〜りっく☆じあ〜す 『英雄』我道指揮官奮戦ス〜 作:休日ぐーたら暇人
登場人物紹介 11
神通 海軍艦娘(出向員) 少佐
元マルタ・現水陸研に出向中の『華の二水戦』を率いる川内型2番艦。
マルタ派遣完了後は高塚と結婚(ガチ)し、水陸研へと出向している。
水陸研で訓練された人間からは『侍神通』と言われ恐れられた。
川内 海軍艦娘(出向員) 少佐
元マルタ・現水陸研に出向中の川内型1番艦。
マルタ派遣完了後、神通や那珂と共に水陸研に出向している。
水陸研で訓練された人間からは『忍者川内』と言われ、特に夜戦スペシャリストとして恐れられた。
*水陸研人物語呂合わせ
『鬼(の)天龍 死神龍田 忍者川内 侍神通 花魁那珂(様) 霧込み(斬り込み)阿武隈 蚊落とし五十鈴 必中の木曽(様) スペシャル夕張 走り島風 人(一)刺し叢雲 格闘綾波 座学の香取(型)姉妹』(増加有り)
久居末津梨 陸自幹部 中尉
三重県津市久居駐屯地所属の駐屯地娘。
部隊は第33普通科連隊が駐屯しており、旧日本帝国陸軍第33歩兵連隊の連隊番号を継承している。
守山師団長LOVEゆえに本来なら牽制攻勢に同行するつもりだったが、岐阜歩見の代行として岐阜分屯地を守備していた。
M270 MRLR
陸自を含め、旧西側諸国が配備している多連装ロケット砲。
マグマ軍侵攻に対しての出動準備をしていたが、オスロ条約等の政治的要因により出動出来ず、東京陥落に伴い岐阜分屯地に一時避難していた。(故に岐阜分屯地代行者になっていた)
203㎜榴弾砲の完全退役後は陸自最大の火砲となる筈だったが、マグマ軍侵攻により、203㎜榴弾砲の退役も一時中断している。
*オスロ条約
2008年に日本が調印した『クラスター爆弾使用禁止条約』。
主な理由は『炸裂後の弾子が不発・地雷化する』と言う事で締結されたが、日本周辺国は誰も調印してないと言う日本にとっては有名無実な条約。
1430 岐阜分屯地内
「それで、なんで私達を集めたの、高塚少将?」
富山以下、白山のクロシュタント攻撃部隊を集めた高塚は事情を知るあきつ丸と神州丸を伴い先を歩く。
「富山、なんで今回、君を現場指揮官にしたと思う?」
「まあ、それはアレだろう? 手柄作り…かな?」
「はっはっは、当たらずとも遠からずだな。現場指揮官育成の為だ。特に軍団長とマルタから付き合いがある富山なら、下手な事はしない、と判断したからな」
高塚の質問に富山が答え、神州丸が正解を言う。
「俺も身は一つ。なんでもかんでも首を突っ込む訳にはいかないからな…1人でも安心して任せれる人間が必要なんだよ…って事で、頑張ってくれ」
「やれやれ、さすが、高塚司令だ…わかったよ」
「うん、頼んだ。それとだな…」
「やあやあ、皆さんお久しぶりです、青葉です! 一言お願いします!」
「ちょっと、青葉。みんな、久しぶり。衣笠さんだよ」
何故か青葉と衣笠が現れた。
「青葉と衣笠に戦闘の一部始終を撮ってもらう。プロパガンダと…陸自上層部の馬鹿に観てもらう為にな」
「ホントに高塚殿は上層部が嫌いでありますな」
「しゃーない、馬鹿は殴ってでも解らせるしかねーんだよ」
あきつ丸の呆れぶりに高塚が答える。
「てことで、青葉達も同行するから、よろしく。さて、これからが本命だ」
そう言って高塚は富山達と共にDS(装備整備工場)へと足を向ける。
DSの中には青葉・衣笠と共にやって来た明石と夕張、そして、昨夜、ワルサーとMPが保護してくれた少女、R30こと67式30型ロケット弾発射機がいた。
「よう、明石、夕張。どうだ? いけそうか?」
「戦後型対地用大型ロケット弾と言っても、基本的構造は魚雷や噴進弾で抑えてますから、まったく問題ありません!」
「誘導や命中精度も進化した今の誘導装置を取り付ければ劇的に改善しますよ! しかも、60年代の装置より小型・高性能化してますしね!」
技術屋の2人らしく、68式30型ロケット榴弾(新しい装備・玩具)を嬉しそうに目を輝かせて弄っており、嬉しそうに高塚の問いに答える。
「お、おう、そうか、それはよかった…で、技術屋陣からして、こいつでクロシュタント移動要塞に大打撃を与える事は出来るか?」
「時間があるなら、弾頭を重重量弾やバンカーバスターにしますけど?」
「いや、今回は大破に追い込んでくれればいいからな。つーか、それをして重量的に彼女…R30は大丈夫なのか?」
「「大丈夫ですよ!!」
「…わかった、わかった」
余りのテンションにそれ以上はツッコミを入れるのをやめた。
「と言う事で、R30…67式30型ロケット弾発射機…あー、もう、面倒だ、一発屋とかそんなんをミッちゃんは心配する必要ないから」
「は、はい〜」
どうもR30がまるゆを相手にするみたいな事になってる。
「つーことで、富山、T-72Bと共にミッちゃんも今回の策の主要メンバーだからな。頼んだよ」
「はいよ、司令官」
暫くして
「よう、高塚」
「おう、滝崎」
富山達と別れた高塚は輸送機が運んで来た『点検コンテナ』と書かれたコンテナの前にいた滝崎と合流した。
「青葉や明石達をわざわざ派遣してくれて助かったよ」
「急ぎの用事だったみたいだったからな。それにそろそろ様子を見に来るつもりだったし」
「なるほどね」
そう言ってから2人はコンテナの扉の中に入る。
中には病院のCTスキャンを始めとした機器が並んでいる。
そして、そのCTスキャンには『マルタのナイチンゲール』工作艦ヴェスタルと昨夜保護した戦術人形達が居た。
「で、彼女達はなんなんだ?」
「PMCグリフォンに所属する『自立型戦術人形』…戦闘用アンドロイドだそうだ。とある任務中に何かしらの原因でこっちの世界に来たそうだ…原因は未だ不明だ」
「ふーん…しかし、アンドロイドっなると…」
「あぁ、向こうは2045年…20数年先だ。但し…」
「但し?」
「向こうは第三次大戦はあったようだが、マグマ軍や深海棲艦の侵攻の記録はいっさいないそうだ」
「……似た時間軸の異世界か。ヤバイ、俺の反対バージョンかよ」
高塚の言葉に滝崎な苦笑いを浮かべる。
「だからこそ、お前を呼んだんだよ」
「確かにな。これを抱えるにはちょっと大き過ぎる…色んな意味でな」
「あぁ、色んな意味でだ。それと、これが一番面倒かもしれん」
「なんだ?」
「彼女達の『敵』…『鉄血』と言うらしいが…もし、マグマ軍と接触したら、更にヤバくなる」
「確かにな。現状でも向こうが戦力圧倒的なのに、20年後の技術が混じるなんて、ヤバすぎな話だな」
「まあ、ウチらとしてはこれに政治にまで絡めて頭を使う余裕がないからな」
「なるほど、後方担当となった海軍に何をしてほしいかは理解した」
「すまんな」
「マルタでは世話になったんだ。今度はこっちが支える番だ」
「あはは…情けは人のためならず、か…どうだ? 久々に飲むか?」
「やれやれ…まあ、付き合うよ」
久々の再会ともあって2人は飲み約束を交わした。
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