

これでは道化だな、だが、それもまたよかろう。

相変わらず甘いやつだよ俺は。

人に望まれたからってこんな道化しちゃってさ。




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