〜りっく☆じあ〜す 『英雄』我道指揮官奮戦ス〜   作:休日ぐーたら暇人

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先週は更新出来ず申し訳ありませんでした。
今週は二話更新致します。


登場人物 23

高田沙織 陸自幹部 一等陸尉(大尉)

第12旅団隷下の高田駐屯地の駐屯地娘。
地元がかの有名な上杉謙信らで有名な新潟な為、歴史好き(歴女)。
主に戦国時代に精通していた為に作戦参謀になる。(ネタバラし)


スプリングフィールド PMCグリフォン

アメリカ軍のスプリングフィールド小銃を模した自立型戦闘用アンドロイド。M1ガーランドの先輩にあたる。
優しいお姉さん(or人妻)な雰囲気を醸し出し、更にコーヒーを淹れるのが得意。
故にカフェを始めたら、高塚が困惑する事態に発展する事になる。
戦闘下においても雰囲気は維持されているが、何の躊躇いも無く敵には銃弾を叩き込むお人。
FF FNCと共に高田に保護された。


FF FNC PMCグリフォン

ベルギー生まれのアサルトライフルを模した自立型戦闘用アンドロイド。
開発国がベルギーな為かお菓子大好き子であり、常にお菓子を持ち歩いている。
スプリングフィールドと共に行動中、警戒中のマグマ軍歩兵に遭遇、撃ち合いになり、偵察中だった高田らに保護された。
なお、本体に関しては陸自の89式小銃と形状が類似している事から、一時期はFNCのライセンス生産とも噂があったそうな…参考にはしたかもしれないが。


33 作戦参謀

翌日 高田駐屯地

 

 

グランドに昨日のMVPであるオカ自走迫撃砲、コンデンサトール自走カノン砲、R30が山本大佐らロシア兵の警備の下に公開され、手空きの高田駐屯地人員がヤンヤンする中、駐屯地会議室を借りて高塚らは今後の方針を駐屯部隊に説明と情報交換を行い解散となった。

 

 

「ふう…第5施設群長と第2普通科連隊長が理解してくれて助かったよ」

 

最初こそ、一部幹部が『東京からの指示は東京奪還の筈だ!』とか、『いくら独自権限があるとは言え、越権行為だ!』と言っていたが、高塚は冷静に現状下の東京奪還の愚を説明し、更に『先の発言は第5施設と2普連は玉砕してもいい、と受けとってもよろしいのですか?』との発言に反論しようとする先の幹部達を高田駐屯地司令を兼務する東部方面隊所属下の第5施設群長、並びに12旅団所属下の第2普通科連隊長が睨み付けて抑え、更に第5施設群長が『方面も旅団も連絡不通な為、指揮下に入る』と言ってくれた為に収まった。

 

 

「そうですね…早速、第2普通科連隊から装備要求が来ましたが、どうします?」

 

 

「2普連は空中機動を意識した軽歩兵だからな…73APCより、軽装甲機動車系を融通すべきだな…タイガー軽装甲機動車を都合しよう。ロシアからの支援品から融通してくれ」

 

 

「わかりました」

 

筑波の問いに高塚はそう答え、筑波は返事と共にそちらの手配に向かう。

 

 

「次の進出拠点は新発田駐屯地ですか…30歩連。降雪地帯故に雪上戦を意識したスキー記章持ちが多い部隊ですね」

 

 

「あぁ。但し、今は冬では無いし、そもそも、向こうの駐屯地娘は冬は好きではないらしい。寒いから」

 

 

細川の言葉に高塚は苦笑いを浮かべながら答えた。

 

 

「……なんですか、それ?」

 

 

「まあ、体質とかの話だからね。だが、人員数が少ない状況では先ずは歩兵の確保だ。30歩連も軽歩兵だからな…車両を装輪か装軌を考えにゃならん」

 

 

「なるほど…では、こちらは?」

 

 

そう言ってもう1枚の地図を見ながら細川が訊いた。

 

 

「新発田の次の目標。松本駐屯地までのルートと周辺図だ。だがな、どのルートも山岳地帯を通るだけに難しい」

 

 

「なるほど、松本駐屯地の13歩連が山岳部隊と自負するだけありますな…しかも、松本駐屯地の西側の焼岳に移動要塞の痕跡…これは確かに難しい」

 

 

「うむ…敵もバカじゃない。我々が松本駐屯地に向かうのは百も承知だ。故に山岳地帯を利用して遅延戦を仕掛けてくるのは必然。だから、いま頭を捻ってるところだ」

 

 

「うーむ…ここは手近な人間に意見を求めては?」

 

 

「だな…すまない、市ヶ谷さん。高田大尉を呼んでくれないかな」

 

 

「わかりました」

 

 

 

暫くして

 

 

「私も現地を詳細に知っている訳ではありませんが、ここは此方も事前に掃討部隊を派遣し、安全化を図るべきでは?」

 

 

「まあ、定石的な事になるよな。となると、対馬隊と新発田の30歩連を投入するか…後は狙撃手を集めた掃討チームを編成するか」

 

 

「現代版雑賀衆ですか!?」

 

高塚の一言に高田が目を輝かせて反応した。

 

 

「ですが、狙撃手の大半は普通科所属です。編成を考慮すれば下手な引き抜きは出来ないかと」

 

 

「それに山岳地帯です。ゴルゴ13を見てもわかる通り、地形的要因が多分に影響しますよ?」

 

 

「うん…標高や環境が違うから妥当ではないが、アフガンの戦訓だとゲリラは軽中機関銃や迫撃砲を撃ってくる事から、800m〜1キロでのやり合いになったそうだ。そうなると、レミルトンやバーレットが妥当だが…まあ、陸自の対人狙撃銃でも対処出来ない事は無い。が、それを扱う頭数が問題だな」

 

市ヶ谷や細川の言葉に高塚は腕を組みながら言った。

 

 

「……司令、残念ながら、本気でドールズを、彼女達の参加を検討するしかありませんよ? 山本大佐のロシア兵や天龍さんを除けば余りにも人手が足らなさ過ぎます」

 

 

「わかってるよ…まあ、一番の障壁が越えられ無いから困ってるんだがな」

 

 

「まあまあ、それは横に置いとくとしましょう」

 

泥沼論争化になると思ったのか、市ヶ谷がこの話題を切った。

 

 

「そうですね…にしても、この山岳地帯は厄介ですね」

 

 

「ですが、この山岳地帯が武田信玄率いる騎馬隊や将兵を育て、更に金脈資源をもたらしたんですよ」

 

細川の言葉にウキウキ気分で話す高田に高塚はポツリと言った。

 

 

「高田大尉…その、戦国時代が好きな…えーと、歴女?」

 

 

「……あはは……高塚司令!! お願いです!! ドン引きしないで!!!」

 

半分涙目で頼み込む高田。

 

 

「…直江兼続の兜は?」

 

 

「『愛』の一文字です!」

 

 

「家康への挑戦状は?」

 

 

「愉快痛快!」

 

 

「上杉謙信と武田信玄」

 

 

「永遠のライバル!」

 

高塚と高田の一問一答劇に市ヶ谷と細川がヒソヒソと話す。

 

 

(いきなり戦国トークが始まりましたけど…)

 

 

(ふふふ、まあ、暫く任せましょう)

 

暫く戦国トークを交わした後、高塚は言った。

 

 

「高田大尉、君を作戦参謀に採用だ」

 

 

「はい! …って、えぇ!? さ、さ、さ、作戦参謀!? ファー!!」

 

そう叫ぶと後ろに倒れこみ、それを細川が受け止めた。

 

 

「高塚司令、副官枠をどれだけ増やすつもりですか?」

 

 

「作戦参謀枠なんて無いだろう。少しはそっちの方面で使える人間が必要なの」

 

細川の問いに高塚は答えた。

 

 

 

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