半冷半燃少女は幼馴染   作:セロリ畑

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 感想・評価ありがとうございます。
 前半はオリ主視点、後半は第三者視点です。


15:考察とお昼休憩/No.1とNo.2のお茶。

 出久たちとお昼ご飯を食べに行く途中、皆の騎馬戦が校内のモニターに映っていたので少し見学する。

 別行動すると思われた爆豪も、一瞬たりとも見逃さないと言わんばかりに視線を固定させていた。

 出久のノートの件といい、周りをよく見るようになっている。

 

 1000万という突出したポイントがない中、切島チームや常闇チームがかなりの奮闘を見せて上位に食い込んだ。

 B組も物間という男子や、以前教室前に来ていた鉄哲という男子が頑張っていたのだが、残り一分を切った辺りで例の普通科男子……心操に無防備な状態でポイントを獲られていた。

 相手の動きを止めていたように見えたが、身体能力に干渉するタイプの個性なのだろうか。

 

「かなり強いね、心操くん」

「出久、分かったの?」

「十中八九洗脳系だよ。多分身振りじゃなくて言葉で発動するタイプだね。音声が聞き取れないから確実にとは言えないけど、B組の物間くんや鉄哲くんは何かしら言葉でのアクションをしてから無防備になってる。答えた相手の身体の自由を奪う個性、が今のところ有力かな」

 

 つらつらと推論を述べる出久だが、内容はかなりのものだ。

 一緒に聞いていたお茶子が、顔を青くしながら口を押さえて声を搾り出す。

 

「そ、そんなん初見殺し過ぎるよ!?」

「うん、敵に対してもこれ程有用な個性もそう無いね。やり方次第では、立て籠り犯相手に無血開城すらさせられる」

「成る程なァ。()()()()()()()()()()()()()()()かもしれねぇってか」

「……そうだね」

 

 人相手なら無敵に近くとも、無機物のロボには無力な可能性が高い。

 入試内容が違えば、彼はヒーロー科だった可能性もあったのか。

 

「だとしてもあのモヤシみてえなガタイじゃあな。身体資本のヒーローにゃなれねぇよ」

「かっちゃんってば……そんな言い方」

「はっ! 個性無しでヒーロー目指して血ィ吐きながら鍛えてたテメェがあのモブを庇うのかよ」

 

 嘲笑う爆豪が発した言葉に、出久が固まる。

 

 いや、私も驚いた。

 だって、それはよく聞かなくても罵倒になっていない発言で。

 

「…………かっちゃんに褒められたー!!?」

「あ? …………褒めてねぇよ馬鹿にしとんだクソが!!!!」

「照れ隠し下手くそか!」

「黙っとけや丸顔ォ!! 半分女もウゼェ顔してんじゃねえ!!」

「まあまあまあ! 落ちついて!」

 

 吹き出した麗日や温かい視線を送っていた私に、詰め寄ろうとする爆豪を出久が制止する。

 なんだか、こんなやり取りが最近増えてきたように感じる。

 爆豪が馴染んできたなら、出久にとっては嬉しい事だ。

 

 

 そんな事をしているうちに騎馬戦が時間いっぱいになり、上位3チームが決まる。

 

 1位が切島チーム。切島、飯田、八百万、上鳴。

 2位が常闇チーム。常闇、芦戸、瀬呂、サポート科の発目という女子。

 3位が心操チーム。心操、尾白、青山、B組の庄田という男子。

 

 以上の12人が勝ち上がって、最終種目への進出を決めた。

 ここまで上がってきた誰もが油断出来ない相手ばかり。気合を入れていかないと。

 

 結果を見届けた私たちは改めて食堂に向かい、ランチラッシュの美味しいご飯を食べる。

 今日は蕎麦だけでは少し物足りないと思ったので、小さなカツ丼も付けた。

 出久もカツ丼を頼んでいたので、お揃い。

 こんな小さな事でも幸せを感じるのは、少し浮かれ過ぎているのかもしれない。

 

「……なんだろね爆豪君。最近凍夏ちゃんの考えがなんとなく分かるようになってしもたわ」

「知るかよ黙って食え」

「てかそれ赤すぎちゃう? 辛くないん?」

「辛くねえつか黙ってろっつったろが!!」

 

 お茶子が何か爆豪に話しかけて怒鳴られている。

 この子もなんだかんだと度胸がある。いや、ヒーロー科なのだから当たり前かもしれないけど。

 

 それより、爆豪が一緒にご飯食べてる方が驚きか。

 まあ私が聞いたところで、怒鳴り声しか返ってこないから聞かない。

 多分、下手に知らない人と近くに座るよりは良い的な感じだろうし。

 

 二人を横目にサクサクのカツをもぐもぐしていると、競技を終えた他のクラスメイトたちも食堂にやって来た。

 皆は私たちを見つけると、周りに寄ってきながら周辺に席を取り始めた。

 

 

「あれ? 1位グループまだご飯食べてんのか?」

「うん、皆の試合見てたからさっき食べ始めたところなんだ」

「成る程な、って爆豪も!?」

「あぁ!? 文句あんのかクソ髪!!」

「いや意外だったからさ! それと切島だよそろそろ覚えろ!! つかおめーの頭もそんな変わんねーからな!?」

「五十歩百歩……」

「もしくはドングリの背比べだな」

 

「お茶子ちゃんおめでとう。圧倒的だったわね」

「浮かしただけなんやけどね……けど上鳴君対策に役立てたよ!」

「本当に……麗日さんが居なければ多少は足止めになったかもしれませんのに……いえ、それ以前に私の判断ミスなのですけれども……」

「八百万、影背負ってる?」

「さっきからこの調子だよ。凍夏たちに何も出来ずに負けたのが堪えたみたい」

「てかやっぱり凍夏ちゃんクソ強いや! 手も足も出なかったよ!」

「私の酸で溶けないってどういう事なのさー!?」

「密度を上げたの。時間を掛ければ溶けたと思うよ」

「どれぐらい!?」

「…………たくさん?」

「タクサン!」

「凍夏ちゃんそういうとこあるよね」

 

 

 人数が増えて、賑やかになる私の周り。

 体育祭のお昼休憩って感じで、なんだか楽しい。

 

 出久を見れば、彼も楽しそうにしていて。

 私の望んでいた学校生活が実現した事を、素直に嬉しく思う。

 

 ふと、出久と視線が合った。

 

 きっと笑っていた私に、彼も笑い返してくれる。

 

 午後に向けて、改めて気合が入った一時だった。

 

 

 

―第三者視点―

 

 

 雄英体育祭の昼休憩で1-Aの生徒たちが食堂で談笑していた頃。

 轟炎司……ヒーロー名『エンデヴァー』は一人でスタジアム内の通路を歩いていた。

 身体に炎を纏っている彼は威圧感があるので、話しかけてくるものは殆ど居ない。

 十年前に比べれば性格はかなり穏やかになったのだが、対外的にはそこまで圧力が抜けきれていないのが原因だろう。

 とはいえ、この場所にはそれを気にしない者がいる。

 

「よっ、久しぶりだな! お茶しよ、エンデヴァー!」

 

 聞き慣れた、とは言っても日本に住んでいる者なら誰でも聞き慣れている声に振り向けば、そこにはNo.1ヒーローが居た。

 

「……オールマイトか、良いだろう」

「……えっ、いいの!?」

 

 誘ったにも関わらず驚くようなリアクションをするオールマイトに、エンデヴァーはついカッとなる。

 

「貴様が誘ったんだろうが!! 冗談なら去れ!!」

「いやいやいや! ちょっと驚いただけさ! 行こう!」

「……ちっ」

 

 慌てたように手を振り親指を立てるNo.1ヒーロー。

 お茶目さが目立つ態度に、真逆の性格のNo.2ヒーローは眉間に皺を寄せつつも、素直に従った。

 

 筋骨隆々な男二人が並んで歩く。

 しかもNo.1と2が揃っての進撃に、他の通行人は道を開けるしかない。

 一般開放されている施設ではゆっくり出来ないからと向かった応接室に、二人の巨漢は入っていった。

 

「君と顔を合わせるのは四年振りだっけな。超久し振り!」

「互いに忙しい身だ。貴様が雄英の教師にならねば今日会う事も無かっただろうさ」

「HAHAHA! ちょっと私も後輩の育成に取り掛かろうかと思ってね!」

「ほう……その話には興味がある、が、それよりも……さっさと化けの皮を剥がさんか」

「化けの皮って……いやまああながち間違ってないんだけどさ……」

 

 ポリポリと頬を掻くオールマイトは、ボフッと煙を出しながらトゥルーフォームへと戻る。

 限られた者しか知らないこの姿を、エンデヴァーは本人より聞かされていた。

 かつて見た姿より更に痩せたオールマイトに、彼は眉を寄せる。

 

「……もうそこまで肉が落ちたか」

「まあね……あんまり食べられなくなって暫くだから、エネルギーが足りなくて」

「高エネルギー食品なら流動食などでもあるだろう」

「あれはそんなに効果がなくてね……後、美味しくないから食べたくない」

「貴様は子供か!! そして俺の前でその気色悪い動作をするな!!」

「ごめん……」

 

 人差し指をつんつんするオールマイトに青筋を浮かべてから、エンデヴァーは深く溜め息を吐いてソファーに腰掛けた。

 元来の気質として合わない相手と理解していたので、そういうものだと割り切った形である。

 エンデヴァーはオールマイトの入れたお茶に手を付けつつ、対面に座った彼を見据えた。

 

「……それで、貴様が後継を育てる話だが」

「うん。活動時間が短くなって焦ってた所を根津校長に声を掛けてもらってね。隠居の準備をしながらゆっくりヒーローの卵たちの面倒を見ようかって思ってさ」

「今の活動限界はどれぐらいだ」

「……50分前後かな。この前のUSJ襲撃で無茶が加速してね」

「っ」

 

 目を見開いたエンデヴァーに、オールマイトはHAHAHAと笑う。

 骸骨のような見た目になろうと笑顔を絶やさない姿勢は、ヒーローとしてのエンデヴァーにも、一人の人間としての轟炎司にも理解出来ないもので。

 けれど、この男のように狂ったとも言える人間は少なからず存在している事を、()()()()()()()()()

 

「……貴様の現状は、次を育てる話には関係ない。置いておくぞ」

「ああ。君の教育が良いのは娘さん……凍夏少女を見ていればよく分かるからね。次代を育てるハウツーは私より上だ」

「当たり前だ! そもそも貴様は根本的に教師に向いておらんのだ!」

「グフッ!?」

 

 直球で教師への適性を否定されたオールマイトは、吐血しながら胸を押さえた。

 これで彼に面と向かって言ったのは四人目だったりする。

 

 ちなみに残りは警察の塚内、リカバリーガール、相澤の三人だ。

 

「見なくとも分かる。どうせ時代遅れの精神論、雄英の校訓を耳障りの良いタイミングで叫んだりしてるのだろう!?」

「ぐっ……!」

「落ち込んでいる人間に見当違いの言葉を掛けたり、壁を登る人間のやる気を削ぐ気遣いやプレッシャーを掛けるようなアドバイスをする。貴様はそういう男だ!」

「うぐぅ……!!」

 

 鬱憤を晴らすように言葉を畳み掛けるエンデヴァーに、心当たりのあるオールマイトはグサグサとやられていた。

 ある程度言えてスッキリしたのか、エンデヴァーは呆れたように声を漏らした。

 

「全く、よくそれで教師をやろうと思ったものだ」

「え、遠慮無しだね……聞きたいと言ったのは私だけどさ……」

「愛娘と愛弟子を預けているのだ。当然だろう」

「……へ? 愛弟子?」 

 

 キョトンとするオールマイトに、意外そうにしたエンデヴァー。

 

 

「なんだ、聞いていないのか? 緑谷出久の事だ」

 

 

 続いた何気ない発言に、三拍程置いて。

 

 

「えぇーーーっゴフゥ!!!??」

 

「叫びながら血を吐くな!!!!」

 

 

 応接室に、二人の男の声が響いた。

 

 

 

――暫くお待ち下さい――

 

 

 

「ご、ごめんごめん。落ち着いたよ」

「エチケット袋は常に持ち歩いておけ……」

 

 

 色々な意味で落ち着いたオールマイトは、頭を掻きながら謝罪を述べる。

 エンデヴァーが疲れた顔を更に歪めているのは、吐血処理を手伝った事と無関係ではなかった。

 

「いやぁ、しかしまさか緑谷少年の師匠がエンデヴァーだったとは……いや、そういえばさっき声援を送ってたね。道理でストイックに鍛え上げてる訳だ」

「出久は最近まで無個性だった。それでもヒーローになる気だったからな、生半可な鍛え方では意味がない……まあ、遅咲きの個性が出たのだが」

 

 最後は呟くように言ったエンデヴァーは表情こそ変わっていないが、声にどこか喜色を含んでいた。

 オールマイトもそれに気がつき、笑みを溢しながら言葉を紡ぐ。

 

「何だか今日は君の知らなかった一面をよく見る日だね。その変化は、緑谷少年の影響かな?」

「……さてな。しかし、やはり貴様は彼に目を付けていたか」

「へっ!? ななっ、何の事だい?」

 

 

「誤魔化す必要はない。あの子は……()()()()()()()()()()()()()のだ。そうなるのは確定的だった」

 

 

「……!」

 

 

 エンデヴァーの真っ直ぐな視線に、慌てていたオールマイトは一瞬で頭を冷やされ、姿勢を正して向き直る。

 

 

「オールマイト。自らの意志で社会の礎となり、悪を抑制する平和の象徴となった男よ。貴様は自身が底に秘めている狂気を自覚しているな」

「……ああ。私のこれが普通じゃない事は、とっくの昔に理解しているよ」

 

 

 人助けの為に必要以上に身体を酷使しているオールマイトは、エンデヴァーの鋭い視線から目を反らさずに頷いた。

 平和の為に自分を犠牲にしている等と考えてはいない。が、それは本人のみが思っている事だとも彼は分かっている。

 

 エンデヴァーはそれを指して、オールマイトへと訴え掛けているのだ。

 

 

「あの子の胸の奥に抱えるものも、間違いなく同質のそれだ。人を助けるのに必要とあらば躊躇なく自分の手足の一本や二本を捨てる事が出来る精神性……自己犠牲の極致と表現すればまだ聞こえは良いが、言い換えれば自損への躊躇いが無いとも言える」

「…………確かに、緑谷少年にもそんな部分があるね」

 

 

 冷静に考えれば、出久の力の使い方は異端だ。

 個性把握テストでは除籍がかかっていたとはいえ、指一本を犠牲にボール投げを実行しており。

 USJではコントロール内の力では通用しないと分かれば、即座に片腕を捨ててでも敵を倒そうと判断した。

 

 言葉にすれば簡単だが、使えば自壊すると解っている力を、必要に駆られたからといって使用出来る人間がどれ程いることか。

 

 

「緑谷出久は個性(ちから)を得た。それをヒーローになる為に、人を助ける為にどんどん使っていく。幸いコントロールが効き始めているようだし、鍛えた地力と噛み合うようになれば、そこらの有象無象のプロヒーローより余程強くなっているだろう」

「まあ、そうだね」

「だが、先の襲撃のような事態が起これば、誰かを助ける為に進んで前に出る……例え貴様が苦戦したという化物が相手だとしてもだ」

 

 

 そこまで言ったエンデヴァーは、一層眼光を強くする。

 

 

「故にオールマイトよ。出久には自分を大切にするようにしかと言い聞かせろ。俺も常日頃より言い聞かせてはいるが、最たる憧れの貴様からの言葉ならば、胸の奥にまで響くだろう」

「……ああ、そうだね」

「貴様の全てを守ろうとする背中に憧れたあの子に、間違っても同じ道を歩ませようとさせるなよ」

「勿論だとも……私のような、自分を心配する人たちを省みない人間には、絶対にしないさ」

 

 

 しっかりと肯定したオールマイトに、エンデヴァーは腕を組んでフンと鼻を鳴らした。

 

「分かっているならばいい。そもそも彼には凍夏が居るのだ。娘はそんな道には目を向ける事すら許さんよ」

「ははは、傍で支えてくれる子が居るなら安心だ」

 

 親馬鹿な言葉に苦笑するオールマイト。

 彼には、肩を並べて戦えた人が居なかった。

 

 他のヒーローたちとも。

 No.2ヒーロー(エンデヴァー)とも。

 先生(グラントリノ)相棒(ナイトアイ)とも。

 

 圧倒的な強さを持つオールマイトと並ぶには、誰も彼も実力が足りなかった。

 

 

 けれど、出久には共に過ごし、遊び、鍛えてきた幼馴染が居る。

 

 時には肩を並べて。

 

 時には背を預けて。

 

 時には前を任せられる。

 

 

 オールマイトには居なかった最高のパートナー、轟凍夏が緑谷出久には居るのだから。

 

 

 彼女は決して出久を独りにはしない。

 

 お互いを助け合える二人が、最高のヒーローになる未来。

 

 彼らの周りには、同じく最高のヒーローになった友人たちも居るだろう。

 

 

「あの子が居るなら、緑谷少年は大丈夫だね」

「当たり前だ、俺の娘だぞ」

 

 

 オールマイトもエンデヴァーも、そう遠くないうちに実現しそうな光景を想像して小さく笑った。

 

 

 

 

「それとだ。出久は俺の一番弟子だからな。どれだけ気に入ろうと、貴様は二番目以降の師でしかないと覚えておけ」

「はいはい……全く、凍夏少女と似たような事を言うね」

「む、そうか……」

「おぉ、凄い嬉しそうな顔してる」

「ニヤニヤするな、気持ち悪い」

「言葉が辛辣過ぎるよ!? あ、それとさ、凍夏少女にトゥルーフォームの事バレちゃったんだよね」

「だろうな。教師になった時点で隠し通せる訳がない。その姿の貴様は大根役者にも程がある」

「ちょっ、そんなに酷いかい!?」

「元より隠し事が下手くその分際でほざきよるわ。他の生徒にバレるのも時間の問題だ」

「そ、そこまでじゃないよ……多分」

 

 

 




 
 ある意味で、エンデヴァーの株回復回。
 原作と違いエンデヴァーはオールマイトにそこまで当たりが強くないです。
 今作では出久くんのお陰でそれなりに丸くなりました。けどオールマイト越えは諦めてない感じの。
 作者的には、個人の戦闘力と人気(カリスマ)以外でオールマイトがエンデヴァーに勝ってる所って無いんじゃ……と思う事がちらほら。

 オリ主と出久くんの関係は本人たちに任せてる感じの親馬鹿パパ。
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