東方鍛冶録   作:苦労バラン

37 / 42
ざっと二週間ぶりの投稿です。気が向かなかったとか話が浮かばなかったとまあ言い訳はさておきどうぞ


宗教戦争異変七

「?あぁん、何だよ兄ちゃん俺たちに何か用かよ?」

酔っ払い2人は後から自分達の肩を叩いた人物を睨みつける。彼が編み笠を被っていることと2人組が酔っ払っていることから強気に成っている模様だ。

「用も何も其処の赤い髪の子と薄桃色の髪の子は俺の連れでな?その子達に何か用か?と聞いたんだ。」

丁寧に酔っ払い2人組に要件を告げる刃、2人組の視線が自分に集中為てる為その間に赤芽に目線だけで立ち去るように促している。

「!、行くよ、こころ」

「え、う、うん」

お互いの手を繋ぎながら立ち去る赤芽とこころ、その2人の後を追おうとした酔っ払い2人組の進路を塞ぐように立ち塞がる刃。

「あん?、おいこらどけや!」

「何言ったろ。あの2人は俺の連れだと、あの2人に用が有るなら俺が聞くぞ?。まあ最も酔っ払っていい気分の時にこの辺りじゃ見ない顔を見つけたから声かけてあわよくばと言う邪な思いがあるだろうがな。」

自分達の考えていた邪な思いを暴かれて顔が赤くなる酔っ払い2人組、その内の片割れは自分らの思い道理に行かず考えていたことも暴かれてキレたのか殴りかかった。

「この!俺たちの邪魔すんじゃねーよ!ゴラ!、、んな!?」

殴りかかった鬼も其れを直ぐ傍で見ていた鬼も唖然とした。目の前の編み笠を被った見知らぬ奴に向けた拳は直ぐに掴まれたほかその腕ごと強く捻られた。

「!!!!!!痛ててててててててて!!!!痛ぇよ!離せやこら!」

「はぁ、全く縄張りの端とは言え酔って絡むのなら見逃してやったが余りしつこい奴は嫌いでな?見てるとお灸を据えたくなるんだよ。」

「な、何だよてめえは!?」

「うん?俺か?。そうだな、紅蓮鬼って名前に聞き覚えはあるか?小僧共」

紅蓮鬼と聞いた途端に酔っ払い2人組の顔が勢いよく青ざめた。紅蓮鬼と言う名は鬼の間では知らぬ者などいない程の知られている鬼で有り、嘗て地上に居た鬼ならば尚更聞き覚えはある名だった。

「な、な、な、、ぐ、紅蓮鬼!?何であの名高い鬼がこんな所に!?。」

「うん?、何だ俺が此処に居たら駄目なのか?」

「!!い、いえ!滅相もございません!。」

最早青ざめたを通り越し顔色が白に近い色に変化している2人組、何せ見知らぬ少女を見つけ声をかけたら更に見知らぬ赤髪の少女も現れてもしかしたらを期待したらまさかの伝説の鬼が現れたのだからこうなるのもやむなしなことである。

「そうかそうか、ならば此奴を連れて立ち去れ?。」

今まで捻っていた鬼の腕を放し片割れの方に放る。やっと腕を解放された鬼は腕を擦りながら刃から距離をとる。

そのまま2人組はとっとと立ち去った。

「やれやれ、最近はあんなのが増えたな。はぁ。さてバカ弟子が何をしてるのか聞かなければな。」

刃も先に立ち去らせた自身の弟子の後を追い立ち去った。




※因みに刃が旧都にいたのは、地上で起きてる異変に地底の奴らが関与しないように勇儀とさとりに釘を刺しに来たからです。
いやーお久しぶりです。苦労バランです。気が向かずなかなか更新せずすいませんでした。最近バンドリに嵌まってしまっていて昨日アプリダウンロードしてやっていて書いてませんでした。本当にすいません。
次回もお楽しみに

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。