スカイリムには未だポテマの支配を受け入れていない者もいた。鉱山を閉鎖されたソーンヴァー・シルバーブラッドもその一人である。彼はシドナ鉱山にぶち込まれたサルモール司法高官の長、オンドルマール卿と秘密協定を結び、彼を密かに脱獄させた。サマーセットへと戻ったオンドルマールは、スカイリムで起きた出来事の一部始終をアルドメリ自治領へと報告した。帝国が既に戦端を開いていたことで、サルモールは白金協定の順守のために帝国へ協力すると称し、シロディールに駐屯していた小規模な部隊をリーチへと派遣した。主力軍の留守を突かれたリーチは、サルモール軍によって速やかに"解放"され、ソーンヴァーは首長の座を手にしたのである。
スカイリムを掌中に収めたポテマは、次なるタムリエルの統一を目指し、世界中にドラゴンの偵察部隊を送り出していた。したがって彼らサルモールの動きもポテマには筒抜けであった。だがポテマは、サルモールの実力を図るためにスカイリムで大規模な衝突を起こすことは望まなかった。彼らは最後に倒すべき敵であり、ここでうかつに手を出して負けでもしたらスカイリムの支配さえ揺るぎかねない。
そこでポテマは、リーチの先住民フォースウォーンの族長マダナックと接触し、リーチの自治権を与えると約束する。サルモール軍はゲリラ戦を得意とするフォースウォーンの部隊に補給線を寸断され、マルカルスで完全に孤立してしまう。
これに反発したのはウルフリック。ポテマの行いはタロスへの冒涜だと非難する。ポテマは、サルモールを引き入れたストームクロークこそタロスへの冒涜者だと非難。ストームクロークの兵士達は、セプティム派とウルフリック派に分裂してしまう。セプティム派には、ポテマの強い要望でヘイムスカーが指揮官に据えられた。
ポテマはサルモール大使館で手に入れた資料を公開。ウルフリックは最初からサルモールのスパイであったと攻撃すると、ウルフリック派からも寝返りが多発。さらにはポテマに扇動されたダンマーの一派がウィンドヘルムで反乱を起こしたため、ウルフリックはダンマーとアルゴニアンを無差別に虐殺する。この蛮行はタムリエル中に宣伝され、モロウウィンドとブラックマーシュはポテマと軍事同盟を締結。ソスルセイムに集結したモロウウィンド軍は、イーストマーチへ強襲上陸を開始。ストームクロークからの離反者を含んだテュリウス指揮下のセプティム軍と合流し、連合軍はウィンドヘルムを陥落させる。ウルフリックは処刑され、ダンマーや親ポテマ派ノルドに押されたブランウルフ=フリー=ウィンターが首長に就任する。
スカイリムで行われた一連の戦闘はポテマの勝利に終わった。さらにモロウウィンド、ブラックマーシュ、ハンマーフェルもポテマ側についたことで、シロディールに勝ち目は無くなっていた。
帝都の元老院はアマウンド・モティエールを派遣してスカイリムとの停戦を模索するも、彼は何者かに誘拐されてしまう。ポテマは、モティエールが皇帝の死を利用してクーデターを起こすことを知っていたため、シロディールの混乱を誘発するために講和には応じなかった。ナジルとバベットはモティエールをドーンスターの聖域に監禁し、拷問してクーデター計画を吐かせる。
その上でポテマは、自身の元老院を設立しこのモティエールを議長に就任させた。モティエールはポテマをタムリエルの皇帝として正式に承認する。この時点から、ポテマはシロディールの帝国を"反乱軍"と呼ぶようになった。シロディールの元老院には動揺が走り、反皇帝派はモティエールの呼びかけで"反乱軍"打倒のための挙兵を実行した。
リーチから命からがら脱出したオンドルマールは、ポテマがタムリエルを征服すればタロスどころではなくなるとアルドメリ自治領を説得。シロディールも内戦で崩壊寸前に追い込まれていたため、白金協定を一時的に凍結することと引き換えに、サルモールと軍事同盟を結ぶことになった。
ハイロックはポテマの支配を拒絶し、"反乱軍"に残留する。ポテマは、サルモールに対し正式に宣戦を布告。スカイリム、モロウウィンド、ハンマーウェル、ブラックマーシュ VS シロディール、ハイロック、サマーセット、ヴァレンウッド、エルスウェーアに分断されたタムリエルで、再びの世界大戦が始まったのである。この大戦はポテマが引き起こした先の大戦、レッド・ダイヤモンド戦争にちなんで、第2次レッド・ダイヤモンド戦争と呼ばれることになる。
ポテマはスカイリムから南下し、再編中の反乱軍を打ち破り、ブルーマ、コロール、シェイディンハルを"奪還"。ルメア湖と帝都をつなぐ橋を占領し、インペリアル・シティを包囲した。反乱軍は"大戦"と同じように、帝都を明け渡してでも主力部隊を温存する作戦に出た。将軍や市民の中には帝都略奪の悪夢が再現されると反対する者が多かったが、自分たちを反乱軍と呼びセプティム皇帝を自称するポテマが帝都を破壊するとは考えられないとの希望的観測をもとに、撤退が行われることとなった。
ポテマは撤退中の反乱軍艦隊が沖に出たところを見計らい、ドラゴンの大軍を差し向ける。ポテマが騎乗するオダハヴィーングに率いられた航空部隊は、ファイアブレスによる一撃離脱爆撃によって敵船を次々炎上させる。ほとんどの敵艦は対岸にたどり着く前に沈没した。ドラゴンによる制空権によってシロディール一帯の戦略的優位を得たポテマは、サルモールの小規模な援軍を孤立させて全滅させ、シロディールから反乱軍の影響をほぼ排除。白金の塔を占領すると、インペリアル・シティへと遷都を行った。反皇帝派の元老院議員をモティエールの元老院に合流させ、各国から逃れてきた吸血鬼や、サマーセットの反体制派なども元老に任命する。ポテマは捕虜の処刑や吸血鬼による敵兵に対する吸血などは従来通り行ったが、大戦でエルフが行ったような略奪や虐殺は厳しく取り締まり、むしろ大戦以後勢力の衰えた帝都復興に全力を尽くすことで、名実ともにセプティム朝の復活を知らしめたのである。
ポテマの強さは、第1に勝っても負けても軍が膨れ上がる所にある。それに加えてドラゴンを用いた航空偵察、近接支援、対艦戦闘、空挺強襲等の新戦術は、現段階ではサルモールでも対抗手段を持つことが出来なかった。特にエルスウェーアの砂漠は機動戦に最適なため、カジートの国はわずか数週間で降伏する。森深いヴァレンウッドへは直接侵攻をさけて封鎖にとどめていたが、大規模な誘引作戦によってウッドエルフの主力軍を壊滅することに成功していた。ハイロックの諸勢力は、反乱軍とサルモールが苦戦していたために積極的な行動を起こそうとせず、ポテマと密約を結んで中立を宣言した。
開戦から約半年後、タムリエル本土をほぼ征服したポテマは、ついにサマーセット群島に上陸を開始。ドラゴンによる近接航空支援の下帝国の大艦隊が強襲上陸を敢行し、サルモール支配下の島々を次々と陥落させた。強大なアルドメリ自治領も、"クァーナーリン"、ポテマ・セプティム陛下の下に屈したのである。サルモールを降伏に追い込んだポテマに対し、"タロスの再来"などと英雄視する者も各地で出始めていた。セプティム軍の将軍ヘイムスカーが、勝利後にサマーセットで行った大演説も、この風潮を加速させることに一役買ったのである。