東方鍛冶録   作:苦労バラン

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どうも、本当にお久しぶりです苦労バランです。
色々と次話の内容がまとまらず思いついたらでいいやと思い放置してたら年と年号を越しましたね。ア、ハハハ
(苦笑)此から不定期更新タグつけた方が良いですよね。
ではどうぞ


宗教戦争異変十 後

意図せず今回の異変の黒幕と成ってしまった秦こころと赤芽が人里にて異変解決に来た博霊霊夢と対峙しているその頃、里から少し離れたところの木の上からその光景を観察している人影があった。周囲に溶け込むように気配をけしているその人影は、赤芽の師匠である刃の頼みで旧都から地上へ向かう2人の後をこっそりつけてきた紅である。彼女は2人が何のために里に入りわざわざ巫女が来るような真似をするかは知らないが主からの頼みである何かあれば手助けしてやって欲しいと言うことをするため里が見やすくあまり離れていない木を選び向こうから見付からないように2人を観察していたのだ。そんな事情が有りつつも彼女の視線の先では巫女との戦いが少し激しさを増していた。

 人間の里

ヒュン! ヒュン! キン! キン!

「「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」」

博霊夢との戦いは少し赤芽達に分が悪くなっていた。幾ら赤芽達が鬼火を放ったり薙刀で切りつけても目の前の巫女は鬼火をひらりと躱し、薙刀を手に持つ陰陽棒で簡単に防ぐのだ。しかも此方の攻撃の合間を縫って御札や霊弾を撃ってきていているので其れで攻撃を防がれること既に数回、2人の体力は相当削られていた。

(此が異変解決の専門家博霊の巫女。確かにこの強さじゃ勇義さんが負けるのは当たり前だよ。けど本当に何あの棒!?本当に只の棒?さっきからこころの持つ薙刀を防いでるけどどうなってんの!?)

「うん?。もしかしてもう終わり?それなら今度はこっちから行くわよ」

かったるそうに陰陽棒を構えて2人の方へ突っ込んできた。

「うわ!?」

「!!」

赤芽は飛び退き、こころはその場から後ろに下がることで突撃を躱す事に成功したが。

「甘い」

宝具「陰陽鬼神玉」!!

「!な!?」

後ろに下がることで突撃を躱したこころだが霊夢は其れも想定していたようでそのままこころに近づき懐から出したスペルカードを発動し、突然現れた大きな陰陽玉をこころに投げつけた。投げつけられた陰陽玉はそのままこころに直撃した。陰陽玉をぶつけられたこころは体制を立て直すことも出来ず地上に落とされた。

「!?こころ!?。この嘗めるな!!」

炎符「炎刀紅椿」!!

「!!へぇ、また変なものを」

赤芽の周りに炎の付いた短刀が回転しつつ現れ彼女の腕が霊夢の方に向けられると回転しながら霊夢の方に飛んでいった。其れを見て少し驚きつつ慌てること無く冷静に動きを見つつ躱していく。

「何?この程度?。此じゃぁ大道芸にも成らないけど?」

「ふん、その油断が命取りだよ!!」

「?。!!っち」

キン! キン!

背後から飛んできた短刀を躱し或いは弾いて対処する霊夢。だが、弾かれても再び霊夢の方に飛んでいく。

「!!此は面倒臭いわね。」

短刀群を躱しつつ札を構える霊夢、その札を自身の周囲に飛ぶ短刀に投げつけた。短刀と札がぶつかり合い小さな爆発を起こし短刀群は下に落ちていった。

(っち。随分簡単に対象為れたな。さて此からどうするか。、、、変に近づけばスペルカードで叩き落とされるし。どうするってうお!?)

少し赤芽が考え込んでいると問答無用とばかりに札が大量に飛んできた。慌ててそちらの方向を見ると再び陰陽棒を構えながら霊夢が突っ込んできていた。

「これで終わりよ!!」

(まっず!!ってあれ?。あれは)

憂面「杞人地を憂う」!!

突っ込んできていた霊夢の背後からお面を投げつけるこころの姿があった。

「!?このってな!?」

後ろから飛んできたお面を弾いた霊夢だが突如として彼女の下から霊気を纏ったお面が流れていき霊夢を攻撃した。此は予想出来なかったらしく少しダメージを負う。

「こころ、無事だったの?」

「うん、何とか」

少しばかりボロボロに成っているがそれ以外の傷は無いように見えるこころ、その顔は少しどやっと為ているようにも見える。

「やってくれたわね。」

2人が聞こえてきた声の方に振り向くと少しボロボロに成った霊夢がいた。その顔は少し苛ついているように見える。

「もう颯々と終わらせる。」

陰陽棒を構えると霊夢から尋常成らざる気配が漂ってきた。

「!?此は何か拙そう。一気に決めるよ!こころ!」

「うん」

「「はぁぁぁぁ!!!!」」

こころが薙刀を赤芽が腰に差していた刀を抜き一気に霊夢に斬り掛かる、が。

「夢想天生」

2人の攻撃を霊夢が陰陽棒で弾いた途端その姿が消えて、2人の周りを大量の御札が囲む。

「「、、、へ?、、、」」

2人が自分達の周りを囲む御札に唖然為ていると、一気に御札が2人に殺到した。

「うわぁぁぁぁ!!!???」

「、、、嘘」

2人は抵抗するまもなく落とされた。

 




|ω・`)チラ
長く放置してたすいませんでした。
此にて東方心綺楼編はエピローグを遺して終了です。次話はできるかぎり近日に投稿します。
本当にごめんなさい!!
次回もお楽しみに。

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