黒翼の赤龍帝   作:挫梛道

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暴走、迷走(笑)、まだまだ続きます!
 


天照の幻影鬼師団!②

◆◆◆

「我が名は春日蘭!

至高の魔法である爆炎魔術を操る上級魔導師(アーク・ウィザード)にして、古代中国・三國時代の英傑が1人、夏候惇元譲の魂と記憶を引き継ぐ者!」

「「そーゆー設定なんだな?」」

「ち、違わい!!」

「………………………。」

 

はい、イッセーです。

眼帯の女の子、蘭ちゃんは伊達政宗…ではなく、三國の世の魏の猛将、夏候惇の転生者だ、そうです。

魔杖(ロッド)を手にポーズを決め、自己紹介してくれました。

それを見て、"設定"と言っているのは、ウチの総督と師匠です。

  

「いや、この小娘からは、確かに何やら懐かしい気配がする。」

そう言ってフォロー?してるの、は呂布さんだ。 

 

「あ、因みに この眼帯は、 ファッション 我が身に宿る、もう1人の私…邪悪な意思を封印する為の物ですよ、念の為。」

ん。この娘、絶対に13~4歳だ。

 

≫≫≫

「でぇぃやっ!」

 

斬!

 

外では幻影鬼師団の1人、浅葱色のスーツを着た男が、携えていた刀で自身に向かう敵を斬っていた。

 

「ちぃ! 死ね!!」

その様子を伺っていた1人が、亀の甲羅みたいな大盾で身を固めながら槍を持ち、この人に突進!

 

「ふん…」

 

ズバアッ!!

 

「カ…ハ…?!」

だがスーツの人は それに対し、鋭い踏み込みからの、サウスポーの片手平突きの一閃!

突撃も虚しく槍遣いは盾を粉砕され、その儘 喉元を貫かれて その場に倒れた。

 

「斎藤さんは、あの新撰組で3番隊組長を務めていた、斎藤一が転生した人です。」

蘭ちゃんの解説は続きます。

新撰組…それで"浅葱色"のスーツなんですね?

 

「へ~?

確かサーゼクスも、元・新撰組のメンバーを自分の眷属にしていると聞いた事が有ったが…アマテラスも…か。」

 

≫≫≫

「ハッ!」

 

ドスッ!

 

「ぐぺらっ?!」

更に別の場所では、恐らく幻影最年少だろう、空手着を着た少年が、素早い動きから敵の攻撃を掻い潜り、懐に入り込む。

リーチの長い剣を得物にしていた騎士風の敵は、ほぼゼロ距離の間合いでの攻撃の術は持っていない様で、少年は そんな騎士の胸元に強烈な正拳突きを放つ。

結果、敵は纏っていた鎧を粉々にされた上で、その場に崩れ落ちた。

…って、素手の拳で鋼鉄製の鎧を破りますか?

 

「まー君は嘗て"人類最強"と謂われた空手家…大山倍達の、以下同文!」

ゴッドハンド、キターーーーーーーー!!

 

≫≫≫

「ふはははははは! 何だ? そのデカい図体は、只の虚仮脅しか?」

更に別の場所。

拳法着の爺さんが、身長約20㍍の、 鎧を纏った2体の巨人に囲まれていた。

 

「「うがぁあっ!!」」

巨人が鉄製の巨大棍棒を振り下ろしたり、或いは大きな足で踏みつけようとするが、この爺さんは腕組みした体勢の儘、その全ての攻撃を紙一重…最低限の動きで躱している。

 

「哈ァッ!」

 

バガァアッ!!

 

そして大きくジャンプ、巨人の1人の胸元に蹴りを浴びせ、その儘その装甲を貫き、身体に ぱっくり大穴を空けた?!

 

「…だ・か・ら、さっきのマスタツ君?…も そうだけど、何で生身の拳や蹴りで、鉄の鎧とか破壊出来るんだよ!?」

「修治さん曰く"武闘家"は、あれ位は普通らしいです。」

いや、それは普通とは言わない!

 

「ぐぁあ…?」

「どうした? デカいだけで、勝てると思っておったのか?」

その攻撃で、心臓を破壊された巨人は当然絶命。

それを見た もう1体の巨人が、修治爺さんの迫力に気圧されて後退り。

 

「ぐるゎっ…!」

…から、ダッシュで逃走!

 

「む! 敵に背を向けるとは、何たる不様!

更に謂わば、この儂から逃げられると、本気で そう思っておるのか?

カァ~~~~~~~~~~~ッ!!!!」

爺さんが闘氣を高める。

…と同時に、爺さんの身体全身が、金色に輝きだした?!

 

「だ~から お前は、阿呆なのだぁッ!!」

 

ブォンッ!

 

そして逃げる巨人に向けて、右の掌打を撃つ構え…って、

 

轟々々々々々々々々々々々々々っ!!

 

何か手から、"ドラゴン波"みたいなの出たぁあああっ?!

そして そのドラゴン波?の直撃で、巨人と その周辺に居た敵が、跡形も無く消えてしまった。

 

「修治さんが言うには、武闘家たる者、あの位は当然だそうです。」

いや、あれは既に、世間一般では"武闘家"とは言わないから!

 

≫≫≫

 

ドッゴォォォォン!

 

巨漢のテロリストが放った拳が、やはり巨漢な幻影鬼師団の1人、白スーツの人に直撃、まるで拳に爆薬でも仕込んでいたかの様な、大爆発を起こした!

ヤバい! アイツは只の雑魚じゃないぞ?!

 

「………………………。」

「な…?」

しかし、そんな強力な一撃も、この人にはダメージが通った様子は無く、逆にテロリストの方が、驚いている。

 

「ならば!」

 

ズズズ…

 

そして今度は、テロリストの身体全体から、無数の角みたいな突起が生え出で、

 

ドッドッドッド…

 

その全てが、ミサイルみたいに撃ち放たれる!

 

ちゅっとぉ~~ん…

 

そして それは、白スーツさんに全弾命中!

その場に もくもくと、白い煙が立ち込める。

 

「大丈夫です。カオルさんには、あの程度の攻撃は通用しませんよ。」

しかし蘭ちゃんは、何の心配も無い顔で言う。

やがて煙は晴れ、そこから見えたのは…

 

「何ぃっ?! ば、馬鹿な…っ!?」

一応、防御(ガード)の構えは している物の、実は そんなの不用とばかり、全くのダメージを受けてない感じな白スーツのカオルさん…だ。

これには先程同様に、テロリストの方が吃驚している!

 

ダダッ…!

 

「ひっ…?」

そしてカオルさんが、巨漢テロリストに向かってダッシュ!

その迫力に怖じ気付いたのか、この男は1歩も動く事が出来ず、

 

バキィッ!!

 

端から見ても判る、強力過ぎる右の拳をまともに顔面に喰らってスプラッター!!?

頭部を爆散、目玉や脳味噌、頭蓋の欠片や肉塊を、周囲に撒き散らした!!

 

「だから言ったでしょ?

ちょっとやそっとの攻撃じゃ、あの人を傷付ける事なんて、出来ませんよ?」

「……………………………………。」

…だとしたら あの顔中の疵は、一体どんな攻撃を受けた事によって付いたのでしょうか?

 

≫≫≫

神器(セイクリッド・ギア)を発動させて、生身の腕と含めて合計6本の腕に剣を持った、6刀流のテロリスト。

ソイツと戦っているのは、あの魔法熟○(セラフォルー・レヴィアタン)と揃い(色違い)の衣装を着た、カオルさんに負けず劣らずの巨体を誇る、幻影鬼師団の1人だ。

6本の剣から繰り出される斬撃を巧みに躱し、

「にょっ!」

 

ドゴッ!

 

「ぐぇっ!」

見るからに痛そうな、リバブローを炸裂させた!

…って、「にょ」って、何?

 

「ミルたんは つい この間、ウチに入団した新入りさんの魔法少女です。

確か、赤龍帝さんと同じ町の出身だった筈ですが、御存知無いのですか?」

あー、この前パピヨンがスカウトに来たってのは、あの人だったのk…って今、魔法"少女"って言った?!

 

「ミルたん・エア・ハンマー!!にょーっ!」

 

どん!

 

「うごっ?!」

そして このミルたんの攻撃魔法、圧縮された空気の塊の弾丸が、先程の肝臓への一撃を喰らって一先ず距離を空けた6本腕の男に命中…って、いやいや、違うよね?!

今のは振り翳した拳の、拳圧による攻撃だよね?

魔法でなくて、物理だよね?

いや、凄い攻撃には変わり無いですけど!

…って、あんな凄い人が、駒王町に住んでいたのですか?

 

「ミルたん・ウィンド・カッター!!にょー!」

 

斬!

 

「ぐはぁっ!」

そして次なる攻撃魔法…って、それも魔法でなくて、凄まじい速さで繰り出した手刀から生じた鎌鼬だよね?

確かに疾風の刃(ウィンド・カッター)には、間違い無いんだろうけど!?

 

「ミルたん・アース・クエイク!!にょー!」

 

どどん!…ごごごごごごごごごご…!!

 

「「「「「「うぉおおっ??!」」」」」」

更には…あー、もう突っ込まないよ!

地面に激しく拳を撃つと、その衝撃で周辺に地震が発生!

この6本腕だけでなく、その周りで戦っていた、他のテロリストや神兵も、その揺れによってバランスを崩す!

 

ダッ…

 

そして魔法乙漢は、その隙を逃さない。

ダッシュで瞬時に間合いを詰めると、

「し…しまっ…?」

6本腕の男を捕まえ、

「ミルたん・無欠雁字搦め!!にょーっ!」

 

ボキィッ!!

 

「ぎゃぁあああぁーーーーーーーっ?!!」

エグ過ぎる、変型の卍固めみたいな技をガッツリと極めた!

この技の威力なのか、神器(セイクリッド・ギア)の4本の腕は破壊され、この6刀流剣士は地に伏せて動かなくなった。

…って、コレって確か…

 

「こ、この前 朱乃ママが…」

「ば、バラキエル様に極めていた技、です…。」

でっすよねーっ!!?

何で魔法少女とやらが、Muscle技を使ってるんだよ?

コレは もう、完全に魔法、関係無いよね?!

  

「ミルたん曰く、肉体言語は、魔法少女の嗜みらしいです。

あ、因みに私は魔法少女でなくて上級魔導師(アーク・ウィザード)ですから、肉体言語は使いません。」

 

≫≫≫

「ふん…!」

パピヨンが背中から黒い羽を生やし、それを振るわせ、周囲に燐粉を撒き散らす。

それは少しずつ寄り合い、幾多の塊となり、やがて無数の黒揚羽の形に変わった。

 

「ぬぉお?」「何なのだ、コレは?」

その蝶の群れは集団で敵に纏わり憑き、

 

カッ…

 

「「「「!??」」」」

 

ドッゴォォォォン!!

 

一瞬、赤く光ったと思えば大爆発、テロリスト達を消し飛ばした。

 

「あのパピヨンさんはですね、蝶ち

「知ってるよ、蝶々の変態(ようせい)なんだろ?」

…兎に角、この幻影鬼師団の活躍、そして彼等の加勢によって、士気の上がった高天原の神兵達の奮戦により、このテロリストの鎮圧は、もう時間の問題だよ。

 

◆◆◆

アザゼルだ。

噂には聞いていたが、アマテラスの幻影鬼師団…

マジに1人1人が、洒落に なんねー戦闘力の持ち主だぜ。

流石に【L.E.D.(くれない)】は別格だとしても、あの織田信長と、紫の胴着のジジイは特にヤベー。

アイツ等の お蔭で、攻めてきた禍の団(カオス・ブリゲード)の連中は、既に ほぼ全滅だ。

 

「ふぅ…先ずは一安心…ってトコかな?

…って、んん? 」

「「「「「「「??!」」」」」」」

…と思った直後、この部屋が異様な違和感に包まれる。

 

「な…何ですの? この霧は?」

「こ、これは、転移?」

そして室内に突如、濃紫の霧が立ち込めて完全に視界が閉ざされたかと思えば、身体が魔法転移する際の、独特の感覚に見舞われた。

…って、この紫の霧、まさか?!

 

「アザゼルの大バカヤロー!

テメーが様式美(フラグ)な台詞なんか吐くから!」

「どうしてくれるんですか?

この、【閃光と暗黒の(ブレイザーー・シャイニング・オア)龍絶剣(・ダークネス・ブレード)】総督!」

「何でだよ!?」

え゙?! これ、俺のせいなの?

それと、その呼び方は止めれーーっ!!

 

≫≫≫

「天照様、大丈夫ですか?」

「…うむ。」

「朱乃ちゃん黒歌白音ちゃん、皆 無事かい?」

「「「はい…」」にゃ。」

「良かった…。シェムハザ様と師匠も、大丈夫…そうですね。」

「はい。」

「応よ。」

霧が晴れた後、目に写し出された光景は、さっき迄の広間でなく、やや薄暗い、ただっ広い空間だ。

どうやら あの部屋に居た全員が、この空間に強制転移させられたみたいだな。

…ってイッセー、お前、俺の心配は無しかよ?

 

「「「黙れ、元凶。」」」

ドイヒーーーーーーーっ!?

 

「異空間…の様だZE!」

帝釈天が言うが、その通りだ。

恐らく これは、神器(セイクリッド・ギア)…その中でもイッセーやレオナルドの持つ それと同じく、神滅具(ロンギヌス)と呼ばれる強力なヤツの1つ、絶霧(ディメイション・ロスト)の能力!

ちぃっ! つまり、神滅具(ロンギヌス)の遣い手が、禍の団(カオス・ブリゲード)の中に居るって事かよ?!

 

「ようこそ この我々が造り出した空間へ…

アマテラス様…そして、各勢力の皆様…」

「「「「「「「「!!!?」」」」」」」」

そして、この場の全員が完全に現状が把握出来ていない、このタイミングで、不意に呼び掛けてきた声。

その方向に目を向けると、

「ちぃっ! こっちにもテロ集団の御出座しかよ…!」

それを見たイッセーが舌打ち混じりに吐き捨てた様に、其処に居たのは間違い無く、禍の団(カオス・ブリゲード)の連中だった…!

 




 
今回 登場の幻影鬼師団は…
 
春日蘭…めぐみん(このすば)
斎藤一…斎藤一(るろ剣)
大山倍達…童帝(ワンパンマン:村田版)
玄州修治…東方不敗(Gガン)
花山薫…花山薫(「バキ」シリーズ)
 
…のイメージで。
 
次回:『蘭ちゃんのターン!です!』(仮)
感想、評価、よろしくです。

前回の ぼやき故か、評価上昇。
有り難う御座います。
 
活動報告にて少し書いてるので、そちらにも目を通して貰えたらと思っています。
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