モンハン世界に転生したので祖龍様に結婚を申し込んでみました。   作:彼岸沙華

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第九話 冥府の底にて妖星と踊る

あれから、数週間が経った。

生活は特に変わった事もない。

だが、一つだけ不穏な事がある。

 

飛行船の消失事件の再発並びに範囲の拡大。

 

これが何を意味するのかって(オストガロア)の活動再開そして、前よりもさらに凶暴になっているということだ。

 

ところで今、俺はどこにいるでしょうか?

 

ヒントは全体的に緑があって、高いところにあって、建物が石造りのところです。

 

…………

………………

……………………

 

わかりましたか?

正解はベルナ村です。

 

なんか変なテンションになっているけど気にしないでくれ、最近結構忙しかったんだ。

それで、あの知らせだ。

心身ともに疲労が溜まっていくってもんよ(それ程でもない)。

龍識船は快適だけどやっぱり結局家にいるのが一番いい。

と言っても今いるのは家じゃないけど。

 

「失礼しまーす」

 

「いらっしゃいませ。ボタンのよろず屋に、ってシャゲくんじゃないか。

久しぶり」

 

「久しぶりです、フェンネルさん。あれ?ボタンさんは?」

 

フェンネルさんは、ボタンのよろず屋の専属ハンターだ。

初めて会ったときは色々あったらしく、入れ違いにすれ違いだったようだ。

主に荷馬車の護衛をしていたりする。

それじゃあ、なんでボタンさんがいなくてなんでハンターであるフェンネルさんが店番しているんだと思うだろ。

 

「もしかして、またですか?」

 

「ええ。またです」

 

あははは、お互いに苦笑いをする。

はあ、あの人はまた……。

時々あるんだこういう事が、

ボタンさんは凄くアグレッシブなんだよいろんな意味で。

それでな、何か自分が面白いと思った事を聞いたら直ぐに行動するんだよ。

本当に直ぐに。

それこそ、護衛のハンターであるフェンネルさんを置いてまで。

ボタンさん曰く

『フェンネルの準備は遅い。そんなもたもたしてたら得られるものも得られなくなっちまうよ』

だそうだ。

けど、フェンネルさんの準備とかってそんな言うほど遅くないんだよね。

哀れフェンネル。

 

「あっ!何か、欲しいものがありますか?」

 

思い出したように接客を始めるフェンネルさん

別にいいんだけど、この事知られたらボタンさんに怒られそう。

まあ、そもそも本業ハンターだし、俺は完全に身内みたいなもんだしね(あと、俺も忘れかけてたし)。

 

「はい。もちろんですよ。あれとこれとそれとあそこにあるやつと向こうにあるやつとそれから―――――

 

 

 

それじゃ、ボタンさんがせっかち(B↓S↑)なのかって?

別にそうじゃないんだよね。

いつもは。

よくいるじゃん特定の事が絡むと性格が変わったりする人。

ボタンさんはそう言うタイプの人だ。

周りがあんまり見えなくなるんだよな。

と言ってもそれで間違いを起こさないのがボタンさんの凄いところなんだよなー。

 

 

「そういえば今度は何があったんですか?」

 

「さあ、よくわかりません。ただ、雑な文字で、『介J̻もい◯行〈.店蕃任せこ』、と意味不明な書き置きを残して消えました」

 

まじでなんだよこの書置き、いや何となく何を書きたかったかは伝わって来るんだ。

でも、でも、やっぱり意味わかんない。

 

「は、はあ。これはこれは。ご愁傷様です」

 

「解読出来ますか?特に前半」

 

「無理です。でもなんか伝えたいことはわかりますよね?」

 

「まあ、そうですけど。はぁ、一人で勝手に行かないで欲しいです」

 

「確かに同意見です。ただでさえ、最近飛行船消失事件が再発しているっていうのにねぇ」

 

「そうですね。どこに行ったのかわからないので不安です」

 

「ほんとにそこですよね。場所さえわかれば追いかけられますからね」

 

「もしかしたら、そのことを見越して場所は書かずに用件だけを書いたのかもしれませんね。

はい、こちらが注文の品です」

 

「はい、ありがとう。

その用件すら読み取れませんけどね」

 

「はあ、いつも書く字は綺麗なんですけどメモ書きのときは異様に雑で誤字脱字だらけになるんですよね。

あの人」

 

「同じ人が書いたとは思えないですからね。

はい、お金」

 

「丁度ですね。ありがとうございます。

この文字を見るたびに実は二重人格なんじゃないかとさえ思ってしまいますよ」

 

「そう言うところがいいんじゃないんですか?」

 

「ええ、そうですね」

 

「それじゃあ、また」

 

「はい、ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」

 

さて、どうしようかなぁ。

コットンと戯れて一日終わらせようかな。

 

「まあ、とりあえず家に帰るか」

 

そう思い家へ向かい歩いていると

 

「あのをすいませーん!」

 

なんだか大きな声出してる奴がいるな。

 

「おーい!待ってくださーい!」

 

誰かを呼んでいるようだ。

俺には関係無いな。

 

「ちょっと。待ってくださーい!」

 

ほんと誰だよ呼ばれてる奴、とっとと止まってやれよ。

 

「あの、本当に待ってくださーい!

はあ、はあ、待って、くださ、い」

 

………………

もうそろそろ、かわいそうだから止まってやるか。

 

「何か用ですか?」

 

「はあ、はあ、気が、ついていたなら、はあ、はあ。

早く反応して、はあ。

くださいよ!」

 

「すまん。他の人に言っているのかと思いまして」

 

「絶対に嘘ですよね。僕が呼びかけた瞬間、歩くの速くしましたよね?」

 

「気のせいじゃないん」

 

「絶対に違います」

 

「それで」

 

「はあ。院長がお呼びです。直ちに装備を整えて来るように、飛行船消失の件で話があると」

 

「わかった。準備が終わり次第直ぐ行く」

 

「はい、そう伝えておきます」

 

「そんなに時間はかからないよ」

 

そう言って急いで家に戻る。

コットンが遊んで欲しそうにしていたが我慢して準備をする。

バーンエッジを装備して、

 

「準備完了だな」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようやく来着たんだね。アンタを待っていたんだよ。

いいかい、心してお聞き。

……竜ノ墓場を調査中の調査団からの連絡が途絶えた。

この意味はお分かりだね?

そう、事態はもはや、一片の猶予もない。

可及的速やかな調査団の救出は、我々の責務であり、権利さ。

だから…調査団救出に当たって、我々龍歴院は最も信頼のおけるハンターに、オストガロア討伐の任を与える」

 

「?」

 

「ふ、ポカンとした顔をしなさんな。もちろん、アンタのことだよ、お若いの」

 

「え?は、はい」

 

「ほらほら、分かったらボサっとしてないでさっさとお行きよ。

調査団の連中が待ちくたびれちまうからね。

頼んだよ、お若いの……いや、我ら龍歴院のハンター」

 

「はい!必ず成功させてみせます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それにしてもオストガロか、あいつも古龍種だし喋るのだろうか」

 

でも、

 

「和解なんてできないよな」

 

和解をするつもりなら最初から話しかけられてるよな。

それに、最後に聞いたあの言葉あれは幻聴なんかじゃないと思う。

だとしたら、

 

「お相手さんは殺意マシマシのぶちぎれ状態だと思うしな。

それだったらこちらも勝手に怒る理由も倒さなければならない訳もあるわけだからな」

 

はあ、生き残れるかな~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オストガロアよ私は帰ってきた」

 

ただいま竜ノ墓場ベースキャンプ。

相変わらずここは世界の終わりみたいな感じだな。

 

「できればここにはもう二度と来たくないな。

それじゃあ……、

行くぞー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目の前に見えるは骸を纏いし龍。

ここで俺は刃薬を塗った。

それと同時に咆哮するイカ。

 

「ガーーオーーー」

 

予想通り。

背中の噴出口から青いやつをこちらに撃ち出してきた。

それをかわし攻撃する。

叩きつけが来たらそれをかわし攻撃、突進が来たらそれをかわし攻撃、かわして攻撃、攻撃。

前回と何も変わらない。

おかしいな。

そう思ってされど、気は抜かず戦う。

 

「どりゃあああああ」

 

ラウンドフォースを放ち片方の触腕の骨をを壊し、怯んだ隙にもう片方に攻撃、

ついげきのバックステッポからの溜め斬りでさらにダメージは加速した。

残りの触腕の方の骨まで破壊に成功する。

そして、バランスを崩し転倒したオストガロアの弱点にブレイドダンス!

痛みによってオストガロアは咆哮を上げる。

怒り状態か?

しかし、周りの景色は変わらない。

動かないオストガロア。

なんだどうした。

そう思った矢先。

突然、

 

〖ア、ア、アアア〗

 

冥府の底から死神がこちらに語りかけてくるような。

 

〖フフ、ハハハハ〗

 

そんな声が。

 

その声の主はこちらに《顔》を向け、

 

〖我ノ前二モウ一度現レルトハ、コノ忌々シイ人間ヨ〗

 

まるで侮辱された邪神が

 

〖言ッタデアロウ次ハ食ラッテヤルト〗

 

その怒りを表す様に

 

〖ダガ、気ガ変ワッタ〗

 

〖貴様ハ奈落二落チ続ケルヨウナ無限二終ワラナイ苦痛ヲ〗

 

周りが幻想的な、

否、この世のものとは思えない不気味な光に包まれる。

 

〖味ワワセテヤルー!〗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
まあ、とてつもなく拙い作品ですが。楽しんでいただけたでしょうか。
どうも作者の彼岸沙華です。
今回も短めでした。
まあ、もともと一話にまとめる予定の内容を二話に分けて出しているので。
さて、次回はついに本気の奴との闘い。
どうなるでしょうかね。
また長くなるのでめんどくさいという方はこれくらいで、

それでは最後にミラルーツ様万歳‼






はい、それではキャラの名前の由来のコーナー
フェンネル。
植物の名前はウイキョウといい。
商売花言葉で検索したら出てきたので付けました。
花言葉は「賞賛に値します」「背伸びした恋」「力量」「精神の強さ」
「強い意志」「どんな賛美でもあなたを語り尽くせない」など、
ちなみに他のキャラと違い花を選んでからキャラを作りました。

思ったより長くならかった。

それでは最後にミラルーツ様万歳‼






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