旧編:湖の騎士の力を何故か得ていた転生者の話   作:何処でも行方不明

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やっぱりオリ主最強は僕には書けなかった…


第43話 《開幕!VSシトリー眷属》

「「シトリー眷属版のリヴィ?」」

 

「ああ」

 

グレモリー邸の当方にあてがわれた一室。そこで男子組は一同に会している。

なおゼノヴィアはアーシアの部屋に向かってもらっている。男だけでないと話せないこともあるからな。

 

「名前は夜兎(ナイト)・ラクシュミー。駒は確か騎士だったか」

 

「そんな子いたっけ?」

 

「祐斗は知らないだろうな。なんせ徹底した引きこもりだしな」

 

「…なんかギャー助みたいだな」

 

「確かにな」

 

「と言うかラクシュミー?なんでインド神話の神の名前を?」

 

「インド人自体が神の名前をつける傾向にあるらしいぞ。詳しくは知らないが」

 

「へー」

 

二人にジュースを入れたコップを差し出す。

夜は長いからな、飲料物がないと困るだろう。

 

「それでそいつの話をするってことは今度のシトリー戦で注意したほうがいいからか?」

 

「ああ、何せ夜兎の能力は不明だからな。そのくせソーナさんはあいつに変異の駒を使ったと聞く」

 

「変異の駒…まじか」

 

「ソーナさんが6年前に仕込んだブラフじゃなかったらな」

 

※※※

 

と言っても何をどう対策すればいいのかわからないままゲームの当日になってしまった。

ゲーム専用の巨大な魔法陣をくぐり、今回のステージである駒王町にあるショッピングモールを再現したフィールドに到着。今回の陣地であるフードコートで椅子に座り目を閉じ精神を集中させようとしていたのだが…

 

「どうかしましたリヴィさん?」

 

「いや…まあ…」

 

当方が正座で心を落ち着かせようとしているとk…白音が真ん前から抱きついてきた。猫耳と尻尾を生やして。

 

「何でいきなり?」

 

「ゲームが始まると高確率でリヴィさんと離れ離れになるので成分の補充です」

 

「何の成分!?」

 

「そうかそういうアピールもあるのか」

 

変に緊張するよりかはマシか?こちらは気が気でもないのだが…

ここいらで一度女性関係についてはっきりとさせたほうがいいのだろうが…姉さんに相談してもいい答えは得られそうにないからな…

とりあえずはこのゲームが終わった後でいいか?いや、だが龍王タンニーンの前(正確には頭の上だが)で好意を寄せてくれる女性は全員娶ると言ってしまったからな…あの時の自分が少し恨めしい。

そんな風にしてると姉さんから召集され作戦を言い渡された。

 

「今回のルールは『バトルフィールドを破壊しつくさないこと』と『ギャスパーの神器の使用禁止』。この二つを顧みるに私たちが得意とする力押しができないとみていいでしょう」

 

姉さんはそう言いながら机の上に広げられたパンフレットをさしながらつづける。

 

「だから今回はリヴィと白音の二人を軸にしてチームを展開、私とアーシア、朱乃は状況をみて進軍するわ」

 

※※※

 

と言われ当方はゼノヴィア、祐斗の騎士二人ともに立体駐車場に向かって進攻を開始した。

騎士のスピードについていけるのは当方だけだったので足並みを揃えられる組み合わせがこれしかないので仕方ないといえば仕方ないのだが…

 

「…待ち伏せだ。数は3」

 

「潜伏してるのは?」

 

「特には感じられないな」

 

当方たちはそれぞれの得物を構え敵に備える。

 

「姉さんの初公式戦、ソーナさんには悪いが遠慮なく勝ちにいかせてもらおう」

 

「距離と接敵予想時間は?」

 

「距離は不明、そこまではわからん。だが、気配は一階部分で停滞している。このまま立体駐車場を使い進み続けるなら、4分後には視界に入る」

 

「目と耳を潰してからやるとしないか?」

 

「だな。当方は別方向から脚部解放を使った強襲であちら側の感覚系を閃光爆弾で潰す。ゼノヴィアと祐斗はその隙をついて一人でも多く撃破(テイク)してくれ」

 

正直なところ、床を吹き飛ばしてやるのが一番手っ取り早いだろう。だが、それは今回のルールに触れてしまうため出来ない。

そのため、奇襲をかけるには一階に駐車場外から降下する必要がある。

が、罠が仕掛けられている可能性が高い。ワイヤーガンを使えば地面に接することなくたどり着けるが、その手の訓練を受けたのはおそらく当方のみ、なので単独で強襲することにした。

 

「タイミングはどうやって合わせる?」

 

「別に合わせなくても結構、君たちはここでやられるんだからね」

 

「「「!?」」」

 

全くの知らない声がして振り向くとそこには褐色の肌を持ち、額に青い菱形の文様を刻んでいる少年がいた。

 

「……久々だな、夜兎(ナイト)

 

外見に見覚えがあったのであたりをつけそう話す。そうすると少年はニヤリと笑い

 

「さすがはリヴィ。だいぶ落ち着いているね。そうだよ、僕は夜兎だ」

 

夜兎はそう言いながら両手に一本ずつ持っているナイフをクルクルと回す。

 

「いや、慌ててはいる。だが、こうしている間にも一階部分にいた三人がこちらに向かっているからな。冷静に対処するしかないというだけだ」

 

そう言いながら出現させていたハンドガンの引き金を弾く。が、着弾するよりも早く夜兎は闇に溶けるように消えてしまった。

 

「ははっ!それなりに焦ってるのは本当みたいだね!いきなり発砲だとか…」

 

突如悪寒がし後ろに跳び退く。当方がいた場所には二本のナイフが刺さっていた。

 

「気配がまったく感じられなかった……」

 

「リヴィでも感知できないなんて…白音ちゃんとイッセー君のところに行かせるわけにはいかないね」

 

「ああ、イッセーの禁手(バランスブレイカー)は強大だが、今のように影に溶けられていては一方的に蹂躙される可能性がある。ここで潰しておくに越したことはない」

 

当方たちはそう言いつつ互いに背中を預ける。奇襲がどこから来るかわからないからな。

 

「ま、そうなるよね。会長もそう予想してたみたいだし…でも、テクニックタイプのリヴィ君と木場君、それに本来のは火力が制限されているパワータイプのゼノヴィアさんじゃおおよそ、新しい力を手にした僕の敵じゃないね」

 

全方位から声が響くように聞こえてくる。気配も一切感じられず、気の流れも夜兎のはまったく読めない。

……夜兎の神器か?

だとしたらこれほどのは禁手のはず……当方やイッセーのように修行して手に入れた。ということか?

 

『リアス・グレモリー様の「僧侶(ビショップ)」一名、リタイヤ』

 

ギャスパーがやられたか……

 

「ふふ、これで君たちの頭数は一つ減ったということになるね」

 

「ああ、そうなるな」

 

「あれ?てっきり激昂すると思っていたのに。グレモリーは仲間意識が特別強いから」

 

「ああ、今もハラワタが煮えくりそうだよ。でも」

 

「それで勝負を逃してしまっては倒れてしまったギャスパーに顔向けできんからな」

 

「まったく、あいつは体の鍛えが足りないから…だが、可愛い後輩がやられたのでね。仇はとらせてもらおう」

 

ゼノヴィア方とてつもないプレッシャーが放たれる。意外に思えるだろうが彼女は身内にかなり甘い。ああ見えてもギャスパーを可愛がっていた。ゼノヴィアに取ってもギャスパーの撃破は度し難いもなのだろう

 

「ふーん…ところでさ。僕の目標である挟み撃ちは綺麗に完了したんだけどどうするのさ?」

 

夜兎のいう通り、あたりに一階にいた三人がきていた。

女王(クイーン)』の真羅さん。

戦車(ルーク)』の由良さん。

そして『騎士(ナイト)』の巡さん。

だが、まあ。なんというか……読み通りというかなんというか。

 

「ああ確か、こういうのをwinーwinの関係というのだったか?」

 

「?」

 

「祐斗、ゼノヴィアやるぞ!」

 

「「ああ!」」

 

祐斗が聖魔剣を突き立てゼノヴィアがそれに異空間に収納されているデュランダルのオーラを纏わせる。さらに当方が龍神の力によりその剣の気配をかき消し当方の禁手を介した聖魔剣の昇華により、聖魔剣に戦車の駒の特性の頑強さ、グリンガムさんからパクった槍に付随してあった必中の能力を付与する。

そして祐斗がその剣を地面からいつものように生やした。

これが当方たちが行える広範囲殲滅技

その名も…

 

「「「双覇龍蘭の不滅刄(ビトレイヤー・サテライト・デュランダル)!!」」」

 

あたり一面に聖なる龍神の剣が咲き誇り、視認できる三人に襲いかかる。

当方たち三人が合わさって行うこの技は当方たちの敵全てを貫くフィールドを形成する。だが…

 

「『追憶の鏡(ミラー・アリス)』」

 

真羅さんは自分に向かってくる剣の前に鏡を出現させる。

鏡は剣により粉微塵に破壊されるが、それにより強大な波動が形成される。

ゴォォォォォォォォォォォォォォォン!!

あたりの空間を歪ませると思えるほどの波動が当方たちに襲いかかる。

 

「この鏡は破壊された時、衝撃を倍にして返します。あなた方の行動は予想通り、わざわざ三人で(デコイ)をやった甲斐があるというものです」

 

真羅さんは冷笑を浮かべている。くそ!

何から何まで予想済みか!このままだと間違いなく三人とも撃破される!

それだけは避けないといけない!

と、当方が考えているとゼノヴィアが当方に覆いかぶさってきた。

 

「何…」

 

そのまま二人して吹き飛ばされる。祐斗は衝撃よりも早く動くことでダメージを負うより先に確実に真羅さんを撃破していた。

 

「ゼノヴィア!大丈夫か!」

 

「……大丈夫ではあるが……この傷だと後数秒で私も木場も消え去るだろう」

 

「くそ!すまない!当方が勝ちを急いだばかりに……!」

 

「そんなに自分を悪く言うな、まだ私たちは負けていない。負けていない限りは何をしてでも勝つ。ハルトマンの流儀だろう?」

 

ゼノヴィアはそう言い残し消え去った。

 

『ソーナ・シトリー様の「女王(クイーン)」一名、「戦車(ルーク)」一名、「騎士(ナイト)」一名、リタイヤ』

 

『リアス・グレモリー様の「騎士(ナイト)」二名、リタイヤ』

 

「ああ、当方たちは負けてない」

 

二人の撃破を知らせるアナウンスを聞き、当方は立ち上がる。

 

「来いよ、夜兎。英雄の末裔同士仲良く死合おうじゃないか」

 

「うん。僕もね。これで自分の本来の力が使えるだ……」

 

闇から再び夜兎が姿を現した。そしてその額には先ほどと変わり赤く爛々と輝く宝石が付いていた。

 

「僕は静かに、だけど苛烈に怒ろう。僕たちの夢を笑った悪魔たちに。そして僕の仲間を倒した君たちに。僕はアシュヴァッターマンの末裔、夜兎(ナイト)・ラクシュミー。一度に六万の軍勢を相手にできるとまでいわれた偉大なる戦士の末裔。そして我が主ソーナ・シトリー様の『暗殺者(アサシン)』である。その僕と刃を交える君は何者だ?」

 

そう名乗りを上げた。こうなれば当方も返すしかない。

 

「当方はランスロットの末裔、リヴィエール・A・ハルトマン。円卓最良と言われた騎士の末裔であると同時に龍神一目連(ヒトツメノムラジ)の力を秘めるリアス・グレモリー様の『戦車(ルーク)』である。当方の血に流れる英雄と龍神の力、そして友の剣に誓い、お前を倒そう」

 

当方の名乗りを聞き、夜兎はニヤリと笑う。

 

「いいね。なかなかに面白くなってきた」

 

そう言いナイフを構えその場でステップを踏み始めた。

 

「行くよ、いざ!」

 

「尋常に!」

 

「「勝負!」」




「遊戯王アニメ打ち切りらしいな」

「一応それネットに出回っているだけの説だろ?」

「まあ、確かに10月から同じ放送枠が別アニメに取られてはいるが……ドラえもんのように放送時間移動じゃないのか?」

「土曜5時代になってくれねぇかな」

次回
第44話 《英雄VS戦士》

「そういえばなんでアシュヴァッターマンなんだ?」

「作者が推してるからじゃないかな?」

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