旧編:湖の騎士の力を何故か得ていた転生者の話   作:何処でも行方不明

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端折りまくりです。
しかも、話が破綻してるかもです。
足りない頭で考えてるので……

へ?遅れた理由?
なんでしょーね?(ペルソナQ2とGE3を添えて)


第30話 《トップ会議 開催》

「さて、行くわよ」

 

部長の言葉にオカ研部室に集まった面々はうなずいた。

今日は三大勢力の会談の日。

会場は駒王学園新校舎にある職員会議室。今日は休日の深夜ですでに各陣営のトップたちは新校舎の休憩室で待機しているらしい。

学園全体が強力な結界に包まれ外部からの侵入者をシャットアウトしている。もちろん、中から外も同様に。

結界の外には、天使、堕天使、悪魔の軍勢がぐるりと囲んでいる。

ユートと様子を見に行ったが一触即発の雰囲気だった。

もし協議が決裂したら……すぐさま戦争になるのだろうか?

粗相のないように……もしあったら?

消し炭待ったナシかな。

 

※※※

 

「失礼します」

 

部長がノックのあとにそう言い入室する。

開かれた扉の先にはこの日のために用意された豪華絢爛なテーブル。それを囲むように各陣営のトップがいた。 空気は静寂に包まれており、全員が真剣な面持ちだ。

悪魔側。サーゼクスさま、セラフォルーさま。そして、給仕係のグレイフィアさんと護衛の(この人たちに護衛なんていらないと思うが)グリンガムさん。

天使側。先日お会いしたミカエルさまと……!?カレン!?あと一人は知らない天使さんだ。なぜカレンがこんな所に……

堕天使側。アザゼルとヴァーリ。アザゼルは愉快に口角を上げている。

 

「私の妹と、その眷属だ」

 

サーゼクスさまが各陣営の人たちに当方たちを紹介した。

 

「先日のコカビエル襲撃で彼女たちが活躍してくれた」

 

「隣にいるカレンから報告は受けています。改めてお礼を申し上げます」

 

「悪かったな、俺のところのコカビエルが迷惑をかけた」

 

ミカエルさまはまだしもアザゼルのやろー……ふてぶてしいな。悪びれている様子が全くない。

 

「そこの席に座りなさい」

 

サーゼクスさまの指示を受け、グレイフィアさんが当方たちを壁側に設置された椅子に座るように促してくれる。その席にはソーナ会長がすでに座っていた。

会長の隣に部長が座りそして、その横にイッセー、朱乃さん、ユート、当方、アーシア、ゼノヴィア、小猫ちゃんと続いて座る。

 

「全員が揃ったところで、前提条件をひとつ。ここにいる者たちは、最重要禁則事項である《神の不在》を認知している」

 

ここにいる者たち……つまり、ソーナ会長もか。事前に部長かセラフォルーさまから伝えられたのか?

 

「では、それを認知しているものとして、話を進める」

 

サーゼクスさまのその一言で三大勢力の会談が始まった。

 

※※※

 

会談は順調に進んでいった。

どうやら三大勢力の全てが和平を結ぶつもりでいたらしく、トントン拍子で話が進んでいった。

部長がコカビエルの一件のあらましをトップたちに伝え、そこから和平を結ぶこととなった。

最も、アザゼルは神器の研究で文句を言われたくないだけなようだが。

 

「さて、話し合いもだいぶ良い方向へ片付いてきましたし、そろそろ赤龍帝殿のお話をきいてもよろしいかな」

 

……ああ。

あの時のやつか。

覚えていたのか……まあ、上に立つ者として当然だとは思うが……

そこからは……何故かカレンから「原作と同じなので飛ばした方がいいです」と目線で訴えられたので端折るとしよう。

 

イッセーはミカエルさまに対してなぜアーシアを追放したのか聞いた。

それに対する答えは神の不在で不安定になっているシステムを守ることにある。システムを守るために影響を及ぼす神器を宿すものと神の不在をしる存在は追放するしかないのだという。

神の不在を知っても天使側にいれる存在は限られているらしい。

 

「では、何故カレンがそちらに居られるのですか?」

 

当方はつい質問してしまった。

どうしても気になったからだ。

そもそもカレンは転生者であり、この世界の物語をすでに知っている。それはもちろん、神の不在も知っているはずだ。知っていなくともコカビエル戦の時にカレンはいたから否応でも知っているはずだ。

 

「それは……」

 

「ミカエルさま。私から説明します」

 

「……わかりました」

 

カレンはそう言い席を立つ。

 

「では、お話したいと思います。なぜ私が神の不在をしりながら人間の身でシステムに影響を及ぼさずにいられるか。推測が多くなりますが……」

 

カレンはスゥと心を落ち着かせ話し始めた。

 

「この会場にいる人たちはすでに《転生者》に出会っています。《転生者》とは別の世界で生を終えた者がこの世界で記憶、技能を引き継ぎ転生した者のことを指します。この転生者は……本来はこの世界には存在しません。そのことからこの世界の《システム》に触れても問題はありません。その代わり、どう足掻いても加護も慈悲も与えられませんけどね」

 

「《転生者》……しかし、それだけ聞くとデメリットの多い存在じゃないかな?」

 

サーゼクスさまはカレンに問うた。

 

「はい、サーゼクスさまの仰る通りです。私の話だけ聞くと《転生者》はデメリットが目立ちます。ですが、メリットはあります。《転生者》は《特典》と呼ばれる《贈物(ギフト)》を生まれながら得ています。例えば……」

 

カレンはゴォォと音を立て腕部にのみ例の鎧を付けた。

 

「暗殺教団の力。ありとあらゆる存在に死という概念を付与し殺す力。この力を模した神器(セイクリッド・ギア)は無いはずです。ですよね、アザゼルさま?」

 

「……あぁ。そんな大それた力を持つ神器(セイクリッド・ギア)は確認できてない」

 

ゴォォと音をたて鎧を消しカレンは話を続ける。

 

「この《特典》を転生者は必ず有しています。《特典》は多岐に渡り様々なものがあります。人生の成功を約束するもの、異性を魅了させるもの、別の世界の力をそのまま持ってきたもの、はたまた神のような力を与えるものまであります」

 

「つまり、システムからの加護や慈悲がなくてもお釣りのくる力を持っている……ってわけか」

 

「その通りです。問題はこの力を()()有していることにあります。先日、天使側はエクスカリバーの護送中、《転生者》と思わしき人物と交戦、エクスカリバーは守りきることができましたが戦闘地帯の地形は大きく変えられました」

 

知ってるぞ……たしか、朝のニュース番組で地震による地形変動と報道されたやつだ。

それすらもやってのけるというのか……

 

「その力はおそらく《特典》によるものだと考えていいでしょう。《転生者》が三大勢力に牙を向き始めています。そして……」

 

「そして?」

 

「転生者の大半はこの世界の大まかな未来を知っています」

 

『『『!?!?』』』

 

会場にいる殆どに激震が走った。

トップたちは平然としているが内心、驚いているだろう。

 

「それは何故かな?」

 

「………」

 

「話しても構いません。この事実は共有すべきものです」

 

「わかりました。《転生者》のもといた世界ではこの世界は《物語》として書物に載っているのです。まさに漫画や小説、神話のように。……とくに今代の赤龍帝、兵藤一誠の物語が」

 

「なっ……俺について……だって?」

 

「はい。その書物には兵藤さんがこれから進むであろう可能性が書かれていました。《転生者》の介入により少しズレが生じていますが……」

 

「多少なりともズレても殆どは変わっていない……つまり、この会談も……」

 

「バッチリ書かれていました。三大勢力が和平を結び、そして……」

 

体の機能が一瞬停止した。

カレンはそのまま言葉を振り絞った。

 

「外敵の襲来の事実をです!」

 

※※※

 

ジジジ……

 

体の内側から波動のようなものを感じる。

波動は我にはないはずだが……

いや、ジュワユーズのオーラか。

指に熱が戻り、体が動き目が光を捉えた。

 

「《湖の騎士(ランスロット)》もお目覚めか」

 

「先日渡したジュワユーズが機能を果たしてくれたみたいですね」

 

周囲を見渡すと動いているものと動いていない者がいた。

動いていないのは……

カレン、ソーナ会長、朱乃さん、小猫ちゃん、アーシアが動いていなかった。

その他は全員動いている。

 

「カレンが言っていたテロですね……」

 

「だな」

 

「グリンガム、君は……そんな力を持っていたのかい?」

 

「ルーンで対抗策を講じました。あと少し早ければ全員分をカバーできたのですが……申し訳ありませんサーゼクスさま。私とリアスさま二人分が限度でした……」

 

「いや、よくやってくれたよ。ありがとう、グリンガム」

 

グリンガムさんと部長の周りには文字らしきものが浮いていた。それは役目を果たすと霧散した。

 

「ありがとうございますグリンガムさん。私は眷属の確認をしてきます」

 

グリンガムさんに一礼すると部長はこちらに向き直った

 

「眷属で動けるのは私とイッセー、祐斗、リヴィ、ゼノヴィアだけのようね。イッセーは赤龍帝を宿す者、祐斗な禁手(バランス・ブレイカー)に至り、聖魔剣を持っているから無事なのかしら?リヴィは魂にジュワユーズを宿しているから、ゼノヴィアは直前になってデュランダルを発動させたのね」

 

部長はそう推測した。ゼノヴィアはちょうど空間の歪みにデュランダルを戻していた。

 

「リヴィ、無事だったのか……良かった」

 

「ゼノヴィアもな……よくデュランダルが間に合ったものだ」

 

「なに、時間停止の感覚はなんとなく体で覚えてね。停止させられる寸前にデュランダルを盾にしたんだ」

 

「体で覚えたって……んなめちゃくちゃな……」

 

「イッセーもニーナさんのしごきを受けたら身につくと思うぞ」

 

「やめとけ!絶対後悔するぞ!」

 

そんなこんなで緊張感もなくワイワイしだす当方たち。

 

「ちょうどいいな。ランスロットの小僧、外見てみろ?」

 

「え、あ、はい」

 

当方はアザゼルに言われるまま窓の外を見る。

カッ!

閃光が眼前で広がった。

 

「あの悪趣味なローブ……魔法使いですか?」

 

「ご名答。時間が停止したのは力を譲渡できる神器(セイクリッド・ギア)か魔術でハーフヴァンパイアの小僧の神器(セイクリッド・ギア)を強制的に禁手(バランス・ブレイカー)状態にしたんだろうな。たっく、視界に写したものの内部にまで影響を与えるか……末恐ろしい小僧だぜ」




「握り拳とヘッドロックのコンビ~エルボーを添えて~を作者にプレゼントしておいた」

「いよいよ戦闘に入るね」

「巻数が増える度に戦闘にはいるまでの話数長くなってね?」

次回
第31話 《キャスリング》

「NEXT High school hint」

「《新機能》」

「リヴィも木場もなにしてんだよ」

「コ〇ンの真似事だよ」
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