モンハン世界に転生したので祖龍様に結婚を申し込んでみました。   作:彼岸沙華

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※注意この話は無駄にテンションが高いです。ごめんなさい。

この話はバレンタイン前日と思ったが間に合わなかったのでホワイトデーのだいたい一週間前に投稿することにしました。後編はホワイトデー当日にあげたいです。

番外とある通り本編とは関係ありません。
続きを待ってくださっている方々には大変申し訳ないと思っていますが、首を長くして待っててください。




番外:粉砕!野郎どものバレンタイン《前編》~旅は道連れ世はカカオ~

ふふふ、遂にこの日がやってきた。

 

そう、待ちわびていたこの日が

 

それは!

 

「バレンタインデー!!!!」

 

「の前日だけどな」

 

魂の叫びと、ずばばあんって感じにとったポーズを無視して言葉のみに突っ込んでくれたのは我らが常識人(ツッコミ役)シセラス。

今日はいつもの静電主シリーズではなく、全体的に黒い服だ。

お世辞にも優しそうと言えない顔立ちと合わさって、なんだか裏社会にいてもおかしくない雰囲気に。

 

……実はシセラスってお酒の名前だったりしない?

もしくは、身体の一部を武器に変えれたりする?

 

「というか、何でシセラスがいるの?」

 

ちなみに、ここはぼくのうちです。

シセラスを中へ入れた覚えはない。

 

「……はぁ。お前が呼んだんだろ」

 

あからさまな呆れ顔になり、ため息をつき、頭をだいたいの人が盾持つ方の手で抑えながら。

空いてる方の手でシセラスは一枚の紙を俺に突きつける。

 

明日ちょっと手伝って欲しいものがあるんだ。だから、家に来てください。来なかったら次君が狩猟に行ってる間にそこで一人チェスをやりながらコーヒーを入れてトランプタワーを作りながらご飯の準備をして居座ります。 

                            シャゲ。

追伸:ニリンソウ採ったんだけどいる?

        

 

「あー」

 

それを見て俺は確かにそんなもん書いたなと、何故か感慨深い気持ちになった。

《例の物》が届いてテンションMAXになってシセラスに増援要請をしたのをすっかり忘れていた。

完全にある程度進んでから呼びに行くつもりになってたよ。

だいたい、狩後のシセラスって家にいるか俺の家に来るか行方くらますかのどれかだもん。

 

いけない、いけない、もう年かな?

 

「『あー』じゃねぇよ。家に帰ってコーヒー入れようとしたらポットの中にこんな紙が入ってた時の、俺の気持ちを考えろ。

おかげでコーヒーとココアが不味くなっちまったじゃねえか」

 

この言い方だと普通に飲んでませんかこの人。

だったら、別に問題ない気もするけど。

 

まあ、言いたいことは分かる(じゃあ、やるなよって話)

 

「とりあえず、ニリンソウいる?」

 

近くに置いてあるニリンソウの入った籠を引っ張り出し、シセラスの前に差し出す。

 

「そんな、毒かもしれないようなやつはいらん」

 

目の前に籠が来る前に突き返される。

そして、続けざまに。

 

「一回お前が間違えたせいで死にかけたんだぞ。投げ返して帰らないだけありがたく思え」

 

そう、若干キレ気味で言い放ってきた。

これにはちょっと流石に、罪悪感が。

 

「その件は本当にすまん。

でも、大丈夫。今度はしっかり毒味をしてきたから。

ちょっと、かじって大丈夫だったから」

 

毒味なんてして大丈夫かと思う人もいるだろうが、流石に鳥兜と言えどほんの少しかじった程度では死なん。

多少ピリピリするだけだ。(だからと言って食べていいわけではない)

 

「普段から、毒キノコを食ってるような奴の大丈夫が信用できるか」

 

「くそ、真実だからなにも言い返せない」

 

ぐうの音も出ない。

 

 

「それで、何で呼んだんだ?」

 

仕切りなおすようにシセラスは俺に今日呼んだ理由を聞いてくる。

 

結局、ニリンソウはいらないってことか。

 

残念。

 

「ああ、それの事なんだけど」

 

俺は台所から箱詰めされた《例の物》を持ってきてシセラスの目の前に置く。

シセラスはそれを見て訝しげな様子で箱を軽く叩き。

 

「一応聞いておくが開けた瞬間爆発とかはしないよな」

 

これはキレていいよな。

 

「失礼な!さっきから疑ってばっかりだなお前!流石に爆発はしねえよここ俺の家だぞ。

家の中で爆破物を起動させるバーカがどこにいるんだ!」

 

俺の身振り手振りを加えた怒りの叫びに対して、さっきから俺の物に対して疑いの眼しか向けてこない不届きものは

 

「お前」

 

そう言ってこちらを満面の笑みで指すのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~少し経って閑話休題的な感じ~

 

俺とシセラスは机を挟んで向かい合って座り話していた。

 

「それで、こいつが俺を呼んだ訳ってことか」

 

そう言ったシセラスは《カカオ豆》をつまみながら興味の有り無が半々半々のような様子で。

ちょっと見たら、たくさんあるカカオ豆の湖の中に自身がもっていたものをストンと落とした。

 

 

ちなみに、あの後俺は怒りに身を任せシセラスに戦いを挑んだが、叩き止めされてしばらく頭を冷やし今に至ります。

あともう少しで、病院で栄養食を食べるハメになるところだった。

 

 

「ああ、そうだ」

 

「こんな、木の実?種?でどうするつもりなんだ?」

 

どうやら、シセラスはこれがなにかわからないらしい。

 

ふ、ふ、ふー。

どうやら、説明が必要そうだな。

 

「よかろう。何も知らないシセラス君の為に私が直々に解説してあげますのでその振り上げた拳を下げていただけると嬉しいです」

 

危ない、危ない。

シセラスって割と直ぐに切れるからな。

流石にもう一回は勘弁だ。

 

「はぁ。とりあえず、御託はいいからとっとと説明してくれ」

 

これで、ふざけたら冗談抜きで怒って帰ってしまいそうだからまじめにやろう。

 

「了解。まず、これの名前はカカオ豆だ。アオギリ科テオブロマ属のカカオという果樹からとれるやつだな。このままなっている訳じゃなくて楕円形?の実に入っている。

チョコレートや、お前の大好きなココアの原料になっていたりする。

ちなみに、そのまま食べると苦いの苦手な人には死ぬほど苦いらしい。苦いのが得意な俺らには関係ない話だな」

 

と、ここで一旦説明を区切る。

まだまだ説明したいことはたくさんあるのだが一気に説明すると疲れるし聞いてる人も大変だし反応も伺いたしな。

 

「これがココアの原料か。確かに色は似てるな。

でも、人によっては死ぬほど苦いんだろ?ココアは逆に甘いぞ」

 

「ココアは粉末溶かすだろ。その粉末にするまでにいろんなもの混ぜたり抜いたりするみたいで、そこの過程でいい感じになって甘くなるらしい」

 

「ふーん。なるほどな」

 

シセラスは疑問が解消したからか割と適当な感じで興味無さげに返事をする。

まあ、それを作りたいと思わない限りは製造過程なんて聞いたらそこで終わりだよな。

 

「それで、説明の続き行くぞ」

 

「……続きがあるのか」

 

シセラスが若干めんどくさそうな反応を、

まあ、まあ、いいじゃありませんか。

 

「それで、カカオの生育環境なんだが暑くて湿ってるところで、直射日光は苦手。そのため日陰樹(シェードツリー)と呼ばれる覆いとなる木と一緒に植えられたりする。さらに、カカオの最も特徴的な部分と言えば枝からだけではなく幹にも実がなると言うところだろう。何故、そのようになっているかというと「ちょっといいか」

 

「なんだよ」

 

まったくもう、人がせっかく気持ちよく説明しているのに何で邪魔をするんだ!

これからが本番だって言うのに。

 

「なあ、その説明は今からやることに何か関係があるのか?」

 

「……」

 

さーて、いったん中断されちゃったから説明再構築しなくちゃなー(現実逃避)

えっと、カカオが何で幹に実を付けるかだっけ。

 

「まさか、説明に夢中になって本来の目的を忘れてたなんてことはないだろうな?」

 

「ふははははは。まさか、この私がそんなことありますからその振り上げた拳を下ろしてくださると助かります」

 

いやー。だって説明楽しいじゃないですかー。シセラスもね。きっとその気持ちわかってくれると思うんだ。

だからね、本当にその拳下ろして?

 

「一発殴らせろ」

 

「いや、もう既にさっき何回か殴られてるんだけど。あ、下ろし、ぐぎゃあ」

 

いてえええええええええええええええええ。

まじで、まじでダメな奴だこれ。

うごえええええええええええええええええ。

 

ああ、こんなんもうたってられるかぁ!

 

ばたんと、ではなく芝居で主役に倒される切られ役のように大げさに見える動きで倒れる。

 

 

とりあえず、今何が起きたか説明しよう。

シセラスは一旦拳を下ろした。しかし、それはアッパーの準備だったようで、拳はシセラスの見事な動きで曲線を描き、己の顎にクリティカルHitした。

その威力は破壊力ばつ牛ンで我が脳みそをかき混ぜるには十分な威力を発揮し、要するに

き” も” ち” わ” る” い” 。

 

と言った感じでぶっ倒れている。

シセラス(ことの元凶)はそんな俺を見て軽蔑の視線を。

 

「はぁ。とりあえず、前置きとかはもういいから直ぐに何するか言ってくれ。

……次ふざけたら帰る」

 

いや、別にふざけた訳じゃなくて、ただただ忘れてただけだからいいじゃん。

いや、それがダメだって。

 

「わかったから少し待って、まだ頭がちょっとあれで」

 

世界がちょっと歪んでる。さっきよりは幾ばくかましだけど。

さっきまで、殴られた直後は本当にやばかった。

具体的にはシュレイド城の空。実際に見た事ないけど、あそこ一回くらいは行ってみたいなー。

ミラボレアスと会えるかもだし。

 

「……本当にわかってんのか」

 

わかってますーよー。

 

ああ、もう大丈夫な感じになってきたな。

ふう、早めに回復出来てよかった。

ここでまた区切られるのはちょっとあれだかな。

 

「よし、ふっかつー!」

 

立ち上がって、荒ぶるレウスのポーズ!

 

「お前は無駄にタフだよな」

 

相変わらず触れてはくれないのね。

そして、それは自覚している。

 

「よし!それじゃあ、今からチョコを作るぞ!」

 

おー!と聞こえてきそうなポーズで宣言。

バレンタインデー(前日)で、チョコの材料(カカオ豆)とくれば語らずともわかってくれていたであろう。

シセラスでなくてもね。

 

しかし、どうやらシセラスについては予想は外れたようで。

 

 

 

 

 

 

 

 

「は?」

 

シセラスはまるで鳩が豆鉄砲を食ったような顔をしてた。

 

 




ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
お久しぶりです。
どうも作者彼岸沙華です。

タイトルと前書きを見てくださればわかる通り間に合いませんでしたがバレンタインようにかきました。
色々あって(小説に関して)瀕死状態になってましたのでそのリハビリ的な感じです。
一応、本編の続きもちゃんと書いてますから安心してくださいね。
……牛歩ごとき進行速度ですが。



それでは最後にミラルーツ様万歳‼

バレンタインの時、カカオ95%くらいのチョコを友達に上げたら死にそうなったんですけど。皆さんは苦いの好きです?嫌いですか?ちなみに、自分は好きです。

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  • し 
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