東方鍛冶録   作:苦労バラン

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どうも苦労バランです。またまた、ハーメルンに来ていなかったので投稿を忘れかけていました本当にすいません!!次からは気をつけますのでこの小説を読まないのはやめてください!
では、気をとり直して春雪異変も今回でラストです。
基本的に今回は登場人物達の会話が多いですが。最後に人物紹介の方で載せたキャラの独りがでますのてあしからず。
では、どうぞ


春雪異変終

「桜の花びらかい?、生憎外はこの天気だからね、僕の店の裏の桜も咲いてはいなかったよ。」慧音に頬を弄られて数時間後、赤芽は里に来た理由を素直に話すことにした何処からか降ってきた桜の花びら、此の発生源を探すため里に来たのだ。「、、、ふむ、成る程君が里に来た理由は分かった。しかし、桜の花びらか、(゚-゚)、、、」この二人は桜の花びらの出所を知らないようだ。すると、「、、、あ!そういえば」霖之助が声を上げる何かしら思い当たる事が有るようだ。「うん?どうした霖之助」「いや、桜の花びらで思い出したんだ、魔理沙が「桜の花びらを追っかけて来るぜー」っと言っていたのをね。」 

霖之助の話に出た魔理沙という人物は霖之助と同じように魔法の森に住む少女であり、赤芽が里に入る前に里上空に見たのが彼女である。

「ああ、魔理沙か、彼女ならこの様な事になら関わろうとするだろうな。」「僕はあまり危険なことに首を突っ込むなと言ったんだかな。聞かなくてなそのまま箒に乗って行ってしまったよ。」「ふふ、お転婆なのは母親譲りか」何やら二人で楽しそうに会話している二人何となく赤芽は居づらくなった。「あの、僕もう帰って良い?」「む、この雪の中でか?やめといた方が良い別に私は構わないから雪が止むまで此処に要るといい」居づらさからか帰ろうとする赤芽、其れを聞いて雪が降る中帰すのは彼女の良心に反するのだろう、慧音は優しい顔で滞在するように言う。

「、、、じゃあ、お言葉に甘えて」人の好意にはとても弱いのだ。

その後結局雪が中々止まず慧音の家に泊まる事となった。その夜少しばかり人と関わってみようと赤芽が思ったのは彼女だけの秘密である。

 

    ???

赤芽達が居る人里から西の方に歩いた先、薄暗い森の中その場所は有る。薄暗い霧が発生為ていて視界は悪くよく見えないが其処には破損した家屋や畑、井戸のなれの果てが放置為れている。

その場所はかつての人里があった場所、かつて人が住んでいた里のなれの果てである。そんな旧人里跡地の奥にある比較的倒壊等が為ておらず損壊が少ない建物の中で一人の人否鬼が盃の中にある酒を飲み雪見酒を為ていた。「、、、冥界の妖怪桜を咲かせるためにこの土地の春を全て奪うとは、亡霊の考えることはよく分からん。」独りで酒を飲む鬼 すると。「何だ、こんな所にいたのか、刃。」

刃、其れがこの鬼の名前でありかつて幻想郷で多くの妖怪を恐れさせた鬼、紅蓮鬼刃である。

そんな彼の後ろから話しかけた人物、一見男装した麗人に見える女性だが、彼女の額からは赤い角が生えていた。「、、、こんな所とは失礼だなコンガラ」

コンガラ、そう呼ばれた女性は苦笑いをする。

「ああ、済まないなどうもこういう所は苦手でな、やはり家にいた方が落ち着くのだ。」 

此処で彼女達の関係性を言っておくと、彼女達は夫婦である。彼女、コンガラは家に戻って来ない旦那、刃を探しに此処まて来たのだ。「、やはり嫌いか?鬼を裏切った人間達の住んでいた跡地は」「ああ、出来ることなら近づきたくなかったよ。只あんたが此処にいたから俺は此処に来たんだ。」「そうか」

二人の間で交わされるやり取り夫婦だからかそのやり取りは自然に感じる。「なぁ」「何だ?」「あんたが目に掛けてる弟子、確か鈩赤芽だったか?」

鈩赤芽、その名がコンガラの口から出たとき軽く固まる刃「そんなに目に掛けてるなら攫えば良いじゃないか?私達は鬼だ、鬼は人攫いがなにわいだ、別に攫うのが妖怪でも対して変わらないだろう?」とても不思議そうに刃に問いかけるコンガラ。

(目に掛けてるか、確かにあいつには才能があっただからわざわざ今の鬼の多くが忘れている技術等をあいつに教えだが、下手をすればあいつが利用されかねんからな)

「攫わないさ、俺があいつを、アホ弟子を攫ったらあいつの道を狭めることになる其れはあいつの師として絶対にやってはならないことなんだ。」 

その言葉を聞いた彼女は呆れたように言った。

「やはり、おまえはそう言うところが格好いいな。」 

コンガラは彼の隣に座り彼の肩に頭を乗せる、その様子は正しく夫婦だ。

「そういえば、あの子が家を出た」「はぁ!?何でだ!?」「姉様に会いに行くだってさ。」「姉様???あの子に姉は居ないだろ?」「(´ヘ`;)」「??」

完全に子煩悩な旦那とその様子に呆れる奥さんの絵である。「あの子、夜兎はお前の弟子に会いに行ったんだよ。」「、、、はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!????????」

人里跡地に紅蓮鬼と恐れられた鬼の声が虚しく響いた。

 

   人里近く

 

「、、、この辺り、、、」

人里に向かう街道沿いの森の中を歩く人影頭には笠を被っており顔は見えないが背丈は小さくまだ子供のように見える。「姉様今会いに行く」

彼女の名前は夜兎、赤芽の師匠である刃の娘である。

赤芽と夜兎が出会うまで後少し。

 




本作をお読みいただき<(_ _)>ございます
苦労バランです。
はい、やっと刃の名前を出せたりコンガラ等が出せました。 そして最後刃とコンガラ夫婦の娘である夜兎ちゃんが出てきました。 因みに此処で書きますが、赤芽と夜兎は姉妹では有りません。何故夜兎が赤芽を姉様と呼ぶのかは後のお楽しみです。
では、次回もお楽しみに!

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