では令和初投稿になりますがどうぞ( ^-^)_旦~
宗教戦争異変壱
ここ最近幻想郷ではある事が人々の間で流行っていた、いや人間だけで無く一部の力の弱い妖怪の間でも流行っていること、其れは厭世観と言い人間妖怪問わず多くの者達が何に頼って良いか分からず物事の悪い面しかみない自体に陥っているのだ。そんな状況を見て好機だと思ったのか幻想郷の宗教家達はこぞって信者集めを開始した。普段は宗教に興味を持たない人や妖怪達も今回ばかりはこぞって神社や寺にお参りに行った。そしてあっちこっちで宗教家達が宗教家同士の戦い宗教戦争をしているさなか何やら捜し物を為ている2人の妖怪がいた。
片方は赤い髪に1本脚の鍛治氏鈩赤芽でもう1人はピンク色の髪を持ち周囲に様々なお面を浮かせている少女、嘗て有名な能面氏が使っていた能面が長い年月を経て妖力を得た付喪神こと赤芽の友人の1人である秦野こころである。
「はぁ~全くさ~何で面を無くすかな、君が持ってる面が一つでも無くなったら大変な事になるって自分で把握為てるでしょこころ?。」
「、、、ごめん」
彼女は姥の面を被りながら謝罪する、一様補足しておくが此はけして巫山戯てるのでは無く彼女秦野こころの妖怪としての種族が関係している。彼女は付喪神の一種である面霊気と言う妖怪で古いお面が長い年月を経て付喪神になった妖怪でその妖怪の特性で彼女は自分の感情を表す際にはその感情に該当するお面を被るのだ。今被っている姥の面場合は悲しみを表している。
「はあ、別に良いよ、こころだってわざと無くした訳じゃ無いんだし、速く見つけないと大変な事になるんでしょ?、確か無くなったのは希望の面だっけ?。どんなの。」
希望の面、そのお面はこころが持っているお面の一つであり今現在二人が探しているお面である。そもそも幻想郷で厭世観が蔓延為ているのも彼女が本来揃っているはずの66枚の面の内の一つである希望の面を無くしたことが原因でもある。無くしたことに気づいた当初は1人で探していたが全然見つからず途方にくれていた所偶々依頼品を納付為に近くを通り掛かった赤芽に声をかけられ事情を話今に至るのだ。
「しかし、里の人達がやけに疑心暗鬼になってるなと思ってたけど、面を一つ無くすだけで感情が暴走して人から希望が無くなるって色々と怖いね君は。」
「、、、私だってわざと無くした訳じゃ無いもん、、、気づいたら無くなってたんだもん、、、まさかこんなことになるなんて私だって考えても無かったよ!!。」
「!?いきなり面を変えるなよ。びっくりしたなぁもう。」
こころの声のボリュームが上がるのと同時に彼女が被っていた面が姥から般若の面に変わる般若は怒りを表しているのだ。その後2人は人里の中を懸命に路地の裏も探したが結局希望の面は無かった。2人の面探しはまだまだ続く。
どうも久しぶりです苦労バランです。やっと神気楼編に入れましたよこの小説を初めてから一年が過ぎましたがここまでやってこれたのもこんな駄作と言って良い作品をみてくれている皆様やお気に入り登録為て下さって皆様のおかけです。誠にありがとごさいます!!m(_ _)m
其れでは出来る限り次話は速めに投稿いたしますのでどうぞ此からも本作品をお楽しみ下さい。其れでは。