旧編:湖の騎士の力を何故か得ていた転生者の話   作:何処でも行方不明

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ギリギリセーフ!(第31話のつぶやきに対して)

それでは、良いお年を!


冥界合宿のヘルキャット
第34話 《大改造兵藤家、ついでにハルトマン邸》


夏休みになりました。

青春の一ページに記録をつけるのには最適な高校二年の夏。らしい。

が……

 

「……リヴィ……生きてるか?」

 

「なんとか……ゼノヴィアも大丈夫か?」

 

「とりあえず四肢はついてるよ……」

 

「「……カフ」」

 

当方はゼノヴィアと一緒に道場の床に突っ伏していた。

顔を上げるとやけにニコニコしている母が見える。

その横には先日から何故か居候しに来た小猫ちゃんがいる。

母の趣味で剣道着に着替えさせられている。

かわいい。

と考える余裕?あるよ。

体動かしてないからな。

あちらこちらが何故かズキズキする。

 

「リヴィ先輩、ゼノヴィア先輩、大丈夫ですか?」

 

「大丈夫、いつもの事だ……」

 

「いよいよニーナさんの実力の底の無さに嫌気がさしてきた」

 

「小猫ちゃん。リヴィとゼノヴィアちゃんにタオル渡しておいてね」

 

「はいニーナさん。あと、私の鍛錬は……」

 

「もちろん、行うわよ?」

 

その後、小猫ちゃんからタオルを貰いゼノヴィアと当方の鍛錬は一応終わった。

これが青春の一ページなのだろうか?

 

※※※

 

「それは……どうなんだろうね」

 

「違うのか?」

 

「俺としては色々言いたいことがあるけどな。そんなにリヴィのお袋ってリヴィより強いのか?」

 

「そりゃあ……当方とゼノヴィアがそれぞれ聖剣を使ってないが剣を持っていてかつ本気でも、本来の獲物…かどうかはわからないがとにかく武器を持っていなくても圧倒されるな」

 

「それってつまり……」

 

「多分、ユートもボロ負けするだろうな」

 

「らしいね。ゼノヴィアから話は聞いてるけどほんとにニーナさんは人間なのかな?」

 

「……実は妖怪でした。とか言われても当方は驚かないからな」

 

当方たちは珍しくオカ研の活動がない日で旧校舎の一室にて夏休みの宿題を片付けていた。

夏休みは始まったばかりで先んじて宿題をしている。

まあ、当方たちのクラスはイッセーのクラスよりも宿題の量が若干少なかったりする。

何故かって?

担当教員の違いだ。

世界史の先生だけ違うので総量に差があるんだ。

グレモリー男子で集まっているのでギャスパーも一応いるのだが……

 

「ギャスパーもダンボールの中から出たらどうだ?」

 

「ここが一番落ち着くので……」

 

「そうか」

 

こんな感じで一人だけダンボールに入っている。無理強いはしないが……出ないと今後は色々と厳しいと思うぞ。

 

「リヴィ、この問題はどう解けばいい?」

 

「そこは……不等式の証明か。まず、a>bならばa+c>b+cというのを頭に入れてやれば……」

 

「なるほど……あとは頑張ってみるぜ」

 

「ああ」

 

そこで戸が叩かれた。

 

「リヴィ、少しいいかしら?」

 

「部長……はい、わかりました」

 

部長が当方をお呼びのようなのでペンを止め席を立つ。

 

「また、報告を怠ったのかい?」

 

「報告をしてなかったのはもげかけた一件だけだ」

 

ユートの軽口にそう答え部長の前に立つ。

 

「どうされました?」

 

「リヴィの家の屋敷、改築してもいいかしら?」

 

「……えっと……話が見えて来ないのですが?」

 

「そうね。初めから話すわ。先日からイッセーの家には朱乃が、リヴィの家には小猫が居候し始めたわよね」

 

「はい。小猫ちゃんが何故我が家に居候してるか甚だ疑問ですが」

 

「……まあ、それは置いておいて。兵藤家は普通の家屋なの。そこでお兄さまに頼んで今夜改築してもらうの」

 

「はぁ……」

 

「そのついででリヴィの家も改装しようと思ったらしいのよ」

 

「……えっ?サーゼクスさまがですか?」

 

「そうよ。なんでも、ニーナさんは屋敷一面を訓練場にしたいといっていたわよ?」

 

「そう言った要望があるのは知ってますが……」

 

「せっかくだからこの機会に改装してみたらどうかしら?」

 

「今の住居で特段不自由は感じてないのですが……」

 

「今後、必要になるわよ?昔から《英雄色を好む》というからリヴィもハーレムを形成すると思ったのよ……ニーナさんが」

 

当方の母は何を考えているんですかね。いや、ほんとに。

 

「というか、そういった話は父さんか母さんに行くと思うのですが……」

 

「ニーナさんも哲也さんもリヴィに一任するって言っていたわ。お金の方は余裕がありすぎるから好きにしてくれともね」

 

訂正

当方の両親は何を考えているんですかね。いや、ほんとに。

 

「……折角なんで受けてみようと思います……どれくらい時間がかかるんですか?一ヶ月?二週間?」

 

「一夜よ」

 

「へぇ……それぐらいですか。一夜……一夜!?」

 

それってリフォームに要する時間なんですか!?

当方は建設業とか詳しくないのでよくわかりませんが、早すぎますよね!?

 

「それじゃお兄さまに伝えておくわ。邪魔して悪かったわね」

 

「いえ……それでは……」

 

そう言って当方は部屋に戻った。

 

「な、なあイッセー」

 

「ん?どうした?」

 

「リフォームって一日で終わるものなのか?」

 

「いや、ありえないだろ」

 

「だよなぁ……」

 

椅子に座り宿題にペンを走らせる。

……リフォームって後でパソコン使って検索してみよう。

 

※※※

翌日

 

「………」

 

「………」

 

当方とゼノヴィアは朝の鍛錬のために二階にある各々の自室から一階に降りたのだが……一階一面が何かしらのトレーニングルームになっている。

 

「なんだこれ……」

 

「あら、リヴィにゼノヴィアちゃん。おはよう」

 

「ニーナさん、おはようございます……って、これどうしたのですか?」

 

「サーゼクスくんに頼んでみたのよ。哲也くんの了承も取れたし、最終判断はリヴィに任せたし……」

 

……母よ、今サーゼクスさまのことをサーゼクス()()と呼んでいなかったか?

 

「何回体験しても不思議なものよね〜。一夜で改築しちゃうんだもの」

 

しかも何回もと来た。たしかに長期休暇で家族旅行から帰ったら家が大きくなっていたことは何回かあったが……

その時からサーゼクスさまたちと母は関わりがあったのか?

いや……まさか……

 

ないとも言いきれないのがなんとも怖い……

 

「小猫ちゃんは?」

 

「小猫ちゃんは既に地下に行ってもらってるわ。少し持って行って欲しいものがあったの」

 

「地下……地下!?」

 

なんでそこまでやるのか。

 

「一度外に出たらどうかしら?全貌を把握してた方がいいと思うの」

 

「……そうしてみる……図面とかあったら出しといて」

 

「はーい」

 

「ニーナさんは何者なんだろうか……」

 

外に出てみると……和風の屋敷だった家が階数が一部分のみ二階だったのが全体が二階に、一部分が三階になっている……一階追加されてる。

しかも、ここに来る途中にエレベーターとかあったり、地下に伸びている階段があったりした。

ほんとに地下があるのか……

 

「……これってほんとに一夜でできるレベルなのか?」

 

その後、部屋割りを決め直し(二階部分と三階部分は生活スペースだった。主に二階は個人部屋などが多い。三階はキッチンやリビングなどの団欒の間になっている)トレーニングスペースの説明。それと地下の内装などを説明された。

……なんで、敷地の面積が増えてるのかね。

前の四倍ぐらいになっていたような……気のせいだとありがたい。

元々広かったのにさらに広くしてどーする。

 

「サーゼクスくんが戦争になってもいいようにって改装を手配してくれたの。私がいればケルベロスぐらいなら片手間で倒せるのにね」

 

「ケルベロス……たしかにニーナさんだと片手間で倒せそうだ……」

 

「……ケルベロスって地獄の番犬ってやつだよな」

 

「はい。ゼノヴィア先輩はコカビエルの一件でケルベロスと交戦してます」

 

「経験則から言ってるってことか。その時の結果は?」

 

「祐斗先輩が魔剣創造(ソード・バース)でケルベロスを身動き取れないようにして魔剣で膾切りにしてました」

 

「想像に容易いな」

 

「そう言えば、小猫ちゃんとリヴィの関係ってどんなのなの?」

 

「はぁ!?」

 

母よ。唐突すぎないか。

まあ、ただの先輩後輩関係だと思うが。

 

「ただの先輩後輩とかいうの禁止ね?面白くないから」

 

……この人はまた……面白いかどうかで物事図ろうとしてるよ。

 

「鈍感な先輩と恋する乙女です」

 

「ちょっとぉ!?」

 

「なら、夜這いでもNTRでも何でもしてモノしなさい」

 

「母ぁ!?」

 

さすがは理想の愛の形が略奪愛の人ですね!

ちくしょう!ゼノヴィアも母に何か吹き込まれているのに小猫ちゃんまで母の毒牙にかかるって言うのか!?

 

「ちなみに私は哲也くんを当時付き合っていた同級生から略奪して結婚してるわ」

 

そんなこと聞きたくなかったわ!

ハルトマン家の闇なんて見たくねぇ!

 

「……お話聞いてもいいですか?」

 

小猫ちゃんも興味持たないでお願いだから!

 

「……ふむ、ライバルが増えた……ということかな?」

 

ゼノヴィアはある意味平常運転だな。

安心したよちくしょう!

 

「話は後でね。今日はリアスちゃんに呼ばれているんでしょ?」

 

「そうだったな。リヴィ、行くとしようか」

 

「え?あ、うん……」




「投稿するタイミング最悪だな」

「ガキ使、紅白、サバイバル、etc……色々放送してる中投稿するなんて最悪だね」

「だな。普通なら1/2ぐらいにあげるもんじゃないのか?」

次回
第35話 《夏休みの予定》

「というか、小猫ちゃんが……」

「母もこんなキャラだったか……」

「作者は阿呆だから仕方ないよ。うん」
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