東方鍛冶録   作:苦労バラン

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今回から東方地霊殿編になります。儚月抄、風神録、緋想天は幾ら考えても絡め辛いので飛ばします。ご理解下さいm(__)m
異変名に関してはWikipediaの方に○○異変と書かれていないので起きた出来事を分かり易く異変名にしました
ではどうぞ


間欠泉異変
間欠泉異変壱


妖怪山中腹程の場所にある大きく空いた風穴、その穴は強く風が吹き込み下手に近づけば空を縦横無尽に飛ぶ天狗達でさえ引きずり込まれるため近づかず、穴の底さえも闇に覆われ見えず天狗以外で好んで近づく者は居ない

そんな風穴内部、1人壁に垂れている白い糸に捕まり降りていく赤毛の少女、その髪は暗い風穴内部でもよく目立つ。

「相変わらず旧都まで長いなーこのまま何事も無く着けるかな?」

鍛冶道具が入った木箱を背中に背負いながら糸に捕まり降りる赤芽、以前は椛の刀を磨ぐための材料を調達しに旧都に行った彼女だが今回も刀を打つ為の材料を調達するために向かって居るのだ。

旧都、そこは嘗ては地獄の一つとして機能していた場所だが、地獄の収縮化において不必要とされ今では使われなくなった地獄の跡地である。地獄の跡地だけであり怨霊達が漂う誰も立ち入らない場所だったが、今では地上から姿を消した鬼や、地上に居場所がない妖怪、人間から嫌われたり人間嫌いな妖怪達が住む言ってしまえば嫌われ者の都になっている。この旧都自体既に捨てられた地獄の跡地であり好んで近づく者は居ないうえに此処に来るには妖怪山にある風穴を通るほか道は無く風穴にも人からは嫌われる妖怪達が住んでおり余程の物好きでない限り訪れることは無い。

「よし、このまま何事も無くいけそう「あ!!赤芽じゃん!」ああ僕の望みは儚く幻想に散った。」

赤芽に声をかけた少女、その姿は金髪に黒い服の上にジャンパースカートを着た上下逆さま状態の少女だった。その手からは赤芽が今掴んでいる物と同じ白い糸が伸びていた。

「はぁ、本当逆さまになるのが好きだねヤマメ。」

上下逆さま状態の少女の名は黒谷ヤマメであり風穴に住む嫌われ妖怪である土蜘蛛の1人で赤芽の友人の1人でもある。

「あ、ははは。私はこの状態が落ち着くからねー、此処にいるってことは旧都に用事?」

「まあそんなとこ、それじゃ。」

ヤマメとの会話を切り上げスルスルと糸を伝い下に降りていく赤芽、このお喋りな友人と会話していると下手すれば日が暮れるまでその場に留まることになる空を飛べるならば別に構わないが、生憎赤芽は空を飛ぶことは出来ない。師である刃からは一様空への飛び方はこの間改めて教わったが、下手なのかうまく飛ぶことはできず、諦めたのだ。その結果以前ヤマメに頼み風穴に旧都まで行くまで用に糸を垂らせて貰ったのだ。

「えぇーつれないなーもっとお話ししてこうよ~」

「生憎ヤマメと話してたら僕の腕の限界が訪れて僕が落ちるんでね。」

「む~う」

スルスルと糸に捕まり風穴を降りていく赤芽とその傍でふくれっ面に何ながらついて行くヤマメの姿は2人が旧都に着くまで続いた。

 




どうも、苦労バランです。当初はオリジナルと原作を混ぜたオリジナル異変でもやろうかと思いましたが、途中で失踪する可能性が高くなったので辞めました。
前書きでも言いましたとうり花映塚と地霊殿の間にある儚月抄、風神録、緋想天の三つに関しては触れません。
そもそも赤芽の性格上月の都に攻め入るのに関わりたがらず、八雲の計画に師匠である刃が絶対に関わらないように自宅待機させてました。風神録に関しては山の問題だから僕が関わることじゃ無い。と本人が思い関わらず
(紅霧辺りで風神録辺りで関わると書いてましたが関わらせません楽しみにしていた方はすいません。)
緋想天に至っては本人が異変と認識していないという事情が有りますので。
また前回新キャラが赤芽に関わると書きましたがちゃんと関わるので暫くお待ち下さい。
では次回ものんびり気ままに本作をお待ちくだされば幸いです。
本作に関する感想意見、お待ちしております。
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