モンハン世界に転生したので祖龍様に結婚を申し込んでみました。 作:彼岸沙華
ふう、飯を食って腹が満たされた。
とりあえず何しようかな、なんかクエスト受けようか。
ん?あそこにいるのは村長さんか。
「そこにいるのはシャゲ殿かちょうどいいところに来てくれた」
「何かあったんですか?」
「オトモ広場にいるネコ嬢が、シャゲ殿を探しておったぞ。オトモ広場は村の入り口から右手へと続く小路の先だ。
用件は、ネコ嬢から詳しく聞くといい。早速、オトモ広場へ足を運んでみなさい」
「はい。わかりました」
なにやらネコ嬢さんが俺の事探しているみたいだな。オトモの勧めかな?クエストの依頼かな?
まあ、村長の雰囲気からしてただ事じゃないと思うからクエストの依頼かな。
どんな依頼だろう。
よし、オトモ広場についたぞ。
えっと、ネコ嬢さんは?
あ、それっぽい人いた。
「すみません。あなたがネコ嬢さんですか?」
「はい。あなたがハンターさんですか?」
「はい、そうですけど」
「村長さんに相談していたわたしの困りごと、ハンターさんが解決してくれるって聞きました~。
実は、ベルナ村でお仕事をするために、旅をしていたアイルーちゃんがモンスターに遭遇して、通せんぼされているんです…。
旅の途中、古代林でジャギィの縄張りにうっかり近づいて、ジャギィたちを怒らせてしまったみたい。
ハンターさん、お願い! ジャギィを追い払って、アイルーちゃんがこの村に到着できるよう、助けてあげてください!」
「はい、わかりました。すぐにでも向かいます」
「では、ハンターさん! わたしから依頼する
クエストは、クエストカウンターへ届けてあります。よろしくお願いします~!」
その言葉を聞き終わらないうちにダッシュでクエストカウンターに向かおうとオトモ広場を飛び出したがそういえばまだアイテムをそろえてないと思い。
「急げば回れとも言うしここはひとまずアイテムを整えてから向かうか」
そうと決まれば善は急げと言うしボタンさんの店に行こう。
全力疾走でボタンさんの店に向かう。
良しついた。
ここでいいんだよな看板出てるし
と言うかちゃんとした建物なんだ。
てっきり、よく見るテントみたいな感じだと思っていたんだけど。
とりあえず迷っている時間はない。
行くぞ~!
「失礼しまーす!」
「いらっしゃーい!ボタンのよろず屋にようこそ!ってシャゲじゃないかどうしたんだい?そんなに慌ててそうな雰囲気で」
「実はですね――――――――――
俺は色々と話した。
――――――――という事なんですよ。」
「なるほどね。それでうちの店に来たってわけかい。で、何が必要なんだい。よっぽど貴重な品じゃ無い限りは大体あるよ。」
「そんなに貴重なものは買いませんよ。お金ないですし。とりあえず必要なもは―――――
―――――――こんな感じです」
「はいよ。合計2500z」
「あれ?安くないですか?」
「特別割引だよ。お金ないんだろう?」
「ありがとうございます。あと、調合書の件なんですけど」
「出世払い、出世払い。全然先でいいよ」
「ありがとうございます」
「それじゃあ。ちゃんと生きて帰ってきなさいよ」
「はい!」
まじでボタンさん優しいくて感激しそう。
さて、全力疾走でクエストカウンターに向かうぞ!
そういえばクエストカウンターの場所知らないな。
そんなことを考えつつ直感に任せて進んでいったら、
あった、クエストカウンターがあった。
直感も案外バカにできないな。
「こんにちは、ハンターさん!あなたが、龍歴院に所属希望のハンターさんね?
こんな事態でなければゆっくりとお話ししたいんだけど、ネコ嬢さんからの依頼が届いているわよ。
依頼内容は古代林でジャギイの群れの討伐。
このクエストを受けるのよね?」
「はい、もちろんです」
「クエストには村の左奥にある、道の両側に柱が立っている場所が目印のクエスト出発口がら行けるわ。
準備が出来たら出発してちょうだい。
それじゃあ、がんばってね、ハンターさん!」
「はい!」
さて準備はもうできている。飯ならさっき食ったし、アイテムも揃えた。武器防具は言わずもがな。
それではとっとと行きますか。
クエスト出発口にいってクエストを受注したという証明書を見せて飛行船に乗ってGO
さて、急いでいると言っても飛行船の速度はそんなに変わらん。
だいたい1時間半くらいかかるそうだ。
まあ、暇なので何か考え事をしよう。
このクエストについてだ。
依頼主、依頼内容から考えてまずこれは、モンハンクロス系統の村クエのキークエストのやつだと思われる。
たぶんだけど、このことから推測するに俺が主人公の立場になってないかこれ?
とりあえずそんな事はどうでもいいんだ。
問題なのはこのクエストの発生タイミングである。
うろ覚えだがこのクエストは他のいくつかのクエストをこなしたら依頼されるという形のクエストだったはず。
だから、村のクエストを一つもこなしてない今の状態で出てくるのはおかしいはずだ。
いくつか原因は思いつくんだが、まず一つ目は俺が転生したからだと思う。
ラノベとかでよくあることだな。
二つ目は訓練所で時間をつぶしたからだゲームではありえないがここは現実何をしようが容赦なく時間の流れは同じである。
まあ、これらが考えつく主な理由だな。
それよりも問題なのは俺がギルドスタイルなのにもかかわらず狩技が3つ装備できてしまうことである。
本当に謎である。
まあ、こればっかりは考えてもわからん。
使えるものはありがたく使わせてもらおう。
………暇だ考え事があっさり終わってしまった。
とりあえず、有毒植物の危険性(前世基準)について考えるか。
有毒植物は食ったら基本的に死ぬものから、ただ腹を壊したりするだけのものがある。
でも、毒性の強さに関係なく有毒植物は食わんほうがいい。
基本的に苦くてまずいからな。
しかし、良く誤食事故が起きているようなものは食べられる植物にすこぶる似ている。
例として鳥兜と言う植物を上げよう。この植物は平成元年から22年までの間に日本では46件の誤食事故が起こっている。
皆さん度存知の通り、この植物は毒性が強く致死量約0、5gであり少しでもかじったら最後待ち受けるのは死でる。
しかも、この植物花粉や蜜までにも毒性があり鳥兜の花粉や蜜が使われてしまった蜂蜜はただの毒物に変わりその蜂蜜を食べて中毒を起こした事例もある。
そんなヤバイ鳥兜、絶対食ってなるものかと思うだろ。
しかし、さっきも言ったように食える植物とすこぶる似ているのだ。
鳥兜の若芽は同科の二輪草と言う植物に瓜二つ、全然見分けがつかない。
他にもフキノトウやヨモギなどと間違えるといったことがある。
このように有毒植物と気が付かないうちに食って死んでしまうことがあるので素人はむやみに山菜などを採らないもし採るとしても事前にしっかりと下調べをしたり専門家の同行、ちょっと不安だが図鑑などを携帯するなどすれば、誤食する可能性を大幅に下げることができる。
美味しい思いをしようとして採ったら苦い思いをしてさよならバイバイすることになるなんて嫌だもんな。
そういえば、新大陸にドクカズラっていう刺激を与えたら毒をあたりにまき散らす植物があったような。
周りの蜂蜜とか大丈夫なのかな。
あっでもウツボカズラっぽいから食虫植物なのかな。
だったら大丈夫か、知らんけど。
続き続き、あと、他の有毒植物の例として――――――――――――――
よし、ついた。
ここが古代林かゲームと同じ、いやそんなもの比べ物にならないくらい凄いな。
ここ結構標高ああるみたいだし、目の前にはでっかい山があるし、
と言うかゲームやってた時は気がつかなかったけどベースキャンプのテントの横にある風車とその横にある飛行船の発着場の後ろに見える山。
あれ活火山なんだね。
そんなことは置いといて、アイルーたちを助けないと。
まずは、青い箱支給品ボックスから支給品をとって地図を見る。
たしかエリア8とかそこら辺だったけ?
そう思いながら走り出す。
エリア1、2、4、駆け抜けそしてエリア5にたどり着く。
ここはテントの残骸があるエリアだ。
そして、そこにいる無数の小型の肉食恐竜のような影、狗竜ジャギイである。
さっき俺エリア8とか思わなかったけ?
まあいい、とりあえずジャギイはクエストの目標である。
関係のないジャギかもしれないが、
「倒させてもらう」
ジャギイは今こちら側からみてテントの残骸を挟んだ少し離れた場所にいる。
どうやらこちらには気づいていないみたいだ。
ゆっくりと音をたてないように近づいていく、ゲームであれば正面突破だがここは現実そんなことをしたならば待ち受けるは死。
ジャギイ相手に何をそんなに慎重になってるんだって言いたくなるかもしれない。
だがしかしここは狩り場たとえ採取ツアーだろうと死ぬ危険性はある。
できるだけその可能性をつぶしておかなければならい。
テントの残骸についた無事気づかれずにここまでこれたようだ。
会心の刃薬を塗って着火、準備完了。
「やー!」
近くにいたジャギイに一撃を放つ。肉を裂いた感触、しかし急所を攻撃できなかったからかまだ倒れていないようだ。
だが、うまい感じに不意を付けたらしく攻撃したジャギイだけではなく周りのジャギイも状況がうまく飲み込めないようだ。
その隙に2撃目、3撃目と倒れるまで追撃をかける。
そして、倒しきるころには他のジャギイたちに包囲されていた。何匹か追加できたようだ。
「想定内だ」
その包囲網を崩すように目の前にいるジャギイに一撃を入れ、すぐに前へローリング後ろからの攻撃を回避する。
ジャギイの方へ向き直し襲い掛かってきたジャギイを盾で殴り飛ばす。
そうしていたらまた囲まれてしまった。
さっきと違い全方位全てのジャギイが攻撃態勢に入っている。
回避しようにもゲームとは違い無敵判定なんてものは無いので逃げ場のない今はただ敵に突っ込んでいくだけ、
ガードはそもそも裏を取られているので論外、なんか絶体絶命みたいな感じがしてきたな全然そんなこと無いけど。
ジャギイがいっせいに襲い掛かってきた。
その瞬間に俺は周りを薙ぎ払うように一閃。
「ラウンドフォースー!」
ジャギイを全て返り討ちにし、まだ倒れていないやつにとどめを刺す。
とどめを刺し終え、周りに他のモンスターの気配がないことを確認し一息入れる。
さっきは叫ぶ必要なかったな。それで他のモンスターが寄ってきたらどうするんだよ。
さて、黙祷して……………………。
剥ぎ取りだな、えっと確か竜骨【小】はいらないはずだからそれ以外を適当にっと。
よし、剥ぎ取り終わり。
さっき初めてモンスターを殺した。
だけと、特に何も思わなかったな。
いや、本当に何も思わなかったわけじゃない。
なんかこう特別な?気持ち悪い感じみたいなのがすると思ってたんだけど。
この世界に染まったってことなのかね。
さて、残りを片づけますか。
「ハンターさん、おかえりなさい!ジャギィを追い払ってくれたんですね、ありがとう~!」
追い払ったんじゃなくてぶっ倒したんだがな。そんな細かいことはどうでもいいか。
「村にたどりつけなくて困っていたアイルーちゃんも、無事に到着しました。とっても感謝していましたよ!」
「それは良かったです」
「そうそう、ハンターさんには、依頼を解決してくれたお礼にハチミツと龍歴院ポイントを差し上げます~!」
「ありがとうございます」
「そう言っていただけると嬉しいです。龍歴院ポイントは、お食事の支払いや、交易窓口でのアイテム交換などなど…、施設を利用するのに便利なポイントです!
クエストをクリアすればポイントが貯まりますから、惜しまず使ってみてくださいね!それでは、お礼を受け取ってください~!」
そう言ってネコ嬢さんが蜂蜜をくれた。
このハチミツは調合じゃなくて料理に使おう。
「そういえばハンターさんのオトモはいますか?」
「いいえ、いませんけど」
「でしたら、わたしがお近づきのシルシと先ほどのお礼もかねて、ハンターさんの好みのオトモを見つけてきます!」
「別にいいです」
「えっ?どうしてですか?」
「いえ、その、オトモはいらないです」
そう言うとネコ嬢さんの表情が見る見ると悲しい顔に、
やらかしたー。
「ハンターさんはなんで、オトモがいらないんですか?」
泣きそうな顔をしながら話さないでくれ、凄まじい罪悪感が、精神的にキツイ。
「えっと、自分は集中すると周りが見えなくなるんですよ。それで、もし自分の攻撃がオトモに当たった嫌じゃないですか、だから、そういうことです」
「そういうことですか、そう思ってくださるハンターさんならきっと大丈夫ですよ。それに、そういうことをわかってくれるオトモを見つけてきますから」
えっと、なんか色々とやりますって言ってくれているネコ嬢さんには悪いんだけどオトモはいらない。
さっき言った理由もなるけどなんか嫌なのだ。
さてどうしたものか、このままゴリ押し断っても、良くないに決まってるだろうが泣くよたぶん。
ネコ嬢さんを泣かしたらどんぐりロケットにくくり付けられてお空の彼方に飛ばされる。
そんなことで死にたくはないのでどうにかしよう。
「ごめんなさい、ネコ嬢さん。オトモはいりません」
ストレートに謝罪。ん?あれなんかがおかし気がする。
「………そうなんですか」
それを聞いたネコ嬢さんはまた暗い顔をする。
ここまでだったらさっきの二の舞だ。
だがしかし、これで終わる俺ではない。
「どうしてネコ嬢さんはそこまでオトモを進めてくるんですか?」
押してダメなら引いてみな。使い方あってるか知らないけど。
とりあえず、理由を聞いてみることにした。
「さっきも言ったようにお近づきのシルシとお礼です」
「お礼ならハチミツ貰いましたし大丈夫ですよ」
「ハンターさんが良くてもわたしの気が収まらないんですよ~!」
「それだったら、他のものでいいです。そもそもこれ以上いりません」
「たしかにただお礼でしたらそれでもいいんですが、仕事ですから~!」
たしかにそうだね。オトモの斡旋とかだったよね。
それなら仕方ないか。
「それでも、すみません。オトモはいいです」
「はい、わかりました。そこまで言うのならこちらからは無理に勧めません」
「本当にごめんなさい」
「謝らなくてもいいです。ですがもしオトモが欲しくなったら言ってくださいね。いつでも手配しますから~」
「ありがとうございます。それでは、」
「はい、また来てくださいね、良い狩りを~」
ふう、一時はどうなることかと思ったよ。
どんぐりロケットにくくり付けられてお空の彼方に飛ばされるところだった。
さてこれからどうしよう。
とりあえずいったんゲストハウスにもどってから加工屋に行くか。
少しぶらぶらした後加工屋にたどり着く。
「ん?オメーさんは…、新しくこの村に来たハンターさんかい?」
「はい、そうです」
「良く来たな、歓迎するぜ!オイラはこの村の加工屋だ。ハンターなら、武具は狩猟するためになくてはならないもんだ」
「なかったら狩れないですもんね」
「おうよ!今日はここに何しにきたんだい?」
「武器の強化に来ました」
「それで、どの武器を強化するんだい?」
「これです」
そう言いながらハンターナイフを渡す。
「ハンターナイフか、鉄鉱石と円盤石はあるかい?」
「はい、これです。足りますか?」
そう言って素材が入っている袋を渡す。
鉄鉱石と円盤石だけじゃなくて他にもいろいろと入ってるんだけど大丈夫かな。
そう言えば、何でお前円盤石もってるんだよと思ったかもしれない。
この素材は父さんに貰ったんだ。
半分くらい押し付けられたようなものだけど、
『いらない!』って言ったら、『貴重なものはない!だから受け取れ!』と言われて、そんな感じのやりとりを少しの間やり結局押し負けました。
でも貰っておいて正解だったかな。円盤石の存在なんてすっかり忘れてた。
まあ、雪山に行けば解決する問題なんだけど、
あっ!龍歴院の院長、ギルドマネージャに挨拶してない。
まあ、まだ一日もたってないしバタバタしてたから、あとで挨拶しよう。
「バッチしあったぜ!それとついでにソルジャーダガーに派生できるぜ。どうするんだい?」
「もちろん、お願いします」
「おうよ!そうこなくっちゃな。任せなオイラの腕前を披露してやるぜ!」
「お代は、」
「おっと忘れてたぜ!そうだな、オメーさんなら強化した武器を見事に使いこなしてくれそうだしな、
少しだけ負けて、1500zでいいぜ」
「いいんですか?」
「おうよ!遠慮せず負けられてくれ」
「それでは、お言葉に甘えて」
「しばらく待ってくれぱぱっとやるからよう」
「どれくらい待てばいいんですか?」
「別に一から作るわけじゃねえんだ。1、2時間でできるぜ」
「それじゃ1時間後くらいにきますね」
「まだできてねえかもしれねえぜ」
「そのときは見学させてください。いいですか?」
「おうよ!もちろんでい!」
「ありがとうございます」
「むしろ、今からでもいいぜ」
「遠慮しておきます」
「ハハ、そいつは仕方ねえな」
「すみません。それではまた、1時間後に、」
「おうよ!」
そう言いながら加工屋さんは武器と素材を持って奥へと入っていった。
さて、1時間どうしますかねえ。
適当にぶらぶらするか。
―――――村の名物になりそうな、あたらしい商品を考えたり…。
村を訪れた観光者さんが、快適に過ごせるようなサービスを考えたり…。
でも、今のところ、まだなにも実現してないのよね…」
「そうですねー。そういうのって名案だ、と思っても現実的に考えて無理だったり、いざ、やろうとしても、なんか違うってなったりしますもんね」
ちなみに今は受付嬢さんと話している。何をしようかなと村をぶらぶらしていたら、クエストカウンターたどり着き、そして今に至る。
「そうなのよね~。あ、そうだ。ハンターさんも観光事業手伝ってくれない」
「時間があるときになら」
「ありがと~!それじゃあさっそく今から、」
「すみません。この後用事があるので、もうそろそ行かなくちゃ」
「ん~。それなら、時間があるときに手伝ってね」
「はい、それでは」
「またね~」
別に手伝うのが嫌なわけじゃないからね。もうそろそろ、加工屋に行かなくちゃならない時間だからさ。
ほんとだよ。
武器、強化終わってるかなー。
さて、1時間たったので加工屋に来てみました。
まだ奥にいるのか、強化終わってないのかな。
そう思っていると店の奥から声が、
「おっ、オメーさんちょうどいいタイミングで来たな。たった今終わったところだぜ!」
まじかラッキー。
「そうなんですか!」
「おうよ!会心の出来だぜ!」
そう言ってハンターナイフ改めソルジャーダガーと余った素材を渡される。
新たな姿に生まれ変わった相棒を見て、
「これは、いいですね!」
「だろう。そういえばオメーさん。その防具、ここら辺のじゃないね。最近のものでもない。どうしたんだいその防具?」
「やっぱりわかりますか?」
「あったりめいよ」
「これ、父さんのおさがりなんですよ」
「ほう、ってことは親父さんもハンターを?」
「はい。そういえば父さん昔この村にきたことがあるらしいんですよ。大剣使いのG級ハンターで、ディアンって名前なんですけどわかりますか?」
「うーん、名前はわかんねーけど、大剣を背負ってディアブロZをきた凄くつえーらしいハンターが二十年ぐらい前に来たんだが、」
「あ、たぶんその人です」
「お、そうかい。少しだけ話したけどよう。オメーさんの親父さんはいい人だったぜえ。何よりも武器、防具を大事にしてたからな」
「ありがとうございます」
「なんかあったらまた言ってくれ、オイラの自慢の加工技術を存分にふるってやるからよ」
「はい!」
「おうよ! また来い…ってなもんだ」
「ありがとうございます」
さて、どうしようかな。
とりあえず、ゲストハウス(もう、マイハウスでいいかな?)に帰るか。
そうして、村をぶらぶらしながらマイハウスへ向かっていると、クエストカウンターにたどり着いた。
あれ?受付嬢さんと村長さんが何やら話しているみたいだ。
軽い雑談みたいな雰囲気じゃないな。
話しかけるのはやめておこう。
ん?受付嬢さんがこっちに気付いたみたいだ。
「あ、ハンターさん~!」
呼ばれたから無視はできないな。
とりあえず、行ってみよう。
「なんですか~?」
「これはシャゲ殿、良いところへ来てくれた。龍歴院で古代林を重点的に調査している話は、主席研究員から聞いたと思うが、その古代林で問題が起きてな…。
ドスマッカォと呼ばれる、鳥竜種のモンスターが、龍歴院の調査隊の探索を妨害しておるらしい」
ん?これは。村★2に上がるためのやつじゃね?
「そこで、シャゲ殿には、いまから緊急クエストに挑んでほしい。
目的は、古代林のドスマッカォの狩猟だ。
ドスマッカォは、群れを率いて、集団行動をする習性があってな。数が多いと、護衛のハンターだけでは手に負えぬやもしれん。
くれぐれも、気を抜かぬよう。緊急クエストを受注して欲しい。頼んだぞ、シャゲ殿」
「はい。わかりました」
「ハンターさん、今聞いた通り、村長さんから緊急クエストが届いているわ。
緊急クエストっていうのはね、クリアすれば、受けれるクエストの難易度があがるわ!
今回、届いている緊急クエストの内容は、ドスマッカォの狩猟ね。
どすまっかぉ! 名前は可愛いけれど、
ピョンピョン跳ねては機敏に攻撃してくる
いや~なモンスターなのよね。
ハンターさんも、お顔やお腹にいた~いキックをくらわないよう、気をつけて!」
ネコ嬢さんの依頼もそうだったけど他のクエやってないんだけど、まあいいか。
それじゃ、いっちょやりますか。
と思ったけどアイテムを補充しなきゃな。
「はい、すぐ行きます。と言いたいところですがアイテムを補充してから行きますね」
とっとと、ボタンさんの店に行って、アイテムを補充してクエ行きますか!
古代林到着、本日二度目となります。辺りはオレンジ色に包まれています。綺麗だ。
ボタンさん、あの人また割引してくれたんだけど、後が怖い。
ちなみに飛行船では、寝てました。おかげで元気いっぱい!
さて、支給品をとって、
たしか、奴の初期エリアは5だったはず。
よし、それじゃまずは、エリア2に向かいます。
そこでアオキノコとマヒダケを採取します。
薬草は持参しているので採取しません。
次にエリア4に行きます。
そこでも、アオキノコとマヒダケ、そしてハチミツを採取します。
ついでに、支給品にあった応急薬ととれたてほやほやのハチミツを調合して応急薬グレートを作ります。
それから、買ってきた虫あみで雷光虫を採取します。
そして、これまた買ってきたトラップツールと先ほど採取した雷光虫をなんやかんやして、シビレ罠をつくります。
これで準備終わり。
さて、いざエリア5に突撃ー!と行きたいところだが、
今回の相手は腐ってもボスモンスター、それにドス系のなかで結構強いって意見もよく聞くしね。
油断大敵です。
なので、エリア5に突撃する前に会心の刃薬を塗って着火、
それじゃあ、突撃ー!
と言っても正面突破するわけじゃないけど。
上手く不意を突けたらいいなー。
おっ!ターゲットを発見、まだこっちには気付いていないようだ。
よし、不意をついてやるぞ~、と思ったら、一頭のマッカォがこっちに気が付きやがった。
「これはまずい」
そのマッカォが吠える。
そのせいで、他のマッカォ達そしてドスマッカォも俺の存在に気付いてしまったようだ。
そして、威嚇動作に入りこっちを見つめている。
この距離じゃ攻撃は間に合わないか、そう思いながら片手剣を構える。
さて、どうしたものか。
とりあえず今の状況を確認しよう。
このエリアには3頭のマッカォ現在進行形で周りを囲まれている。
そして、ドスマッカォは尻尾を脚のようにして立ちこちらを威嚇するように吠え
って、まずい!
とっさに
その直後今まで立っていた場所にドスマッカォが跳んできた。
あぶねー。
あのまま突っ立てたら完全に跳び蹴りくらってた、あれ普通に痛いんだよね。
と言うか、身投げしたところにマッカォがいなくてよかった。
さて、どうしたものかね。
ドスマッカォはもう一度立ち上がり跳び蹴りの構えをしている。
もう一回ダイブはしたくないのでこんどはダッシュして場所を変える。
ついでに近くにいるマッカォを斬る、先にマッカォをある程度は倒しておきたい。
やっぱり小型モンスターの横やりは鬱陶しいし危険だからな。
特にホーミング生肉。あいつはダメだ。
ただ、先にかたずけたいからといってドスマッカォの方をおろそかにしてはいけない。
今でも後ろから思いっ切り殴ってきたからな。
それをうまく回避して斬りつける。
そして、ドスマッカォのパンチはマッカォに当たり吹き飛ぶ。
勢いあまって仲間殴りやがったぞあいつ、でも群れのリーダーだから大丈夫なのかな
でもなー、ドスマッカォ君ピンチになると見捨てられるんだよな。
悲しいな。
そんなことを思いながらマッカォ達とドスマッカォの攻撃を躱し反撃していく、途中マッカォの増援があったが難なく討伐。
一応、一対一の状況にすることができた。
奴は自分の仲間やられたからか、攻撃が当たってないからか、ほとんど攻撃をしてないのにキレている。
ドスマッカォは尻尾で立ちまた跳び蹴りを繰り出してきた。
それを斜めに前転することで回避、奴の方に向き後ろから斬りかかる。
そしたら、ドスマッカォはこちらを鬱陶しそうに少し見た後、跳び尻尾を叩きつけながら回転した。
張り付いていたから当然当り尻もちをついてしまう。そして今度は思いっ切りパンチをくらう。
予想してたよりも痛くないでも痛い。
だが、ダメージを受けたとしてもむやみやたらに回復していいわけじゃない。
回復している間に攻撃されてさらにひどいけがをすることになるからだ。
それに致命的な致命傷を受けたわけじゃないしな。
少し離れて体制を立て直す。
今度を立ってからの跳び蹴りではなく近づいてきて殴ってきた。
それを、斜め前に前転して回避。すぐに一発かます。
ドスマッカォはタックルを仕掛けてきた。それをバックステップで回避し溜め斬りで一閃。
そこから連続で攻撃をしていく。
ここで奴はいままでの戦いで腹が減ったらしい。
涎を垂らしながらエリア7の方に行った。
ひとまずこちらも体制を立て直そう。
まずは、応急薬グレート飲んで、砥石で研いでそれから刃薬を塗り着火。
いそいで、エリア7に向かう。
お相手さんはまだ食事中、
美味そう。
と言うかそんなもん食べて大丈夫なのか?
そんなことを考えつつ食事に夢中のお相手さんの顔面に
「昇竜撃!」
いい感じにHitなんかスカッとした。
どうやら、お相手さんは食事を邪魔されてご立腹のようだ。
さて、どうくる?
こちらから斬りかかる、その一撃でとうとう頭の飾り羽がぶっ壊れる。
大きくひるんだそこにブレイドダンスを叩きこむ。
そして、奴はもう体力の限界が近いようで脚を引きずってエリア8の方向に、
っておい。
「もう?」
ゲームでも思ったけどドスマッカォ体力少なくないか、でもこんなもんかな。
そりゃあ、刃物でめった刺しみたいにされて、大丈夫のほうが異常だけど。
まあ、早く終わるんだったらそれでいいけど。
さて、気を取り直して、ドスマッカォを追う前に準備をしよう。
まずは、そこら辺にあるネンチャク草と石ころを採取して素材玉を作る。
次に先ほど採取したマヒダケと買ってきたネムリ草を調合して捕獲用麻酔薬を作る。
それら二つを合わせて捕獲用麻酔玉の完成。
良し、これで準備完了!
後はシビレ罠にかけて捕獲すればクエストクリアだ!
まってろよ!
村に戻ったら村長さんとメガネ、じゃなかった、龍歴院の主席研究員さんがいた。
どうしたんだろう二人そろって。
「これはシャゲ殿!無事に戻って何よりだ。ドスマッカォの狩猟、見事だった。現地に足止めされていた調査隊からも、シャゲ殿宛に謝辞が届いておるよ。
シャゲ殿は、龍歴院のハンターとなるべき十分な力量を備えているようだな。
…では、話の続きは、彼からしてもらおう」
話の続き、何なんだろう。
「やあ、おかえり。緊急クエストを見事にクリアしたようだね。
龍歴院への所属手続きも完了したよ。キミを、龍歴院の所属ハンターとして迎えることを、院長に代わって伝える。
ようこそ、龍歴院へ。歓迎するよ」
「ありがとうございます」
よし、これで明日の予定が決まったな。
院長さんに挨拶だ。
「おめでとう、シャゲ殿。これからは龍歴院の研究を支えるため、様々なクエストが届くことになるだろう。
詳しくは、受付のお嬢さんに聞いてほしい」
「はい」
「さて…。キミには、ここベルナ村だけでなく、新たに3つの村を拠点にして、調査を行ってもらいたいと考えている」
お!これはもしかして、
「ココット、ポッケ、ユクモ…名前は聞いた事があるかもしれないね。各村の村長には、話を通しておいた」
キター!潜入飛竜の巣、忍び寄る気配、ざわめく森だね。
クソやん。(クエ的に。)
「ふむ。遠方の村を訪ねるには移動手段が必要となるだろう。そこで、飛行船の利用手配も済ませておいた。
これで他の村へも訪問も、時間を掛けずに行えるだろう。詳しくは、村の奥にいる、飛行船窓口に聞いてくれ」
「はい」
「これからもよろしく頼むぞ。龍歴院のハンター殿」
「はい。こちらからもよろしくお願いします」
さて、今日は疲れたし、もう寝ようかな。
いやーまさか一日に2回もクエ行くことになるとは思わなかったな。
ぐ~。
そういや夕飯食ってねえな。
あまった、《マヒダケ》にネコ嬢さんからもらったハチミツ付けて食うか。
「!?マヒダケーえ!」
あぶねえ、一体俺は何をしようとしてたんだ。
もう、アオキノコをそのまま食おう。
意外とうまいな。
もぐもぐ、もぐもぐ。
お腹も満たされた気がする。
なんかもう、このまま寝ようめんどくさい。
「お休み!」
そう言ってベットに背中から倒れる。
てててて、てててて、てててて、てん。
…………。
…………………。
………………………。
「ここは、夢の中か?」
見渡す限り真っ白な世界。
「なんか、見覚えのあるなー。ってなるわけないだろ。一度見たら忘れるもんか。」
それくらいここに来たことは覚えてます。
あれ?ってことは、
「もしかして、間違えて毒テングダケを食べたとか」
「そんなことはないよ。君は死んでいないよ」
「そもそも、毒テングダケの毒はそんなに強くないですもんね。ってその声は神さま!?」
「やあ、久しぶりだね」
「お久しぶりです。あれ?でも神さまがいるってことは、本当に死んでませんよね?」
「もちろん死んではいないよ。夢のようなものさ」
「そうなんですか。それで、今回なんでこんなことに?」
「いろいろ、話したいことがあってね。っと、その前にまずは、ハンターになれたねおめでとう!」
「ありがとうございます。って、何で知ってるんですか?」
「時々君の事を見ていたからね」
「はあ、そうなんですか」
「もっとリアクションがあると思ってたんだけど、どうしたのかな」
「いえ、なんかこう。結構ありきたりだなーと、」
「あー、確かにありきたりだねえ。それと、主人公になったんだね」
「はは、そうですね。まあ、ちゃんと村とか守れるように頑張ります!」
「はは、期待してるよ!」
「はい。期待にそえるように頑張ります。ところで今日何か用事があるんですよね?」
まさかこれだけとかはないよね。
「ああ、そうだったね。忘れるところだったよ」
神さま意外と抜けてるなー。
「それでだ、君は狩技が多く装備できると思わなかったかい?」
「はい、思いましたけど。って、まさか!神さまが!?」
「うん、そのまさかだよ。いや実は、君が頼んだ能力以外にも少しね」
「どんな能力何ですかそれは?ちゃんと教えてもらえますよね?」
「もちろん。今回はそのつもりできたからね。それで、どんな能力かなんだけど、狩技装備数+1と常時SP状態Ⅱだ」
(運UPの事に関しては言わなくていいだろう。)
「え!何ですかそれ、チートともぶっ壊れとも言いえづ、かと言って弱いわけではない能力は、
凄く安心しました」
「それはよかったよ。ところでⅡをⅢにしたいのだが、」
「却下です。さすがにそれは、」
「まあ、そのなんこと言わずに私からの祝いの品だと思って」
「う、うーん。そこまで言われたら、うーん。」
「よし、それじゃあ決まりだね。」
そう言うと神さまこちらに手をかざす。
「え!ちょ、神さまー!」
制止も遅く(と言うか仮に間に合っても無視されてたと思う。)、俺の周りを白い光が囲む。
「?特に変わった感じはありませんね。と言うかこんなことができたんですね」
「そんな劇的に変わるものではないからね。それと、もともとあったものを増やしただけだからね」
まー。0から1にするよりも、1から2にする方が簡単だからね。
もう、人外になってる気がするけど気にしない。気にしないったら気にしない。
「もうこうなってしまったからいいですけど、もうこんなことしないでください」
「ふふ、善処するよ」
「はーあ。神さまほんとにもうしないでください。後、神さま」
「なんだい?」
「神さまってポケモンのこと知ってるんですか」
「ああ、一応やっているよ」
「それじゃあ、三値って知ってますか?」
「もちろん知っているよ」
「本当ですか!それじゃあ―――――――――――
この後、しばらくの間ポケモンのことを語っていましたとさ。
ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
まあ、とてつもなく拙い作品ですが。楽しんでいただけたでしょうか。
ちょと遅くなってすみません。正月は1月7日(松の内)までだ。
どうも作者の彼岸沙華です。
今回はとてつもなく長いですごめんなさい。
まずは今作初の戦闘です。
上手く書けてるかな?
まあ、そこら辺は感想を見るとして。(みんな感想を書いてください。お願いします!)
ネコ嬢のキャラとか大丈夫ですかね?
時間が結構あれだけどこうするしかなかった。
後悔はしている。
次も早めに出せたらいいな。
それでは最後にミラルーツ様万歳‼