笑神様は突然には相変わらず面白いですね。朝に放送していたのを偶然見れました。やったね。
新年一発目の投稿と成ります。
それではどうぞ( ^-^)_旦~
(いつの間に、今まで気配が無かったのにいきなり現れた。しかもあの角、クソ。)
赤芽達の後に姿を現した少女、彼女の頭には立派な角が生え両腕には手錠のような物が着いておりその鎖の先には菱形の物体が着いている。
赤芽達は知らないが、彼女こそ何回も宴会を起こしている元凶であり。今の幻想郷では忘れ去られた妖怪、鬼である。
(さてと、どうしよかな僕の実力じゃあ、すぐねじ伏せられる、少なくとも勝てる相手じゃない。)
「ふふふふ、久し振りに見たなー、私を見て怯えないやつ、けど、あたしが用が有るのは後の子。その子ちょっと貸してほしいなー。」
「!!」
彼女の目が夜兎を見つめる、自分と同じ鬼、しかも子供ときた彼女を自分の傍に置けば彼女の親と会える。その子鬼の前にいる妖怪には用はない。
「悪いけど、名前も知らない奴に僕の妹は渡さない」
赤芽は夜兎を自分の影に隠すように目の前の鬼に立ち塞がる。その様子を見て不愉快そうに顔を顰める鬼。
「ふーん、たかが妖怪が私に逆らうんだ、ふーんそう。
くくく、」
不愉快そうに顔を顰めていた鬼の顔が含み笑いに変わる。
「じゃあ、コレを食らってもその調子のままでいられるかな?。」
「ひ、」
その瞬間、鬼からとても強い殺気が飛ばされる。その殺気を食らった夜兎は怯えて赤芽の背後に隠れる。だが、鬼の目の前に立つ赤芽は怯える様子を見せず、相変わらず、鬼を睨みつける。
(やっぱり、鬼と為ると潜ってきた戦場が違うから殺気がとても強い。けど、この子が居る以上此処で逃げる訳にはいかないな。それに、この程度師匠が怒った時よりはまし。)
その様子を見て面白そうに見る鬼
「へえ、後の子は怯えるのに怯えないって、面白いなお前、、、気に入った!、君名前は?」
「そう言うのは、先に名乗るのが筋だろ?。」
相変わらず鬼を睨みつける赤芽
「ふふふふ、鬼である私に怯えずにいれるとはね。益々面白い。
私は伊吹萃香、君が庇ってる後の子と同じ鬼だよ。」
「僕は鈩赤芽、只の鍛治氏。」
「ふーん、赤芽か、後の子の名前は?。」
「夜兎」
夜兎の名前を聞いた途端萃香の目が見開いた。
「夜兎!?、あの紅蓮鬼と鬼神の娘!?まさか、地上でそんな大物の子供に出会うとはね。」
(紅蓮鬼?、話の流れからするに師匠の事?、けど、師匠は自分は只の鬼って言ってたけどな?どういうことだろう。)
こうして、何回も宴会を起こしている元凶である萃香に名前を覚えられる事に成った赤芽達、この後、赤芽の家に萃香が出入りすることになるのだか、其れは別のお話である。
今回で東方萃夢想、三日置きの百鬼夜行編は終わりです。
次回からは永夜異変ですが、赤芽の様子が色々と変わる事と刃の知り合いである。ある旧作キャラが出てくるのでお楽しみに!
後、赤芽は自分の師匠が幻想郷で恐れられていた鬼神紅蓮鬼だとは知りません。