冬に成って寒くなってきましたね。
「「ハァハァハァハァ」」
先程酔っ払い2人組に絡まれた路地から少し離れた場所で荒い息遣いに成っている赤芽とこころ、酔っ払い2人組が追いかけてくることを考えて出来るだけ離れたところに行くため休み無しに走り続けたのだから。
「ハァハァ、此処まで来れば流石に追いかけてはこないでしょ。 大丈夫?こころ?」
「ぜぇぜぇぜぇ、ちょっと待って、ハァハァハァ」
何気に体力がある赤芽と違い余り体力が無いこころからすれば休み無しに走り続けたことは相当疲れることであったようで、息切れすら起こしている。
「全く、体力無いなぁ。そんなんじゃ厄介な奴に目つけられたら逃げられないよ?。」
「そんなこと、ゼェゼェ言ったって、ゼェゼェ普段そんなに走らないんだよ?ゼェゼェ 普段は浮いて移動為てるから。」
未だ膝に手を付いて息切れを起こすこころを見て呆れる赤芽、すると。
「お、此処に居たかバカ弟子」
赤芽の背後から彼女の頭に手を置いて現れたのは彼女の鍛治氏としての師匠であり、先程酔っ払い2人組の相手をしてくれた刃であった。
「!師匠、先程は有難うございました!。」
「おう、別に気にするな。」ワシャワシャ
「何で僕の頭を撫でてるんです?」
彼は赤芽の背後から現れた後ちょうど良い位置に有ったのか彼女の頭に手を置いてそのまま撫でていた。その事を疑問に思い手が置かれてるため頭を後に逸らすことが出来ず自然と上目遣いに成ながら聞く赤芽。
「ウグ 其れも気にするな。」ポンポン
弟子であるとは言え赤芽は美少女であり並大抵の男なら上目遣いをくらったら欲に負けて襲いかかりそうに成るほどには可憐な少女である、そんな可憐な弟子の上目遣いを至近距離でくらった刃は心の中で薄ら出て来た鬼としての欲を押さえ込んで彼女の頭から手を放した。
「、、、赤芽、その人は?」
先程まで息切れを起こしていたこころは目の前での友人と見知らぬ男の様子を黙って見ており完全に空気になりかけていた。2人の話の邪魔に成らないように無言で見ていたのだが2人の話が終わったようなので見知らぬ男に少し警戒しながら友人に話しかけた。
「ああ、警戒しなくても良いよこころ、この人は僕の鍛治氏としての師匠の刃さんだよ!。とっても強いんだよ。」
自分の師匠を友人に紹介する赤芽の様子はとても誇らしいのか眼がキラキラ為ており少し子供ぽかった。そんな様子を見たこころと刃は少し笑った。
「改めて、此奴の師匠の刃だ、此奴の友人なら何かしらのことで関わるかもな。」
「秦こころ、面霊気、宜しく。」
「とりあえず、此処ではあれだ。近くに個室がある店が有るからそこに行くか。」
「ッハ!、師匠!奥さんが居ながら僕らを個室に連れ込むって「アホなこと言ってると何も奢らんぞバカ弟子」っえー!!冗談ですからー!!酷いこと言わないで下さいよー!!。」
軽く泣き喚きながら脇に引っ付く赤芽をあしらいつつ、後で眼をパチパチ為ているこころを連れて知り合いの店に向かう刃だった。
どうも、苦労バランです。雨の降る寒い日に家にこもりながら投稿です。地味にまた前回の投稿から二週間経っていて、この作品を待っている人がいるのかな?と思いつつ投稿しました。
では次回もお楽しみに。