ではどうぞ。
旧都の中心部から少し離れた閑静と為た通りに有る店にやってきた刃達、この辺りに来るまでに美少女2人を見た酔っぱらいが声をかけようとしてきたが笠で顔を隠した刃が少し笠を上げてその下から睨みつけた為顔を蒼くして大抵の酔っぱらいは引き下がって行った。中には其れでも声をかけようとしてくる猛者もいたが、刃が軽く威圧為た結果引き下がって行った。
「この店は俺の部下がやっている賭博場件料亭でな?。余り表沙汰に出来ないことを話すにはうってつけだ。」
そのまま店の中に入る刃達
「あれ?、笠は取らなくて良いんですか?師匠?」
笠を取らず店の中に入っていく事を疑問に思ったのか素直に質問する赤芽、その隣では不思議そうに首を傾げるこころ。
「ああ、さっきも言ったが、この店は俺の部下がやってる店でな下手に顔を隠さないで出入りすると面倒臭いのが湧くんだよ。」
面倒臭いの?っと首を傾げる赤芽。その様子を見た刃はお前は気にしなくて良いとさっさと店の中を進んでいく。途中ですれ違った店の従業員らしき女性は先頭を歩く刃を見て直ぐ分かったらしく丁寧に頭を下げたが、彼の後にいる2人を見た後はあらあらと言いながら少し含んだ笑みを刃に向けていた。
そのまま刃は無言で、後にいる赤芽とこころは興味深そうに周囲をキョロキョロ為ながら進むこと数分後。
「、、、この部屋で良いか」
とある部屋の前で立ち止まり部屋の襖を開けて入る刃、続いて入って良いのか分からず困惑する2人を見た刃は笠を部屋の端の壁に立てかけつつ2人に部屋に入るように促す。
部屋の中はごく普通の和室で有り中央に少し大きい机が置いてあり座布団が4つ引かれている。
「さて、此処は店の中でも奥に位置してる部屋だ。他人に知られたら拙い話なんかをするにはうってつけだ。バカ弟子、お前が首突っ込んでる事を洗いざらい吐いて貰うぞ?」
少しばかり笑顔で赤芽に話しかけている刃だが、少しばかり威圧感が出ており確実に黙秘は出来ない雰囲気に成っている。
「うぅ、そんな威圧為なくっても良いじゃないですか~僕は師匠に隠し事なんか出来ないんですから。」
少女説明中
こころの事情を聞いた刃は少し眉間にしわが寄っている何せ今地上で起きている異変の原因が目の前に居る付喪神が面を無くした事でありその結果厭世観が流行る自体に為っているのだ。
「はぁ、随分と面倒臭い事に巻き込まれてるな。しかし不思議なお面か、俺も見たこと無いな。さとりの妹も何処にいるかは分からんしな。」
刃の言ったことに落ち込む2人、その姿に罪悪感を感じたのだろう。ある1つの提案を為た。
「ああ、すまん。お前らがそんなに落ち込むとは思わなかった。此処で1つ提案があるんだか聞くか?」
その提案を聞いた2人は其れを実行することに為た。その後部屋の外で待機していたのか先程すれ違った女性従業員が料理を持って待機為ており、料理を堪能した2人は地上に戻るため店を後にした。
刃side
「ふぅ、全く食いつきすぎだろ。」
赤芽とこころの2人が立ち去った後1人残っていた刃は料理の載っていたお盆を片づけた女性従業員が出したお茶を飲みつつ、先程の光景を振り返っていた。
(彼程落ち込んだと言うことはここに来る前に色んな所を探し回ったのだろうな。見てられずあんな提案をしたが成功する確率など低いぞ。)
お茶を飲みつつノンビリしていると。
「主様」
彼の背後に現れたのは先程料理を持ってきた女性従業員だが、雰囲気は先程とは違い額には角が生え格好も先程は淡い翠の浴衣を着ていたが今は紅い甚平に変わっており、露出為ている手首から腕にかけては鳥のような羽が生えている。
「来たか紅」
紅い甚平姿の女性-紅はこの店を経営為ている人物で刃の部下の一人だ。
「はい、其れで何かご用でしょうか?」
「ああ、俺の弟子が恐らく明日の友人と共に博麗の巫女に戦いを挑む。見守ってくれないか?」
命令というよりは頼み事に近く成っている自身の主の問いに先程自分が造った料理を美味しそうに食べていた赤毛の少女と薄桃色の髪をした少女の事を思い出しながら少し微笑む紅、
「分かりました。今から地上に向かい見守りましょう。」
「すまんな、紅」
最後まで顔を上げず姿を消す紅、再び部屋は刃のお茶を啜る音だけが響いていた。
そろそろ心気楼編も終幕が近づいてきました。最後に登場した紅さんは実は、当初は出す気は無かったのですが、ある特撮の敵キャラを見て気づいたら出してました。
↓紅の設定
名前 紅
種族 鳥鬼(鳥の特徴を持つ鬼で飛行能力がある)
能力 鳥を操る程度の能力
旧都の端にある賭博場件料亭の主で刃の部下、心優しく旧都で居場所のない妖怪を店の従業員として招き入れている。
(因みにモデルは仮面ライダーゼロワンのドードーマギア改です。)
では次回もお楽しみに。