東方鍛冶録   作:苦労バラン

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今回から花映塚編に入ります。
前回の最後からの刃達の行動を記載しておきます。
刃(赤芽)ユウゲンマガン赤芽の家に向かう→迷い竹林内で妹紅と遭遇あわや戦闘になりそうなのをどうにか回避→迷い竹林から出て向かう途中刃が異変を解決した霊夢達を遠目で視認遭遇しないように迂回→家に到着→夜兎がボロボロな赤芽を見て慌てる→その後刃が赤芽と夜兎を自宅に連れて帰ることにする→帰宅後赤芽の怪我を見たコンガラが刃に事情を聞く→コンガラ、暫く赤芽を自宅に泊めるように刃に提案→刃、赤芽の意思を尊重するため目を覚ますの待つ→今回の話という流れです
では、どうぞ


六十年周期の大結界異変
六十年周期の大結界異変壱


妖怪山奥にある日本屋敷のとある部屋に一人の少女が眠っている。その体は包帯やら等の簡易的な手当はされておりまだ意識は戻っていないようである。そんな意識のない赤髪の少女、赤芽の寝ている部屋の襖が開いた。そこから入ってきたのは手元に水のはいった桶を持つ黒髪でこの屋敷の主の娘夜兎。その顔は未だ暗い何せ自分が良い子で留守番していて夜になっても赤芽が帰ってこずそれでも帰ってくるのを待っていて、扉をたたく音がしたので扉を開けたら何故か自分の父親に背負われるボロボロな赤芽がいたのである。父親に聴いても何故赤芽がこんなにボロボロなのかは教えてくれずそのまま父親に連れられ家に帰ってきたのである。

夜兎は桶に乾いている布を水に浸けて絞り赤芽の顔を拭く。意識のない赤芽の汗などを拭いてあげようと思った妹心である。

「姉様」

ギュゥゥゥゥ 

無言で手を握り締め昨日の自分を悔やむ。自分が姉と慕う存在が何か合ってボロボロになっていたのに自分は呑気に留守番した後のご褒美を考えていたのだ。そんな自分に苛立つ。すると

「ぅ、ぅ~ん、、、ぅん?」

「!!姉様?、、赤芽姉様?」

「、、、ぅぅぅん?、、、夜兎ちゃん?、、、あれ?此処何処?。」

「姉様!!!」

「っへ?、うわぁぁ!?」

バタン、ドシン!

赤芽が起きたことに喜び、彼女に飛びつく夜兎、赤芽の方も起きたら自分が知らない部屋にいると言う状況に気を取られ夜兎が飛びついてくるのに対処出来なかったのである。その結果

「姉様!!姉様~」

スリスリ ギュゥゥゥゥ

「ああうん、僕が起きたのが嬉しいのは分かったから強く抱きつくのは辞めて!!何でか体が痛いから!!、痛たた~」

夜兎に強く抱きしめられ何故か体全体が痛い赤芽は夜兎に離してと訴えるが、夜兎は離すどころか更に強く抱きつく。

(え~と、確か昨日?届け物をした帰りに月を見たら、なんか頭痛くなって、えーと其れから、、、あれ?、、其れから?、、、へ!?、、何で何にも憶えてないの?

、、え、え、え、え?)

自分の今置かれている状況を整理しようと記憶を遡るが、月を見た後の記憶がないことに慌てる。ただ記憶がないだけなら、ど忘れしたかなーで済むのだが彼女には何故か自分の妖力が不自然になくなっている上に彼女の心の中ではもっと人を殺したいと言う微かな衝動があった。

「姉様?どうしたの?。なんか様子変」

「っへ!?な、何でもないよ!」

明らかに夜兎に誤魔化そうとするが、夜兎の目は怪しんでいる。赤芽はどう誤魔化そうかと悩んでいると、

「お、起きたかバカ弟子」

部屋の騒ぎを聞きつけたのか開きっぱなしの襖の廊下側から顔を覗かせたのは赤芽の師匠である刃だった。




どうも苦労バランです。
前書きでも言ったとうり今回から東方花映塚変です。
まあ、赤芽は永夜異変のとき暴走して刃とユウゲンマガンにボコボコにされてその時の怪我の影響で現在刃とコンガラ、夜兎の家にいます。基本的に刃邸での会話パートになります。
では、次回もお楽しみ。
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