東方鍛冶録   作:苦労バラン

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どうもお久しぶりです苦労バランです。
ここ最近アイデアが浮かばず其れに専門学校に通い始めて時間がとれず、本当にすいません
今回から東方神霊廟編になります。
また前編後編の2話構成になりますがあしからず。
前編は赤芽視点からではないのでご注意下さい。
ではどうぞ。


神霊異変
神霊異変前編


妙蓮寺境内墓場

本来なら死者が眠り訪れる者が少ないはずの墓地、だか今はさまよえる魂否特定の姿を持たない神霊達が大量に漂っている。

「へぇーこれは随分旨そうな魂が漂っている。しかも殆どが神霊、並大抵の妖怪なら居心地が悪くなるわね。」

そんな墓地を1人歩く八目沢は辺りを漂う神霊を見ながら墓地内を進んでいく。そして、

「あぁ、此が彼奴が言ってた聖人が封印されている場所え続く道か。」

彼女が見つめる先には人1人が通るのは余裕がある穴、

その薄暗い穴の奥からは妖怪からすれば天敵でもある聖人の気が流れてきている。墓地に集まっている神霊達はこの気に惹かれて集まってきているのは明白である。

「ふふふ、全力の力が出せない聖人なら喰えるかしら?。」

穴の先にある廟にいる存在の味を想像し舌舐めずりをする八目沢すると。

「おおー?お前はー侵入者かー?。」

「、まあそう簡単に喰える分けないよね普通。、」

八目沢は自分の後を振り向く。

「!?、都、、よ、良香?、、何で貴方が此処に!?。」

彼女に話しかけたのは青紫色のハンチング帽を被り半袖の中華風の服を着た少女だった。

「あぅ?お前ー私とー何処かでー会ったかー?。」

(う、嘘よ!嘘よ!嘘よ!。彼女は、良香はあの時死んだ!、私の目の前で!なのに何で此処に!?。)

普段表情を乱す事の少ない彼女がここまで取り乱す様を普段一緒に行動してる柘榴が目撃したら驚くほど取り乱す八目沢。その様子を顔に札を貼ってある少女、宮古芳香はその様子を只見ている。

「お前ー結局ー侵入者かー?それならー此処でー倒すのみー。」

芳香は自分の前方に向けられている両腕を振り上げながら八目沢に飛び掛かる。

「く、くそ!貴方とは戦いたくないのに!、辞めて!良香!」

芳香の攻撃を躱すがけして反撃をしようとはせず只躱すだけの八目沢、何せ相手は嘗て彼女が人間だったときの

友なのだ。

(額に御札?、、キョンシー!?あの時良香の遺体は埋葬したはず誰かが掘り起こした?、それなら)

「あーうーおー大人しくくらえよー」

攻撃(只腕を振ってるだけだが)を続ける芳香すると。

「はあ!」

八目沢の手から気弾が放たれてその気弾が芳香の額に貼っていた御札に当たり剥がれその瞬間芳香の動きが止まる。

「はぁはぁ、キョンシーは札を剥がせれば逆に凶暴化する。出来ることならもう動かないで「弥生?」!?」

俯いている芳香から発せられた名前、に同様する八目沢、その名は嘗て彼女が人間だったときの名前だからだ、俯いている芳香は以前として動かない。

(今のは?間違いない良香の声、けど何で、キョンシーは生前の記憶を憶えている筈が無いのに。)

不意に頭を抑える八目沢、彼女の脳裏には嘗て人間だったときの記憶が映し出されていた。

(「私は都良香、只の文人です。貴方は?」)(「弥生弥生!とても良い花見が出来る場所を見つけたのです一緒に行きませんか?」)(「弥生、私は仙人成ろうかと思います。よろしければ貴方も共に行きませんか?」)(「弥生私は貴方という友がいて良かったです。」)

「ぐ、うぐぐ、違う今の私は貴方の友の弥生では無い無いんです。」

頭を抑える蹲る八目沢、彼女の片腕にはひび割れが入りパラパラと欠片が落ちて行っている。

「ぐ、誰かが来る前に立ち去りますか、」

そう言って頭を抑えながら立ち去る八目沢、一度芳香を見た後振り返らず立ち去って行った。

「や、よ、い、わ、た、し、た、ち、は、い、ま、で、も、」

そう言ったきり良香は動かなく成った。




改めて、お久しぶりです。苦労バランです。取りあえず更新するのを忘れて申し訳ありませんでした!!。
今回八目沢の設定が元人間と言うのが判明しました。時代的には芳香の生前とされる都良香と同じ時代の人間で彼女の友人でした。因みに一様文官で其れなりの実力は有りました。弥生と言うのも人間だったときの名前です
では次回もお楽しみに。
感想お待ちしております。

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