冬が明け蒔種の月。未だドーンガード砦は健在であり、その他局地的にではあるがポテマへの抵抗も継続されていた。そんな折、タムリエル各地にタロスが降臨したとの噂がどこからともなく流れ始めていた。曰く、メリディアがこの戦争を利用してタムリエルを支配しようとしていると警告して回っているそうだ。とにもかくにも、ポテマの侵略はメリディアの陰謀だと主張する老人が各地に現れたことと、ポテマが恵雨の月からタロス崇拝を禁止するとのお触れを出したことは、世界の趨勢を大きく変えることになった。
タロスの再来とも目されたポテマがタロスを否定したことで、白金協定の反故を大前提としてポテマに従っていたスカイリム諸侯は大反発。スカイリム以外の非サルモール支配地域でも、突如大転換したポテマの政策は全く受け入れられず、押さえつけられていた反ポテマ感情が一気に噴出することになる。ポテマは反抗的な諸侯を追放、謀殺して吸血鬼や死霊術師に挿げ替えるなど、次第に人間に敵対的な政策を推し進めるようになった。人間側でも、吸血鬼の領主を暗殺したり、死霊術師の教団が襲撃されたり、吸血鬼の将軍からの命令を拒絶するなど、ポテマの支配は揺るぎつつあった。
太陽が消えたのはそんな混乱の最中、真央の月24日、ヒャルティー・アーリービアードことタイバー・セプティムの生誕祭に起きた。その日の真昼、太陽が突如として消失したのである。この太陽の消失の日、遂にホワイトランのバルグルーフ首長が、反ポテマ軍を挙兵。テュリウスらスカイリム駐留帝国軍がこれに同調したことで、スカイリムでは内戦が再熱した。各地の軍では部隊規模でクーデターが勃発。タロスを否定したことで旧ストームクロークにはポテマに組する理由がなくなり、旧帝国軍も同じ人間と戦ってまでポテマに手を貸したいと思うものは殆どいなかった。ポテマはシロディールから本隊をホワイトランへ派遣し、街を包囲する。だがポテマ軍の人間やエルフたちは、ホワイトランとの戦いを拒絶して反乱軍に加わるものが続出。スカイリムでは定命軍とアンデッド軍の最初の戦い、ホワイトランの戦いが勃発した。人類軍は溜まりに溜まったポテマへの不満が爆発し、圧倒的な規模を誇るアンデッド軍を徹底的に打ちのめした。ポテマはすぐさま世界各地から増援を送って大規模な包囲網を敷いたが、人類軍の士気は凄まじく、これを潰すことは至難であった。
かくして第2次レッド・ダイヤモンド戦争は、帝国とサルモールとの戦いから、不死者と定命の者の戦いという第2段階に移行したのである。第1次レッド・ダイヤモンド戦争を踏襲するかのように。
イスラン指揮下のドーンガード部隊は、ホワイトランでポテマが苦戦しているのを見て全面攻勢を決定。シロディールとモロウウィンドからの反ポテマ軍も合流してドーンガード砦包囲軍を殲滅、リフトを奪還する。ポテマは援軍としてドラゴンの部隊を派遣したが、反乱軍側についたパーサーナックス率いる反ポテマ・ドラゴン軍団によって反撃を受け失敗に終わる。ポテマのドラゴンを使った戦略は崩壊したのである。
死霊術師たちは戦死者を復活させて反撃を開始したが、リディアとジョディスがドーンブレイカーを用いて敵陣に突っ込み、アンデッド部隊を蹴散らし、反ポテマ軍は怒涛の勢いでホワイトラン平原へと進軍する。反乱軍はヘルゲンを突破し、リヴァーウッドを陥落させる。ウィンドヘルムのブランウルフもポテマに反旗を翻し反乱軍に合流、ホワイトラン方面にストームクローク部隊を進軍させた。ドーンスター、ウィンターホールドもブランウルフに同調して反乱軍に加わる。連合軍はホワイトランの包囲軍に空前の規模の逆包囲を敢行。これに呼応したバルグルーフの総攻撃を受けホワイトラン包囲軍を殲滅。ホワイトランの戦いは、人類軍の決定的な勝利によって幕を下ろした。
吸血鬼が首長を務めるソリチュード(シビル)、モーサル(モヴァルス)、そしてマダナックの支配するマルカルス、そしてシロディールからの部隊が駐留しているファルクリースは、未だポテマの支配下にあった。
リバーウッドを要塞化した反乱軍は、守備隊を残してリーチへと向かう。メイビン・ブラック・ブライアが密かにマダナックと交渉し、反乱軍に加わればマルカルス首長の座を認めると説得。だが現在のフォースウォーンはマルカルスで支配階級となっており、吸血鬼と共にノルドを呪ったり実験に使ったり好き放題していた。メイビンはいずれフォースウォーンも標的にされると説得するが、マダナックはポテマへの義理があるとして交渉は決裂。この動きを見てポテマはハルコン指揮下のスカイリムにおける主力部隊をソリチュードから南下させ、人類軍への挟撃を目論んだ。人類軍とフォースウォーン・アンデッド連合軍による2度目の大規模衝突、リーチの戦いが勃発した。