旧編:湖の騎士の力を何故か得ていた転生者の話 作:何処でも行方不明
星8評価 かーたんさん
星4評価 明日奏さん
ありがとうございます!
しかし、星1評価また増えました……
イワァァァァク!
LP250→125
あと今回、代休パワーで書き上げたので駄文が目立ちます。
「すいません!治してもらいたい人がいるんですけど!」
当方は部室の扉を開けそういう。
「……見てれば大体の予想はつくわ。彼女は誰?」
「さあ、誰なんでしょう?」
「そう言うと思ったわ……全く。アーシア、あなた今日、契約なかったわよね?」
「はい、ありません」
「なら早速治療してあげなさい。あなたは怪我人をみるとほっとけないものね」
「はい!」
という会話を経て今は運んできた少女を当方が特訓で使っている空き教室のソファーに寝かした。
「どうアーシアさん。治せそう?」
「外傷の方は私の
「いざとなれば水をかけてでも起こすよ」
当方の直感だがこの少女の持っている情報は有益な気がする。
あと、少女の神父服はそこら辺で捨ててきた。
神父服を着た人を部室に連れこむのはできないし、そもそもずぶ濡れだったから風邪をひくと思った。
当方の制服の上着を着せていたので雨には濡れていないはずだ。
そしてソファーに寝かして改めて気がついたことがある。
結構発育いいんですね。アンタ。
小猫ちゃんと身長はあまり変わらないがその……出るとこ出て引っ込むところは引っ込んでいる。
おぶってる時は必死だったからか感じなかったけど改めてみると意識してしまう……
「……ぅ……ううん」
翌日に少女は目を覚ました。
旧校舎にはユート、小猫ちゃん、朱乃さんがいる。
下手に家にいるよりもこの子を保護するのに向いてると考えた当方は少女をここに預かってもらうことにした。
「やあ、おはよう……といっても今は午前1時だけどね」
「……人間……?」
※※※
小猫ちゃんから服を借り少女に着替えをさせた。
もちろん当方は着替えている最中は外に出ましたとも。
「で、君は何者なのかな?」
搭城と書かれたジャージを来ている少女は口を開いた。
「……私の名前は……カレンです。ファミリーネームは……ありません」
カレンと名乗った少女はソファーに座りながらオドオドと答えた。
「じゃあ、君はなんであそこにいたの?」
「私は……」
「言いたくないなら。無理に言わなくてもいい。
じゃあ、質問を変えよう。君からは堕天使と似たような匂いを感じる。しかも……」
「だ、堕天使!?嫌です!!あそこには戻りたくない!!」
カレンは《堕天使》というワードに過剰に反応した。
……堕天使の捕虜か何かか?
「あなたが私をあそこに戻すというのなら殺します!!」
と言いながら殺気を滲み出させるカレン。
その姿は足元から青白い炎に包まれ、次の瞬間にはあちらこちらに殺気と青白い炎を噴出させる黒い鎧に身を包んでいた。そして、手にはいつの間にか大剣を握っている。
……殺気が尋常じゃない。
これほど高密度なものはそうそう出せないと思う。
「ストップ。当方は敵じゃない。その証拠に当方は人間だ」
「………たしかに……堕天使ではないみたいですね」
少女は服装を小猫ちゃんのジャージに戻した。
……神器か何かか?
「話を続けよう。しかも、君が持っていた武器。あれは聖剣じゃないのか?」
「……はい。たしかにあの時、私が握っていたのは《聖剣》と呼ばれる《
「ちょっと待って。エクスカリバー?」
その言葉は流石に見過ごせない。
ユートの復讐の対象《エクスカリバー》
ユートはその使い手になるために育てられ殺されかけた。目の前で何人もの仲間が毒ガスによって殺され、その復讐心は想像できない。
「……私はカトリック、プロテスタント、正教会から1本ずつ、計3本の盗まれたエクスカリバーを用いて戦争を起こそうとする一派の離反者です」
ちょっと待て。なんで聞いてないのにこいつはペラペラ話すんだ。
流石に怪しい。
というかエクスカリバーが
※※※
「……信じてもらえないかも知れませんが私は転生者です」
ブツブツとカレンが言い出した。
「転生者……神に転生させられた人の俗称なら当方もそうなるが?」
「……そうですか……なら、信じてもらえますか?」
「とりあえずは」
「良かったです。前世の私は俗にいうオタク少女でした。毎日を無意味に過ごし、そしていつの日か事故で死にました」
ふむ……そんな人もいるんだな。と思いながら当方は話を聞いていた。
「死んだ瞬間、私は後悔しました。私は世の中になにも残していない。なにもなしえていないのだと。そう思うと人生をやり直したいと思ったのです。そんな私に神さまは転生を行ってくれました。しかも、特典をつけて。
その特典は私に《山の翁》の力を与え、そして困難を与えました。私はそれを望んで手にしたんです。
困難を乗り越えたならば私は世の中に何かを残せると思いました」
そこでカレンは自重したような笑みを浮かべた。
「そんな考えは安直でした。私の体に《山の翁》の力はあまりあり今でこそ少しだけ扱えますが、昔は何も扱うことができず、そして困難はとても大きかった。
困難の一つ目は恵まれない家庭。
父と母は私が生まれた時には異端者として教会に処理され、私は異端者の娘として教会の神父、祓魔師たちから狙われ逃げ回る日々を送っていました。そして一年前、本能的に《山の翁》の能力を使って誰の目にもつかないように過ごした私は堕天使に拾われました。
そこで困難が終わったように思ったのです。
しかし、困難は続きました。
拾われた私は聖剣適性の因子というものを埋め込まれました。私の他に因子を埋め込まれたのは二人いたのですがその一人が因子によって死亡し、私はそれが恐ろしくなって堕天使たちから逃げてきたのです……お願いです。あの聖剣……《
「待て、なんでお前がユートの名前を知っている」
当方は腕に騎士の誉を顕現させカレンの眉間にデザートイーグルを突き付ける。
「……原作知識です。まさか、ここがハイスクールD×Dの世界だと知らずに転生したのですか?」
その声を聞き当方は胸ポケットに入れてあった悪魔の駒をカレンに見せつけるように取り出した。
「これがなにかわかるか?」
「……《
「正解だ。改めて自己紹介だ」
当方は悪魔の駒を黒化させ取り込んだ。
そして悪魔の翼を生やす。
「グレモリー眷属《
「……リヴィエール……本当に転生者なんですね」
※※※
あの後、カレンの話を聞くだけ聞いた。
とりあえず、悪い人ではないことがわかった。
直感でもそう感じる。
不遇のヒロイン。
そんな役割を押し付けられた少女だった。
「……なるほど……聖剣使い……イッセー、アーシアならずリヴィにまでそんなことが……」
イッセー、アーシアと共に昨日のことを報告する当方。
「ところでそのエクスカリバーは今どこに?」
「当方が《
「わかったわ。昼間に件の二人組と遭遇したソーナの話では、彼女たちは私……この町を縄張りにしている悪魔リアス・グレモリーと交渉したいそうなのよ」
「教会の者が、悪魔と?」
イッセーの問いに部長はうなずいた。
「……エクスカリバーの回収が目当てなんでしょうか?」
「恐らくはね。明日の放課後に彼女たちは旧校舎の部室に訪問してくる予定よ。こちらに対して一切の攻撃を加えないと神に誓ったらしいわ」
「信じられるんですか?」
「信じるしかないわね。彼女たちの信仰を。信徒にとって邪悪な存在である悪魔に依頼をするぐらいなのだなら、相当切羽詰まっていて、かなりの厄介事……つまりは聖剣エクスカリバーの回収についてというのはもはや確定ね」
昨日、イッセーの家を訪問したという二人の女性。
1人はイッセーの幼馴染である紫藤イリナ。
なんでも、もう片方は布にくるまれてはいたがとてつもない悪寒を感じさせる得物を持っていたのだとか。
……盗まれた聖剣、転生者、堕天使に二人の教会関係者。
今からこの町でなにが起ころうとしているんだ?
「新オリキャラ名前と能力があかされた」
「そういえば、リヴィの《
「どうも違うらしい。というか、当方が転生で得た利点は《前世の知識》だけだ」
「なるほど……つまり、リヴィに神器が宿ったのはたまたまだと……」
「そういうことになるな。まあ、イッセーに《
「そうなのかな?」
「俺はぜってーおかしいと思うけどな!」
次回
第17話 《教会からの要請》
「そういえば、オリキャラは誰のヒロインなんだろうね?」
「十中八九、リヴィのヒロインだろ?」